出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群。VTR-F乗り。分割日本一周計画遂行中。

イタリア卒業旅行7日間【2】




【第二章】1時間、バス、3時間



初日と言っていいか2日目と言っていいか分かりませんがミラノの朝です。
まあここでは2日目ということにしておきましょう。

そのミラノで、


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朝っぱらからケーキ食ってるのはどこのどいつなんでしょう。はい僕ですね。

ケーキといってもそこまで甘くないやつなのでわりといけました。ケーキの前にはちゃんと普通のコンチネンタルをいただいております。


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たとえ日が昇った景色を見ようと、イタリアどころかそもそも海外に来ている実感はまだ無いのである。
飛行機で10時間以上かけて北海道あたりに来ている可能性だってあるぞ(ない
あえて言うなれば、車が右側通行なことぐらいしか違和感なんてありません。
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さて、2日目もさっそく昨日に引き続きバスに乗り込みます。今のところ食うか座るか寝るかしかしていません。

昨日のおさらいも含めて添乗員さんがイタリアで気をつけるべきこと等の話を車内でしてくれます。
そこでの驚きの発言が、

今朝のホテルは恐らく、今回のツアーの中でもかなり当たりな部類です

確かにアメニティを除けばおおむね不満もなかったけれど、それでも「かなり当たり」とはいったい。
ホテルに着いてすぐ、隣の部屋の女の子たちが部屋のドアが開かなくて苦労してたけど?
(開けるのにコツがいるドアで、僕がそれを助けるというちょっといい感じの展開があったことはまた別の話)

……まあ、そんな添乗員さんの話も「マジだった」と思う時がおいおいやってきます。



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何も考えずバスに揺られ、ミラノ市街で下ろされます。写真はスカラ座
スカラ座の前の広場にはかのレオナルド・ダ・ヴィンチの像があります。


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あるはずでした。


この時期(2月)を旅行シーズン真っ盛りと考えているのはおそらく日本の大学生くらいなもので、世間的には決して繁忙期とはいえずむしろオフシーズン寄り。結果、こういった工事が行われていると。
ここに限らず今後もこんな感じのスポットが頻出ですのでお楽しみに。


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ダヴィンチ像の向こう側にはこんなアーケードが。

こんなアーケードと言いましたがこのアーケードそこそこ有名なようで(下記リンク参照)。ちなみに両脇は高そうなお店ばかりですよ全力スルーですよ。

○Wikipedia「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア」


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新しいアーケード街かと思いきや足元のモザイクタイルがすげえ。

このアーケードを抜けたところで、ツアーは解散し各自自由行動に。
時間になったらダヴィンチ像のところに再集合ですよーってな話ですが、その時間というのがなんと一時間後

……結論から書こう、ほとんど何もしないまま終わってしまったと。


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アーケードを抜けた先にあるのがこのドゥオモ。ミラノの心臓部でございます。


ここで、イタリアの旧都市観光における基礎知識(とか言いながら僕は現地で知りました)をひとつ。

今でこそイタリア共和国としてひとつの国にカウントされるイタリアですが、元をたどれば都市単位の小さな国家の集合体です。現在でもサッカーなどでは特に顕著に、その都市単位の愛郷心といったものが現れるのだそう。

都市国家、つまり現代のイタリアの各都市は、その街を代表する教会を中心に形成されます。これがドゥオモ

ドゥオモといえばミラノだとか、あるいはフィレンツェのドーム屋根を思い出す方が多いかもしれませんが、あのドーム状の屋根のことはクーポラと呼びます。ややこしいですね。
もうひとつ覚えておきたいのがファサード。ドゥオモの中でもたいていの人が一番最初に目にする正面部分、表っ面のことを言います。

ファサードなんかはそもそもドゥオモに限らない建築用語ですし、上記の諸々の説明も厳密とは言えませんが、まあそんな感じで覚えておいて貰えれば特に困ることはない、と、思います。


