出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

レンタルキャンピングカーで北海道9日間の旅2020【10】稚内発、利尻・礼文弾丸日帰り旅(利尻編)

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(5:51)

北海道7日目は稚内からスタート。明け方からフェリーターミナルへやって来ました。そう、これから船に乗るよ。

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(5:52)

こうなった背景は察するが、3行並べられると怖い。

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【9/19】羽田~新千歳~札幌~富良野~美瑛~帯広
【9/20】豊頃~釧路~納沙布岬~別海
【9/21】弟子屈~網走~阿寒
【9/22】斜里~知床~標津~中標津
【9/23】上士幌~三国峠~天塩
【9/24】天塩~稚内宗谷岬~猿払~浜頓別~豊富
◆【9/25】稚内~利尻礼文稚内
【9/26】宗谷岬幌延旭川~登別
【9/27】ウポポイ~新千歳~羽田
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稚内フェリーターミナル

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(5:57)

ということで、ターミナル内の乗船券売り場で切符を購入。AMに利尻島PMに礼文島へ行き、夜には稚内と戻ってくる弾丸二島日帰りコースです。

ここまで寝食観光すべてを共にしてきたキャンピングカーは稚内フェリーターミナルの駐車場に置いていき、それぞれの島でレンタカーを借りる予定です。これだと一見割高そう、そのままキャンピングカーを船に乗せた方が良いのでは? と思われるのも自然ですが、稚内~利尻~礼文を運航するハートランドフェリー自動車の航送運賃が(おそらく意図して)べらぼうに高いので、徒歩乗船し現地でレンタカーを借りなおした方がはるかに経済的です。

各島でのレンタカーは具体的に行程を決めた2日前くらいに電話予約しましたが、フェリーは当日購入です。

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(6:06)

ターミナルの建物は新しく内部もとても綺麗で、広い売店もあります。飲み物食べ物は最低限揃っていますが、近くのセコマあたりで事前に買い出ししておいた方が無難そうな規模です。

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(6:29)

ターミナルの上の階から乗船。利尻・礼文を回るバスツアー参加者の方々(ほぼ高齢者のみで構成)がいたので、存外乗船客は多いです。島で宿泊するプランもあれば、まったく同じ行程の弾丸ツアーもあった模様。

 

ハートランドフェリー ボレアース宗谷

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(6:50)

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(6:46)

出航。市街のすぐ背中に稚内公園の開基百年記念塔が見えます。

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(7:02)

稚内港から見て利尻・礼文ノシャップ岬の向こう側にあるので、しばらくは岬をぐるりと回りこみます。ウォーリーみたいな柄をしているのがノシャップ岬の灯台です。

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(7:06)

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(7:10)

船内の売店はアイス・お菓子、あっても菓子パンレベルなので、船内で食事したければ買ってからターミナルに来るのが良いでしょう。

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(8:09)

2時間弱の航海を経て、まず最初は利尻島泊港に到着。

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(11:55)※後で撮影

フェリーを降りたら、即座にターミナルの目の前にあるレンタカー屋へ入り手続きを済ませます。店舗の利用客はいっせいにフェリーから降りるので、先に手続きを済ませられるに越したことはありません。

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(9:52)※後で撮影

利用したのはニッポンレンタカーですが、給油は不要(ガソリン代はレンタカー料金に込み)でした。今回のようなバタバタした行程で利用する人も多いようで、店舗側は非常に慣れている様子です。

今回は4時間程度でパパっと回っていくスケジュールですが、昨年バイクで来た時は1日半かけて観光したので、より詳しく利尻島を見てみたい方はこちらもどうぞ。

 

ペシ岬

泊港から利尻島に上陸したら、港のすぐ西にあるペシ岬という丘に登ることをお勧めします。

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(8:42)

プチ登山です。

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(8:50)

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(8:55)

途中に、泊港を見下ろすことができる場所があるのです。

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(8:56)

そして上手く間に合えば、乗ってきた船が再び港を出ていく様子を見ることができます。

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(8:59)

丘の頂上は展望台になっていて、利尻富士礼文島まで見渡せます。

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(9:00)

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(9:00)

展望台の向こうは草原、海、灯台のいい感じ3点セットです。

 

ミルピス商店

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(9:39)

 一周道路沿いにある手書きの看板が目印です。

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(9:29)

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(9:33)

