出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

天城越え~伊豆半島ツーリング【1】

 

 

 

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【第一章】芦、椿、桜

 

 

2016年2月27日。

 

 

9時42分に自宅発。

バイク乗りであればもう少し早いうちに家を出るべきなんでしょうけれど、起きてゆっくり朝ごはんを食べているとこの時間になってしまうのです。

 

 

 

さて、今回の行先は伊豆半島

まだまだ極寒の2月ですが、家でじっとしているのも我慢ならんので1泊の旅に出ることに。

寒さや路面状況(雪・凍結)からバイクには圧倒的不向きなこの時期。行先は必然と限られてくる。

 

一泊で雪のないところに走りに行くとなれば、まあ海に出るしかないわけで。

となると都内からであれば千葉・神奈川・静岡あたりが選択肢。

神奈川は混みそうなところばかりですし千葉はついこの間一周してきたので、静岡に決定。

その中でも関東にほど近くツーリング先としても比較的メジャーな伊豆をチョイスした次第です。

 

冒頭から文字ばかりですが、なぜかというと序盤の移動だけの部分ではほとんど写真を撮っていないからです。

 

 

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自宅から中央道や圏央道、そして小田原厚木自動車道を乗り継いで、とりあえず小田原まで。

ここまでで既に2時間と少しが経過している。

 

 

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ターンパイクの入り口までやって来ました。

写真付きでターンパイクのことをツイートすると公式にRTされることがこの時分かりました。

 

 

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入り口手前のトイレに掲示された二輪死亡事故のお知らせ。

ところで、法面(のりめん)をここ最近になってようやく読めるようになったのはここだけの秘密ですよ。

 

 

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それでは今回の第一通過ポイントであるMAZDAターンパイク箱根』を走破して参ります。

 

 

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料金所を抜けた先の景色。

ここから先、駐停車することはできないので道中の写真はありません。

 

ターンパイク自体は言わずと知れた箱根の有名ルート(と僕は思っている)ですが、ぶっちゃけ特筆するほどの絶景が道中にあるわけではないよな……というのが正直なところ。

見通しのいいスポットはいくつか存在するのですが、ズバッと視界が開けてうひょおおおおとなるポイントはさほどありません。

いや単に僕が見逃しているだけかもしれませんが。

 

ただ、箱根側の始点にあるスカイラウンジは良い眺めですし、そもそも走る道としては交通量も少なくかなり気持ちのいい道です。

春になれば桜のトンネルなんかも有名。

 

 

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ということでスカイラウンジの駐車場から。

2月だけに殺風景である……。

 

 

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スカイラウンジは大観山という山の頂上にありまして、芦ノ湖と富士山の絶景が拝める……はずだったのですが……見事にガスっている……。

 

 

 

ターンパイクもそこそこに、お次は椿ラインを湯河原側へ。

ここまではゆるっと上り続けてきましたが、この先はバリバリの下りです。

 

 

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ぐりんぐりんのワインディングの途中に、自転車やライダーがちらほら休憩しているバス停を発見。

……みんな複数人で連れ立って来ている人だった……ぼっちの肩身がやや狭い……

 

 

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だが見晴らしはたしかに良い。

 

 

椿ラインは途中まで完全な2車線道路なのですが、途中にはなかなかの細さな道も。

半年前に来ていたらうまく曲がりきれずにアウトコース突っ込んでいた自信があります。

 

 

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頭文字Dばりのワインディング。

というかアーケードゲームでも普通にコースとして存在していた気がする椿ライン。

 

うねうねな道にテンションが上がりますが、今回の目的である半島部分のいまだつけ根にいるので先を急ぎます。椿ラインの上りを走ってみたかったけれどここは我慢。

 

 

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あっという間に湯河原へ。

山を下って、ちょうど海沿いにぶち当たったところです。正面が海。

ここを右に曲がり熱海方面へ。

この辺りはわりと見覚えのある道である。

 

 

湯河原の市街地と熱海をあっけなく通過し、その先へ。

どれくらいあっけないかというと、写真を一枚も取らずに通過してしまったくらいにはあっけなかったです。

 

 

熱海まではバイクどころか自転車で来た事がありますが、ここから先が僕にとっては未知のエリアとなります。

 

 

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熱海を抜けると網代に到着。

どうでもいいけど網代って絶対に一発では読めませんよね。

……あじろです。なんだよあじろって。

天気予報でわりと見る地名ですが、高校生くらいまではナチュラルに脳内読みが「つなしろ」でした。

でもなんか明らかにそれじゃなさそう感は間違えながらも感じていたので、脳内読みに留めて声には発さないよう努めていました。

 

 

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伊東に差し掛かったあたりで、なんだか唐突に南国感をかもしてきた。

 

そしてこの伊東市街を抜けると交通量は一気に減ってゆく。

同時に失われていく国道の国道らしさ。

 

 

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信号待ちという概念から解き放たれていくのもこの辺りからでした。

 

 

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山は山で魅力があるけれど、海沿いの道というのは景色がころころ変わっていくからやはり楽しい。

 

 

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そして河津に到着。

看板にも書いてある通り、河津で有名なのはやはり地名を冠した河津桜

 

 

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この時まだ2月。

ソメイヨシノの花期はまだまだ先だったので完全にノーマークでした。

だいぶ早くに咲くんですなあ。

 

 

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尾ヶ崎ウィングとかいう展望施設にて。

展望はいいんだけれど、展望台と自販機とトイレがあるだけです。

あるだけでも十分か。

 

 

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16時を過ぎて夕方っぽくなってきた頃に、ようやく下田に到着。

後になって分かったことですが、この交差点が下田でも一番栄えている場所みたいですね。

 

 

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誰だてめえ。

 

 

今日はここの近く(といってもここから20分近く走る)に宿を取っていますが、下田は伊豆の東海岸に位置します。

ということは夕日を見たとしても海には沈んでいかないわけで。

 

やはり海沿いなら海に沈む太陽を見たいので、ここから日没までに西側へと向かいます。

 

 

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日没に間に合うべく先を急いでいるはずなのですが、なぜかここからちょいちょい止まっては写真を撮る頻度が増えている。

 

 

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道路や沿道に生活感が無くなってくると道が楽しくなってくる。

半島まるごと溶岩なだけあって海岸線はごつごつ&絶壁が多いです。

その結果、海沿いの景色は見ていて飽きない。

 

 

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この画が撮れる時点で「海に沈む夕日」が拝めることは確定しているのですが、せっかくなので有名な展望台まで走らせます。

 

 

 

【第一章】箱根→伊東編 ~終~