出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

北海道ツーリング 2018GW【2】ニセコパノラマライン・神威岬・三毛別羆事件復元現場

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真狩村

望羊の丘を後にして、羊蹄山の麓を時計回りに進みます。

羊蹄山の真南に位置するのが真狩村。まっかりと読みます。

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(7:37)

この真狩村の出身者として有名なのが細川たかし。村の中心部には彼の像があります。

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(7:37)

この像の側面にある手形はスイッチになっていて、手を重ねると歌が流れるのですが……。

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(7:37)

細川たかし像の歌う時間は、9:00~18:00です」

1時間半も待っていられないので泣く泣くその場を後にしました。昨夏訪れた時に押し忘れたからリベンジしに来たというのに……。

 

ニセコパノラマライン

ニセコ経由で羊蹄山を離れ再び北の方へ向かいます。

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(8:10)

おい……なんだこの雪景色は……ゴールデンウィークだぞ……?

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(8:10)

天候次第では最悪だったであろう峠道。日差しがあるおかげで寒いながらも寒すぎるほどではありません。

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(8:15)

雪景色なのに路面は良好で、バイクでは本来見られない景色を存分に体感できました。

ニセコズバンと景色が開ける区間というのは実はそこまで長くありません。基本的に林間を抜ける道なのですが、それでも北海道ゆえか広々とした道なので、本州と比べて細々とした印象はあまり無いです。

 

神威岬

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(9:42)

ニセコ経由で岩内に出て、国道229号を使って日本海沿岸を北上。積丹半島の突端に位置するのがこの神威岬です。

小樽から道南、東北と下って行った時にも前は通過しましたが、当時は朝早すぎてゲートが開いていませんでした。8時開門です(当時)。シーズンによっても変わってくるので訪れる際には随時公式情報を確認しましょう。

神威岬(かむいみさき)・神威岩(かむいいわ) – 積丹観光協会

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(9:44)

門のところには女人禁制と掲げられていますが、今となっては誰でも立ち入りできます。環境保護の協力金として100円を投入する箱が設置されています。駐車場は無料です。

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(9:47)

光景からなんとなくお察しかと思いますが、結構歩きます。アップダウンも激しいので、明らかに普段から歩き慣れていないような方は肩で息をしています。

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(9:53)

振り返ると分かる先っぽ具合。

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(9:55)

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(9:57)

はい先端に到着しました。そこそこ速いペースで歩きましたが片道15分くらいですかね。

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(9:58)

神威岬灯台です。

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(10:00)

はい、帰りますよ。遠くに歩き覚えのある道が見えます。こんなに遠くに来たのか。ちなみに帰りの方が登りが多いです。

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(10:12)

駐車場まで戻ってきました。駐車場にあるこの看板だと岬の突端まで約37分って書いてあるのですがそれは遅すぎだろう……まあ誰もが見るからだろうけれど。

 

増毛駅

神威岬を後にしたら、ひたすら日本海を左手に沿岸を走り続けます。

小樽でガラス細工でも見て行こうかと思いましたが、観光客があまりにも多くて結局スルーしました。

そして小樽市街から、日本海沿いの国道は名前を変えます。その名もオロロンライン。北の最果て稚内まで続く長い道の始まりです。

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(14:16)

そして途中で増毛します。

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(14:42)

ぞうもう駅。

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(14:44)

2016年の廃止を経て、2018年からは観光・交流施設として道の駅ちっくな空間になっています。再開発されてからそんなに時間が経っていなかったことを後になって知るなど。

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(14:45)

廃止・廃線になっているからといってその町から人が減っている訳ではなく、あくまで自動車でのアクセスが充実したからという話であることがほとんどのように感じられます。街は大きいですし、なにより観光の人と車がいっぱいでした。

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(14:46)

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(14:46)

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(14:48)

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(14:50)

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(14:52)

ゆっくりしようと寄ってみたのですが、想像以上に人が多くて飲み食いする気になれませんでした。増毛なめてました。

 

三毛別羆事件復元現場

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(15:36)

留萌を通過し、引き続きオロロンラインを北上

昨年夏の北海道では土砂降りでホテルを出発して30分で荷物も身体もびしょ濡れになった道。それを晴天の下走れている時点で、僕としてはわりと満足なレベルでした。

苫前町に入ったところで、内陸側へ。目指すのは、三毛別羆事件復元地です。

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(16:02)

三毛別羆事件とは何ぞやという方は、Wikipediaをご覧ください。記事がものすごく長いです。簡単に言えば、大正時代の開拓村で開拓民がヒグマに襲われ、7名が死亡、3名が重傷を負った事件です。このヒグマは体長2.7m、立ち上がると4mにもなる超大型だったんだとか。ちなみに、獣害としては日本史上最悪の被害です。

三毛別羆事件 - Wikipedia


3大Wikipedia文学の一角とも称される解説の長さと細かさです。ちなみに残り2つは八甲田山雪中行軍遭難事件」「地方病」です。

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(15:59)

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(16:04)

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(16:09)

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(16:53)※帰りに撮影

なんかやたらポップですが……いいのかそれで……。

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(16:20)

復元現場に来ました。ラスト200mくらいは砂利ダートになります。

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(16:21)

まだオフシーズンなのかそれとももう見せる気がないのか、お家の入口はベニヤで封じられていました。家の左に何かいます……大きいです……。

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(16:22)

大きいですが上半身しかありません……。

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(16:30)

こっちかな?

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(16:32)

うわあ出たあ。

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(16:21)

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(16:46)

Wikipediaで読んだ一連の事件を思い返しつつ、復元現場でぼんやり立っていました。

 

上平グリーンヒルウィンドファーム

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(17:12)

国道まで戻ってきました。三毛別羆事件復元現場国道から往復37kmですが、途中の道は交通量がほぼ皆無なので非常に楽に走れます。

そして、戻ってきた国道から少し離れたところには風力発電が立ち並ぶスポットがあります。

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(17:17)

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(17:22)

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(17:29)

フラットながらにアップダウンがあるダートでした。積載たっぷりのオンロード車ではだいぶ怖い道なのでご注意ください。

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(17:34)

本日の宿は旭川に取っているので、とりあえずオロロンラインを南下して留萌を経由します。

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(18:20)

留萌にある千望台という展望スポットへ寄ってみました。

留萌市街は見渡せたのですが、遠くは曇っていて日没は拝めず。

 

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(20:18)

最初の宿は旭川トーヨーホテル。普通の綺麗なビジホです。テーブルがある分客室は広めでしょうかね。

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(21:04)

バイクは隣接の駐車場の一角にある駐輪スペースへ。屋根なし、道のすぐ脇というのがちょっと不安なところではありますが、特に不都合はありませんでした。

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(20:25)

そしてなんとこのホテル、1Fフロント部分からセイコーマートが直結です。

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(20:35)

とはいえ多少元気が残っていたので、夕飯は夜の旭川へ繰り出し、

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(20:45)

宿の近くにたまたま見つけた旭川らーめん かすい」にてしょうゆラーメン。

ツーリングの時の夕飯はぼっちかつ夜遅いのがデフォなので、どうしてもラーメン率が高くなります。

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(21:19)

そして忘れちゃいけない食後のソフトカツゲン。北海道初日の夜はこれで締めくくりました。