出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。

山奥ツーリング【3】清津峡、土合駅、吹割の滝、丸沼堰堤

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神奈川の自宅を出て福島観光から始めたツーリング。昨日で福島県を離脱し折り返し後半戦の3日目からは新潟県にいます。早々に離れる予定ですが。

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【7/23】あぶくま洞~磐梯吾妻スカイライン、レークライン、恋人坂

【7/24】大内宿~飯盛山(さざえ堂)~会津若松城国道352号

◆【7/25】清津峡~土合駅~吹割の滝~丸沼堰堤

【7/26】金山城足利学校~さきたま古墳群~吉見百穴

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(7:33)

南魚沼からおはようございます。朝一でホテルを出たら、雲のかかった山をバックに新幹線が走っていました。非常に新潟みを感じる。

魚沼スカイライン

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(7:51)

最初の目的地へ向かいがてら、良い道を走りましょう。魚沼スカイラインの北端、八箇峠入口から南下していきます。

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(7:57)

若干雲海っぽい感じ。

路面状況は悪くないですが、道幅が2車線と言うにはちょっと狭めなので対向車には注意しましょう。

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沿道に眺めのいいスポットの貼り紙があったりするのですが、退避場所のない道中だったりします。バイクだからまだいいけど車が停まっていたら怖いわ。

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十日町展望台

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そして魚沼展望台。沿道で止めなくても、駐車スペースのある場所で良い景色は楽しめます。


清津

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(8:51)

朝一の目的地はこちらでした。新潟県十日町市にある、日本三大峡谷に数えられる清津です。この先で800円を支払い歩道トンネルへ突入。

nakasato-kiyotsu.com

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トンネルを進んでいくと照明の色が場所によって変わるのですが、図らずも信号カラーの写真を撮っていました。

かつて清津峡は遊歩道(登山道)を歩いて峡谷を見ることができたそうですが、1988年の落石事故で死亡者が出ると立ち入りが禁止されました。以来、最も景観美なエリアを見ることができない時期が8年間続きました。国立公園内のため大規模に景観を損なうことなく、かつ安全に観光できる施設として総工費20億円の歩道トンネルの建設が決定。1996年に全長750mのトンネルがオープンしました。

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トンネルの途中には3つの見晴所。最奥部にはパノラマステーションという展望ポイントがあります。

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見晴所からは柱状節理の岩肌を目前に見ることができます。

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第二見晴所の壁面だけ突然おしゃんになる。

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いやそれにしても良い柱状節理だ。

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清津峡最大の見どころとも言えるのがこのパノラマステーション

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トンネルの先にある渓谷の景色が水鏡になって円形をかたどっています。

トンネル全幅にわたって水が張られているのに、キワの部分に人がいるのはどういうことなのかというと、

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水鏡の周縁部分だけ極端に水深が浅くなっていて、靴を履いていても浸水せずに歩いて行けるのです。

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ということで時計回りが順路になっています。

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これがトンネルのキワから見た清津峡。両際の絶壁がV字谷とかいうレベルじゃない。Ⅱだ。

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(9:13)

川沿いに古い遊歩道が見えます。昔はあんな絶壁の真下を歩けたのか……怖いけどちょっと羨ましい。

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(9:13)

ちなみにキワから振り返った様子がこちら。ここも混んだら写真を撮るのも大変そうです。

トンネルの外には足湯なんかもありますが、こんな暑いのにわざわざ寄る気も起きないのでチラ見だけして写真も撮らずにスルーしました。

 

【バイク駐車場情報 清津峡】

第一駐車場に停めさせてもらえます。車と同様に無料。混雑する時間帯にはアクセスルートが渋滞すると思われるため、朝一などピークを外して行くことをお勧めします。


土合駅

清津峡を離れたら、国道17号で苗場を越えて群馬県。80㎞弱を走り、群馬最初で立ち寄ったのはとある駅です。

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(11:37)

まるで人気のない辺鄙な駅かと思っていたら、駅前に車がいっぱい停まっていていっちょまえの観光地じゃありませんか……。

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(11:40)

土合駅群馬県内の普通鉄道最北端の駅。新潟との県境にある清水トンネル・新清水トンネルのすぐ南に位置します。駅舎と上り線ホームは地上にあるのですが、下り線ホームは地下70mの新清水トンネルにあります。上りと下りのホームの高低差は81m

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この構造から、土合駅日本一のモグラとされているのです。

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(11:41)

駅舎(無人駅で改札はありません)を抜けると早速分岐。地下駅になっているのは1番線(越後湯沢・新潟方面の下り線)です。とりあえずそちらへ進みましょう。

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長い通路。この時点で行く先から涼しい風が吹いてきます。

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そして長い下り階段。この直線だけで長さ338m、462段もあるそうです。靄が掛かって果てが見えねえ。

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(11:52)

ちょっと下ったら靄が晴れました。ちょうど先程まで列車が停止していたようで、下からは警笛が聞こえました。それからしばらくして、息を切らした人々が上がってきました。

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(11:58)

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(11:57)

ということで土合駅のホームに到着です。公称では駅舎からここまで徒歩10分。東京駅なら隣の大手町まで軽く行けて余る時間です。

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(11:55)

かつては本線と副本線の2本の線路があったようですが、現在は副本線の上にホームが新設され、本線1本のみが使用されています。手前が新設ホーム、左手に伸びているのが旧ホーム。

