出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

山奥ツーリング【2】大内宿、飯盛山、さざえ堂、会津若松城(鶴ヶ城)

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神奈川の自宅から観光しつつ半日かけて会津若松まで移動した初日。2日目の本日も会津若松近辺の観光をしていきます。最終的には山越えをして南魚沼で宿泊のスケジュールです。ちなみに誕生日です。

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【7/23】あぶくま洞~磐梯吾妻スカイライン、レークライン、恋人坂

◆【7/24】大内宿~飯盛山(さざえ堂)~会津若松城国道352号

【7/25】清津峡~土合駅~吹割の滝~丸沼堰堤

【7/26】金山城足利学校~さきたま古墳群~吉見百穴

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 大内宿

会津若松市街から南へ30kmちょっと。

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(7:42)

朝一で大内宿へやって来ました。

大内宿|奥会津観光スポット

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(7:43)

ちなみにバイクは二輪専用駐車場に案内されます。宿場や車の駐車場よりも南側にあります。ちょっと遠いですが無料です。

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(7:51)

二輪駐車場から歩いて宿場へ差し掛かりました。

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沿道の店も開いていませんが、人も全然いなくてこれは良い感じ。朝一で来て正解でした。

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(7:53)

街道の向こうに展望台(大内宿見晴台)があるので通り抜けて行きましょう。

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(7:57)

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一番有名な景色がこちら。雨上がりの朝だったので、撮影ポイントの足元がめちゃくちゃぬかるんでいました。

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(8:00)

展望所へ上り下りする階段もなかなかに急な石段なのでご注意を。

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(8:00)

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(8:07)

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(8:07)

見晴台から戻る時、8時を過ぎたからか、ちょうど土産屋が開き始めました。

 

旭ダム

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大内宿の近く(といっても13kmくらいの所)にダムがあったので寄ってみました。

こちらは昭和電工が所有するダムで、同社の工場への電力供給を目的に建設されました。昨今新たに企業が利水権を獲得することはそうそうあり得ないので、こういった既得権ゴリゴリな企業とその建造物は正直すごく好みです。

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(8:37)

外観からも原理が分かりやすいテンターゲート(ラジアルゲート)7門が非常にエレガント。ゲートの脚の部分のトラス構造も渋いです。ダムは沿道から眺めるだけですが、ダムのすぐ南側の道からこのように見下ろすことができます。


飯盛山

早朝の人が少ないうちに大内宿を堪能すべく朝一で宿泊地の会津若松を離れましたが、ここからは再び会津若松へ戻り市街部を観光します。

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(9:38)

ということでやって来たのは、会津若松市の東2kmくらいの場所にある飯盛山です。後ほど順番にご紹介しますが、白虎隊自陣の地さざえ堂があることで有名な山です。

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正面の長い階段を足で登りたくない方向けには動く歩道坂上りバージョンがあります。江の島にもあるよねこういうの、あっちはエスカレーターですが。

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麓からは大人250円。ただ、中腹から乗ることもできてそれだと150円みたいです。頑張って歩きました。

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(9:41)

そして山の上へ。水分補給は可。

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(9:51)

階段の先には白虎隊士の墓や、各国から送られた記念碑が並びます。写真のはローマから送られたもの。円柱部分はポンペイから発掘した古代ローマ宮殿の柱らしいです。何それすごい。

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(9:43)

そしてここが白虎隊自刃の地。白虎隊は戊辰戦争で旧幕府勢力として戦う会津藩において、武家の男子(16,7歳が中心)によって構成される、当初は予備兵力として編成された舞台です。詳しくはWikipediaを見てください。

白虎隊 - Wikipedia

ちなみに白虎だけではなく、50~56歳で構成される玄武隊、主力部隊としての朱雀隊、国境守備の青龍隊なんかもあったらしい。

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これが飯盛山から見る会津若松市街。これの、

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この辺の緑多めな部分の、

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白いポール(たぶん電波塔)に被った向こう側に会津若松城(鶴ヶ城)の天守が見えます。ここにいる人みんな探してます。

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探してます。鶴ヶ城には後で行きましょう。


さざえ堂

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(10:02)

実は飯盛山へ来た最大の理由はこっちです。

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ブラタモリも来ています。ブラタモリとは行先がよく被ります。番組もここしばらくの放送回はほぼ全部観ています。林田アナ推しです。

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(9:55)

400円を払って突撃。

さざえ堂は1796年に建立された高さ16.5mのお堂。中は二重らせん構造のスロープになっていて、上りと下りが別の通路で他の人とすれ違うことなく歩くことができます。

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上りは時計回りでぐるぐる。階段ではなくそこそこ急なスロープ(凸の滑り止め有)なので、足元は滑りそうで若干怖い。

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中央は柱とデッドスペースになっているのですが、隙間の向こうにスロープを下っている人がチラッと見えます。

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頂上に来ました。ここは建物の中央部を跨ぎます。

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(9:59)

そして後半の下りは反時計回りでぐるぐるして地上へ。面白かったですが、人が多くて渋滞するようだったらあまり楽しめない気がします。当然か。ということでこれも朝一がいいのではないでしょうか。

 

【バイク駐車場情報 飯盛山(さざえ堂)】

飯盛山市営観光駐車場」があります。無料です。市営駐車場の隣(飯盛山寄り)にも私営の駐車場がありますが、そっちは1000円取られます(500円の買い物券付き)。


会津若松城(鶴ヶ城)

