出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。

北海道ツーリング 2018GW【6】タウシュベツ川橋梁・足寄・オンネトー

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タウシュベツ川橋梁

すごくどうでもいい話から入りますが、アイヌ語で「ベツ」は川を意味するはずなので、タウシュベツ川橋梁は意味が被っていると思うんですよね。

タウシュベツ川橋梁は、1939年に開通した士幌線の橋で、音更川の支流タウシュベツ川に掛かっています。士幌線は1987年に廃線となりましたが、タウシュベツ川橋梁自体はその前、1955年糠平ダム建設にあたって橋周辺が水没することから、ダム湖を避けるように線路が切り替えられ廃止となりました。

タウシュベツ川橋梁|旧国鉄士幌線アーチ橋梁群|施設ガイド|北海道上士幌町

タウシュベツ川橋梁 - Wikipedia

 

線路は撤去されたものの、橋はそのまま残され、時間の経過と共に徐々に崩落しながら今に至ります。

そんなタウシュベツ川橋梁を一番簡単に目にする方法は、国道273号沿いタウシュベツ川橋梁展望台へ行くこと。しかし、湖の向こうに望む形になるのでそこそこの距離があります。

まさに橋の至近に行くための方法は主に3つ。

 

①ツアーに参加する

⇒よく分からないので各自でお調べください(丸投げ)。

②林道ゲートの鍵を借りて車やバイクで行く

タウシュベツ川橋梁の近くまでは林道が延びていますが、その入り口はゲートがあり施錠されています。十勝西部森林管理署東大雪支署へ行き所定の説明を受け手続きを行うと、そのゲートの鍵を貸してくれるんだそうです。ただし、借りられる&返却できるのは平日昼間だけで、それも合鍵が全て出払えば借りられなくなります。

③林道ゲートから歩く

⇒ゲートは車両の通行を制限するもので、そこから徒歩である分にはお咎めなしというか自己責任の世界です。

 

だいたいお察しかとは思いますが、③の手段で行きました。結論から言いますと、ゲートからタウシュベツ川橋梁までは片道およそ徒歩50分掛かりました。

なぜ③を選んだかというと、②の鍵を借りられる場所が来た方向(旭川側)と逆(帯広側)にあるからです。管理署まで行って手続きをして戻って林道を走って帰りに鍵を返却するのと、最初から林道へ歩いて挑み往復するのとでは、所要時間はほぼ変わりません。

朝一とはいえ鍵が売り切れになっているリスクを考えると、割り切って最初から歩き想定で行った方がいいやと思い、③をチョイス。

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(8:25)

こちらがゲート前

国道273号、糠平湖の北にある丸山橋のすぐ北側にある分岐に入り、ダートを200mほど進んだ先がゲートです。邪魔にならない場所にバイクを停め、早速ゲートの向こうへ歩いて行きましょう。

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(8:30)

わりとガチなニュアンスでヒグマに注意という警告板があったので、すっかりビビった僕は持っているスマホを音量大きめにして曲を流しながら歩いていました。

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(8:55)

路面はダートですが、フラットダートと呼んで差し支えない感じです。極端にアップダウンが多かったりということは無いので、距離はそれなりなものの歩けない道ではありません。

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(9:09)

林道は左に曲がってその先駐車スペースになりますが、タウシュベツ川橋梁へはここを真っ直ぐ進みます。

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ここを進みます。林道を車に乗って来た人でも、ここからは徒歩オンリーです。

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雨が降ったらしく、道はぐずぐず。トレッキングシューズなので歩けないことはないのですが、それはもうぐっちゃぐちゃに汚れました。

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そして向こうに見える広い世界。

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あ、これが橋か。降りて見てみましょう。

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タウシュベツ川橋梁ダム湖に水が溜まると水面の下に沈んでしまいます。それもあって近年劣化が進み、「完全なアーチが見られるのは今年が最後かもしれない」的なことがここ2~3年言われ続けています。

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こちらがタウシュベツ川。

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ほんとだ、こりゃいつアーチが崩れるか分かりませんですな。保存活動が検討されたこともあるようですが、こうしてなるがまま日々崩壊していくのもそれはそれで良しということで、特に手が加えられていないようです。

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だだっ広い景色と崩れかけの橋という好きな方にはたまらない光景なので、多少面倒くさいアクセスながらもおすすめできるスポットです。

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ツアー客が団体で訪れたので退却。

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(9:43)

駐車スペースにはそこそこの台数が停まっていました。連休などは貸出用の鍵がすべて出払うこともままあるようです。

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(10:26)

