おはようございます。今日が最終日です。まだ佐渡にいますが、今日中に神奈川の自宅まで帰りますよ。朝食後に3泊分の料金を支払い、久々にすべての荷物を積載して今日の観光に出発です。
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【8/9】 直江津港~小木港~佐渡歴史伝説館~真野御陵~佐渡金山~大佐渡スカイライン
【8/10】 金北山~トキの森公園~けものフレンズコラボスタンプラリー~ドンデン線
【8/11】 北沢浮遊選鉱場~佐渡奉行所~大野亀~二ツ亀~大佐渡石名天然杉~岩首昇竜棚田~北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ
⇒【8/12】 矢島体験交流館(たらい船)~宿根木~小木港~直江津港~春日山城~帰宅
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矢島体験交流館(たらい船)
(8:03)
朝食は撮り忘れていたので写真はいきなり観光地から。8時のオープンを狙ってたらい船に乗りに来ました。日中になってくるとそこそこ盛況になって、ぼっちで並ぶのは若干しんどいものがあるからです。
(8:12)
おひとり様500円。お姉さんと狭いたらいの中たった二人きりですドキドキ。客は最大3人くらいまで乗れるようです。
(8:06)
たらい船の起源は、海女さんらがワカメや貝類の漁場までの移動に使っていた乗り物。ここで使用されるたらいは外側をFRPコーティングされている現代仕様です。中央には四角いのぞき窓があり、わずかながら海中を見ることができます。あまり見ませんでした。
(8:13)
湾内の見える範囲の200mくらいをぐるっと回って返ってくるコースです。たらいは櫂一本のわりに意外と速度が出せることが分かりました。ゆっくり歩いてる程度のスピードはあった気がします。独特のぷかぷか浮いている感じは若干心もとないですが、船頭さんは立って乗っているしわりと安定しています。
宿根木の街並み
千石船展示館という施設の広大な駐車場にバイクを止め、展示館に入ろうとしたものの入館料(500円)を天秤にかけて断念。宿根木の街並みを歩いて回ることにします。
(8:28)
通りがかりの郵便局のポストに蛙が挟まっていました。見つかっちった。
(8:31)
斜面に囲まれた低地にきゅっと肩を寄せ合っているのが宿根木の集落。この中に飛び込んでねりねり歩きます。
(8:35)
(8:37)
(8:38)
(8:39)
(8:39)
(8:40)
(8:44)
(8:45)
(8:54)
(8:41)
細い路地に趣きのある建物たち。これはえらく気に入りました。
(8:49)
街の中には建物の内部を公開している場所が何軒かあります。建物によって値段が違うようですが、300円のところを1軒だけ入ってみました。
(8:50)
(8:52)
こちらもいい雰囲気でした。千石船展示館の500円はケチったのにここの300円は躊躇しなかったの、自分でもよく分かりません。
ちなみに駐車場ですが、千石船展示館は集落から若干離れているため、最初から宿根木の街並み狙いであれば「宿根木町並み案内所」脇の駐車スペースが最寄となります。ただ、近さゆえに混雑していることも多いようです。
沢崎鼻灯台
雑に紹介すると、S字型をした佐渡島の描き終わりの部分、左下端にある灯台です。灯台入口よりも50mほど北へ行った道路沿いに広めの駐車スペースがあります。
(9:12)
その50mの間での景色がこちら。
(9:15)
そしてこちらが灯台。
(9:15)
(9:22)
岬自体はその先にも続いていて、歩いて行くことができます。いい崖してます。
(9:54)
最後に羽茂のカルトピアビーチの方を走って、これで正真正銘佐渡島の海沿い一周を完了です。
小木港フェリーターミナル
(11:17)※後ほど撮影
帰りの高速フェリーが小木港を出るのは11:50。最後のあがきでどこかへ寄ろうかとも思いましたが、連日の炎天下ツーリングで体力的にもなかなかしんどいところだったので、一時間以上前の10:30頃には大人しくフェリーターミナルへ直行していました。
(10:55)
(10:47)
フェリーターミナルの食事処で、本格的に混んでくる前に腹ごしらえを済ませておきました。
(10:40)
これにて見納めトキ牛乳パック。
(10:55)
土産売り場でかわいいトートを見つけました。
高速カーフェリー あかね
(11:33)
多くのフェリーでもそうであるように、今回もバイクが最初の乗船でした。まあ短距離ですし指定席なので先に乗れたところでゆっくりできるだけなのですが。
(11:35)
時間帯が時間帯なだけに、売店には食べ物が沢山並べられていました。
(11:56)
出航。例によって屋外デッキはそんなに広くなく眺めもいまいち、そして疲れていたので船内ではずっと寝ていました。
↓4日目佐渡島内のまとめ。
春日山城
直江津港への到着は13:30。まっすぐ帰ってもよかったのですが、船内で寝て時間にも体力にも若干の余裕があるところで寄り道をすることに。
