三国峠
帯広でばんえい競馬を楽しんだ後は、宿に向かいます。宿は名寄です。帯広からだと直線でも100kmくらいあります。しんどいです。
行きは南周りで富良野を経由してきましたが、帰りは国道273号経由で行きます。
(17:29)
ということで三国峠を通ります。眼下に見えるのは松見大橋です。なんだこの構図は。
(17:30)
ひたすら自然が広がる中にすっと人工物が差し込まれているの、すごく好物です。
(17:31)
ちなみにこの写真が撮れるのもまた別の橋の上(緑深橋)だったりします。三国峠からはやや離れているので、見たい時はご注意を。緑深橋より少し登った所に路側がやや広くなった場所がありますので、バイクや車はそこに停めると良いかと思います。
(19:51)
ということで、帯広から4時間ほどで名寄の宿へ到着。グランドホテル藤花です。
(5:01)※後日撮影
露天の大きな駐車場が建物の隣にありますが、バイクは入口脇の屋根のある駐車スペースに停めさせて貰えました。
(20:24)
ホテルの近くにあるコインランドリーを確認。折り返しの明日、一通り洗濯をする予定です。
(22:12)
余談ですがセイコーマートのカードを作りました。
(4:29)
おはようございます、名寄の朝です。……クソ早いです。
朝が弱いはずの人間がこれだけの早起きになる。それだけの理由がバイクにはあって、それだけの理由が今日走る道にはあります。
(5:02)
路面はウェットですが上から降ってきてはいないのでセーフ。
(5:49)
セーフかと思ったら濃霧でしっとり濡れました! そして寒いです!!!
国道239号を経由して日本海側へ出ます。
(6:53)
着きました日本海側。苫前です。山を越えてしまうと霧も晴れ、普通の曇天模様に。
(7:00)
寒さとやや濡れてしまったのを一度立て直したくて、道の駅風W(ふわっと)苫前で(当社比)長めの休憩を取りました。
(7:01)
足湯がある……ぬるめ……。
(7:04)
この道の駅、温泉付きの宿泊施設がベースになっていました。
温かい飲み物を買い、持っていたパンと一緒に口に入れて再出発です。
(7:33)
オロロン鳥の里。この鳥の名前を冠した道が、これから走る道の名前です。
オロロンライン
(7:38)
このオロロン鳥の巨大モニュメントを通り過ぎると、いよいよ来たという感じがします。去年ここを走った時は雨が降っていたので、だいぶマシな天候の中走れているだけでも感慨深いです。
(7:41)
来たぜオロロンライン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
程よいアップダウンとカーブ、そして快適な交通量。北に進むほど開けていく景色。やはりオロロンは走っていてワクワクが止まりません。
(8:18)
遠別のあたりで国道はやや内陸側に逸れるのですが、海沿いの道を進むとエサヌカっぽい道が出現します。国道をガンガン走り続けるのも良いですが、こちらもお薦めです。
(8:53)
道の駅てしおで休憩。気付けば曇天もいつの間にか青空です。
(8:41)
昨年オロロンラインで雨に降られた時には、このベンチで呆然としていました。しかし今日は天窓から日光が差し込みくっきり窓の形が床に落ちるレベル。
うおおおおおおお pic.twitter.com/Cvy15vgkTx
— 奇行太朗 (@kiko_taro) April 30, 2018
オトンルイ風力発電所
(9:10)
(9:12)
きたああああああああきましたあああああああああ
オロロンラインのクライマックス、オトンルイ風力発電所です。
(9:11)
道沿いから見ると電柱や電線が風車に被ってしまうのですが、脇に下る砂利道を進むと、うまいこと電線をくぐってだだっ広い風車の光景を見ることができます。
(9:09)
別に需要ないとは思うのですが何枚も撮っていたので1枚だけ載せさせてください。
北緯45度通過点モニュメント
(9:27)
そいつはオトンルイのすぐ北、パーキングシェルターの手前にあります。
ちなみにパーキングシェルターとは暴風雪の時の避難場所です。中にはトイレもあります。雨の時にもカッパを着る一時避難場所として非常に優秀です。
(9:27)
こいつが45度のモニュメント。こいつと一緒に、
(9:31)
こうじゃ!
