佐多岬
桜島から佐多岬まで至る道は本当に素敵なルートなので、お好みの速度で存分に楽しんでください。景色の開けた湾沿いを緩いカーブで結んでいくシーサイドラインを抜け、国道の終点から先は山間(それでも完全2車線)の道をくねくねと走ります。ただし、道中これといったものは特にありません。
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佐多岬含め九州は2年ぶりでしたが、その間に新たな碑(北緯31度)が完成していました。ただし、たくさんの人の車載動画で見て知ってはいたので、あまり初見感が無かったことも確か。どのみち、ここはまだ最南端ではありませんので先へ進みましょう。
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ここが本土最南端の駐車場です。ガジュマルの右奥になんか新しい建物が建っている……。ちなみに本土四極の到達証明書はそこの売店レジで貰えます。
ここから最南端の展望台まではちょいと歩くのですが、その前に、
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カロリーを摂取だ。
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本土四極なー、今回神崎鼻も行ったから踏破したことになるんだよなー地味に嬉しいなー。就職したてで2輪の教習に通っていた頃は、憧れてこそいたけれどまさか自分がそんなことできるだなんて思ってもいませんでした。
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アイスを食べながら駐車場の向こうにあるトンネルをくぐって遊歩道へ。元来の道が再整備中なようで、やたらアスレチック感にあふれた仮設のコースを進みます。
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途中から綺麗な道に。完成するとこうなのか。というか前に来た時はもっとうっそうと茂る森の中を歩いた(そして巨大なイノシシを見かけた)のに、ずいぶんとこざっぱりした風景になったものです。
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さてもうすぐ展望台です。ベースはかつての遊歩道のコースを踏襲しているだろうに、かつての場所とは全く違う印象でした。
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さてこれが最南端の景色です。
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良い景色なのでとりあえず跳んでおきました。
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すっかりリニューアルされて、僕が2年前の雨の中記念撮影した標示はもうここにはありませんでした。観光しやすくなっているのは良い事だと思いますが、かつての自分の旅の思い出からこれ程まで様子が変わった場所は今までに体験したことが無かったので、ちょっと動揺しています。
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遊歩道をちょっとだけ寄り道したところには、佐田岬灯台守の官舎跡があります。
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とりあえず岬には神社を作りたがる日本人。室戸岬と足摺岬を除けば、岬にあるのはだいたい寺ではなく神社。
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首だけしかないと思ったら、乗ってるこの台座はひょっとして膝下かしら。
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トンネルを抜けると向こうの世界(遊歩道)を出入りできるの、何かに似てると思ったらたぶん千と千尋です。
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駐車場脇にて。ポーズを真似たこの子は佐多岬のキャラクター「みさきちゃん」らしい。ハイビスカスが海中に落ちて、サンゴの精霊が宿って誕生したらしい。
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駐車場を出て少ししたところ。こういうしょうもないけど面白い看板もっと増えてほしいです。
鹿屋航空基地史料館
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帰りの時間まではまだ少しだけ時間がありそうだったので、鹿屋航空基地史料館へ寄りました。
↑なんだこの雑なページタイトルは。
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旧日本海軍の頃から現在に至る鹿屋航空基地の歴史と、航空自衛隊の現在の活動を展示しています。
鹿屋は第二次大戦時には特攻隊の出撃基地として使用され、史料館には彼らの遺品・遺書の展示もあります。特攻隊といえば知覧も知られていますが、知覧は陸軍、鹿屋が海軍です。2年前に訪れた知覧同様に、ここでも時間の許す限りそれらの展示を見て行きました。27歳になった今となっては特攻隊員の大半が自分より年下である事実に気付いて、軽く眩暈がしました。
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戦前の展示がメインな2階は零戦のみ撮影可だったので撮っておきました。
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屋外には機体の展示もありますが、風雨に晒されてじわじわと痛んでいくのを待っている感がすごい。
