出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。

大東諸島旅行記【南大東島編4】バリバリ岩、海軍棒プール、塩屋海岸、本場海岸

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南大東漁港

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(15:13)

南大東島は海岸部が岩礁となっていて船の接岸が困難であることは前回ご紹介した通りですが、そんな中で安定した漁港を設けるために掘り込み港という形の港を造っています。

※南大東に滞在したのは12/28の昼から年明け1/1昼にかけてですが、一部のツアーやイベントを除いて、連日時間帯を変えて何度も同じ場所を訪れています。よって、当記事は時系列ではなく何度か訪れた分の写真などをまとめてスポット毎にご紹介していきます。

全体の行程は別途データ編をご参照ください。

 

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(15:13)

掘り込み港とはその名の通り、陸地を発破(爆破)して人口の入り江を作り出すという大胆な手法を採った港です。まるでシムシティのようなどストレートっぷり。

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(15:16)

これが港の入口。

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(15:20)

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(15:20)

目論見通り港内の海面は非常に穏やかです。このシンプルだけど非常にお金が掛かっていそうな風景、嫌いじゃありません。島に経済を根付かせるために必要ですしね。

 

夕日の広場

西港のちょっと北側にある場所です。最初に言っておきますがここで夕日は見ていません。

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(17:22)

こんな道の先に何かしらの施設があるのかと若干不安になる細い道の先にあります。

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訪れた時には残念ながら雲で夕日は拝めませんでした。

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(17:22)

先程から海岸沿いにあるギザギザした岩は雨風によって浸食を受けた石灰岩です。汚れて表面が黒色になっていますが、本来の色は白色。叩き割るなどして新しく断面を露出させれば、中の白色を見ることができます。

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(17:27)

すぐ近くには、比較的海際を走れる細い道もあります。

 

大東神社

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(9:21)

集落(中心部)の北に位置する、天照大神を奉る神社です。晦日カウントダウンイベントはこの鳥居手前の広場で行われます。その様子はまた後ほど。

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(9:24)

広場に隣接して土俵があります。

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(9:24)

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(9:24)

石段の両脇にはビロウの林。明治期に人間の開拓の手が及ぶ前の南大東は、このビロウの木で覆い尽くされていたんだとか。本土に住む人間としては、この独特な植生と比較的見慣れた神社の居住まいの組み合わせが非常に独特に映ります。

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(9:30)

クリーングリーングレイシャス

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(9:20)

広場の脇の林の入口には固有種ダイトウオオコウモリの碑があります。カウントダウンイベント中にはこの森から飛んで出てくるのを見ました。

 

ヒルギ群落

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(9:20)

南大東で最も大きい池、その名もストレートに大池の、北西部の細い道沿いにヒルギ群落の碑があります(観光マップやGoogleMapでも表示されていません)。オヒルギとはマングローブを形成する常緑高木の一種。南西諸島の河口干潟など汽水域で主に分布している植物だそうですが、淡水域に生育しているオヒルギは貴重だという事で天然記念物に指定されています。

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(9:51)

マングローブの中をかき分けるように木道が伸びています。

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(9:53)

木道を30mほど進むと池に面した展望台のようになっていますが、大して展望が開けている訳ではありません。

 

大池展望台

こちらは観光マップにも載っているものの、若干位置が分かりにくいので潔くGoogleMapなどで調べたほうが早い展望台です。

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(10:05)

思ったより豪勢な展望台でびっくりしました。

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(10:03)

ただ、周りの木々も高いので見た目ほど抜群な眺めという感じでもありませんでした。

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(10:04)

池に背を向けた反対方向にはひたすらにさとうきび畑です。

 

バリバリ岩

5日間の滞在の中でも西港に次いでリピートしたおすすめのスポットです。

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(10:14)

駐車場は奥まった場所にありますが、一周道路に案内が出ているので分かりやすいです。

大東諸島は4000万年以上も前にニューギニアのあたりで誕生したと言われ、そこから現在に至るまでフィリピン海プレートと共にゆっくりと移動してきました。現在でも南大東は年間7cmほど北西方向へ動いているとされ、バリバリ岩はその地殻変動によって発生した岩の裂け目なのです。

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(11:10)

裂け目は南北方向に伸びているので、太陽が南中する正午あたりに来ると裂け目の中にまで日が差して写真も撮りやすいです。

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(10:17)

