弾埼(はじき野フィールドパーク)
(12:50)
佐渡島のほぼ北端に位置する弾埼の灯台へ行こうとしていたのですが、灯台へアクセスできると聞いていたはじき野フィールドパークという施設が休園していました。えーそんな事ありかよーと思いつつ次の場所へ向かいましたが、実際はこの駐車場のすぐ西側にある道から灯台へはアクセスできるようです。
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⇒【8/11】 北沢浮遊選鉱場~佐渡奉行所~大野亀~二ツ亀~大佐渡石名天然杉~岩首昇竜棚田~北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ
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大佐渡石名天然杉
(13:43)
弾埼から沿岸を南へ下り、和木という集落で内陸に入り山奥まで行ったところ、石名という名前の場所に古い天然杉を見て回る遊歩道があります。入口まで舗装路は続いているのですが、途中にちらほら存在する案内板があってもなお、この先本当に観光地があるのかと不安になるような1~1.5車線です。路面状況もあまり良くはありません。入口脇の駐車スペースにバイクを停めて歩きましょう。
(13:47)
最初に歩く作業道は作業車両も侵入できるように砂利道です。当然登り坂です。
(13:51)
あーいよいよここから遊歩道かーと思っていたら、なんと足元はウッドチップでした。柔らかくて非常に歩きやすいです。アップダウンも控えめ。入口の看板には所要時間90分と書いてありましたが、これはもっと早くクリアできる予感。
(13:53)
遊歩道沿いにはその枝ぶりが特徴的なことから名前が付けられている杉の木が5つあります。ひとつめは象牙杉。たしかに象の牙っぽい生え方をしています。
(13:54)
二つ目は四天王杉。根元から太い幹がゴインゴイン出ています。
(13:56)
三つめが大黒杉。シンプルにどっしり。
(13:59)
(14:00)
名前が付いていない杉でも時々変なものがあります。このあたりの標高は900m。季節風が強く冬季の積雪が多いため、特異な形状の杉が多く見られるそうです。
(14:02)
家族杉。名前の付いている杉のところにはそれぞれにちゃんと立て看板が立っているので、多少気にしながら歩けばさほど苦労せずに発見・特定できます。ネームド杉を抜きにしても、歩きやすいしなかなか綺麗に整備された歩きがいのある遊歩道です。
(14:03)
(14:04)
羽衣杉。名前の由縁は分かりませんが枝が凄い。ちなみにこれらの名前は公募で決められたんだとか。
よくよく考えたらこの遊歩道、名前付きの樹以外もみんな杉なので時期を間違えたらどえらい地獄ですね(重度の花粉症)。
(14:06)
遊歩道は最後、ドンデン山方面にも伸びる縦走路に出ます。ここから作業道まではウッドチップではないので普通の山道っぽい感じです。
(14:07)
(14:07)
途中の展望台。悪くない景色ですがハエがすごかったです。
(14:18)
そんなこんなで元の作業道に戻って、駐車スペースへ帰還。看板には90分と書かれていた遊歩道でしたが、さくさく歩いたら半分未満の時間でクリアできました。
姫埼灯台
(15:50)
両津港は昨日しばらく歩いて回ったのでそのまま通り過ぎ、姫埼まで一気にやって来ました。灯台そばはキャンプサイトになっています。佐渡島滞在中は、キャンプ場に限らず芝生という芝生にテントを張ったりBBQをしたりと思い思いのキャンプをしている人を島中でよく見ました。見たところ島外だけでなく島民の方もいます。
(15:51)
竜王岩という突端部への道は閉鎖されていました。無念。
(15:54)
(15:53)
そしてこれが姫埼灯台。日本最古の鉄製灯台にして佐渡最古の灯台だそうです。
(15:54)
姫埼灯台館という看板を掲げた資料館チックな建物も閉鎖されていました。灯台の形状は面白かったものの、それ以外は不完全燃焼。
(15:55)
灯台の手前には展望台もありましたが、さほど見渡せる訳でもありません。
岩首昇竜棚田
姫埼から海沿いを南西方向へ下り、もうすぐで佐渡島一周を終えるといったところでちょいと内陸側へ寄り道です。前情報で調べた限りではなかなか見ごたえのありそうな棚田だったので事前にマークしておきました。
(17:03)※帰りに撮影
一周道路沿いに案内板があります。そこから走ること3.5km。例によってあまり広くない道のエグい角度の登り坂を抜けていきます。
(16:35)
棚田の上に展望小屋がありますが、そこから数十m登ったところに数台は停められる駐車スペースがあるので、小屋にはそこから歩いて向かいましょう。ただ、個人的には展望小屋よりさらに一段下あたりから見た景色の方が好きです。
(16:37)
(16:44)
他の観光客が皆無なわけではありませんが、2~3組しかいないのでかなり自由に撮ったり見たりすることができます。そんな環境も相まって、今まで見た棚田の中でもトップクラスのお気に入りになりました。斜面が東を向いているので、時間帯としては午前中から昼がベストな気がします。
(16:43)
道から少し外れたところに、変な形の小屋を見つけました。
(16:42)
(16:42)
世阿弥の彼岸ボートという名前らしい。過去のアートイベントで発表された作品のようです。窓から見える景色がいい感じに見えるように考えて作られているらしいです。
ちなみに宿泊もできるそうで、一泊3000円人数不問らしい。たしかに駐車場の方にはトイレもあったので不可能ではないけれど真夏の夜は蒸し暑そうです。
ちなみに、棚田の近くには養老の瀧というスポットがあるのですが、7月に被災したとのことでアクセスする道から通行止めになっていました。
鴻ノ瀬鼻灯台
(17:10)
佐渡の南東部の沿岸、本土へ一番近い部分に位置するのがこの鴻ノ瀬鼻灯台。こうのせはなと読みます。付近一帯は松ヶ崎ヒストリーパークと呼ばれるフリーキャンプ場になっています。こんなにもアウェー感に満ち溢れた灯台は初めてです。
(17:11)
本土への最短地点なだけに、ここは多くの流人の上陸地と伝えられているそうです。
松ヶ崎地区
ヒストリーパークから県道を挟んで内陸側には集落があります。
(17:15)
昔ながらの雰囲気が残っていてちょっと良い感じです。が、商店などがある訳ではありません。
(17:17)
(17:18)
(17:16)
どうやら、観光地としてはこれから力を入れていこうとしているような雰囲気でした。
旅荘のと
(18:13)
そのまま小木に到着し、宿へ帰還。今日だけで佐渡島をほぼ一周しましたが、今日は夕飯後、これからまた外へと繰り出します。昨日すっかり行きそびれていた選鉱場のライトアップを拝みに行くのです。
北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ
夕食後、ふたたび宿のある小木から佐渡の中心地を経由し、金山の方へ。またもや30分以上掛かるので正直手間です。何度も言いますが、複数泊する場合は中心部へ宿を取るのがおすすめです。
(20:10)
ということでライトアップです。
(20:14)
うえええええええええええええい!!!!!!!!!(やけくそ)
(20:19)
ライトアップの色はじんわりと変わったり突然レインボーになったりします。
行き返り含む所要時間のわりに、道中は真っ暗だし撮れ高はここ一ヶ所なのでなかなかにハードでした。やはり複数泊する場合は中心部近くに宿を取りましょう。
↓3日目まとめ。夜の北沢浮遊選鉱場往復は省略しています。