ミラノのドゥオモは言うまでもなく有名なようでして(というか、このツアーで連れて行かれるところは基本的にすべてメジャーどころ)。実際のところファサード部分は予備知識ゼロでもすげえええと思いながらしばらく見上げていました。


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これが建物の外壁なんだぜ信じられるかよ……。


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青銅製の扉もどうかしている(褒め言葉)。


バスの中で添乗員さんから聞いた注意の一つに、ミサンガ売りの話がありました。
何も言わずに、あるいはタダであげるといったていで観光客の手首にミサンガを巻き、後々で代金をせがむという手口があるから注意してねとのこと。
さっそく一箇所めのミラノのドゥオモの前で遭遇しました。遭遇しましたというか複数人が露骨にうろうろしてるんですよなんですかねあれは。

そしてこの広場で、今回一緒に行った仲間の一人がここで「タダだよね?」と事前に確認して怪しいにーちゃんにミサンガを巻いて貰っていました。が、案の定お金を請求されたようで。
しかし「俺は払わない。タダって言ったろお前」と(英語で)徹底抗戦して振り切った模様。

ちなみに僕は、ミサンガ売りではなくハトのエサを無言で手渡されそうになりました。
頑なに両手を背中側に持っていくことで回避しましたが、条件反射で受け取りそうになるよ怖えよ……。


話はドゥオモへと戻りまして。

ドゥオモ内部には無料で入ることができます
ただ、場所が場所なので短いスカートやショートパンツ等で肌の露出が多いと入場を断られる可能性があるので注意。夏場はノースリーブもはねられる対象になる模様。
そして無料ではあるものの、内部で写真を撮りたいという人は中のカウンターでお金を払い、目印を手首に巻く必要があります。料金は2ユーロ。内部が薄暗くて良い写真が撮れそうにないと判断したため、僕は支払っていません。つまり内部の写真はありません! ごめんね!

そんな感じで、撮影しないながらもドゥオモ内部を見て回ったり広場でボケーっとしているうちに、1時間なんてさくっと過ぎていくわけですよ。


……ミラノ観光、以上。


ツアーそのものが短いスケジュールに見るべきものをめいっぱい詰め込んだ格安のそれだというのもありますし文句を言うつもりは毛頭ありませんが、なんというかこれは、

「ああ、ミラノね! 行った行った、ドゥオーモ見たよ! あのファサードはすごいね!」

と言えるようにするためのアリバイ作りといっても過言ではない。
いやそれでも見せて貰えただけありがたいのですが。

ということで、本当にがっつり観光したければまた改めて来てねという、今回のツアーはあくまで下見なんだという気構えでいこうと思ったミラノ観光でした。


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何気なく望遠で撮った街角も様になってしまうあたりすげえと感心させられた。
……イタリア観光本格始動から2時間も経っていないけれど。


個人的にはミラノといえば緑色した看板のイタリアンの「あのドリア」なのですが、奴と実際のこの街との関連性はついぞ見出せませんでした。小一時間の観光ではさすがにドリアのミラノ性を理解するには短すぎたか。



さて、バスで次の街へと移動です。

イタリアは個人旅行をするとなると都市間の移動が大変そうだなと、都市間の公共交通機関をほとんど目の当たりにしていないながらも少し思いました。とはいえそれこそが旅の醍醐味ともいえるのですが。
ツアーでこうして街中からひょいとバスに拾ってもらってさくっと長距離移動できるのは、観光以外の部分で体力と時間を使わないという意味では非常に有効だなと今回の旅行で感じました。寝ているだけでも次の観光地へ進めるのは心身ともにだいぶ変わってくる。


先述の通りイタリアは都市国家単位が基本なので、都市間を移動する高速道路での車窓はほぼ何もないのどかな光景です。


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半島とは思えない雄大な景色が拝めますが、景色の変化という点では日本より乏しいかもしれない。
(……と旅行当時は感じていましたが、ミラノから次への都市の移動がたまたま広い平野部だったもので、以後の移動はそこそこ山間を抜けました)


