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出かけた時から帰り道

旅行記。一人旅だったりそうじゃなかったりバイク(VTR-F)だったり。

富士山麓ツーリング570km【3】

富士山麓ツーリング570km ツーリング



【第三章】焼きそば、ヨーグルト、豚汁



僕がそのうちやってみたいと思っていたことのひとつに、

スーパー銭湯に宿泊(仮眠)」

というものがありました。
24時間営業のスーパー銭湯の仮眠室で一晩を明かすという要するに文字通りそのままです。

ビジホへのソロ宿泊というのもなかなかにわくわくする瞬間ですが、既に複数回経験済み。
ということで、どうせ一人旅ですし経費削減と目的達成を兼ねて今宵はスーパー銭湯へ。
今回お世話になったのはこちら。


○富嶽温泉 花の湯


朝霧高原を突き抜ける国道139号をずっと南下した先の、富士宮市街にあります。


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屋内駐車場のいちばん奥まったところにバイクを駐輪。
納車1週間でこんな無謀な旅をご苦労様です。立ちゴケさせてごめん。


(19:13)


一日の走行距離は303.8km。
バイクが納車されてからの総走行距離は587kmらしいので、このバイクが今まで走ったうちの半分以上は今日だけで走行したということ。
体力や身体には異常がないけれど、ど素人にはこれぐらいの走行距離が集中力的にちょうど限界でした。


さて、館内に入場する前に夕食です。
中はきっと高いんじゃなかろうかと踏んで、食事だけ外で済ませます。
せっかく富士宮初上陸なので富士宮焼きそばを食べようと思い、近所を徒歩でさまよう。


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歩いて5分くらいのところに鉄板焼きの店を発見し突入。
国道沿いっていろんな店があることにはあるのですが、ひとつひとつがわりと離れていて徒歩は不便。
しかしだからといってまたバイクに跨って移動という気にはあまりなれなかった。


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富士宮焼きそばです。

正直な感想をひとつ。
……何が違うかわからん。


1.独特の食感がある蒸し麺
2.油かす(肉かすと呼ぶ)を使用して調理
3.最後に削り節をのせる

これらが富士宮焼きそばの条件らしいのですが、3なんかは我が家でもやるぞ……。


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黒はんぺんのフライも勢いで頼んだ。我が家は半分静岡の血なので、黒はんぺんはかなりポピュラーな食べ物だったりします。
ちなみに僕は白はんぺん(黒はんぺんに対し普通のはんぺんをこう呼ぶ)があまり好きくないです。


おなかを満たした後はさっそく入館し風呂へ。
入館料を支払う時に貰うロッカーの鍵が入館証であり館内で物を買う時のタグ代わりになります。

荷物をロッカーに入れたまま館内をうろついたり休憩したりするため、スーパー銭湯のロッカーは普通の銭湯より大きい。
旅の宿泊場所代わりに利用するバイク乗りがいないわけではなく1~2人ほど同類を見かけましたが、ロッカー周りで持ち込んだ荷物をごたごたしていると何してるんだろうという目で見られますごめんなさい。


ちなみに、料金体系や館内着の有無や各種アメニティの提供方法等はスーパー銭湯ごとに結構異なります。公式サイト等で事前に調べておくのがおすすめです。
というかそもそも深夜から朝にかけてはお客さんを受け入れない場所が大半だったり。


さて風呂あがり、


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見てしまった以上、買わざるをえなくなる物ってあると思うんだ。


明日のルート選定やらTwitterやらを済ませて寝ようとしたのですが。
仮眠室が最近縮小されたらしく、混んでいるしなんだか空気がこもっていてあまりよろしくない。
仮眠室である以上さして環境に期待していたわけではないものの、こもった空気だけはどうにも耐えられる質ではないので、休憩スペースでの仮眠を決行。
リクライニングソファより広々使えるしまあいいやー。


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と思ったのですが、テンション上がっているのとちょくちょく蚊の襲来を受けたのとで正味2時間くらいしか熟睡できなかった……。



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一晩明けておはようございます。
なぜかこのスーパー銭湯にはロビーにエイリアンがいます。

5時過ぎに起床して一風呂浴びて身支度を済ませ、6時に清算。


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お世話になりました。
お風呂はいい感じだったけれど、睡眠はあまり取れていません。


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これから朝ごはんを食べに行きますが、まずはバイクの栄養補給。

奥多摩周遊道路の手前で給油してから266.8km、今回の給油量が8.17。
燃費は32.65km/Lといったところ。
今をときめくハイブリットカーにも負けない低燃費っぷりを実現しています(車重をはじめ前提条件が違いすぎる)。


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朝の富士宮を走ります。朝は涼しいというかやや肌寒いレベル。


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走っていると、建物の間からちらちらと富士山が見えます。
個人的に富士山は、登るよりもこうして麓から眺める方が好きです。


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そして朝の森を走る。
木々の間を抜けながら曲がったりアップダウンしたりするのがたまらなく楽しいです。


