アルハンブラ宮殿(la Alhambra)
(13:39)
昼食後、アルハンブラ宮殿を目指します。まずは、アルハンブラ行きのバスが出るイサベル・ラ・カトリカ広場へ。ちなみに朝買ったプリペイド式のカードはものの見事に紛失しました……。
バスで駆け上がる道は急かつ狭く、それなのに結構な数の車がすれ違うので、時折どっち方向も詰まってにっちもさっちも行かない状況になっていました。この道絶対運転したくねえ。
バスで丘を登り切ったところが終着点であり折り返し点でありアルハンブラの入口です。乗車距離はそこそこ長かったです。
(14:10)
しかも、ナスル朝宮殿方面へは途中で有料エリアを出てさらに一度無料エリアを経由しました。
なお、有料エリア・無料エリアの区別やチケットそのものの手配(予約)については、実体験含めまとめて後述します。
(14:47)
チケット売り場からすぐの正面ゲートでは、6ユーロくらいでオーディオガイドの端末を借りられます。日本語もあります……が、これが厄介で、(恐らく)スペイン語からの直訳感が甚だしくネイティブジャパニーズからすると非常に聞き取りにくいというか噛み砕くのにやたら体力を使うというか要するに何言ってるか分かりません。黄金の間が「ゴールデン部屋」と表記されていることからその難解さを察していただきたい。音声も表記も日本語なはずなのに、びっくりするくらい頭に入りません。
ちなみにオーディオガイドは有料エリアのすべての出口で係員に返却することができます。ので、アルハンブラの観光をすべて終わらせたところで最寄りの出口で返しましょう。
ナスル朝宮殿(Nasrid Palaces)
ナスリ(朝)宮殿とも呼んだりします。スペイン語のつづりを見る限りではナスリー宮殿が正しい気がします。
アルハンブラ宮殿の心臓部にしてメインスポット。イスラム王朝時代の政治・居住空間です。
(14:24)
(14:37)
14:30からの入場枠でした。炎天下の中を並んで待ち、時間になったらゆるゆると進む列。
(14:40)
チケットのQRコードを読み取られて入るなり、ザクロをかたどった石畳がお出迎え。
ここからしばらくは、ナスル朝宮殿を構成するそれぞれの宮の紹介です。
メスアール宮
(14:41)
ナスル朝宮殿の中でももっとも古いエリアです。精密な模様のくせにこれらがみんな手彫りって職人さん気が狂いそうですわ……ちょっとうっかりミスしちゃった部分とかないんだろうか……。
(14:42)
(14:44)
この後も度々壁を撮っただけの写真が登場します。壁の模様が気になっただけです。
(14:46)
(14:47)
黄金の間。オーディオガイドの日本語訳ではゴールデン部屋なところ。
(14:49)
この窓からの景色がまた素敵なんです。
(14:48)
(14:50)
メスアールの中庭(パティオ)。パティオとは中庭のことです。が、かつてはここで政務や裁判が行われていたんだとか。
コマレス宮
14世紀に造られた施政の場だそうです。
(14:53)
(14:54)
コマレス宮内の、アラヤネスの中庭と呼ばれる部分。この辺からは写真で見たことある系スポットのラッシュです。
(14:57)
アラヤネスの中庭の反対方向。
(14:59)
(15:00)
これがまた、綺麗に反射してくれるんですね。
(14:55)
(15:02)
(15:02)
(15:03)
アルハンブラは、迷ったら天井と壁の模様を見ればとりあえず幸せになれます。
(15:14)
本来の天井の下に装飾の天井がはめ込まれているようです。
(15:11)
大使の間。行きそびれたことに気付いて途中で戻って来て見ました。
ライオン宮
(15:05)
ライオンのパティオ。アルハンブラといえばまず出てくるこの場所ですが、実際に足を踏み入れた途端には思わず「うわあ」と口にしていました。きれい。
(15:06)