帰り道、行きには気付きませんでしたが、たぶんこれ昔の線路跡だろうなという部分を発見。ここだけ土手のように盛り上がっていて、一直線に木が生えていません。

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(10:28)

林道ゲート前、駐車したバイクのもとへ無事帰還しました。ちなみに、自分以外でこの林道を歩いて移動する人はいませんでした

 

ナイタイ高原牧場

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(11:22)

糠平を後にして、帯広方面へ進んだところの上士幌町にあります。道中から見晴らしが滅茶苦茶良くなります。

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(11:29)

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(11:30)

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(11:34)

ややガスっているのが残念。条件次第ではさらに気持ちの良い展望になっていたことでしょう。レストハウスに至る道もそこそこ長い距離いい景色が続くので、行って帰るだけでも楽しいです。寒かったですが。温かい飲み物でも買おうかと思ったのですが、カフェの物価とデートスポット感にひるんでそのまま撤退しました。

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(11:55)

引きで撮っているので分かりづらいですが、かなりの数の乳牛がみっちり並ばされています。

 

道の駅あしょろ銀河ホール21

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(12:39)

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(12:40)

上士幌からは東方面へ。どうやら旧足寄駅の土地を利用した道の駅のようです。たしかにたいてい街の真ん中にあるでしょうから、廃線後の活用方法としては至極自然です。

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(12:45)

ここ足寄町松山千春の出身地として有名。もちろん道の駅には碑があります。そうです、ボタンを押すと歌が流れる系のやつです。ただし、音源が流れるのは碑からではなく、道の駅の建物の庇部分に取り付けられたスピーカーからでした。押すと背後から曲が流れだすの、驚くからやめてほしい。

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(13:08)

珍しくツーリング中の昼にごはんを食べる気になったので、ここで休憩がてら昼食を挟みます。

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(12:56)

豚丼、800円。うまかったです。

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(13:09)

食後、改めて道の駅をふらふら。なんだこのコーナーは。

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(13:09)

こ、こんにちは。

一緒に描かれている植物は、ラワンぶきというアキタブキ(蕗)の一種で、足寄町でのみ栽培されているそうです。食用にもできるようです。

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(13:12)

銀河ホール21は道の駅でもそこそこ大きめな方なので休憩しやすかったです。

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(13:12)

足寄町はその表記にちなんで、町の中心部に足形プレートが沢山埋まっています。著名人のほか、お金を払えば町外の人でも足形を設置してくれるそうです。

 

オンネトー

足寄から国道241号でさらに東へ。雄阿寒岳のふもとへと走ると、オンネトーという湖があります。「トー」はアイヌ語で湖や沼を表す言葉です。

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(14:04)

水曜どうでしょうでも訪れていた湖です。ウッドデッキの展望所の脇には車数台分の駐車スペースがあります。

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(14:07)

そこからちょっと先へ走ってみたら湖面に何か白いのが……ですわこれ。そら寒いわ。

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(14:11)

さらに先へ進むと、広い駐車スペースとゲートが。すまない、またゲートなんだ。

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(14:29)

そしてまたゲートの向こうを歩きますよ。

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(14:30)

片道20分ほど歩いて、オンネトー湯の滝に到着。

この滝は名前の通り温泉が流れていて、その温泉水の中の成分に微生物があれやこれや働きかけることでマンガンが生成されていたそうです。そういった場所は世界でも珍しかったらしいのですが、人間により持ち込まれた外来魚によって藻類が食べられて生態が崩れ、今ではその現象が観測されていないんだとか。

外来魚を駆除しようという話になったものの、温泉水というぬくい環境では外来魚はしぶとく、殲滅するためには冷水を引き込んで駆除せにゃならんということで現在目下その事業真っ最中なんだとか。……全部立て看板の受け売りです。

かつてはこの滝の上へ行って川の流れに足を浸すことができたようですが、そういった事業に伴い、滝の下に近づくまでが限度となっています。

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(14:33)

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(14:34)

触ってみると、冷たくもないけれど温かくもないといった水温。GWの北海道でその程度の温度というだけで十分温かいと言えるのでしょう。

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(14:34)

下まで落ちた滝の水は池に流れ込むことなく、配管を通って別の場所で開放されていました。

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場所のわりにやたら大きな休憩所兼展示室がありました。

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天然光を展示用の明かりにするというエコっぷり。

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(14:50)

ちなみに、このゲートから湯の滝を往復する間にすれ違ったのは3組程度だけでした。