(7:28)
おはようございます、椿荘の朝ごはんです。食べたら早速今日も原付で島を走り回りますよ。
ポットホール
(9:50)
朝一で向かったのはポットホールです。島の南東側(三原山側)のさらに東側、登龍峠展望台の比較的近くにあります。とはいえ一周道路から一本入り、山道をしばらくぐねぐねと走る必要があります。原付だと枝などの落下物はじめ路面が怖いですが、道幅的にはあまり心配する必要がないのですいすいと走れます。結局4輪の方が早いんですけどね。
(9:52)
で、ポットホールとは何ぞやという話ですが、川にこうしてポコポコとお椀型の窪みが連なっている状態の地形です。川で運ばれてきた石ころが地面をえぐって作られるらしいです。
(9:51)
ポットホールの手前には車道の橋が架かっていて、その両脇にポットホール散策路の出入り口があります。歩いてみましょう。
(10:02)
ポットホール散策路というわりにはポットホールが良く見えるスポットというわけではないようです。ポットホール自体は最初に到着した車道の橋がベストかもしれません。しかし、ありのままの森の中を歩けるので楽しいです。ただし雨上がりに行くとなかなかに足元がぐちゃぐちゃな部分があります。
(10:07)
(10:08)
橋の向こう側の出入り口に出るため、跨げるレベルとはいえ川を渡らされます。
(10:17)
ところでこのポットホール、写真を撮っている人と比べれば分かるかと思いますが、ひとつひとつが結構大きいです。もっとこうタライくらいの大きさかと思いきや、五右衛門風呂かそれ以上のクラスでした。
(10:35)
帰りは一周道路へ出たら登龍峠(2回目)経由で中心部へ戻ります。昨日すでに島の外周を一周してしまっているので、ぐるっと回りつつ近くの観光スポットを順番に巡っていくという発想はこの時点から既にありません。天候や時間帯や優先度をもとに、行きたい場所へポイントポイントで攻めていくようになりました。滞在日数と移動手段によるメリットを存分に発揮していくスタイルです。
(11:04)
八丈支庁の向かいにあるスーパーあさぬまで昼食のパンを調達し、次の目的地へと向かいました。
八丈富士(お鉢巡り)
さて、昨日ほど雲を被っていなかったので八丈富士の登頂&お鉢巡りを果たしたいと思います。綺麗な円錐形をした山があったら、とりあえず登ってみたいと思うのは人間の性です。ポットホールを訪れた前後に若干雨が降りましたが気にしてはいけません。
(11:28)
7合目をぐるりと周回する道路(鉢巻道路)沿いに登山口があるので、登山口そばの駐車スペースに原付を停めて登ります。地面が粒の細かいスコリア(軽石)で、センタースタンドが若干不安定ですがきっと大丈夫でしょう。
観光協会のマップによれば3時間弱(登山道登り55分、お鉢巡り60分、登山道下り45分)を要するコース、果たしてどれくらいで攻略するかご期待ください。
(11:29)
ゲートに設置されたカウンターを押して、階段を登り始めます。ここからお鉢巡りのルートに至るまでは1280段の階段を登ります。
(11:47)
(11:48)
階段の中間地点。振り返るとなかなか良い景色。このまま頂上でも雲に遮られないことを祈りつつ登ります。
(11:49)
自然保護のための動物侵入防止柵。通ったら閉めましょう。
(12:06)
10合目に到達しました。これからお鉢巡りに移ります。八丈富士の最高点はこの途中にあります。ちなみにお鉢巡りは時計回りが順路です。狭い部分が多いので、逆走されてすれ違うことになると非常にやりづらいです。
(12:11)
登山道は登り道なのでしんどいことにはしんどいのですが、階段なので言ってしまえば疲れるだけです。しかし、お鉢巡りは
①足元が悪い(凹凸、ぬかるみ、段差)
②幅が狭い
③横風が強い
④コースアウトすると命が危ない
という足元環境ゆえのしんどさが待っています。服装や靴を登山・トレッキング向けにすることはもちろんですが、個人的にはグローブ(軍手でも可)推奨です。岩などに手を付いて進むことを躊躇してはいけない場面が多々あります。
(12:14)
地面が割れたような溝を飛び越える必要がある場所も。
(12:21)
ただし景色は良い。背の高い木がなく斜面も急なので、島を見下ろした時に視界を遮るものがありません。雲以外には。
(12:21)
標高854mの山頂に到着しました。ちなみにここ、伊豆諸島の最高地点です。
(12:33)
山頂とはいえお鉢の途中なので、山頂を過ぎたところでその後も登ったり降りたりを小刻みに繰り返します。
