おはようございます。九州を北西方向へ移動中です。僕でなく台風が。いつ出ようこれ。 pic.twitter.com/uYv7OLYbGk
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 14, 2018
阿蘇(ミルクロード)
(9:35)
阿蘇からおはようございます。朝、2時間ほど宿で待機して台風の残党を見送り、それから阿蘇へ向かいました。
ミルクロードへ来ています。が、ミルクロードでろくに写真を撮っていません。というのも、上の写真のちょっと前までは
(9:23)
こんな状況だったからです。止まっているとギリ降ってないなという感じなのに、走り出すと「降ってるじゃん!!!」ってなるあのレベルです。身体の前面だけ濡れて、駐車場では車から出てきた人たちに「えっなにあの人」って見られる感じです。
阿蘇(大観峰)
(10:02)
駐車場から展望台へ至る道。大観峰まで来ると雨は上がっていたので一安心です。
(10:04)
阿蘇の市街を見下ろす。外縁部の雲のわりにはカルデラ内部はしっかりと見渡せました。広い景色を見渡すなら北海道でもままある体験ではありますが、カルデラという特有の地形を一箇所から見て取れるこの場所はわりと好きです。しかもその山に囲まれたカルデラ内部に思いっきり街がひとつあるというスケール感。
(10:07)
(10:10)
阿蘇(草千里ヶ浜)
大観峰あたりは2016年、熊本大地震の直後に行った九州一周でも来ていたのですが、阿蘇山や草千里は来ていませんでした。
(11:07)
(11:07)
(11:12)
草原じゃああああああああああああああ
草千里展望所からの景色でした。草千里駐車場の方は降りて回る気もなく駐車料金も有料なようだったので飛ばしてしまいました。
阿蘇山火口
(11:18)
草千里を通る阿蘇パノラマラインを逸れて、阿蘇山公園道路へ。自走して行く人はロープウェイの建物の右を抜けます。
(11:18)
通行料は往復200円です。絶景がスタートするところに料金所があってなんとももどかしい配置。
(11:21)
長さはそんなにありませんが、開けた道をぐいぐい登ります。斜度すごいです。
(11:24)
てっぺんの駐車場に着きました。見るからに荒地感が出てきました。
(11:25)
火山ガスの警報装置。2016年に火山活動が活発になって、この一帯はしばらく立ち入りが制限されていました。
(11:27)
通路の真ん中にぶっ刺さっているこれがその時の火山弾。おそろしい。
(11:26)
あたりにはシェルターがいくつも設置されていましたが、アレが降ってきた日にはひとたまりもなさそうです。
(11:28)
(11:30)
これが火口です。水蒸気が出っぱなしなので火口そのものはよく見えません。風向き次第では一帯の視界はゼロになりそうです。
(11:35)
かつては散策路になっていたと思われる部分は立ち入り禁止になっていました。
(11:38)
ひるがえって来た道のほうを見てみましょう。ロープウェイの柱の向こうには烏帽子岳。このロープウェイですが、2016年の熊本地震と同年の噴火活動により被害を受けて以来運休、そして2018年秋には運行再開の断念と遺構の撤去が決まったようです。
(11:39)
この阿蘇火口から見る烏帽子岳がものすごく格好いいのでお勧めです。
(12:12)
(12:12)
国道を使って阿蘇山をぐるりと反時計回りに走り、阿蘇エリアを後にしました。
豊後森機関庫
(14:36)
阿蘇から2時間以上を掛けてやって来たのは、大分県の豊後森駅です。ここには豊後森機関庫という大規模な機関庫と補給拠点がありました。現在はその遺構が近代化産業遺産に認定され、国の登録有形文化財にもなっています。
そしてこの豊後森機関庫は、「ラブライブ!サンシャイン!!」のアイドルユニットAqoursの3rdシングル「HAPPY PARTY TRAIN」PVのモデル地にもなっているのです。
