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出かけた時から帰り道

旅行記。一人旅だったりそうじゃなかったりバイク(VTR-F)だったり。

東北、日本海を走る。【3終】鳥海・だるま屋ウィリー

 


日没をもって2日目の観光を終了。
その後真っ暗な田舎道を130kmかっ飛ばして宿へ向かうこと自体は、まあだいぶ慣れてきたことなのでいいのですが、困るのは夕飯。

地方都市というのはえてして夜の食事に困るもの。宿泊先はビジネスホテルだし街は横手なので規模的にもコンビニくらいはあるだろうとは予想していた(下調べはしていない)のですが、ホテルでコンビニ飯というのもひもじいので……いや、それはそれで無茶な旅感あって嫌いじゃないけれど……ともかく、回避する手段がある限りは回避したいと思います。

 

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(18:54)
秋田自動車道西仙北スマートICを降りて10分弱のところにある、『西仙北ぬく森温泉ユメリア』。
どうやら完全な民間ではないようですが、温泉のほかにプールや宿泊施設も備わっている、スーパー銭湯と銭湯の中間のような施設です。

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(18:54)
ギバちゃんの部屋。内部は撮影禁止。
ここ西仙北町(合併により現在は大仙市)は柳葉敏郎の出身地であり現在もご自宅があるそうな。ちなみに、クレヨンしんちゃん野原ひろしはこの近くの大曲市(同じく現在は大仙市)の出身です。

 

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(19:57)
入浴料は400円。湯上りに1500円くらいのしゃぶしゃぶ定食を平らげました。
粗食になりがちな僕の旅では珍しくガッツリとした食事でした。

 

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(20:26)
ここまで白々しく書きましたが、こういう事情で過去に来たことあるんですよねここ。

 

【バイク駐輪場情報 西仙北ぬく森温泉ユメリア】
永遠に満車にはならないであろう広大な駐車場があります。もちろん無料。

 

湯上りにバイクで湯冷めしないか心配でしたが、防備を固め1時間弱で無事に横手へ到着しました。
本日の宿は『横手セントラルホテル』。
セントラルかどうかはさておき、駅からも1㎞弱で県道バイパス的な道路の脇に建っているのでわりかし便利な場所にあると思います。コンビニもすぐ近くに2軒あります。
駐車場のデッドスペースにぬるっとバイクを置いてチェックイン。

 

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(21:35)
結婚式場が併設されているので、ビジホとしてだけでなくそういった目的も持ち合わせたホテルのようです。客室も普通のビジホとはちょっと違う雰囲気。

 

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走行距離:480㎞+α
ぬく森温泉ユメリアから宿までの間GPSの電源を入れ忘れたため不明ですが、だいたい+40㎞くらいです。

 

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(7:26)
横手にて最終日の朝です。
観光はそこそこに移動がメインなので、遅め(当社比)の出発です。
ただししょっぱなからちょっと寄り道します。

 

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(7:32)
ホテルからバイクで5分くらいのところに城があるって知ってたら寄らずにはいられませんよね。
名前はそのまま横手城天守1965年建造の模擬天守です。
模擬ということは、かつてその場に存在した建築を模したものではないということ。モデルは岡崎城、場所は当時の二の丸跡なんだとか。ちなみに、本来の横手城には天守がそもそも存在しなかったそうです。
ただし、模擬天守としては東北で一番最初に造られたとか。

 

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(7:32)


【バイク駐輪場情報 横手城】
丘の斜面を登った先、天守のそばの広場が駐車場代わりになっています。無料。

 

横手城を離脱後は横手市街を抜け出し、国道107号を西進。由利本荘市に着いたら、日本海東北自動車道の無料区間を南下とさくさく進行します。

 

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(9:08)
秋田県道131号に入ったところでちょいと停車。
予定よりもやや早い進行で来たなーと思っていたところで、奈曽の白滝という文字を発見したので寄り道です。

 

 

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(9:11)

看板に案内されるがままに進むと神社に突入。

 

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(9:12)
慈覚大師御築之石坂
この石段を築いたとされる慈覚大師とは、第3代天台座主こと円仁の別称。日本史では『入唐求法巡礼行記』の著者として習うことがあります。……実に1100年以上前を生きた人物です。

 

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(9:12)
長い時を経て現代に残る石段を目の前にするとは、石段フェチとしては至高の瞬間。隣に現代人のための現代的な石段がちゃんとありますが、あえてこの石段というか石斜面と化している悪路をチョイスし登りました。

 

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(9:13)
石段をのぼった先のここで左へ曲がり、階段を降ります。
写真左下の小さな案内板だけが頼りです。

 

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(9:14)
階段は滝に近づくにつれ石段になり山道のようになっていく。

 

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(9:18)
奈曽の白滝は思っていた以上に大きい滝でした。水量もなかなかだと思われます。

 

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(9:23)
シャッター速度を変えて滝の写真にありがちな絵を試みるも、手持ち撮影の限界を感じる。

 

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(9:28)
10分ほど写真を撮ったりぼーっとしたりしたところで、来た道を戻ります。下った階段は登らねばならない。

 

【バイク駐輪場情報 奈曽の白滝】
県道(鳥海ブルーライン)を挟んで反対側に無料の広い駐車場(トイレ付)があります。
駐車場から滝までは石段を登ったり降りたり徒歩約10分。