日本でいうところのサービスエリア的な施設も途中にはもちろん存在し、ツアーバスもそこで食事休憩やトイレ休憩を取りつつの移動となります。


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ガスなしは左側←   ガス入り

サービスエリアもどきはそこそこの確率でジャパナイズドされています。

上の写真はミネラルウォーターの棚。イタリアではミネラルウォーターといえば普通の水と同じくらいに炭酸水(ただの炭酸入りで甘みや味気はない)がメジャー。
con gas(コン ガス)だとかfrizzante(フリッザンテ)だとか書かれていればそれは炭酸入りです。naturale(ナトゥラーレ)ならただの水
レストラン等で水を頼むと、こちらが外国人観光客であることをくんでくれた場合わざわざ確認してくれることも。

店頭で買うときは、文字を頼りにするのはもちろん一番無難。
ですが、まあ掴んでむにむに押してみるのが一番手っ取り早いかもしれません。……僕は何度かそれでミスしましたけど。


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どうして西洋本場に売っているお菓子はおいしそうに見えるのでしょうかね。
ちょうど昼時なのに食事を取っていないにもかかわらず、3ユーロのベルギーワッフルをレジに持っていく。
特にこういったパーキングエリアではなおさらですが、飲食に関する物価は日本と比べ圧倒的に高いです。だがなぜかこのベルギーワッフルをはじめとする焼き菓子コーナーは母国と変わらぬ物価レベルだった。



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昼過ぎまでバスに乗り続けていると、やがて駐車場で一同下ろされます。待ち受けていたのはいかにも観光地な露店街。
予定では次に見る街はベネチアらしいのですが、厳密にはまだベネチア入りしていないらしい。

ちょっと歩けば港に出ます。


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なんだかすごいそれっぽい雰囲気。
ここから水上バスで移動ベネチア入りをするそうです。
さくさくと事が進みすぎて何がなんだかという感じかと思いますが、実際に旅行していた時もそれとあまり変わらない心境でバスに乗ったり降りたり添乗員に案内されたりしていました。


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水上バスの窓から。一台を我々学生ツアーだけで貸しきっております。


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乗船時間は20分弱。
みるみるそれらしい街が見えてきて、遠くに見えていたそれはやがて両岸に広がります。

……なにこれディズニーシーみたい!

というのは冗談にしても、あれだけの面積で本場ベネチアっぽさを見事に作り出しているディズニーシーのあのエリアの計算高さにも気付かされた瞬間でありましたとさ。

船から眺めている時はさながら全方位テレビ番組を見ているようなもので、まるで現実味がない。しかしもちろん我々はこれからそのベネチアに上陸しその土地を踏むのです。


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5時間前にはミラノの石畳を踏んでいた靴が水上バスの縁を蹴ってベネチアに降り立つんだからとんでもない行程である。

ちょうどカーニバルが昨日だかに終わったばかりのタイミングだったようですが、それでもさすがこの街は活気がありました。上の写真、水上バスを降りた場所は観光の中心部から少し離れているのでそんなに混んでいない(前の集団は我々のツアー)のですが、ここからサンマルコ広場へと向かうにつれ往来はぎゅう詰めになっていきます。

海沿いには河口というか運河の出口がたくさん並んでいて、歩いているとそいつらに出くわすたびにアーチ状の橋を渡ることになります。で、その橋の上から陸側を覗けば毎度こんな景色が。


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ところで、僕はPC内の写真フォルダでは「ヴェネツィア」とかいうオシャンティな表記にしているのですが、ここでは「ツィ」をいちいち打つのが面倒なのでベネチアと書いていきます。心の中でヴェネツィアと呼んであげてください。ちなみにこれを書くついでに調べて、今しがた「TSI」でツィと打てることを知りました。今までTULIと入力していました。


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あと、この街といえばARIAのモチーフでもあるようですが僕は同作品を全く知らないのでその辺は一切期待しないで下さい。

