金曜夜に竹芝桟橋から東海汽船の橘丸に乗った一行。いよいよ今日から御蔵島へ上陸です。
(4:54)
一夜明けきっていませんが三宅島からおはようございます。
東海汽船 橘丸
(4:58)
早朝5時、最初の寄港地である三宅島の錆ヶ浜港に到着しましたってめっちゃ雨降っとるやないかーーーーーい。
(4:57)
それはさておき日の出前から元気な友人Iを見てくれ。
(6:09)
前日まで見ていた天気予報ではなんとか持ちこたえて曇りになるような雰囲気だったので、日が昇ればどうにかなるかなと思います。思っていました、この時は。
御蔵島港
(6:15)
あっさり御蔵島港に接岸してくれました。東海汽船さんありがとう。
(6:17)
離岸して八丈島へと向かう船を見送ってから、桟橋を歩いていきましょう。
(6:19)
桟橋から島内へと向かう初手から断崖絶壁&上り坂という過酷な地形が待ち構えているところにワクワクを禁じ得ません。
(6:21)
特にあの超巨大すべり台はいったい何なんだろう。
十中八九は水を逃がす水路なのですが、いま見る限りではチョロチョロしか流れていません。状況次第ではあそこをダバダバと滝のように落ちていくんでしょうか。
(6:25)
港の待合所にて。
港から宿まで集落の散策がてら歩いて向かうつもりが、迎えのない我々を見た島の方が声を掛けてくださり、宿からのお迎えの車を呼んでいただけました。
(6:27)
それにしても一向に雨が止む気配がないのですが。
(6:55)
(8:29)※後で撮影
我々が予約している宿は村営の御蔵荘さん。車の送迎で朝一からいきなりその日の宿に到着した我々ですが、活動開始まではロビーで休ませてもらえました。我々は午後からハイキングツアーを予約しているので、それまではこのロビーを拠点にしつつ集落内を楽しみましょう。
村落散策
(7:11)
昨晩竹芝のコンビニで買っておいた朝食をもそもそと食べたら、早速散歩スタート。宿を出てすぐのこの景色で、集落の半分くらいは見えているといっても過言ではない。
(7:31)
観光資料館の前にあった案内板が一番実態に即した道路の状況と形を表しています。
何度かに分けて同じところを行ったり来たりしているので、時系列を無視してぱらぱらとご紹介していきます。
(7:15)
たぶん地元の子らはあまり活用していないであろう公園。
(7:17)
なぜここにあるのか、なぜ中が草木でみっちりになっているのかもよく分からない電話ボックス。道を挟んで斜向かいには現役の電話ボックスがあります。
(7:18)
保育園の園庭がナチュラルに通路(道路?)になっていました。
(8:21)
保育園の先には体育館やBarの入った開発総合センターの建物がありました。
(7:18)
同じく保育園の先(というか隣)には、良い雰囲気の神社(稲根神社)もあります。
(7:19)
(7:25)
鳥居の横には米国商船バイキング号の記念碑と実物の錨。黒船来航から10年後の1863年に御蔵島沿岸に座礁し、当時の島民が島民数よりも多い船員たちを救助・保護した出来事を記念しているそうです。
(7:34)
昔ながらの玉石の階段が今でも集落に一部残る……けれども並びが綺麗すぎますねこれ。
(7:35)
ゾウ遺跡という場所があったので行ってみたのですが、案内板が立っているだけでどの辺がどんな感じで遺跡なのか全く分かりませんでした。
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これが村営のバンガローの一帯。工事中でした。
(8:06)
いい心構えだ。
(9:39)
こちらが御蔵島たったひとつの郵便局。後ほどご紹介するお土産屋さんで絵葉書を買い、実家や自宅に向けて絵葉書を送りました。風景印の捺されたはがきが自分の帰宅後に追いかけるように到着するので楽しいです。
(8:13)
(10:14)
ポストはイルカ仕様です。
(10:18)
建物がとてもきれいな観光資料館。観光協会もこの中に入っていますが、オフシーズンの週末は開いていないので滞在中にお世話になることはありませんでした。
(7:40)
朝一は車で港から宿まで送っていただきましたが、改めて港の方へ散歩しに行きます。ここは最後の高台にある「イルカの見える丘」。
(7:44)
イルカは観ませんでしたが漁港が見えました。
(7:46)
この坂を下ると港に着きます。
(7:52)
朝一もお世話になった待合所の建物。待合所や券売所などの機能はすべて2階に上げられているのですが、もしかしてこれは津波対策だろうか。
