これまでは北大東島の沿岸部を中心にご紹介してきましたが、最後は内陸部の見どころ(?)に目を向けたいと思います。
※北大東に滞在したのは1/1の昼から1/4昼にかけてですが、連日時間帯を変えて何度も同じ場所を訪れています。よって、当記事は時系列ではなく何度か訪れた分の写真などをまとめてスポット毎にご紹介していきます。
全体の行程は別途データ編をご参照ください。
大東宮
(9:05)
島のほぼ中心(物理的)に位置する、境内のとても広い神社です。入口は県道に面していて、広い駐車場とトイレが設置されています。
(9:06)
諸島内の他の神社と同様、人が入る大きさではない小ぶりなお堂が本殿です。そして脇にある豪勢な土俵。
中野のビロウ林
(9:25)
北大東が無人島だった時代から生育している天然のビロウ群落で、推定樹齢は200年。ダイトウビロウは沖縄本島のビロウより樹高が高く建材として重宝されたそうです
が、ここのビロウは開拓時代にはまだ小さく利用できなかったため、伐採を免れたんだとか。村の天然記念物に指定されていますが、人工的な目印が何もないので探しながらも2度ほど目の前を通り過ぎました。
(9:20)
(9:29)
ビロウ林を探して迷いがてら、近くの集落を散策しました。
北大東総合運動公園
(9:48)
大東宮の隣にあります。観光リーフレットにも書いてない、ある意味マイナースポット。そりゃそうだ観光する場所ではない。ちなみに島民の方含め誰一人いません。
(9:36)
左に見える「うふあがりの鐘」は規制線が張られて撞けませんでした。
(9:38)
ヤシの木1本実が2つ……?
(9:41)
てんで使った跡が見られないパターゴルフ場の一角にいた、ホースでがんじがらめの魚。
潮見橋
(10:11)
島の内陸部を適当に走っていたらたまたま見つけた橋。ほぼ完全に道路で、側壁と案内板だけが目印です。
この下を流れる川が、潮位によって流れる方向が変わるそうです。下を覗くと川というより水路がありました。そして特に流れがあるようにも見えませんでした。
北大東島灯台
(11:48)
島の最高点近くに位置する灯台です。ただ、観光化はされておらず付近の見晴らしが良い訳でもありません。
長幕
ながはぐ、と読むそうです。
(10:26)
南大東も北大東も火山の上に形成された隆起サンゴ礁ですが、いずれも島の沿岸部が高く中央が凹んだお盆状になっています。北大東の南側には内陸部を囲む屏風のような絶壁が1,500mにわたっており、これが長幕と呼ばれています。崖とそこの植物群落は国の天然記念物に指定されています。固有種もあるらしい。
(10:25)
(10:27)
例によって、海岸線はまったく望めません。
北大東空港
ここからは時系列進行というか、帰路のお話になります。
(13:52)
フライトは午後だったので、最終日は昼過ぎまでレンタカーで遊んでいました。車の返却後にレストランで昼食を取り、ロビーに集合して空港まで送迎して貰いました。
(13:55)
北大東空港の2階部分にはカフェ(営業時間は便発着前後のみと思われる)とお土産の売店がありました。
(14:21)
セキュリティを抜けた後のロビー兼搭乗ゲート。ここのトイレが恐らく島内で一番新しくて綺麗です。
(14:35)
(14:35)
この地上を歩いて搭乗するスタイルも慣れてきました。
(14:48)
(14:50)
さらば北大東。
南大東空港
(14:52)
(14:59)
離陸後たった10分で降機。久しぶり南大東。
那覇を出た便は南北大東2島を回って那覇に帰っていくので、曜日によってはこうして経由便になり、もう一方の島で一度飛行機を降りることになります。
(15:05)
南大東空港の搭乗ゲート前にはトイレが無いので、セキュリティを逆行してトイレに行ったり売店に寄ったりすることもできます。
(15:06)
沖縄県と本土の地図を被せた距離感の分かりやすい図。県内といえどここから那覇へ行くだけでも360kmなので、なかなかの距離です。
(15:20)
再搭乗。もちろんCAさんも同じ方です。
(15:30)
(15:40)
今度こそさらば大東諸島。実際に地上を走ればわりとアップダウンを感じる地形でも、標高100mを超えなければこんなに平らに見えるのが不思議。
那覇空港
(16:31)
(16:32)
バスでターミナルへ戻ります。
(18:32)
乗継便まで2時間、ターミナル内で過ごしました。ターミナル内には無いA&Wバーガーを食べている人が近くにいて羨ましかったです。
(17:12)
これだけはターミナル内でも売っていたので買いました。
那覇空港以降は写真も撮っていないのでこれにて終了。
伊豆諸島、小笠原諸島と並んでフィリピン海プレート上に位置する島であることを知ったのがきっかけでした。世間一般で想像されるような沖縄とはまるで異なる地形を有した島ですが、逆に言うと世界でもあまり類を見ない成り立ちの島であることもまた確かです。そして今まで見たことも無いような鍾乳洞を貸し切りしたり天然のウミガメが泳ぐ姿を見たり廃墟でぼんやりしたり、独特な時間を過ごすことができました。
リゾートではないので他の観光客も島旅慣れしたような人々ばかりで、ある意味僕の狙い通り、かつ期待を上回る場所でした。ちなみに宿の方とのお話や居合わせた他の観光客のエピソードなども非常に印象深いのですが、そのあたりはネット上に書くべき内容ではないと判断し極力排除しています。
他人に話してもかなりの確率で「どこそこ」と言われ、人口も合わせて2,000程度の場所ですが、全国の天気予報でぽつんと天気マークが置かれる島。テレビでそれを見るたび、あんな場所へ行ったんだなと思い出せてとても楽しいです。ご興味のある方は是非どうぞ。
以上、最後までありがとうございました。
旅行期間 2019.12.28~2020.1.4
旅行記完成 2020.5.3