……で、ベネチアに来たからには


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乗っちゃいますよねー。

というかツアー内容に含まれています。ちなみにこのゴンドリエのいぶし銀イケメン親父は漕ぎこそしますが歌いません。ただし、近くにいた他のゴンドリエと突然大声で会話を始めます。もちろん何を言っているのかはさっぱり分かりません。


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水上の標識。モーターでの航行をしちゃいけないことはわかった。
そしてさっきから写真が軒並み青い。


それでは、ベネチアゴンドラからの風景をどうぞ。


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溜息の橋の下なんかも通ってるんですけどそういうのはガイドブックとかで見てください←


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どうだこのゴンドラ密度。混んでる部分はこんなもんですが、角を曲がると突然人気(船気?)のない水路へ入ることもあります。ゴンドラの密度の分だけゴンドリエの会話も飛び交う


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そして会話は乗客同士でも飛び交う。
すれ違った船の上から「Where are you from?」と聞かれたり、お互い日本人だと分かると「あ、こんにちはー」と挨拶したり。ベネチアの観光としてはアレかもしれませんがこういうのは嫌いじゃない。


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水路から見えるのは小奇麗な部分ばかりではありません。
時折垣間見る生活感。
それにしてもここに干すと落とした時には落水なわけで大変ですよな……。


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そんなこんなで、写真のデータを見返すと30分くらい水の上でぷかぷかしていたのですが、体感ではあっという間でした。ツアーに組み込まれていたので料金事情とか一切わかりませんがおすすめいたします。

降りるところには下船を手伝ってくれるにーちゃんと、その脇には帽子が置かれています。そこにおひねりの1ユーロを投げ込んではいさようならです。



そしてここからがベネチアでの自由行動時間


……とはいえ、その時間約2時間。2時間後には再集合して水上バスに乗り込みベネチアを後にします。
ベネチア好きの人や地元の方々が聞いたら泣くか怒るか呆れるかするんじゃないだろうかこのツアー。ミラノの皆さんもごめんなさい。


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まずはこの鐘楼に登りますよっと。

上まではエレベーターで行きます。そもそも乗るまでに20分弱並びます。
エレベーターの手前で入場料8ユーロを支払い、上へと参ります。乗っていてちょっと不安になる古いエレベーターです。操作は係員のおっちゃんがやってくれます。

上からの景色はこんな感じ。


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こうしてみるとすごい景色なのですが、


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こんな具合にひとつひとつの窓がそんなに広くないし金網の向こうなので、開放感はそんなに味わえなかったかもしれない。
いやでも景色はきれいなんですよ。


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ふと頭上を見ればでっかい鐘がいくつかぶら下がっています。きっともう使われていないんでしょうな。

エレベーターでのぼった鐘楼の上部には順路などは特になく、360度見たい方向をいつでも見られますし、ご希望とあらば長時間居座り続けることも可能です。

しかし我々には時間がない。
ちなみに腹も減っている。


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鐘楼を降りて目の前はサンマルコ寺院。……しかし中には入っていない。
時間がなかったとはいえこればかりは今でも悔やまれる。


夕飯がだいぶ遅くなるとのことだったので、中途半端な時間ではありましたがここで腹ごしらえ。背に腹はかえられないのです。


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ということで、路地を抜けつつ食事のできる店が比較的多い方へと向かう。

この路地裏が最高に楽しい。たぶん練り歩くだけで1日……いや3日は過ごせる。だがしかし、我々にはもう1時間程度しか残されてはいない。


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たとえこんなテンションの上がる路地だろうと、我々は地図を片手に目当ての飲食店を探すことしか許されていないのだ、なんたる無情。可能なら土地勘を掴むまで地図なしでうろうろし続けていたい。


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まあそんな事実も、おいしいラザニアを前にするとつまらぬ事に思えてくるよね。

