マヨール広場(1)(Plaza Mayor)
(11:52)
サン・ミゲル市場を出たら、すぐ近くのマヨール広場へ向かいます。マヨールというのは英語で言うところのMain的な意味です。
(11:53)
入口。
(11:56)
広場の中。
(12:00)
出たところ。とりあえず通過しただけですが、後でまた戻ってきます。
(12:07)
引き続きマドリード中心部を歩いて東側へ。TAKEUCHIという日本メーカーの建機(しかし国内販売をしてないので日本人の認知度は低い)を見つけたので激写。
(12:09)
着ぐるみのそのキャラ使っていいんかいってのとマリオのくせに配ってる風船にキティいるよねってのと堂々と顔出しよるうううううう!?
真正面から撮ると厄介そうなのでこっそり撮りました。
(12:12)
ソル駅(Sol)に着きました。ここまでそこそこ街並みを堪能したので、あとは地下鉄で移動してしまいましょう。
プラド美術館(Museo Nacional del Prado)
(12:28)
バンコ・デ・エスパーニャ駅(Banco de España)で降りて、シベレス広場に出ました。
キュベレーの噴水を間近で見たかったのですが、自転車競技のイベントがあるようで近づけず、やむなく望遠で一枚。シベレスというのは、ギリシャ神話の女神キュベレーのスペイン語名です。
さて、これから向かうのは世界三大美術館に数えられるプラド美術館です。スペイン王室コレクションを中心に1819年開館。現在の所蔵数は3万を超えるそうです。建物自体も18世紀スペインを代表する建築家によるものだそうなのですが、
(12:43)
修復中なのか全く見えませんでした!!!!!!!!!
(12:42)
手前に座っていらっしゃるのがスペインを代表する王室画家ベラスケス。プラド美術館の3つの入口にはスペインの3大画家の名がついていて、ここ正面(西)がベラスケス門、正面向かって左(北)がゴヤ門、右(南)がムリーリョ門です。一般の来館者は皆ゴヤ門からの入場となり、チケット売り場もその脇にあります。
(12:48)
(16:33)
そしてこれがムリーリョ門のムリーリョさん。スペインの3大画家ってエル・グレコ入らないのって思ったそこのあなた、グレコさんはこの3人よりもやや時代が後にズレているので入りません。
(12:48)
ひとり15ユーロを払って入場。館内も特段混んでいることはなく、見たいように見ることができました。
僕がスペインに興味を持ったりスペイン村へ行ったりしているのは、ひとえにスペイン好きの母の影響なのですが、その母は何よりムリーリョの大ファンでして、僕も小さい頃からムリーリョに関しては人並み以上に見聞きしてきました。結果、プラド美術館は「あ、これ知ってる」の連続でした。中には「これ日本に来てる時に見たことあるな。お久しぶりです」もいくつかありました。とても楽しかったです。いかんせん展示室は撮影ができないので感想を書くしかないのですが、とても楽しかったです(2回目)。休憩を挟みつつ、体力の続く限りで4時間くらい滞在しました。
(14:52)
館内のカフェで休憩していた時の図。プラド美術館ゆえの興奮状態なのか時差ボケなのかはたまた疲れなのか、お昼時ではありますが2人でこれだけ。それでもこのピザ結構高かった記憶があります。
(15:22)
食事の写真の直後に恐縮ですがトイレの写真です。便座ちゃんとあります、なんか便座が四角いけど。意外と綺麗めです(綺麗とは言っていない)、なんか便座が四角いけどそりゃまあ国立の美術館だしねとも思うのですが、イタリアは王立の美術館でも平気で便座のない便器がありました。
(15:22)
そして相変わらず小便器の位置が高く、脚の短い族にとっては屈辱を味わう仕様。小さい子とかどうしてるんだろう、はなっから割り切って大の方で用を足すんでしょうか。
プラド通り(Paseo del Prado)
(16:40)
プラド通りを使って自転車の競技をやっていました。ギャラリーも結構いました。
(16:55)
なんだこのオムツ型ブランコは。
(17:00)
なんだその青信号の顔は。
(17:04)
なんだその頭は。
(17:06)
アトーチャ駅の方まで行ってしまったのですが、この時点で道を間違えていることに気付いています。
国立ソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)
(17:22)
入口がどこか分からなくなったりしつつ到着しました。
この日は日曜で、午後から入場無料になっていたようです。ただし一部展示は見られなくなっているようです。例によって中は撮影禁止なのですが、ここにはピカソのゲルニカを見に来ました。
詳しくはないもののこの絵がかなり厳重に管理されてきた経緯を多少耳にしていたので、部屋の中ですぐ目の前にむき出しに展示されているのを見た時は面食らいました。
コロン広場(Colón)
(18:59)
名前でお察しかもしれませんが、コロンブスがいます。
セラーノ通り(Calle Serrano)
(19:26)
この通りがショッピング街という情報だけを元に来てみたのですが、いわゆるブランド街でして、正直てんで望んでいるものではなく即退散しました
独立広場(Plaza de la Independencia)
(19:32)
歩いてプラド美術館の方へ戻ってきました。広場の中心にあるのはアルカラ門(Puerta de Alcalá)です。当時はマドリードの東玄関に相当し、5つのゲートのうち真ん中を通れたのは国王だけだったそうです。かつては門の脇に城壁もちゃんと続いていたらしい。
コムニカシオネス宮殿(マドリード市役所本部)(Palacio de Comunicaciones)
(19:45)