(9:36)
(9:39)
ここから先のオロロンラインは本当に何もない道です。「何もない」がある道です。
原野のど真ん中を道が貫き、左手には海。
(9:48)
そして海の向こうには利尻富士。
このあたりの道、ずっと同じ景色が続くので事実関係として書くべきことはそんなに無いのですが、そりゃもうテンション爆上がりで、一人で喜びの奇声を発しながらアクセルを開いたり、時折すれ違うライダーに手を振ったりしています。そりゃもう楽しいこと楽しいこと。ついつい飛ばしたくなるものですが、意識してゆっくりめにとろとろ流すのもアリです。エンジンを停めてバイクを下りてみれば、海や鳥など意外と色々な音がします。
ノシャップ岬
(10:34)
昨年来たときは雨だったもんで、こうして青空の下を走れているだけでも幸せなのですが、いよいよ最北端に向けてアプローチしていきます。まずはノシャップ岬。宗谷岬のお隣といえばお隣ですが、陸路でまだあと40㎞弱あります。
(10:34)
稚内市立ノシャップ寒流水族館。市立なんだここ……。ちなみに今回も入っていません。
(10:44)
それよりこのレーダーサイトが気になります。稚内分屯地のようです。陸海空のすべてが同じ敷地に所在するのは全国でも珍しい場所だそうです。
その後稚内市街を抜けて宗谷へ向かうわけですが、見どころのひとつ防波堤ドームに立ち寄り忘れたことに気付くのはその日の夜になってからでした。
宗谷岬
(11:30)
多くのライダーが憧れ訪れる(と認識している)場所に到着です。
極端な寒さと雨に見舞われていないからか、この地に来れたというもうそれだけでしてやったり感がたまりません。
(11:32)
『ばくおん!』でもやっていましたが、宗谷岬は遠浅で断崖絶壁感はありません。というかそもそも端っこではあるけれど、岬と呼べるレベルの先細り具合であるかさえぶっちゃけ微妙なようです。
(20:56)
すぐ近くの日本最北端のガソリンスタンドで給油。証明書と、ライダー限定の貝殻のお守りを貰いました。
宗谷丘陵
(12:14)
前回は寒さと雨でスルーしていましたが、ようやく来られました。
こんな景色が広がっていることは写真等では知っていましたが、実際に行って見ると思っていた以上に宗谷岬からすぐに景色が変わりました。
(12:20)
宗谷岬と比べれば交通量もだいぶ少なめで、自由に走れます。
周氷河地形という地形を最も顕著に見ることのできる場所なんだとか。明治中頃までは森林が生い茂っていたところ、山火事により今は一面笹に覆われているんだそうです。ずっと前からこんな景色のままだった感がありましたがそうでもないらしい。
(12:25)
そしてシェルロード(?)。
(12:59)
名前の通り、白い部分は砕いたホタテの貝殻を敷き詰めてあります。北海道では道路を走っていてもしばしばホタテの貝殻が高く積み上げられている場所があり、どうやら貝殻の処分には困っているようです。
(12:57)
(12:58)
そんな感じで、しばらく同じところで一人遊び続けていました。他人の目が全くない場所だったので、それはもう自由奔放に遊んでいました。
(13:03)
風車の数も尋常じゃない。
(13:04)
小一時間遊んでいましたが、まだまだ時間を使おうと思えば全然いられる楽しい場所でした。ちなみにこの後、再度宗谷岬へ行って絵はがきを買い、祖母に手紙を送りつけるなどしていました。自分宛てでも、旅行先から絵はがきを送ると帰宅してから楽しめるのでお勧めです。