お店に入ってワインを飲みつつラザニアつつけているのはいいのですが、料理が出るまでが予想以上に時間がかかりました。撮影後は慌てて頂きました。ひぎぃ。


食べ終わった頃にはツアーの再集合時刻も目前に迫っており、わくわくするはずの路地を小走りですたすたと抜けていきました。何が楽しくてこんなことを……。


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夕日に照らされる町並みがこれまた綺麗なのですが、時間の余裕の無さゆえにいつも以上にしょぼい写真になっております。


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おかげさまでツアーの再集合時刻にもセーフ。というかこの時間のベネチア最高じゃない? このタイミングで街を去るなんて惜しまれるものありまくりじゃない?
しかし乗らないわけにも行かず、行きと同じ水上バスをツアーで貸し切って移動します。
まあもし次回来る機会があれば、じっくりと一日以上の時間を取ってゆっくりぐだぐだするということで。

それにしても、今回の旅行で最も悔いの残る都市はここベネチアだったかもしれない。
この後回る都市は、回り尽くしたとは到底言えないもののそこそこ満足できる時間滞在できたので。……なお、滞在時間1時間のミラノはそもそも土地を踏みしめた実感すら湧いていないため比較対象として外れています。


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揺れる船内、とっぷり暮れようとする景色を黙々と写真に収め続けましたとさ。


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ベネチア中心部にも仮面を売っている店は掃いて捨てるほどありますが、島を離れてなお、港と駐車場の間には露店が立ち並び、ベタベタな仮面が相変わらず並んでいます。

一番シンプルで安いものなら5ユーロ前後のものがありますが、MADE IN CHINAという表記がガッツリあったりするのでその辺も冗談として受け流してあげられる人向けです。安物だと、仮面の塗装に使われている細かいラメが手や顔にしっかりちゃっかり付着するので気をつけてね。


ベネチアではつい最近までカーニバルが行われていたこともあってか、仮装した人たちがちらほらと街中を歩いていました。僕はチキンだったので姿を写真に収めることはできませんでした。その気になれば並んで撮ってもらえます。見た感じお金は求められていませんでした。

ローマあたりだと、ローマ兵etcのコスプレをした人たちと写真を撮るのはやめたほうがいいようです。
撮った後で料金を請求されるのですが、そこでいくら吹っ掛けられるかは分からないとのこと。後々登場いたします。

ですがベネチアの仮装の人たちはそんな様子は一切見なかった(というかそもそも本格的な仮面をつけている人は基本喋っているのを見ない)ので、まあ大丈夫ではないかなというのが個人的な印象。……保証はいたしかねますが。


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バスを待っている間、駐車場から見える海が幻想的だった。


本日の宿は、ベネチアから見ると向こう岸、ベネチアの近くでありながら一応ベネチアではないメストレという地区のホテル。というか、世界のあらゆる都市に展開するホリデーイン

今晩は「キックオフディナー」なる、「まあせっかく同じツアーなんだし一度くらい一緒に晩飯食おうや」というイベント。ホテル内のダイニングで、


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いかすみ食べたよ。

ツアーの他の人と一緒といっても、空間を共有するだけでテーブルは身内で固まるので特にキャッキャウフフな展開はありません。添乗員さんをテーブルに招いて一緒に食べたけど。


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夕食後は買出し。

コンビニなんつーストアはないのですが、ホテルの目の前のガソリンスタンドに売店が併設されているのでそこへ買いに行きます。


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店内はこんな感じ。こういう雰囲気大好き。
写真奥のテーブルにいるふたりは警官ですが、僕は何も悪いことはしていません。

水やら夜食やらを購入して、ホテルへと退却します。

飲み物といえばそれなりに、コーラとかスプライトとかジュースとかゲータレード的な何かとかが、わりとどこでも並んでいます。しかし、水の1.5~2倍の値段は平気でする(価格差が日本よりも激しい)ので、旅行全般にわたってあまり手をつけられませんでした。
多少買いましたけどね、レモン味のファンタなんか。



