昨日はあいにくの天気だったため主に動物を眺めたり餌付けしたりしていた一日でしたが、打って変わって今日は天気がだいぶマシになりそうなので、ガンガン道東を走り回ります。朝から晩まで終日北海道を楽しめるのは今日が最後。ということで中標津からスタートです。
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【9/14】神奈川(自宅)~新潟(フェリー乗船)
【9/20】網走~斜里~中標津
◆【9/21】斜里~知床~別海~根室~霧多布~釧路
【9/22】釧路~上士幌~帯広~夕張~苫小牧(フェリー乗船)
【9/23】仙台~神奈川(自宅)
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天に続く道
(7:09)
朝一でひと山越えて、斜里へやって来ました。まずは名もなき展望台から。
(7:11)
(7:12)
(7:12)
朝一だったので他のバイクも1台しかおらず快適に眺めることができました。きのうは雨のためここから知床峠方面へ行くのを断念しましたが、今日こそは走り抜けます。
オシンコシンの滝
(7:37)
天に続く道の東端から約20km、国道334号沿いにある落差50mの滝です。無料のパーキングにバイクを停めたら滝はすぐの場所です。
(7:38)
(7:40)
水の分かれ方が均等なので、シャッター速度を長くするとものすごく綺麗に撮れます。
(7:40)
オ〇ンコ〇ン。
(7:58)
「みはらしはし」を超えたら、知床五湖はもうすぐです。
知床五湖
(8:25)
五湖駐車場に駐車。バイクは200円です。余談ですがここで一度チェーンに給油しています。
知床五湖には歩き方が2つあります。
ひとつは高架木道。木製の高架を歩いて知床一湖まで往復するルートです。
もうひとつは地上遊歩道。大ループ(3.0km)と小ループ(1.6km)の2通りがあり、いずれの場合も散策前にレクチャーを受講する必要があります。その他料金や条件については時期によって異なるので公式をご確認ください。
(8:27)
今回は高架木道をチョイス。比較的短時間で安全かつ歩きやすい足元で楽しむことができます。
ちなみに地上遊歩道は最近熊の発見情報があったとのことで、来た時には閉鎖されていました(帰る時には再開していました)。
(8:30)
(8:30)
高架木道は全長800m。下部には電気柵が巡らされているので、ヒグマが出没しても閉鎖されずに利用できます。
(8:34)
(8:35)
(8:36)
知床の名前はアイヌ語で地の果てを意味する「シリエトク」が由来ですが、かつてはこのあたりまで人間の開発が及んでいて、今は跡を見ることもできませんが集落が形成されていたこともあるようです。
(8:41)
(8:44)
見えてきたこちらが知床一湖。高架木道の折り返し地点です。例によって団体客がいるので、タイミングをずらしてやると人が激減します。
(8:44)
地上遊歩道は最後この一方通行のゲートに到達し、木道を通ってゴールとなるようです。
(8:49)
人が集まっている場所があるなと思ったら、シカがいました。
(8:51)
今日知床方面を回るかどうするかは実は朝の出発前まで悩んでいて、思い切っていったれという判断をしたのですが大正解の天気でした。
ちなみに、五湖よりさらに奥にはカムイワッカ湯の滝などがありますが、時間的な理由のほか、五湖以降は道が舗装路ではなくフラットダートになるのでやめておきました。
知床峠
(9:30)
峠の部分に駐車場があります。ここを通過するのは今回で2度目なのですが、1度目の時は一帯の景色が真っ白で本気で何も見えていなかったので嬉しい限りです。
(9:30)
(9:33)
羅臼岳が雲を被ってしまっていたのが残念といえば残念。
(9:34)
そしてこの辺の展望スポットでは必ずと言っていいほど欠かせない案内板。比較的すぐ向こうに国後島が見えます。
(9:41)
(9:42)
走りつつちょいちょい止まってはカメラを構えたくなるような道でした。
別海町 新酪農村展望台
(10:36)
いったいなんだカリカリウス遺跡って。ものすごい気になりましたが泣く泣く切って別海町へ走りましょう。
(12:10)※帰りがけに撮影
こちらが展望台。
(12:09)
(11:36)
牧草地のど真ん中にずどんと立つ武骨な鉄骨の展望台です。
