バスターミナル(Granada ALSA)
(17:53)
セビリアからバスに乗ること3時間ほどで、グラナダのバスターミナルに到着しました。
日本の高速バスだと荷室に荷物を預けたら引換券をもぎって渡されると思うのですが、スペインの高速バスはそんなことはなくとにかく手当たり次第にジャンジャカ下ろされて各々自分の荷物を持って行きます。
(17:55)
バスターミナル内部。飲食店も1軒だけ入っていました。ドライブインにありがちな簡単なカフェですが。
時間も時間なので今日今更観光はできません。よってここからは本日の宿にまっすぐ向かいたい所ですが、
(17:58)
バスが到着したころは気持ちパラついているかな程度だった雨が、バケツをひっくり返したような大雨に。とてもじゃないけれど目の前のバス停にすら向かえません。
(18:01)
とんでもないところに来てしまったようだ。
(18:14)
あまりの雨量に近くの交差点がじゃぶじゃぶになり、車が冠水したらしく一部通行止めになっていました。
(18:20)
そんな状況でバスも時間通りに予定の行先の便が来るはずもなく。
10分くらいしてようやく現れたバスの系統番号を見て、グラナダ駅方面へ向かうことを確認した(『地球の歩き方』に書いてあった)ら、早速乗り込みます。
翌日以降もグラナダではバスを使う予定だったので、プリペイド式のカードを購入。
……しようと思って運転士にプリペイドのカードが欲しいと告げて10ユーロ札を差し出したところ、「いいから乗れ」との仕草で車内へ促されました。えっ払わなくていいんですか。
察するに、ただでさえ雨で押しているダイヤをこれ以上遅らせたくなかったのでしょう。それにしても大胆な采配だ……。
レオナルドホテルグラナダ(Leonardo Hotel Granada)
こうしてオフィシャル無賃乗車を経てホテルへ。ホテルが駅のそばにあること、そして乗っていたバスは駅前を経由して中心街へ向かうことだけは分かっていたのですが、なんというバス停が最寄りになるかは全くノータッチでした。やむなくスマホの地図アプリで現在位置を確認しながら、タイミングを計って降車ボタンを押しました。
(18:52)
本日の宿はレオナルドホテルグラナダ(Leonardo Hotel Granada)です。ちょっと前まで別の名前のホテルだったようで、予習のためにストリートビューを見ていたものの、なかなかこのホテルの名前が見つからなくて苦労しました(結局見つけられず、ホテルバウチャーなどに記載された住所を頼りに事前調査しました)。
(19:06)
部屋は今までに比べると小さめですが、日本のそれと比べればはるかに広くスーツケースは存分に広げられます。
時間はもう夕方と夜の間くらい(スペインの19時は日本の時間感覚換算でおよそ17時)なので、軽く近くを歩いて買い出しや夕飯だけ済ませましょう。
(20:12)
スーパーで簡単に買い物を済ませたら、ホテルの近くのカフェみたいなレストランみたいな場所で早めの夕飯。そんなに酒が飲めないくせにアルハンブラビールという文字を見て注文したクチです。
(20:19)
スペイン風オムレツ。トマトとじゃがいもが入っているのが主なポイントです。
(22:24)
スーパーで、カップ焼きそばが売っていて気になったので買ってみました。左のはテレビでCMもやっていました。夕飯が早めだったので夜食に作ってみました。湯切り失敗しました。日本でも失敗したことないのに。
人生初の湯切り失敗はスペインでした。 pic.twitter.com/EXUJCdTCws
— 奇行太朗(リハビリ中) (@kiko_taro) 2018年9月19日
(8:23)
おはようございますグラナダの朝です。
(7:52)
(7:49)
朝食なはずなのに明らかにおやつ的なものたちが並んでいるところに西洋みを感じました。
(8:58)
今日も今日とて路線バスでの移動からです。今回はちゃんとデポジットカードを購入できました。1枚あれば乗車時に人数分タッチすることで複数人での使用が可能です。
昨日バスターミナルからホテルの近くまで乗った路線(たしか3番か33番系統、どちらでもOK)に再度乗り、街の中心部であるイサベル・ラ・カトリカ広場へ。そこからアルハンブラとの往復便に乗り換えて今晩の宿へスーツケースを預けてきたのですが、ホテルについてはまとめて後述します。お楽しみに。
(10:11)
スーツケースを置いて再びイサベル・ラ・カトリカ広場に戻った我々は、31番系統のバスに乗り換えて最初の目的地へ向かいました。
サン・ニコラス展望台(Plaza San Nicolás)
(10:32)