ミルピス商店 | 利尻島|りしぷら RISHIRI PLUS

ミルピスはここだけで飲める手作りの飲料乳酸菌飲料ならぬ乳酸飲料だそうです。味は薄めのカツゲンソフト(≒フルーティなカルピスの味)といった具合です。今のカルピスでは絶滅した、舌に残るアレが再度体験できます。

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(9:39)

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(9:34)

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(9:31)

無人販売信用取引スタイル。集金箱に料金を支払い、冷蔵庫から自分で取り出します。

店内の壁にはたくさんの色紙。ミルピスを飲みながらTEAM NACSのメンバーの色紙を探すのがいつもの流れです。

 

沓形岬公園

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 (9:54)

沓形利尻島の西側に位置する集落ですが、集落の先にある岬は公園になっています。ぐるりと回る車道は一方通行になっています。

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(9:51)

手前の建物たちと奥の利尻岳のギャップが凄い。

 

仙法志御崎公園

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(10:21)

相変わらずの利尻富士ビューですが、アングルが変わると山頂のトンガリ具合が大規模に変化していくのが楽しいところ。

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(10:23)

一周しながら好みのシルエットを探してみてください。

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(10:24)

さて、仙法志公園ですが、駐車場から海側へと坂道を下っていくと、売店に差し掛かります。

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(10:25)

そこでおさかなを購入します。自分用ではありません。

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(10:34)
海際のこういう生け簀にいる、

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(10:33)

こいつに、

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(10:33)

こうしてやる!!!!!!!

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(10:35)

生け簀をぐるりと囲むように通路がありますが、そのうちの一角が低くなっているのでこうやって直に与えることができます。是非やりましょう。
 

南浜湿原(メヌウショロ沼)

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 (10:54)

南浜という集落のすぐ北にある湿原です。沼のさらに向こうへ続く遊歩道があるようですが、そこまでのんびりする時間は無いので沼の手前で景色を眺めておしまいです。

 

白い恋人の丘(沼浦展望台)

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(11:01)

沼浦展望台という名前がありながら、銘菓「白い恋人」のパッケージに似ているアングルだからという理由で名前のイニシアチブを奪われつつある展望台。左にちらっと見えているのはオタトマリ沼。この湖畔沿いには大きな駐車場に売店や食事処があります。

 

野塚展望台

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利尻島を反時計回りしてきましたが、島の東側は特に何もない区間が長めです。ということで一気に飛んでもうすぐ一周のところ。

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(11:25)

利尻一周をスタートした泊港とペシ岬が遠くに見えます。

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(11:24)

ここの展望台にはラナルド・マクドナルドという米国人の記念碑があります。江戸時代の鎖国体制下、日本に興味を持った彼は捕鯨船から小舟に乗り換え漂流を装って密入国し、10ヶ月にわたって日本に滞在(拘留)しました。在国中は英語教師として働いたほか、帰国後はアメリカの対日政策に大きな影響を及ぼしたそうです。

 

姫沼

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 (11:35)

沼です。写真の画角には無人ですが、団体客がひっきりなしに訪れます。沼の周りを歩いて回れる木道がありますが、長さ800mなので我々は時間の都合上省きました。沼のほとりに、利尻の写真や絵はがきを扱う売店があります。ちなみに駐車場から沼までは100mほど歩きますが、トイレは駐車場にしかありません。

 

こんな感じに、駆け足で4時間強の利尻島滞在でした。

再度申し上げますが、これは利尻・礼文2島日帰り島めぐりのモデルケースとしていただき、もっとじっくり回る予定の方は2019年のツーリングで訪れた時の記録をご参照ください。

 

ハートランドフェリー サイプリア宗谷

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 (11:55)

12:15出航に対しジャストタイミングというかギリギリにほど近い到着。車を返す前にセイコーマートへ寄って、船内で食べる昼食を買ってきました。

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(12:16)

ほっきカレー。うめえ……。

ルーとごはんが混ざらないようにホッキで仕切られていたのですが、後日他店で食べた時にはそうなっていなかったので、ひょっとしたらセイコーマート利尻店だけのはからいなのかもしれません。

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船内はやはり団体客でそこそこの混み具合。周りの皆さんにもほっきカレーの匂いは広く伝わったことでしょう。

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(12:32)

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(12:28)

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(12:33)

さらば利尻島。そして礼文島へ続く。