(14:02)
同じ直江津にある春日山城へ。寄り道を決意したのは元からここに来てみたかったというのもあります。春日山城は長尾氏の居城で、上杉謙信の城としてよく知られています。別名は鉢ヶ峰城。当時の建物はほとんど残っていませんが、城跡は国の史跡に指定されています。
(14:03)
バイクという小柄な乗り物ゆえか、自動車よりも近いところに停めさせてもらえたのはありがたいのですが、まずはこの石段を登る必要があります。念のため言っておきますが真夏です。ちなみに自動車の方々はここよりも離れた駐車場へ案内されたうえ、連絡バスか徒歩で城郭へと向かうようです。
(14:07)
(14:13)
(14:15)
石段の先にありがちなもの、それは神社です。春日山神社といいます。
(14:17)
おみくじを引きつつ山登りスタート。ピンボケしましたが大吉です。
(14:19)
途中は完全な登山の様相ですが、全面にわたって階段が整備されています。
(14:30)
復元の毘沙門堂。毘沙門天といえば謙信が信仰していたことは有名ですが、この毘沙門堂に収められた毘沙門天像はかの高村光雲が修理したものの分身なんだとか。
(14:34)
もうすぐ頂上。
(14:36)
頂上の裏には大きな井戸があります。今も水は多少湧いているようです。
(14:40)
(14:41)
頂上に着きました。さすが城を構えただけのことはある眺めです。
関ヶ原の戦いの後、春日山城を居城としていた上杉家(当時の当主は謙信の養子)は米沢へ減封。その後に越後を支配した堀氏はここが行政に不便だとして、直江津港近くへ福島城を築城し移転しています。そりゃそうだ平和な時代にこんな山の上に作られた要塞はきっと不便でしょう。
(14:39)
あの辺がさっき上陸した場所でもある直江津港です。
(14:45)
あとは下るだけです。春日山城に順路などはありませんが、直江屋敷跡や毘沙門堂のある側(山に向かって右手側、春日山神社のすぐ右脇のルート)から登った方が木陰の中を歩けます。対する上杉景勝屋敷跡や柿崎屋敷跡のある側(山に向かって左手側)は中腹まで舗装路のため歩きやすそうですが、頂上まで日影がほとんど無い道です。
(14:52)
そんな感じで謙信公の像まで降りてきました。右下に見える人だかりは駐車場までのシャトルバス待ちの列です。
ここから春日山神社までは100mもないので、1時間程度で一通り見終えたぐらいになります。
(14:10)※事前に撮影
謙信公は思っていたよりも目線の上にいて、そして遠かったです。
以上で春日山城含め今回の観光要素はおしまい。ただひたすら暑さに耐え忍びながら高速を走り抜け自宅へと返りました。佐渡でそうだったように夕方になれば暑さも和らぐだろうと思いきや、ちょうどそのタイミングで関東平野に出たせいか蒸し暑さは全くもって健在でした。
(20:31)
4日間の総走行距離は1,327kmでした。
スケジュールまとめ
8/9(金)
08:30 直江津港
09:30 フェリーあかね出航
11:10 小木港着
12:45 佐渡歴史伝説館
15:00 佐渡金山跡
18:00 宿着(旅荘のと)
8/10(土)
07:00 朝食
09:00 防衛省管理道路
10:30 金北山山頂
12:00 白雲台レストハウス
13:00 トキの森公園
13:40 田んぼアート
14:30 佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション
17:00 ドンデン線
18:00 両津港
21:00 宿着(旅荘のと)
8/11(日)
07:00 朝食
08:30 北沢浮遊選鉱場
09:00 佐渡奉行所跡
10:00 尖閣湾揚島遊園
11:40 大野亀
12:00 二つ亀
13:40 大佐渡石名天然杉
15:45 姫埼灯台
16:30 岩首昇竜棚田
17:00 松ヶ崎地区
18:00 宿着(旅荘のと)
20:00 北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ
8/12(月)
07:00 朝食
08:00 矢島体験交流館(たらい船)
08:30 宿根木の街並み
09:15 沢崎鼻灯台
10:45 小木港
11:50 フェリーあかね出航
13:30 直江津港到着
14:00 春日山城
20:30 帰宅
そんな感じで、初の佐渡島ツーリングでした。人口などは知識として知っていたものの、佐渡島は予想以上に都会でした。イエローハットやミスド、そして蔦屋書店まであるんですもの。
今回プランニングで失敗したなと感じたのは、途中何度も書いているように宿のチョイスです。宿そのものに不満はまったく無かったものの、佐渡全域を回るのであれば島内各地へ行きやすい中心地に宿を取るべきでした。それもこれも、佐渡島のサイズ感を舐め切っていたからです。
とはいえ、行きたい場所は一通り押さえましたし内容も充実した4日間でした。野生のトキも見られましたし。
以上、最後までありがとうございました。
旅行期間 2019.8.9~2019.8.12
旅行記完成 2019.11.14