(11:53)
だだっ広い。楽しい。誰もいない。
(11:46)
展望台に三脚を立て、盛大に自撮りをしてきました。
(11:53)
顔出しパネルの裏側。
面積…別海町:1320㎢、東京23区:618㎢
人口…別海町:15900人、東京23区:9210,000人
人口密度…別海町:12人/㎢、東京23区:1.5万人/㎢
なんとなく計算してみましたが人口密度が東京23区と1000倍以上も違うとは思いませんでした。こりゃ同じ国でも見えている世界はまるで違うでしょうな……。ちなみに牛は91頭/㎢です。
(12:40)
ミルクだいすき。
根室半島に突入し、東の果てを目指して走ります。
東根室駅
(13:20)
交通標示にキリル文字が混ざる根室の市街地を抜けて、東根室駅へやって来ました。
ここが日本最東端の鉄道駅です。が、終点ではありません。西からやって来た花咲線は、終点根室駅の手前で大きくターンします。結果、そのターン中にある1駅手前の東根室駅が最東端となるということ。
(13:21)
(13:21)
(13:21)
隣駅(花咲駅)が廃駅となって、さらに向こうの駅名のシールが貼られているのは先日訪れた糠南と同様。
(13:22)
最東端を示す案内がいくつかあるだけで、その他はどうということはない無人駅でした。
鈴木食堂
(13:59)
根室市街からさらに東へ、本土最東端の納沙布岬界隈までやって来ました。
(14:23)
ここで著名なのが鈴木食堂。最東端の食事処でもあります。
(14:03)
(14:03)
最東端の食堂の最東端の席でごはんをいただきます。
(14:13)
過去何度か納沙布岬に訪れてもお店が閉まっていてなかなかありつけなかったさんま丼。ようやく口にすることができました。生のサンマをこんな量で一度に食らう贅沢さよ。言うまでもなくおいしかったです。
納沙布岬灯台
(14:24)
灯台の前、かつては砂利敷きだった記憶でしたが全面舗装されていました。
(14:29)
(14:27)
灯台の向こうに野鳥観察舎がありました。
(14:26)
中はこんな感じ。
(14:28)
最東端から北方領土を望む。中央やや左につんと立っているのは旧日本軍が立てた灯台(傾いている)です。あそこは本土から最も近い北方領土、貝殻島です。ここ納沙布岬からは約3.7km。
(14:40)
これが望郷の家に展示されていた貝殻島灯台の写真。昭和12(1937)点灯です。
(14:41)
(14:43)
(14:41)
(14:45)
(14:51)
来るたびに思いますが、「ここは本土最東端だけど断じて日本の最東端ではない」的な雰囲気が好きです。
初田牛駅
根室方面から北太平洋シーサイドラインへ入る時に地図上でいつも目印にしていた初田牛駅が、2019年で廃止となりました。利用したことはありませんがせっかくなので寄ってみましょう。
(15:48)
(15:58)
こちらがその次、初田牛駅。
(15:58)
(15:58)
看板以外の人工物は徹底的に撤去されていました。
北太平洋シーサイドライン
(16:06)
初田牛駅跡から南下したところからハイライトゾーンが始まるのが北太平洋シーサイドラインです。北海道でも屈指に好きな道のひとつです。
(16:13)
(16:15)
交通量は少なめなのに路面が良く、走っていて気持ちのいい道です。
霧多布岬
(16:45)
初田牛駅から35km、霧多布岬に到着しました。
(16:49)
駐車場から200mほど歩くと灯台に到着します。低い。
(16:58)
そして、駐車場と灯台の間の地点で夕焼けチャレンジをすることに。要するにここで日没まで見届けて夕焼け写真を狙うということです。
(17:10)
(17:15)
(17:27)
(17:33)
(17:39)
まあまあな収穫でした。
この後、ホテルまで日没後の暗い国道を80km走りました。本日の宿は釧路です。
ホテルパルーデ釧路
(19:28)
2時間後に到着。釧路の駅近ホテルです。駅近にもかかわらず、ホテルの入口横の地下倉庫がバイク専用駐輪場になっているのでいつも重宝しています。
(20:26)
(20:28)
(20:28)
買い出しがてら釧路駅にもふらっと立ち寄りました。
(22:13)
ということで本日のリザルト。下道オンリーで500km弱も走りました。明日はついに北海道最終日。観光を挟みつつ、フェリーの出航地苫小牧に向かいます。