潰されそうになっている人ごっこ

まるで鎌倉の切通しのようで、人工的な風景にも見えますがこれが地殻変動の証拠だというんだから面白い。

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(10:34)

切通しのような道を進むと程なくして多少開けた森になりますが、本番はその先。

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(10:19)

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(10:19)

オープンワールド系のゲームを彷彿とさせる岩の抜け穴を降ります。ある程度階段状になっていますが浮石もあるのでサンダルはお勧めしません。

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(10:23)

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(11:15)

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その先にあるのが、さらに高くて狭い裂け目です。

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(11:16)

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本当に真上を向かないと空が目に入って来ません。裂け目の底から伸びるビロウが1本だけあるのですが、こいつはあの高さに至るまでどんな苦労を強いられていたんだろうか。

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(10:28)

最深部は若干洞窟のようになっていますが行き止まりなので、元来た道を引き返す形になります。

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この洞窟っぽい部分も天井や壁面の形状を見ると、鍾乳洞であったことが分かります。

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(11:21)

ふたたび岩穴をくぐって入口方面へ戻りました。

当初写真だけ見ていた頃はなんだろうここという感じだったのですが、実際に身を置いてみて分かったのは写真では収まりきらない光景だという事。他所では見たことのない空間に大興奮でした。

 

海軍棒プール

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(11:36)

ゲート手前に駐車スペースと展望台があります。

南北の大東島は海岸が断崖なので、海に囲まれた島ではあるものの砂浜の海水浴場などは存在しません

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(13:15)

そんな環境でも水遊びができるようにと造られているのが、海際の岩を掘り込んで作られた天然の海水プールです。めっちゃ波かぶってます。満潮時には海中に没するらしいです。

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(13:02)

波が高い(記憶だと3mが基準)日は駐車スペースそばのゲートが閉められてプールの近くにも行けないようになるのですが、大丈夫な日でもこんな状態。プールの海側の縁には叩きつけられた波が激しく飛び散ります。

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(13:13)

ザッパーン!!!

こんな風に荒々しく波が入って来るのでプールの中でも海水は綺麗ですが、プールサイド(?)は苔で滑りやすいのでご注意ください。

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(13:02)

ゲートとプールの間の坂道は非常に急なのでこれも気を付けてください。

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ゲート脇の展望台。

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展望台から見下ろせばプールが見えます。画面右の小高い丘のてっぺんに刺さっている棒が、ここの名前の由来にもなっている海軍棒。1892年に旧日本海軍が測量の基準として建てた標柱が発祥で、現在のものは復元です。

ちなみにこのあたり、ボロジノニシキソウという国の天然記念物にも指定されている植物が多くあるそうです(未確認)。南北大東島の他にはオーストラリアとマリアナ諸島だけなんだそう。

 

塩屋プール

島の東側にある海軍棒プールに対し、西側にあるのが塩屋海岸の海水プールです。

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(13:33)

島を一周する県道からの入口は若干分かりにくいですが、かろうじて案内の看板はあります。海軍棒プール同様、波が高い日はゲートが閉じて近づけなくなります。

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(13:37)

ゲートの先に東屋があります。

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東屋から見えるここがプール……ではなく、もう一つ奥に見えるくり抜かれた岩礁がプールです。

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こっちです。坂を下りたその先にある方です。

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(13:38)

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(13:38)

ちなみに東屋からは、西港やボロジノパークも見えます。

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(15:33)

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(15:37)

年末年始ですが、なんと泳いでいる人がいました。寒くはないですが正直全身浸かるほどではない。

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ヤドカリ。

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なまこ。

縁を一周しながらプールの中を覗き込みましたが、中若干密度の薄い水族館程度には生き物が沢山いました。魚も泳いでいます。一周しようとすると足元は掴みどころのないアスレチックなのでご注意ください。

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というか水の透明度凄い。

 

本場海岸

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(10:50)

3つ目の海岸がこちら。バリバリ岩の東側あたりにありますが、入口は分かりにくいです。観光マップでは分かりにくいので大人しくGoogleMapを使うと楽です。

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(10:53)

プールisどこ

一応、塩屋海岸や海軍棒と同様の岩礁をくり抜いたプールらしいのですが、潮位のせいかプールの縁は水面下になっていました。

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(10:50)

でも波打ち際に近くて荒い波を目の前に見られるので、海岸としては楽しいです。