昼過ぎにも通ったシベレス広場に面する建物のひとつです。現在は市庁舎になっていますが、かつては中央郵便局だったそうです。
マヨール広場(2)(Plaza Mayor)
(20:19)
戻ってきたのは他でもない、夕飯のためです。
(20:44)
広場に面したテラス席に陣取る。こういった観光客がしばしば入るような店なら、たいてい英語表記のメニューが用意されているので多少安心です。ただし、ウェイターさんが英語を使えるとは限らない。英語メニューで指さして話しても、スペイン語メニューの対応する部分と見比べて確認していました。
(21:10)
そしてついに本場のパエリアを食す時が来ました。ちなみにスペイン語でLが二つ並ぶ部分はローマ字で言うところのJの発音になるので、パエリア(Paella)は「パエージャ」と言うと通じます。
本場のパエリアを食べてまず思ったのは、「あ、おこげは必要じゃないんだ」ということ。日本で食べる(高めの)パエリアはだいたい底の部分におこげができていてバリバリと食べる傾向が強いですが、スペインで食べたパエリアは、底の方でも水分を含んでふっくら(ものによっては若干べたっとした感じに)炊きあがったような状態でした。
家で作れるようになりたいと思って、この旅行では今後も何度かパエリアを食べるのですが、日本のような気取ったパエリアはまず出てこず。日本のパエリアは米を薄くしか置かないので水分を飛ばしておこげを作りやすいのですが、家で作るにはある程度の量も欲しいですし限界があります。ですが、本場のパエリアはわりと厚めに米を入れていました。「おこげが無くてもパエリアはパエリアなんんだ」となんだかとても安心しました。
しかも、パエリアは言わば炊き込みご飯的なニュアンスなので、中身の自由度も高いです。パエリアといえばまず海鮮が思い浮かびますが、ひとつの店でも海鮮のとか野菜のとか鶏肉のとか豚肉のとか、色々なバリエーションがありました。
(21:41)
22時近くでもこんなに人が。といっても日本の生活リズムとは2時間ずれているので、体感では20時前といったところ。
(22:17)
その後は地下鉄を使ってホテルへ戻りました。
(22:16)
地下鉄の車両のドアは自動で開くのではなくボタン式なのですが、ちょっと古い型だとボタンではなくこういう感じのフックを押し上げる(反時計に回す)タイプがあって、どう操作すりゃいいのか一瞬戸惑いました。
(5:51)
プラド美術館で買っておいた絵はがきたち。目ぼしい土産がない時や、旅行に行きすぎてそもそも土産に食指が動かない時は、現地で絵はがきを買って現地から自宅や家族に送ることをお勧めします。今更改めて紹介するようなものでもないとは思いますが、家にあっても邪魔にならないし絵はがきのデザインがそこまで気に入ってなかろうと安いのでなんだか許せてしまいます。
アトーチャ駅(Atocha)
(6:51)
そして今日もマドリードからおはようございます。今朝は喉通りの良さそうなパンを調達できました。スペイン上陸から2夜連続で同じホテルに泊まりましたが、3日目は早朝からマドリードを発つことになります。
(7:03)
朝食を軽く済ませ、ホテル前の乗り場に待機していたタクシーを捕まえて乗りました。観光で外へ出た昨日は地下鉄に乗りましたが、他都市行きの交通に乗り遅れると後が悲惨なので確実にたどり着けそうな手段で駅へ向かいます。まだ夜が明けきっていないような時間です。
(7:14)
タクシーには「アトーチャ(駅名)、アベ(スペイン版新幹線)」と告げるだけで、新幹線改札に最も近い出入り口で停めてくれます。スーツケースをトランクから出し入れしてくれただけでなく物腰も非常に柔らかだったのでチップを渡しました。といっても1ユーロ程度です。スペインにもチップの文化はあるものの、必須という訳でもないようです。
(7:18)
(7:24)
ターミナルのベンチでぼーっと待っていました。新幹線なら30~40分、高速バスなら1時間は前に現地へ着いていろと、昨日会った添乗員さんから言われていたもので。
(7:42)
というのも、恐ろしいことにスペインの鉄道は10~15分前にならないと何番線から出発だか分からないのです。写真でも、7:42時点で8時までのプラットホームしか決まっていません。我々がこれから乗るのは9番線、セビージャ・サンタフスタ(SEVILLA-SANTA JUSTA)行きです。スペイン語でJは、ローマ字のHの読み方(ハ行)をします。
ちなみにレンフェ(Renfe)はスペイン国鉄の名称、アベ(AVE)がスペイン版新幹線を指します。正確には日本の新幹線ではなくドイツのTGVのようです。アベっていうのが同音異義で鳥を指す言葉らしいです。
(7:43)
改札っぽくないただのカウンターで、マドリード到着直後に旅行会社から受け取ったeチケットのQRコードを読んで貰い、いよいよ列車へ。
(7:44)
だだっ広いターミナルはものすごい旅情をかき立てますね。しかも早朝ですし。
(7:45)
(7:53)
無事に自分たちの座席を発見。スーツケースを棚に上げ、腰を落ち着けるも周りには日本人どころかアジア系すら見当たりません。これがたまらない。
同じ卒業旅行の日本人学生たちと1台のバスでスーツケースごとドアツードアで移動していたイタリアとはまるで違います。あれはあれでものすごく効率良く回れるので非常に便利ですが、今回のようなある種の「はじめてのおつかい」感はまた違うワクワクがあります。だからといってツアーを利用せず何から何まで自分たちで調達するまでのレベルに挑戦する勇気はありませんでしたが。
(8:30)
列車は定刻通りに出発。列車そのものはちょっと古い新幹線みたいなもので目新しくもなく車窓の景色も単調だったので、おおむね寝て過ごしました。