さんふらわあ さつま(志布志港)
(16:35)
鹿屋を出てまっすぐに志布志へ。コンビニで買い出しだけ済ませてフェリーターミナルへ直行しました。鹿屋にいるうちにそこそこいい時間になってしまっていました。
(16:42)
チケットを買ったら即乗船開始。これで2018お盆の四国・九州ツーリングの観光要素はおしまいです。
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今回乗船するのは「さんふらわあ さつま」。2018年5月に就航したばかり、デビューから3か月程度の新造船です。
お知らせ「新造船「さんふらわあさつま」船内紹介」 | フェリーさんふらわあ
部屋は「プラーベートシングル」という、個室と寝台の間のランクを予約しました。
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なんだこれ最高かよ。
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廊下からカードキーでドアを開けると、通路沿いにアコーディオンが並んでいます。このひとつひとつが半個室になっているのです。半個室はほぼベッドだけの空間ですが、寝台のようにかがむ必要もなくベッドの上で立つことさえ叶います。テレビとハンガーと棚もあります。最高かよ。
当然寝台(さんふらわあさつまだとプライベートベッドという名前)よりは割高ですが、こののびのび具合なら十分出す価値のある差額だと思います。
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当然ながらとても綺麗。
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自販機コーナー。
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製氷機と給湯器と電子レンジが共用で存在するのは非常に評価に値しますね。
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洗濯機と乾燥機。
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レストラン。は、利用していないので登場はこれっきりになりますさようなら。
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風呂。シャワー室なら24時間利用できます。ちなみに自分は乗船後すぐに空いている大浴場へ突入済みです。
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外へ出てみましょう。
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お隣の船から土砂を延々と下ろしている様を見続ける。
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さつまなのに大阪港所属らしい。
(19:12)
恐らく18:30出港だったはずなのですが、お盆ピークの便だからか遅れに遅れて19時過ぎに出港しました。それでも意外と巻いて定刻に到着するんですよねフェリーって。
(19:12)
従業員さんがピカ棒振って送ってくれていました。さよならー。
(19:16)
さらば九州。
(20:02)
20時過ぎから階段ホールでプロジェクションマッピングショーが。こんなイベントでもやることのない船内なら集客率バツグンです。
(2:27)
一旦早めに寝てそして夜中に目が覚める。
(2:44)
暇なのでデッキで自撮りをして遊びました。
(2:59)
(3:01)
本当に誰もいなかったので、シャッター速度を遅くして手元にあったヘッドライトを使って遊んでいました。てへぺろ。鏡文字難しかったです。
ちなみにこの時、カードキーを持ち出さずに部屋を出てしまい、無人になった受付のヘルプコールからブリッジへ連絡を入れるという申し訳ないことをしました……。
8日目(8/18)走行距離…237km
大阪 さんふらわあターミナル
(7:30)
大阪湾からおはようございます。
(8:52)
おはようございますの次にはあっという間に接岸作業の写真でした。
(9:47)
このバイクが連なって下船口へ向かう様子ってちょっとカッコよくないですか。
フェリーは航路を問わず、到着予定時刻に接岸しても自身が下船するまでにはちょっと時間が掛かるので余裕を見ておくことをお勧めします。それにしても接岸作業から1時間で下船はだいぶ掛かっている方な気がします。
(9:48)
大阪に到着しました。しかしまだホーム感は無い。
(14:30)
旅行記はここでおしまいとしますが、大阪からから自宅の神奈川まで帰るのがそれなりに長いのです。写真は新東名から富士山が見えたところ。
16時台に無事帰還しておりました。9日間の総走行距離は36899km。
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 19, 2018
旅行記をお楽しみに……と言いたいところですが、まだGW北海道が書き途中なのと三宅島ノータッチです……しかも1ヵ月後にまたデカいの控えてます……。 pic.twitter.com/IMRNwaSe2E
ということで、2018年お盆の四国・九州ツーリングでした。
とりあえずぐるっと走るという意味では2017年の時点で一通り全国を制覇したのですが、
のサブミッションを今回クリアしたので、これを以て日本一周を達成としたいと思います。
バイクに乗ることを志した当初の目標をついに達成してしまった訳ですが、それでも終わりという気は全く無く。これからも色々な場所を駆けずり回ります。
以上、最後までありがとうございました。
旅行期間 2018.8.11~2018.8.19
旅行記完成 2019.2.23