 

奈曽の白滝に来るまでの秋田県道131号は、山形県道210号と併せて鳥海ブルーラインという別称があります。鳥海山の五合目を経由し秋田と山形を結ぶ35㎞の道で、2001年より無料開放。
わざわざここまで説明したということは、そう、景色が良いということ。
綺麗な路面のワインディングをうねうねと楽しみ、五合目付近へ。

 

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(10:08)
情報館とかレストハウスとかがある鳥海ブルーライン最高部。
鳥海山は標高2236m、そしてブルーライン最高点は1100mだそう。
……どうりで、とても寒い。

 

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(10:42)
少し早い気はしますが、いい具合に紅葉が始まっています。
そして、ブルーラインという名の通り、ここの魅力は海と空を一望できること。到着した時は雲が立ち込めていましたが、しばらく待っているとこんな景色が。

 

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(10:43)

 

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(10:42)
すごい、これはすごいぞ。
しかも、走っている時点からこんな景色がちらちら見えるのです。空を飛んでいるようとはまさにこのこと。

 

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(10:21)
高原の駅なる施設で、ブランチを兼ねて暖をとります。

 

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(10:31)
稲庭うどん
うどんといえば薄いおだしに太麺の某うどん県ばかりにスポットが当たる昨今ですが、僕は実は稲庭うどん信者だったりします。ただ、四国へ行ったときにうどん県でうどんを食べなかったのはアンチ讃岐うどんだからとかそういう理由ではなく純粋に食べる機会を逸しました。

 

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(10:49)

 

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(10:50)
最後にバイク入りの写真を載せてターンエンドです。

 

【バイク駐輪場情報 鳥海ブルーライン

最高部にある高原の駅の駐車場が無料で利用可能です。利用可能時間帯は不明。

道中にもところどころ駐車スペースがあります。

 

さて、今回の旅での観光はほぼ終了です。あとはこのまま日本海沿岸を走り、新潟県に突入後は関越自動車道で東京へと向かいます。
連休最終日なので高速が混む前にちゃっちゃと帰宅を試みます。

 

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(12:27)

とか考えつつもあつみ温泉の物色をしたり。昔ながらの温泉街といった具合で雰囲気は嫌いじゃありませんが、周囲には本当に温泉くらいしかないと思われます。

 

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(12:44)
道の駅あつみから。
さすが日本海、太平洋とは確実に異なる雰囲気を帯びている。

 

観光が”ほぼ”終了だと言ったのは、この後とある場所に差し掛かるからでして、それがここになります。

 

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(13:10)
羽越本線勝木駅から南へ約1.5km、国道345号線のこのアングル。
何を隠そう、「水曜どうでしょう」の企画の一つ「原付東日本縦断ラリー」で伝説のだるま屋ウィリー事件が発生した地点です。

 

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(13:07)
当然ながら当時の工事は現在では終了しているため片側通行もなくすんなり走れますが、事件現場の沿道の柵にはどうでしょうのステッカーが貼られています。

 

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場所としてはこのあたり。
停まって写真こそ撮ったものの、もちろんウィリーはせずに無事再出発。

……あとは、本当にただひたすら東京に向かって走り続けるのみでした。
なんだかんだで結局帰りの渋滞には巻き込まれました。

 

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(17:26)
上里SA。東京近郊のSAは軒並みお洒落になりましたな。

 

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(19:37)
19時を回って帰宅。今回の旅でのトリップメーター1864㎞にて終了です。

 

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走行距離:618㎞

 

ということで、西東北(日本海側)の弾丸往復ラリーでした。


とにかく東北は道が空いていて良いです。国道も交通量こそあれ流れはスムーズですし、一本外れてしまえば完全にマイペースに走行できます。人によっては退屈に感じるかもしれませんが、ここのところ西日本の比較的せわしない感じばかりだったので、のびのび走れたのは楽しかったです。……その代わりスケジュールは全くのびのびしていませんでしたが。
だいぶ駆け足ではありましたが、沿道の東北らしい雰囲気は感じられたので良かったです。海沿いをぼーっと走ったり、収穫直前のそれこそ金色に輝く水田の中を抜けたりするのが最高でした。

 

……ちなみに、九州に続いて今回もカメラ(Canon G7X)をダメにしました
2日目に青池に来たあたりから「バッテリーを一度抜き差しすれば一枚だけ撮れる」という謎な状態になり、その日の夜からは完全に沈黙。3日目の写真は全てニコンの一眼によります。カメラの心臓部まで浸水&腐食していたようで、修理代は2万弱にのぼりました……。
皆さんも「このくらいの小雨なら」と思わずに濡れには気をつかいましょう。僕は今回の経験をもとに、安物の防水カメラを雨天時用に買い足すという、解決になっているのかいないのか分からない対抗策を打ちました。

 

東北はまだ太平洋側もあります。下北半島からずーっと下っていきたいです。あと山形では山寺に行ってみたいと思いつつ時間の都合で省いたので、そのあたりもカバーしたいなどと野望は尽きません。

 

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以上、最後までありがとうございました。

 

旅行期間 2016.10.8~2016.10.10
旅行記完成 2017.1.11

 

 

東北、日本海を走る。【1】八幡平・弘前

東北、日本海を走る。【2】竜飛崎・白神山地・男鹿