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(11:56)

律儀にある出口標示。ここから10分だけどな。

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(11:58)

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(11:59)

階段の横にあるこのワイルドスロープは、将来的にエスカレーターを想定したスペースだそうですが、予定は無いようです。なので腹くくってとっとと自分の脚で登りましょうね。

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(12:05)

462段を登り切ってようやく「ようこそ」の文字が現れる、そんな駅です。

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(12:05)

ちなみにこちらが2番線(高崎・上野方面の上り線)のホームです。ごく普通の田舎駅です。

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(12:11)

1日の平均乗降客数は20名程度。しかし乗客にはならない見学者はこの数十分の滞在でも数倍いたので、JR東さんはもうちょっと利益考えてもいいんじゃないのって気分になりました。でも訪問した翌月の2020年8月には駅舎内に喫茶がオープンしたようですよ。


吹割の滝

土合駅から走ること45kmくらい。国道120号沿いのわりと近くに滝はあります。別名を「東洋のナイアガラ」ですが、同じ異名を持つ滝が日本にはあと2つあります。ちなみにどっちも九州です。

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これは吹割の滝のすぐ下流側にある鱒飛の滝

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(13:45)

歩道を歩いて上流へ行きましょう。小雨が降ってる? 知らん。

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(13:46)

あの辺に人が立ち止まっています。吹割の滝はあそこらしい。

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(13:46)

……ん? すぐそこに滝はあるし規模感もなんとなく伝わってくるけど、アングルのせいか「滝だああああ!!!」って感じがぶっちゃけあんまりしないぞ……?

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(13:54)

川の向こう岸に観瀑台があるようなので、吊り橋を渡って行ってみましょう。

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(13:59)

山道を歩きます。

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観瀑台……めっちゃ樹に囲まれていますけど??????

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と思ったら木々の間から一応見えました。

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(14:02)

観瀑台は第二、第三とあるようなのですが、吹割の滝が見えたのは第一のみでした。わりとワイルドな遊歩道を下流方向へと歩き、

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(14:08)

長い下り階段を経て国道へと復帰しました。

 

【バイク駐車場情報 吹割の滝】

www.fukiware-kyaraen.com

伽羅苑という、国道を挟んで川(滝)の反対側にあるお土産屋さんに広い駐車場があり、無料で利用することができます。この手の観光地にしてはとても良心的な計らいです。感心のあまり思わずお土産を買いました。


丸沼堰堤(丸沼ダム)

朝一の清津峡からここまで、本降りの雨に遭う事はなくともちょくちょく小雨に降られていました。吹割の滝だけ見たらホテルへ直行しようかとも考えたのですが、比較的カッパの中に浸水していないのと、この後の雨雲の様子的にもまだ行けそうだったので、最後にもう一つだけ寄ることに。

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(15:01)

丸沼堰堤は、吹割の滝から国道120号を尾瀬・日光方面へさらに24km程進んだところに入口があります、が、ものすごく控えめな標示しか無いので見逃し要注意です。

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(15:01)

国道から1本入ってすぐのところが砂利の広場になっているので、ここにバイクを停めて歩きましょう。

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(15:03)

チェーンが張られていますが、徒歩での進入は構わないとの事なので遠慮なく立ち入ります。

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(15:04)

車道をそのまま下ると、堰堤の上部へ出ます。これ以上近づいて見ることはできません。できれば下流側からダムの全貌を見上げたいものですが、そのためには別のルートを進む必要があります。

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(15:08)

先程のチェーンが張られたゲートを越えてすぐ、左手に逸れる獣道的なのがその別ルート。丸沼自然遊歩道と控えめに書かれている道です。

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(15:10)

山道にほど近い遊歩道を下ること3,4分。

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(15:12)

湖畔に出ると、丸沼堰堤の様子が明らかになります。

パッと見ダムではなくビルにも見えるこの姿はバットレスダムと呼ばれる型式。水を溜めるための遮水壁を、垂直方向に伸びる扶壁(バットレス)が支えることで水圧に耐えます。全国でも8か所にしか作られなかった(そのうち2ヶ所は再開発により違う型式に変更された)タイプのダムです。

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(15:12)

機能面では、他の型式に比べコンクリートの量が少なくて済むのがメリット。丸沼堰堤は1931年竣工ですが、当時はセメントが極めて高価だったためにこの型式が採用され、堤高および総貯水容量では当時日本一の規模を誇りました。

しかし、次第にコンクリートが安価になってくると、ダム構造の複雑さやメンテナンスコストの高さ、そして地震に弱いことから大規模化には向かず、1937年の三滝ダム(鳥取県)を最後にバットレスダムが建設されることはありませんでした。

現在のように設計用のコンピュータも無かった時代にこれだけの規模のダムを設計・施工したことが高く評価され、発電用ダムとしては国内初の国重要文化財に指定されています。

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(15:11)

ダムの手前にはいかだ船があって、この先には遊歩道もあるようなのですが、いかだ船は現在使用が禁止されていました。

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(15:14)

そんなこんなで、山道を登って戻りましょう。本日の観光はこれにて終了。国道120号を戻ってそのまま山を降りましょう。


ニューミヤコホテル足利別館

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(7:18)※翌朝撮影

屋根はありませんが入口横にバイクを停められました。

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建物は新しくないようですが、内装と設備は一通りリニューアルしているようで綺麗です。

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3日目のまとめ。