(12:52)
八丈小島を見下ろす。
(12:52)
(12:53)
狭い道を強い風の中進みます。これが雲の中になってしまった日には本当に危険だと思うので、お鉢巡りの際には天候はちゃんと選んだほうが良さそうです。
(12:55)
火口が近くて大きいのでカメラに収まりきりません。
(12:57)
(13:04)
(13:09)
地面がしっかりしているところもあれば、場所によって狭い道がめいっぱいにぬかるんでいるもんだから、靴はぐちゃぐちゃになりました。ぬかるみは小さい動物でもしっかり足跡が残るレベルのぐちゃぐちゃ具合です。うかつに足を突っ込むと足首まで浸かりそうです。
(13:14)
市街が見えてきたらお鉢巡りも終了の合図です。ガイドマップ通り1時間くらいで回れました。
(13:18)
(13:23)
続いて火口の中へ途中まで降りていく浅間神社への道へと向かいます。お鉢巡りでさえグズグズの部分があったので悪路が心配されましたが、まあ行けるところまで行ってみようの感覚で突入しました。
(13:24)
行けました神社です。途中にあるグズグズは頑張って回避しました。
(13:29)
神社の向こうからは火口を見晴らせます。断崖絶壁になっているのでご注意を。
(13:30)
帰りもグズグズの道を頑張って避けつつ歩きました。
(13:35)
ちなみに、浅間神社の道へ向かう道とは別に、火口の下へ降りて湿地植生地へと向かう道もありましたが、地図でも元々悪路として記載されているうえ、通路は完全に冠水していたので近づくこともやめました。
(13:40)
キビキビ下山しましょう。
(14:00)
下りは体力的には楽なものの、一段一段降りる衝撃が膝にキました。トータル3時間程度かかるとされた道を2.5時間ほどでクリアしたので、ペースとしては早めだったようです。
ふれあい牧場(2/3回目)
(14:11)
八丈富士のお鉢巡りをしている途中で腰を落ち着けられそうなところがあればそこで買っておいたお昼を……と思っていたのですが、足元といい道幅といい強風といい、とてもそんな環境ではなかったのでふれあい牧場の休憩所まで退避してごはんです。スーパーあさぬまの総菜パンは美味しいのでおすすめです。
(14:17)
(14:41)
人がまばらな中でもぐもぐしていたつもりが、島内観光バスツアー客がどばっと降りてくると展望台も休憩所もとたんに混雑します。
(14:44)
(14:48)
(14:54)
ごはんを食べてゆっくりしたら山を下ります。
(15:19)
途中、原付のテールランプが切れていることが分かったので、レンタカー屋に寄って別の原付に変えてもらいました。エンジンの状態もいまいちで坂道をなかなか登らなかったので丁度よかったです。
みはらしの湯(1/2回目)
(16:43)
場所は一気に飛びまして、島の南東側に位置するみはらしの湯です。なんでこのタイミングで温泉へ行ったのかってそりゃもう完全に気分ですよね。3泊という余裕のスケジュールなら、移動効率も考えずにあっちへこっちへ走り好きな時に飲んだり風呂入ったりができると分かりました。
そしてみはらしの湯ですが、名前の通り景色のいい露天風呂のある温泉施設です。地元の方も多く入りに来られている印象。畳の休憩場も十分な広さなので思わず根が生えそうです。
(16:43)
休憩所からの景色。露天風呂と同じアングルを向いているので、露天風呂もこんな感じの見晴らしです。
六日ヶ原砂丘
いよいよ日没が迫る中、宿に戻りがてら何かひとつ寄ろうと探した結果、六日ヶ原砂丘という場所へ寄ることに。
(17:25)
別名は「黒砂」とどストレート。一周道路から砂丘へのアクセスは若干分かりにくいですが、案内の看板が無いわけではないです。歩いてちょっとだけ遊歩道を歩きます。
(17:35)
(17:37)
(17:41)
いい具合の海岸線と夕日を拝めたものの、思っていたより砂丘要素は薄い。
砂丘に至る道は最終的にうやむやになっていく形で行き止まり(?)になります。遊歩道沿いは土砂崩れにならないよう土砂を抑えていますが、管理されていないエリアまで行き過ぎないようにしましょう。
(17:43)
日没後の真っ暗な道を歩きたくなかった&夕飯の時間が迫っていたので、ギリギリ日没前に撤収しました。
椿荘
(18:44)
お夕飯です。左の方にあるのは島寿司です。
魚を醤油漬けにした寿司ネタで、わさびの代わりにからしが使われています。左端に若干見切れているのはのりの寿司です。好きです。