桜島フェリー
(7:59)
さて本日が実質最終日です。
姶良の宿を出て鹿児島市へ入り、そのままフェリーターミナルへ突撃。桜島フェリーに乗ります。
毎時間1~4本のフェリーが出ており、24時間運航という他の航路では考えられない利用客の多さです。陸路だと非常に遠回りになる大隅~薩摩両半島をショートカットする大動脈なのです。そんなに多いなら橋でも架ければという発想になるものですが、景観なのかはたまたフェリー関連の労働者の雇用確保のためなのか(と鹿児島出身の友人がかつて言っていました)、現在も橋の計画はありません。
(8:00)
多い時では10~15分間隔で出港する桜島フェリー。料金はどちらの方面行きでも桜島港での支払いとなります。つまり鹿児島港からだと「金はいいからとりあえず乗れや」状態で載せられ、着いた先の桜島港にある料金所で料金を支払うという後払いスタイルになります。たしかにスペースと効率的にはそれが一番合理的。
ちなみに、乗せるバイクはほぼ何も固定されずにそのまま出港します(たしかギアをローに入れているだけ)。ちょっと不安になりますが、錦江湾は内海ですしほぼ揺れません。
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そしてこの桜島フェリー、船内のうどん屋さんが有名です。「やぶ金」さんです。
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ただしこの桜島フェリー、鹿児島~桜島間の運航は15分程度。あまりゆっくり食べる余裕はありませんが、乗船から出港までの時間も多少あるので、存外時間はあります。
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これと、昨晩買った鳥刺しを今朝ホテルで食べたのが本日の朝食です。
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乗船から10分弱でうどんを食べ終えて外へ出る。
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中へ入る。
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外へ出る。出入りしすぎ。ところでこの手前の雲みたいなのは火山灰でしょうかね。雲にしては低い気がします。
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接岸。早い、早すぎる。
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下船。
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上陸後まもなく料金所で料金を支払います。490円。フェリーとは思えない価格です。
湯之平展望所
(8:21)
船から見えたあの雲はやはり火山灰だったようです。桜島でトラックとすれ違うと、前の道が舞い上がった灰で見えなくなっています。ヘルメットのシールドを上げるとチリチリと顔が痛いです。路面が灰で滑りそうでカーブが怖いです。
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湯之平展望所は北岳(桜島最高峰)の4合目に位置し、一般人が立ち入ることができる最高点(373m)に位置するそうです。そんな場所に着いてみると、積もった火山灰でバイクのタイヤ痕と自分の足跡がつきました。
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こんな場所にバイクでいていいのか自分。
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駐車場でにゃんこにものすごく見られました。
湯之平展望所は、売店付きの大きな展望台です。
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西を見れば鹿児島市街。
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さっき乗った桜島フェリーが対岸と行き来しているのが見えます。
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ひるがえって東側。このガスってるの、どう考えても雲じゃなくて灰です。
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鹿児島では今夜花火が上がるそうで(立ち聞き情報)、朝のこんな時間から既に三脚がずらっと並んでいました。まあ皆さん朝一で設置して一時帰宅しているんでしょうが……。
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駐車場に戻ると、また猫が。
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この子ら、明らかに人慣れしていて、にゃーにゃー鳴きながらすり寄ってきます。完全にロックオンされている。申し訳ないが僕はこういうのに不気味さを覚えるタチなので、そそくさ逃げることにします。
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「貴様あれに乗って来たのか」
(8:40)
シートバッグの上です。僕がこの展望所にいる間だけでうっすらと積もったようです。微々たる量ではありますが、雪と違って溶けてなくなりませんからねコレ……。
【バイク駐車場情報 湯之平展望所】
無料の駐車場があります。
有村溶岩展望所
桜島の南南東あたりに位置する、広めの駐車場とちょっとした土産屋とトイレとレストハウスを擁する場所です。駐車場に停めてから展望できる場所まではやや距離があり、舗装された上り坂や階段があります。遊歩道のようになっている道はわりと長めなので、東屋のある広場に出るところまで歩いて引き返しました。
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画面右のほうに開聞岳がうっすら見えているのが分かるでしょうか。
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西側から南側まで回り込んできたので、火山灰が横に流れて行っているのがよく分かります。あの風下によくいたな自分。
桜島上陸以降、日焼け防止用に持ってきた薄手のネックガードで鼻の上まですっぽり覆いました。おかげで顔面にチリチリ当たってくる灰や口の中がじゃりじゃりしたりすることを防げました。
火山灰から身を守れ pic.twitter.com/jAKTnydQji
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 18, 2018
(9:05)
東屋のベンチ下には、結構な量のヘルメットが保管されていました。東屋にしては随分頑丈な造りになっていますし、十中八九同じ目的なのでしょう。
【バイク駐車場情報 有村溶岩展望所】
(9:16)
無料の駐車場があります。利用者もまばらなので好き放題できます。
黒神埋没鳥居
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皆さんも教科書などで見たことがあるかもしれません。火山灰で地上が覆われこれだけの量が積もったそうです。
(9:24)
ちなみに本殿は非常にシンプルです。
昭和溶岩地帯展望台
(9:37)
展望台の下は避難壕になっています。展望台というよりむしろそっちがメインなのでは。
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正直他の展望台よりも景色が見渡せるという感じではありません。やはり避難壕がメインなのでは。
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こうしてみると灰と水蒸気の色って全然違うなあと。
以上、桜島でした。大正時代の噴火によって地続きになった大隅半島へと渡ります。
荒崎パーキング
(9:53)
ここからの眺めめちゃくちゃ良くないですか。
(9:53)
めっちゃ良くないですか(2回目)
(9:53)
なびく火山灰もすっごい良くないですか(3回目)
昨日今日と桜島を見ていて格好いいなとは思っていたのですが、鹿児島の人が桜島を誇りに思っていることがとても合点のいった瞬間でした。
道の駅錦江にしきの里
(10:39)
道の駅に着いて一番最初に撮った写真がこれってどうよ。
(10:45)
ここでは道の駅そのものではなく、道を挟んで向かいにある砂浜の様子をお届けします。黒塗りのシルエットがいっぱい並んでいました。
(10:45)
前後のものを組み合わせて、ナイスバディに熱狂するサポーター達を作ってみたり、
(10:42)
明らかにライダー狙いなパネルがあったり、
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(10:43)
それやっちゃって大丈夫なのって物までありました。