(7:54)
下ってきた坂を見上げたところ。長い。一息に駆け上がれる自信は、無い。
(11:49)
御蔵島のメインの道路は都道223号、通称は御蔵島環状線といいますが、環状にはなっておらず起点はこの港になっています。終点は島の南東部にある南郷地区という御蔵島第二の集落。ですが現在の南郷地区に人は住んでいません。
上の写真の標示では、都道を示しているであろう太線が島の西側にも少しだけ伸びて残りが林道になっているのが見て取れます。どうして都道が盲腸的に伸ばされているのかと思いきや、この端点までは村営住宅はじめ住居があるからでした。
それはさておき、集落から見て港とは反対側、御蔵荘から都道を東へ向かった先にはいくつかの公共施設が立ち並ぶエリアが広がっています。
(11:44)
こちらは小中学校。壁には小学校・中学校両方の校章が掲げられています。
(11:44)
小中学校のすぐお隣の村役場。総じて島の役場は島内で一番頑丈そうな建物です。
(11:44)
役場から道を挟んで向かいの海側にあるだだっ広いスペースがヘリポートです。
(11:14)
集落を歩いていた時、八丈島からやって来た便が島に到着するのを見かけました。
(8:12)
ふくまる商店さん。島のお土産ならここがおすすめです。
(11:10)
Tシャツやパーカーをはじめとしたお土産のほか、食事も扱っています。ご時世柄イートインは不可能でテイクアウトのみ。事前に電話を入れて注文し、出来上がりのタイミングに来店して支払い&受け取りしました。
(11:22)
二人でそれぞれお好み焼きとカルボナーラをお持ち帰り。宿のロビーでいただきました。
ところで、午後からはガイドさんに案内していただきながら島内ハイキングの予定でしたが、
(10:36)
上陸時から続く雨が止むどころか本降りなんですが????
実は何度か集落を出歩く合間に、午後にハイキングを予約していたガイドさんから電話がありました。ガイドさんの話を要約すると、
「これだけの雨量だと今すぐ雨が止んでも午後に山へ入るのは無理」
……ということで、御蔵島初日はなんにもしないをする日となりました。
えー御蔵島からですが、雨天により山には入れないとのことで本日ヒマヒマ星人が2名誕生しました。 pic.twitter.com/TgPtt5wIjf
— 奇行太朗 (@kiko_taro) December 5, 2020
集落内もひととおり歩きつくし、雨は相変わらず止まず、やる事はもう無くなったので宿のロビーでゆったりと時間を過ごしました。
Q. 御蔵島はどんなところ?
— 奇行太朗 (@kiko_taro) December 5, 2020
A. フリーWiFiが速い。 pic.twitter.com/XgpWd0n2BE
島のフリーWifiが優秀だったので遊びも捗ります。 アニメを見たり、switchのアソビ大全で勝負したりしつつ宿のチェックイン時間を待ちました。
御蔵荘
島到着時からロビーの一角をさんざん占拠し続けた御蔵荘さんですが、ここでようやくお部屋に上がります。
(14:22)
(14:22)
思ったより綺麗です。ベッドなこともあって地方非チェーン系ビジホ感がすごい。
(14:29)
ちなみにオーシャンビューです。港はギリギリ見えませんがやって来る船は見えます。
IPPONと二コツーフォトコン2画面してる pic.twitter.com/alHWVasYIP
— 奇行太朗 (@kiko_taro) December 5, 2020
部屋に入ったところで、やっている事が大して変わらない。こうして夕飯時を迎えました。
(17:53)
夕飯は宿の食堂でいただきます。怒涛の御蔵産ラッシュ。
(17:55)
思っていた以上にお洒落な感じが出てきました。そして美味しい。魚が、美味しい。
(18:22)
ということで、アクティビティを一切できていない不完全燃焼を補って余りある満足度のごはんでした。
夕食を終えて見たいネット生配信を見終えたところで、外に出て星を眺めることに。雨は夕方には上がっていました。
(22:29)
(22:34)
海の向こうに見える光のある島は三宅島です。
(22:40)
ヘリポートのあたりへ行ったら意外と明るかったのですが、肉眼であればしっかりと星空が見えました。
(22:44)
(22:49)
そんなこんなで、初日は大きな目玉(というか観光)もなく終了でした。