実は当初の計画には入れていなかったのですが、飯盛山から見ていたら行きたくなったので行くことにしました。

この後昼過ぎから雨雲に襲われるので、会津若松で観光を詰め込んで本日フィニッシュにしてしまえという魂胆です。フィニッシュと言いつつも会津若松では終わらず次の宿泊地まで移動だけはしなきゃなのですが。

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(10:38)

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それはさておき会津若松城です。なかなかの石垣。

地元では鶴ヶ城と呼ばれていますが、同名の城が他にもあるため他地域からは若松城と呼ばれます。とは言うものの、鶴ヶ城でググっても会津若松ばっかり出るので他の鶴ヶ城がどこにどれくらいあるのかはよく分かりません。

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(11:14)

城内をしばらく歩けば天守閣が現れます。

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(11:13)

誰だお前。

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(10:49)

チケットを買うのに少し並びましたが、程なくして入場。もとい入城。ものども討ち入りじゃ。

鶴ヶ城1965年にRC造(鉄筋コンクリート)で再建された外観復元天守。見た目は江戸期の姿ですが、中身は綺麗な資料スペースになっています。展示品もあり大半が撮影禁止になっていました。

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(11:01)

よって、まともに写真が撮れるのは最上層の展望スペースくらい。

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(11:00)

飯盛山のある方。山からあの白い電波塔が天守に被っていたということは、天守から見ればその逆もしかり。

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(11:11)

天守を降りてくると、土産屋の向こうにこんなのがあります。昔ながらの工法で復元された武器庫と食糧庫。

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(11:07)

現代工法で外観だけ復元した天守を持つ城が、付属する建造物については当時の工法で再現するのはわりとありがち。そして天守に比べると観光客にまるで見向きされていないのも定番。せっかく再現してるのに……。

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(11:08)

この人も全国の城にいがち。左じゃなくて右の人が。

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(11:08)

この人はいない。

以上、鶴ヶ城こと会津若松城でした。

 

【バイク駐車場情報 会津若松城(鶴ヶ城)】

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(10:36)

鶴ヶ城公園東口観光駐車場の一角に、2輪専用駐車スペースがあります。車と違って無料です。やったね。


国道401号・352号

午後からはどうあがいても雨雲にやられる予定だったので、残すは移動だけという形にしました。といってもいわゆる酷道でゴリゴリの山越えをしなければならないので雨だとそれなりにつらい。

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(12:17)

会津若松を出て、国道401号⇒国道352号と渡り、宿を予約している新潟県南魚沼市へ向かいます。その距離190㎞くらいあります。

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(12:23)

だるま屋ウィリー事件候補地こと片側交互通行の信号を4つ以上は抜けました。軒並み舗装工事中のダートでしんどかったです。

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(12:31)

これで6分台の待ち時間だなんて長さ初めて見たぞ。

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(14:20)

国道352号と国道401号の重複区間中にある道の駅尾瀬檜枝岐尾瀬エリアに突入したあたりで本降りの雨に差し掛かったので、ここからはカッパを着てひたすらに耐え忍ぶ時間がスタートです。しかし酷道はここからが正念場。

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(15:24)

奥只見湖沿いあたりがクライマックス。緑の山肌に見えているグレーのガビガビはコンクリの法面です。つまり、あのガビガビの底の部分が道路です。見えているのは通ってきた部分なのですが、あそこからここまで来るのには等高線をなぞるようにぐねぐねと回り込むので、直線距離のわりにえらい時間が掛かります。

こんな山奥に道があるというだけでも不思議すぎるのですが、徒歩通行ができる峠道自体は中世から存在していたらしいです。ただ、自動車道路が全通したのは国道昇格直前の1972年、すべてが舗装路になったのは1990年代以降だったそう。

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(15:37)

そしてこれがダム湖の奥只見湖だ。

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(15:49)

そしてこれが洗い越しと呼ばれる、デフォルトで舗装路上を流れている川です。予算の都合で立体交差を断念したなれの果てです。奥只見湖周辺になると、こういった洗い越しがいくつもいくつもいくつも現れます。

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(15:50)

洗い越しもあるしたまに対向車もいるので、特に2輪で通る場合には速度を出しすぎず注意しましょう。

国道352号を通った手前、奥只見ダムには行ってみたかったのですが、ダムへのアクセスルートである奥只見シルバーラインは二輪通行禁止です。残念。シルバーラインが通行禁止な結果、銀山平~大湯温泉の間もバイクは継続して山道を走らなければならない運命です。通行可能だったら長いトンネルでショートカットできたのに。

 

浦佐ホテルオカベ

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(17:29)

17時過ぎに山を下って南魚沼市のホテルへ到着。

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(18:48)

フロントに訊いてみたところ、バイクは屋根の下に入れさせて貰えました。ありがてえ。

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(17:42)

そしてこのホテル、なぜかワンピースが全巻置いてある


浦佐駅

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(17:45)

上越線上越新幹線浦佐駅が目と鼻の先なので、夕飯と買い出しのついでに散歩しに行きました。

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(17:48)

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(17:48)

上越新幹線は乗降客数の少ない駅でも非常に豪勢な造りをしているあたりに時代を感じて好きです。

 

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(18:31)

駅からちょっと歩いた国道沿いにあるラーメンたんぽぽで夕飯にしました。

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(18:03)

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(18:15)

一日15食限定で一番目玉っぽいアユの焼干しラーメンを食べて本日はターンエンド。

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(23:00)

フロントで見つけたビラ。ものすごい映画っぽいけど単純に南魚沼市の農林課のビラでした。

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(20:39)

 本日のまとめ。海岸線が無さすぎて県境を書き込みました。