2日目は富士山スカイラインで表富士を越えて御殿場へ。そこから箱根と熱海を経由して太平洋沿いをぐいっと東京へ戻るルートを予定しています。

そんな計画なのですが、現在向かっている方角は北。
昨晩来たルートを逆走する形になっています。


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着いたのは道の駅朝霧高原

昨日は日没後に前を通り、道の駅もとっくに閉まっている時間でした。
ですが、日没後に見てもあの景色。日が出ている時にまた走りたかったので、20kmほどバックしてみました。

結果どうだったかというと、


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肝心の富士山が雲ありすぎてさっぱり見えなかったんですけどね。

しかし、朝霧高原を貫く国道139号は走るだけでも十分に気持ちのいい道です。
ほどよくカーブやアップダウンがあって見通しも抜群。


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ついつい速度が出がちになります。気をつけましょう。
タイミングによっては沿道に牛が放牧されることもあるようです。


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お店が開いたので一番乗りで入店。
最初はガラガラでしたが、次第に朝ごはんを食べに来る人が絶え間なく訪れるようになりました。


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豚汁定食。うまい。
豚肉は地元産の「朝霧ヨーグル豚」とかいうのを使っているらしい。
ネーミング……。


○ヨーグル豚(ヨーグルトン)ってどんな豚なの?


特別なえさを与えて育てているらしいです。


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腹ごしらえが済んだので今日の行程に入ります。
先述のとおり、本日の予定は以下のとおり。

表富士(静岡側)を登る
→御殿場へ抜ける
→箱根を通過
→熱海から海岸沿いを走る
→東京へ帰る


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まずは富士山の西側に位置するここ朝霧高原を南に向かって爆走。
途中までは今朝来た道を引き返す形になります。


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この開放感、お分かりいただけるだろうか。こんな景色が5kmくらい続いたらそりゃもうたまらんのですよ。
……雲で富士山見えないけど。


20分ほど南下したところでちょいと観光スポットに寄り道。
周辺には私設の駐車場がうちに停めると便利だぞと宣伝合戦をしているのですが、僕はここに決めた。


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車のナンバーを記入して料金をポストにイン。
バイクはこういう時混雑にあまり左右されず、なおかつ駐車料金がだいぶ安いのが良い。

駐車場から目的地へは徒歩で向かいます。
歩くこと3分。


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白糸の滝です。
徒歩3分と言いつつちょっと経っているのは、トータル20分ぐらい滝を前にボーっとしていたからです。


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いやあこれはすごい。
そして、ここに来ると一人旅っぽい人がちらほら見受けられてなんだか親近感が沸く。


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この滝の向こうってわりとすぐ街になっていて、僕もその上を走ってきたんですよね。
水はどこから来ているかというと、表面の岩盤とその下の地層との間から溢れてそのまますぐ滝になっているのです。


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滝の近くから手前の橋を渡り、長い階段をのぼって土産屋が立ち並ぶ通りに出るというのが順路。
トレッキングシューズでバイクに乗っていると、こういう時も比較的さくさくと歩くことができます。くるぶしが隠れているから運転中万が一の転倒でも多少は保護になりますしね。


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階段をのぼりきったらにゃんこが待ち構えていた。


白糸の滝のすぐ近くには実はもうひとつ滝がありまして。

その名を「音止めの滝」といって、白糸の滝を経て着いた土産物店たちの脇から見ることができます。

○my旅しずおか 音止の滝


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ぶっちゃけ、あんまりちゃんと見ることができません。
はるか遠くしかも上からしか拝むことができません。
見た感じ落水量はなかなかだっただけに残念。


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その後土産屋さんを物色していたら、店のおば……おねえさんに話しかけられ世間話に。
話のついでに「田貫湖(たぬきこ)」を薦められました。

時期によってはダイヤモンド富士を拝むことができる絶景スポットだとか。
ダイヤモンド富士でなくても、湖面に映った富士山を拝めるんだとか。

田貫湖は、位置としては現在地よりもやや北。
つまりまたちょっと予定ルートを逆行しなければならない。


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……ま、結局向かったんですけどねー。

「休暇村 富士」のすぐそばだと聞いていたものの、休暇村まで行ってもそれらしい展望台が見えず。


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少し引き返して、キャンプ場のバイク駐輪場に停めてそこから歩きました。
だいぶ距離があります。


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キャンプ場の真っ只中を単身で歩く。
周りはほとんどが家族連れ。
なんだろう、悪いことしてるわけじゃないのにこの気分は。


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展望エリアに到着です。


069.jpg(9:54)


ハイ残念見えませーーーーーん!

振り返りながら歩いててなんとなく分かってたけどやっぱり見えませーーーーん!!!

来た道を歩いて引き返し、予定通りのルートへと復帰しました。

後々で周辺の施設の位置関係を確認したところ、「休暇村 富士」の駐車場をお借りすれば徒歩数十秒レベルの早さで展望デッキに出ることができるようです。まあいいや写真撮れたし。

きれいな写真はこちらからどうぞ↓


○my旅しずおか 田貫湖


【第三章】富士宮田貫湖編 ~終~