狭い道をずんずん進み急な上り坂をぐいぐい登った先のバス停「サン・ニコラス広場(Plaza San Nicolás)」で降ります。
(10:32)
バス停から展望台までは30mくらいです。上り坂の石畳ですが。
(10:33)
(10:33)
(10:35)
(10:37)
(10:40)
(10:42)
(10:45)
良い場所だ。
アルハンブラ宮殿を引いて見た図はだいたいここからの風景のようです。宮殿とグラナダ市街を望む素敵な展望台でした。ただしその素敵さゆえ人もそこそこ多いです。観光バスで来る団体客も沢山いるので混み具合に波がありますし、15分くらいいる間にもみるみる人口密度が高くなったので、人の少なめな朝一に来た方が良い場所な気がします。
アルバイシン(Albaicín)
グラナダ最古の街並みが残る地区です。城郭都市の一環として造られたそうで、道はごちゃごちゃと入り組んでいます。厳密には先程のサン・ニコラス展望台周辺も含めたエリア名のようです。
さて、サン・ニコラス展望台から市街中心部へ向かってアルバイシンを縦走してしまいましょう。バスで展望台まで登り、丘を下る形で歩けるので身体的にも楽です。
(10:49)
撮れと言わんばかりのポジショニングな猫。
(10:49)
なんとなく市街地へ戻れそうな方向へ適当に歩いてみます。
(10:50)
頭上にザクロの実が。グラナダはスペイン語でザクロを意味する名前です。
(10:52)
(10:54)
(10:57)
(10:58)
カテドラルのチラリズム。
(10:59)
(11:01)
途中から、土産物の並ぶ通りに入りました。相変わらず適当に丘を下っているだけなので、どのあたりかはよく分かりませんが。
(11:02)
ブレスレットに明らかにモンスターボール的なデザインが組み込まれていますが、どう見てもオフィシャルなものではない。いやひょっとしたら元々こういう意匠があるのかも……。
(11:04)
(11:04)
(11:14)
そのまま平地まで下りてきました。
(11:25)
なんだこのユニコーンかわいい。
カテドラル(Catedral de Granada)
(11:35)
(11:40)
入場はひとり5ユーロ。オーディオガイドが付いてきますが日本語はありませんでした。苦しまぎれに英語の機器を選択しましたが、ぶっちゃけ何言ってるか全然理解できないのでそそくさと回りました。
(12:01)
模型。外見で見た以上にでかい。
(12:08)
そこかしこにザクロの図柄があります。
王室礼拝堂(Capilla Real)
カテドラルに隣接する王室礼拝堂ですが、入口は100mくらい離れた別のところにあります。
(12:10)
カテドラルよりも古く1521年の落成。グラナダをイスラム勢力から奪還した女王イサベル1世とその夫、そして2人の娘とその夫らの遺骸が安置されています。残念ながら建物内は一切撮影禁止なのでこれ以上写真は無いのですが、半地下になった通路を通って棺を見ることができます。料金はおひとり様4ユーロ。
ビブランブラ広場(Plaza de Bib-Rambla)
カテドラルのすぐ南にある広場です。この広場の西の入口付近にある「Restaurant Queen's Garden」というレストランのテラス席でちょっと早めの昼食に。
(13:33)
「Menu del Dia(直訳:今日のメニュー)」と呼ばれる、スペインでは一般的なランチメニューを頼みました。日本で言う定食のようなもので、2皿の料理に加え、店によってそこにデザートや飲み物が出たり入ったりします。
この店の場合、①前菜(1皿目)②メイン(2皿目)③デザートをそれぞれメニューの中から選んでおひとり様9.95ユーロ(パン含む、飲み物は別料金)。「Menu del Dia」の中では比較的リーズナブルな価格帯ですが、スペイン滞在中の食事の中でもトップクラスに美味しいお店でした。この僕がわざわざ店名を控えているあたりで美味しさのレベルはお察しいただきたい。
(12:43)
1皿目、ガスパチョとパエリア(2人でそれぞれ頼んでシェアしています)。
(12:56)
(12:56)
2皿目、アンチョビのフライとコロッケ(クロケッタ)。特にこのコロッケがとてもサクサクでおいしい。
(13:15)
(13:15)
デザートはケーキとプリン。
何よりウェイターのおっちゃん(たぶん店長)が気さくでとても良い人でした。迷わずチップを置いていきましたとさ。カテドラルからすぐの場所ですし、グラナダ中心部でレストランに迷った方は是非どうぞ。奇をてらわないベーシックかつおいしい食事にありつけておすすめです。本当におすすめです。