2020年12月4日。
(20:40)
JR浜松町駅から竹芝客船ターミナルに向かって歩いています。2020年最後の島旅です。
この歩道には伊豆・小笠原各島のシルエットをかたどったパネルが足元に並んでいるのですが、
(20:39)
今回の行先はこちら、水と緑の御蔵島です。
竹芝客船ターミナル
(20:49)
東京島しょ部の玄関口、竹芝に到着しました。東海汽船の窓口で、予約していた乗船券を発行します。
(20:46)
地域共通クーポンゲットだぜ。
(20:54)
ターミナルの売店に、クーポンちょうど一枚分(1000円)のお菓子セットが売っていました。準備がよろしいことで。
ちなみに今回は島旅準レギュラーの友人Iと2人旅になります。集合後時間があったので、ターミナルそばのすき家で夕飯に牛丼を食べました。
(22:00)
こちらは2020年6月に就航したばかりの3代目さるびあ丸。主に大島~神津島航路を担うこの船は、予定通り22時に竹芝を出航。
(22:01)
そしてこちらが我々の乗船する橘丸。主に三宅島~八丈島航路を担います。
(22:30)
定刻通り22:30に出航。
(22:33)
(22:38)
出航は外部甲板で見届けましたが、レインボーブリッジを越えたあたりで船内に戻りました。それなりの準備をしたとはいえ、12月の夜の船上はそれなりに寒いです。
(22:42)
乗船前に時間があったので夕食は陸で済ませてしまいましたが、船内にはレストランもあります。食事の時間帯にだけ営業しています。
(22:42)
共有スペースには給湯器もあるので、食事を持ち込んだ時にも安心です。
(22:42)
(22:44)
自販機は飲み物のほか、カップ麺、アメニティ類、橘丸グッズを取り揃えています。
(22:51)
我々は今晩のおやつと翌朝ごはんを買い込んでの乗船しているので、それで下船まで持たせます。
(22:20)
ところで、今回の客室も恒例の特一等船室です。定員4人のため、2名利用の場合は「混雑時は他の客と相席の可能性」が条件となるのですが、シーズンを外したタイミングで相席となった事は今のところありません。
(22:20)
特一等船室ならシャワーブースやトイレ、洗面台、電気ケトルも部屋の中に。スリッパ、浴衣、バスタオル、アメニティセット(ハンドタオル、歯ブラシ、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー)も人数分揃っているので、およそ湯船の無いビジネスホテルといった具合。
複数人で行って夜な夜な話し込みたいのであれば、こうして個室を押さえるのが手っ取り早いです。ただ、翌朝は早いのでそこそこに。
(22:41)
御蔵島は条件付きでの就航です。条件付きというのは「とりあえず行ってみるけど海況次第では接岸できないから覚悟してね。キャンセル料無しで取消もできるよ」の状態です。こう聞くとおっかないですが、御蔵島は条件付きが日常。状況次第では予定通りの行程で往復が叶わない覚悟は多少なりと必要です。
御蔵島への行き方(計画・予約)
そんな御蔵島へ行くにあたって、計画や予約をどうしたかについて記録しておきたいと思います。純粋に旅行記だけを読みたい方は、すべて飛ばしても全く問題ありません。
【計画表】
12/4(金)
22:30 東海汽船 橘丸乗船
12/5(土)
06:00 御蔵島
PM ハイキングツアー
御蔵島 泊
12/6(日)
AM ハイキングツアー
15:35 御蔵島ヘリポート 東京愛らんどシャトル22便(ヘリコプター)
16:00 八丈島空港 着陸
17:30 八丈島空港 ANA1896便
18:30 羽田空港 着陸
【御蔵島のアクセス】
・東海汽船(大型客船)
最も一般的であり、本土から直行で往復できる唯一の手段です。
ただし御蔵島は伊豆諸島でも屈指の就航率の悪さであり、先述の通り条件付き運航が日常茶飯事。行こうと思ったが行けない、行ったはいいが帰れないリスクはある程度覚悟する必要があります。搭乗日2ヶ月前の同日から予約可能。
・東京愛らんどシャトル(ヘリコプター)
船の就航率の低い島を救済するアクセス手段として活躍します。国内唯一のヘリコミューター路線。
おおむね船より就航率が高いものの、絶対ではありません。1機の定員がたった9名なので、予約は注意が必要です。搭乗日1ヶ月の前同日から予約可能。
愛らんどシャトルに本土便は無く、御蔵島から行けるのは八丈島、三宅島、大島(三宅島経由)の3島。本土へ帰るためにはそれらの島からANA、新中央航空、東海汽船を利用します。
【念頭事項】
・ドルフィンスイム(イルカウォッチング)は無し
御蔵島を知っている方なら主な目玉としてドルフィンスイム(=イルカウォッチング。シュノーケリング等で野生のイルカと一緒に泳ぐ)を挙げる人が多いはず。ドルフィンスイムが夏季(4月~11月中旬)の主要な観光要素であることは間違いありませんが、人気のあまり宿の手配で苦労する時期でもあります。興味はあるものの第一目標は「御蔵島に上陸すること」だったので、思い切ってオフシーズンの訪問としました。
・金夜発・日曜帰宅
つまり普通の週末で行ってみようという訳です。もちろん、場合によっては天候などで予定通りに行けなくなるor帰れなくなるリスクは覚悟の上ですが、極力その可能性を潰して行きました。
【宿泊】
御蔵島は人口たったの300人の島なので、宿泊施設も多くありません。イルカウォッチングのオンシーズンは特に予約が熾烈で、抽選が行われています。就航率の低さと並んで、あるいはそれ以上に御蔵島への往訪を困難にさせているのは宿泊のキャパです。
打って変わってオフシーズンはそこまでシビアではないと思われますが、いずれにしても早めに計画を進め、予約開始日には動き出せることが理想でしょう。
予約開始時期や予約方法は宿によって異なりますので、御蔵島観光案内所のWebから各宿のサイトに飛んで、事前に確認しておきましょう。
【観光】
島内集落の散策を除いて、基本的に観光はすべて予約が必要と考えましょう。
イルカウォッチング⇒宿を窓口に予約できます(オンシーズンのみ)。
島内トレッキング⇒ほぼすべてのコースにはガイドが必須なので事前に予約しましょう。観光案内所に電話をすればコースの相談やガイドの紹介をしてくれます。
では、次回よりいよいよ御蔵島へ上陸です。