センターは松浦果南(CV:諏訪ななか)。推しです。今となってはこの曲が好きになったのと諏訪さんを好きになったのとどちらが先か分かりませんが、好きなことは間違いありません。
(14:36)
(14:37)
機関庫は現在の豊後森駅からちょっと歩きます。駅を出たら前の通りを右に進みます。
(14:42)
150メートルくらい進むと右手に踏切が見えてきます。その踏切の先が豊後森機関庫です。
(14:42)
(14:43)
完全にAqoursの聖地巡礼要素として知りやってきた身ですが、見た瞬間には震えました。
(14:47)
(14:47)
(14:56)
(14:49)
扇形という機能美と、廃止から半世紀近くという時の経過をあらわにしながら現在まで残る姿、そして推しの聖地というトリプルパンチで完全に見入っていました。
(15:15)
線路とは反対方向の県道側に回ると、扇状の機関庫の弧の部分が遠目に見えます。何かのついでに寄るにはちょっと離れている場所ですが、興味のある方はぜひ。
ちなみに、聖地巡礼要素はわりと薄めです。
(15:15)
豊後森機関庫ミュージアム(行ってない)の感想ノートが巡礼ノート化しているらしいのと、街ではスポーツショップが軽く展示をやっている程度です。
(15:15)
同曲が表題曲だったライブツアーからもそこそこ時間が経った今、これ以上そういった要素が増えることは無さそうだなあという感じです。
【バイク駐車場情報 豊後森機関庫】
豊後森駅前にコインパーキングがありますが、バイクなら駅前の無料駐輪スペースに置いておくことができると思います。
やまなみハイウェイ
(16:27)
クライマックス部分の長者原で写真を撮っているだけで、他写真はほとんど残っていませんでした。基本的には丘陵と森林を抜ける快走路で、牧場に差し掛かると時々視界が開けたりします。
(16:41)
余談ですが、長者原を抜けてしばらくしたところでバイクの総走行距離が44444kmになりました。
(16:41)
たしかに、ガードレールをぶち抜けば死へまっしぐらな感じの場所でした。
トトロバス停
佐伯市内の国道326号を逸れて少し行ったところにそいつはいました。
(18:16)
「ととろ」は今も実在する地名、そして実名したバス停の名前だったそうです。かつては路線バスの停留所だったものの現在では路線廃止となり市のコミュニティバスだけが走っている状態。ですが当時のバス停標識を残したまま観光地化しているようです。
(18:18)
バス停よりも100mほど西に行ったところ、川の向こうに猫バスを発見。
(18:19)
せっかくなので猫バスに乗車してきました。居心地はあまり良くなかったです。
(18:20)
人もいなければ売っているものも無い、ととろ無人販売所。トトロ売ってそうな表記にしたのは意図的な気がします。
バス停に着いた時点でわずかながら霧雨が降っていたのですが、その後南下し続けていると本降りの雨に遭いました。その日の宿までは直線で10㎞ちょっとだったので、カッパも着ずに(荷物だけはレインカバーを装備)走ったのですが、かなりの大雨かつ痛いくらいの大粒だったので、見事すっかり濡れました。
宿に着くと雨はほぼ止んでいたものの、しばらくするとまた大雨が。またというか、さっき通り抜けてきた雨雲が追いついてきただけのようでした。
(19:07)
本日の宿は「HOTEL AZ 宮崎延岡店」。安定のAZクオリティです。延岡市街の北の外れにあるので、北から来ると山道のトンネルを抜けた先に突然現れます。最近できた店舗のようで、全体的に新しい建物のにおいがしました。
(19:42)
市街より外れた場所にあるので周りにはコンビニなど一切ないのですが、ホテル内でカフェ兼レストランが営業しているのでそこで夕飯。ZIMAN鍋というリーズナブルな鍋セット(ごはん・おにぎりおかわり自由)です。雨でずぶ濡れになって8月らしからぬ身体の冷え具合だったので、ホテルの中で鍋が食べられるのは非常に助かりました。
こういう無茶な行程をしても、宿にさえ着けば立て直しがしやすいからビジホ泊ツーリングはやめられないのです。
5日目(8/15)走行距離…345km