(15:06)
(15:07)
ガイドの案内にしたがってぞろぞろと動く団体が一定数いるので、うまいことタイミングをずらして回ると人の少なめな写真が撮れます。
(15:07)
(15:30)
ライオンの噴水。ライオン……? 壁だとかの模様は現代人もぶったまげる精巧さなのに、なんか生き物はちょっとアレですね。
(15:15)
(15:15)
でもやっぱり装飾は素晴らしい。
(15:17)
しばらくはライオンの中庭でぼーっとしていました。
(15:30)
ライオンの中庭、露骨に水路が巡らされているので足を突っ込まないようにご注意ください。そして、広場だからと端の段差に腰掛けているとスタッフに注意されます。されましたごめんなさい。
(15:18)
続いては、お隣の「二姉妹の間」へ。
(15:19)
天井が、すごい。
(15:24)
ぱっと見何が起きてるのかわからない。
(15:19)
(15:20)
(15:25)
(15:25)
壁オンリーもどうぞ。二姉妹の間は鍾乳洞と同じように内部空間の空気を冷やす効果があるそうで、ナスル朝宮殿で一番涼しかった記憶があります。
(15:28)
二姉妹の部屋の隣の天井。
(15:33)
そんな感じで、ナスル朝宮殿の観光もおおむね終了です。
(15:37)
最後は比較的新しいと思われるエリアに。なんかディズニーシーっぽい。
(15:37)
(15:40)
(15:42)
(15:44)
たぶんこれはリンダラハのパティオと呼ばれるあたり。
(15:44)
(15:47)
こんな感じでナスル朝宮殿でした。
次のエリアへ行く前に、アルハンブラ宮殿の観光にあたっての準備や概要について以下にまとめてみました。
アルハンブラ宮殿の有料エリア・無料エリアについて
チケットがないと入れない有料エリアは、「ナスル朝宮殿」「アルカサバ」「ヘネラリフェ~チケット売り場~パラドールの南にわたる一帯」です。逆に言うと、そのエリア以外なら城壁内に入って建物の外観を見られたり、あるいはカルロス5世宮殿ならチケットなしでも中に入れたりします。そして、これら無料エリアには(恐らく)24時間出入りができます。
ちなみに、無料エリアだけを通ってアルハンブラの城内(城壁内)へアクセスするには、裁きの門(Puerta de la Justicia)または車両の門(Puerta De Los Carros)のいずれかを通っていくことになります。チケット売り場近くのメインゲートは有料エリアの入口なのでチケットが必要ですし、営業時間外は閉鎖されます。
上図では、アルハンブラ城壁内のおおざっぱなエリア分けと、主要なゲートの場所を表しました。アルカサバとナスル朝宮殿は、どこから行く場合も必ず無料エリアを一度は経由してアクセスすることになります。
ちなみにトイレはカルロス5世宮殿とアルカサバの間にあるブドウ酒の門付近にあります。無料エリア内です。自販機や簡単な休憩スペースもあるので覚えておくと便利です。
アルハンブラ宮殿のチケット手配
当日券も一部あるようですが、基本的には要予約と思っていいようです。
当初はツアーを手配してもらった旅行会社にアルハンブラのチケットもお任せする予定だったのですが、なんと旅行会社の方では確保できなかったとのお知らせ。やむなく自力でネット予約しました。できました。
「ナスル朝宮殿」「ヘネラリフェ」「アルカサバ」すべての有料エリアに入場できるのがGeneralチケットです。ただし、ナスル朝宮殿は30分刻みの時間制入場なので、入場時間をいつにするかは予約前に計画を練っておきましょう。その他、「アルカサバ」「ヘネラリフェ一帯」は所定の時間内ならチケットで出入りが自由です。
予約をすると登録したメールアドレスにQRコード付きのチケットがPDFで送られて来るので、事前に印刷して持参してください。
アルハンブラ観光の続きはまた次回から。