ホテルの部屋についてなのですが、簡潔に言えば水周り事情があまりよろしくない

うってかわってベッドは最高です。どこに行ってもわりと大きめですし、寝心地もまったく気にならない。

……ただし水周りはひどい

もう一度言う。水周りがひどすぎる



○アメニティ
2週間後にほぼ同じツアーでイタリアへ行く友人がいたので、「バスタオルくらいしかないと思え」と伝えました。端的に言えばそんな感じです。
ホテルにもよりますが、石鹸が全然泡立たなかったり歯ブラシがなかったり、全身洗えるよと言っておきながらろくに泡立ちも洗えた気もしない謎のジェルが設置されていたりします。


○トイレ
便器とはまた別のビデが必ずバスルームに存在する。他の水周りをどれだけおざなりにしようとビデだけはしっかり設置されているあたりにイタリア人のこだわりを感じるものの、イタリア人とは永遠に分かり合えないと感じた部分でもあった。
便器は、ホテルのものはまあ普通。時々流れの弱いものに当たる。
ホテル以外のトイレについてはそのうちお話しします。


○風呂
風呂がこんなんで君たちはいったいどこに心の癒しを求めるんだいとイタリア人たちに小一時間問い詰めたくなった。

・シャワーの操作系が下手すると日本の洗面台より
・シャワーの出が悪い
・ホテル全体で使用が混みあうとお湯が出ない
・日本人ですら狭いと感じるのですが
・シャワーの水が明らかにバスタブ等の外へ漏れる構造

ちなみにこの日の宿のシャワーはこんな感じ。


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カーテンは? その申し訳程度の透明な板はなに? これがカーテン代わり?

この透明な板がシャワーカーテンよろしくバスタブを囲ってくれるのではと期待してあれこれ押したり引いたりしてみたのはここだけの秘密。
(※欧州の他国でもこのバスタブのスタイルは発見報告あり

いつもどおりに身体を洗っているとあらゆるものが便器や洗面台の方へまるっと容赦なく飛んでいくので、それはそれは気の休まらないシャワータイムでした。



余談ですが、僕のお金の持ち歩き方を紹介します。
バッグやらパスポートケースやらに大きな現金を分けて持ち歩くのはもちろんですが、店頭で飲み物なんかを買う時にさっと出せるようにするには、マネークリップが大活躍です。


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その昔ハーバードで買ったマネークリップ。これで紙幣を留めて、二つ折りにしてジーパンの尻ポケットに突っ込んで終わり。硬貨は前のコインポケットに突っ込んで、払う時はじゃらっと取り出すだけ。


ケツに入れといたらスられねーの? というツッコミはもっともです。が、人の目のある街中で現金以外のモノも入った財布をもたもた出し入れするよりは、さっと払ってさっとしまえるほうが余程安全じゃないかなーと個人的には思うのです。

もちろん手荷物に財布はありますし、現金の大半とカードはそこに入れてあります。でも、小さい買い物や入館料程度ならさっと払える程度の額をこうして持っておくと、ちまちまとした支払いの多い観光ではわりとスムーズになるのでおすすめしたいです。

西洋でマネークリップが売られていたりパンツにコインポケットが存在したりというのは要するにこういった用途があるからだと思うのですが、さっと金を出してパッとお釣りをポケットに突っ込むこの流れをやってみると、やはり西洋人は「おつりの少ないように支払いをする」という意識が日本人より薄いんだろうなと思いました。
どちらがより良いかという話ではなく、

細かい貨幣を手元からあまり減らそうとしない
→手元にはいつも一定以上の小銭がある
→ふとしたタイミングでさっと渡すチップという文化が成立する

ということなんだろうなーと今回の旅行でしみじみ思いました。

ユーロ硬貨は両替で円に戻せないこともあってどうしてもコインが少なくなるようにと思索しがちなのですが、都市部の観光なら帰国前日くらいからちらちら気にすればいいんじゃないでしょうかね。
手持ちの硬貨について日夜あれこれ考えるよりも、ゆったり観光にひたった方がよいと思うのです。



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第二章 ~終~