(7:26)
新島の宿からおはようございます。新島2日目ですが、今回は通常の週末旅なので本日が帰る日でもあります。昼までは島にいられるのでめいっぱい遊んでいきましょう。
(8:29)
レンタカーはカーナビも付いていない車でしたが、新島の主な道路は(旅慣れている人なら)1日走ればおよそ掴めるかと思います。
石の動物園
(8:39)
その名の通り、はかなくも石化してしまった動物たちが集う場です。嘘です。
(8:41)
(8:48)
(8:48)
コーガ石の被加工性の高さからか、結構な数の動物がいます。
(8:44)
気心知れた相手同士なら、ネタ写真を撮って遊ぶのに良いと思います。朝一でここにきてはしゃぐのも我ながらなかなか強者です。
(8:36)
(8:36)
(8:37)
(8:38)
なお、石の動物園という名前にふさわしからぬガチ動物を駐車場で多数見かけたことをここにご報告いたします。
羽伏浦公園
石の動物園のはす向かいにあるのがこの公園。
(8:54)
島民全員集めて野外フェスができそうなレベルの広場が目の前に広がります。
(8:58)
その広場の先に現れる謎の石像たち。
(8:58)
特にこいつ、すごく激しい造形。
(9:17)
「貿易風」というタイトルがついていたのですが、我々の世代には「人体錬成失敗」にしか見えない。
(9:00)
宮塚山も見渡せるだだっ広い場所です。他の人もほとんどいないのに芝生は滅茶苦茶管理が行き届いていました。
(9:05)
公園から海の方に向かって歩くと羽伏浦海岸のメインゲートに出ますが、東向きの海岸なので朝は建物が逆光になってしまいます。
(9:08)
10月も終わりごろだけど天気がいいので足だけ海に浸かってみたよの図。
石の恐竜
(9:31)
動物園があれば恐竜もいる。ただし動物園のそばではなく、親水公園から北東へ200mくらいの場所にあります。
(9:25)
(9:26)
3頭だけですが、なかなかに造りが細かいのでここでも写真を撮って遊ぶといいと思います。
(9:35)
ちょっと離れたところで発見した都道のキロポスト。なんと新島ガラスで出来ています。とはいえガラスアートセンターでレプリカを見ていたので、知ってはいたんですがね。
前浜海岸
海水浴のできるであろう砂浜の並びに、広大な広場があります。
(9:48)
次はここで遊んでいきますよ。
(9:46)
岩をぶち抜いた(風の)人たち。
(9:50)
(9:52)
(9:52)
人間の絡みをめんどくさがるモヤイの図。
モヤイ像は目のところにいい感じの大きさの石を入れると表情がついて面白いことが分かりました。
ところでモヤイ像というのは、あの渋谷にあるモヤイ像と一緒です。彼の故郷はここ新島。昭和50年代には新島から日本各地へ盛んにモヤイ像を寄贈していたそうで、渋谷の彼は1980年に新島の東京都移管100年を記念して渋谷区に寄贈されたんだとか。
(9:54)
(9:53)
やっぱり目を入れると格段に表情が付くんだよなあ……。
(モヤイ像を傷つけるような事はしないのと、終わったら原状復帰しましょう)
(9:55)
(9:57)
なんだかよく分からないのもいます。
(9:45)
向こうに見えるのは内燃力発電所。離島のインフラ施設を眺めるのが好きです。
鳥ヶ島
湯の浜露天温泉の少し南に、こんもりした島(岩?)があります。一応歩いて渡って登ることができますが、ガッツリ岩場なので十分にご注意ください。
(10:04)
この石垣のような部分へ行くことができますが、途中までちゃんとした足場のない部分があります。この辺りはかつて、山から切り出した石を運ぶための索道の中継点があったそうです。
(10:07)
(10:08)
グローブや軍手があった方が登り降りしやすいかもしれません。落ちたら一巻の終わりな絶壁の上を歩きます。
(10:09)
(10:13)
終盤は完全にアスレチックな要素をクリアし、行けるところまで行った場所からの景色。覗き込んだ向こうがこんな感じの高低差だったので足がすくみました。既に放棄されていると思われる構造物ですので、立ち入るのは十分ご注意のうえ自己責任でどうぞ。
(10:19)
写真では伝わりにくいですが、足場の悪い急斜面を四つん這いで降りています。
(10:06)
(10:23)
男はつい海辺でたそがれがち(自分もよくやる)。
(10:29)
浜に転がっていたコーガ石が波に洗われて軽石になっていて、まあまあな大きさのわりに実は片手で持てるくらいの質量だったことに驚きはしゃぐ人たち。
(10:34)
鳥ヶ島の向かい側には謎のモニュメントがいくつか置かれているので、ここでも遊ぶことが可能です。――が、船の時間が近づいてきたのでぼちぼち引き上げです。
(10:46)
ガソリンスタンドで給油しレンタカーの返却を済ませました。
池村製菓
(10:55)
レンタカー屋さんから宿(大きい荷物を置いてきた)へ戻る途中に、牛乳せんべいのお店があったので、お土産に購入しました。
(10:56)
牛乳せんべい自体は伊豆諸島の他の島でも見られるものですが、ここの牛乳せんべいにはオリジナリティ溢れるイラストや文字の焼き印が捺されているので、見比べてみると良いでしょう。
(11:06)
宿に着いたら玄関に置かせてもらっていた荷物を回収し、港まで送っていただきました。
新島港フェリーターミナル
(11:11)
フェリーターミナルで乗船時間を待ちます。ここの売店は土産や軽食など、品揃えが比較的豊富な印象。新島ガラスを使った製品も(アートセンターに比べて種類や数は少ないですが)いくつか扱っています。
(22:44)※後で撮影
この売店でいい感じの手ぬぐいを売っていたので、自分用に買って帰りました。
(11:20)
天気もいいし時間もあるので、ターミナルの売店で明日葉アイスを買い、すぐ近くの砂浜にごろーんして食べながら海を眺めていました。
(11:28)
前浜からは式根島とその港が見えます。海を眺めていれば上り便の船が新島に近付いて来るのも見えるので一石二鳥。
(11:23)
砂浜に陣取ってすぐに、新島と式根島を結ぶ連絡船「にしき」が港を出ていくところを見つけました。
(11:28)
次に島に来られるのはいつになることやらーと思いながら他に誰もいない砂浜に大の字になっていたところ。
(11:38)
(11:38)
3代目さるびあ丸が新島に近付いてきました。
(11:40)
ちょうど時を同じくして、ヘリコプターが上空を通過しました。この時は「東京愛らんどシャトルかな?」と思ったのですが、よくよく写真を見てみると海上保安庁ですねこれ。
(11:47)
船も到着したので、そろそろ乗り場へ向かいましょう。桟橋にそびえるこのタワーは津波避難施設です。
(11:46)
以前来た時には明らかに見覚えが無かったのでなんじゃこりゃあと思っていたのですが、港に置いてあった広報誌を見るには出来たてほやほやだったらしい。
3代目さるびあ丸
(11:50)
(11:50)
(11:51)
乗るぜ乗るぜ。景色に馴染みつつも目を引くデザインでとてもいい感じ。
(11:54)
帰りも特一等船室です。4人組ワイワイ空間です。船内の設備などについては往路に(比較的)詳しく書きましたのでそちらをどうぞ。
(11:59)
(12:01)
ばいばい新島。
(12:03)
離岸して間もなく、新島から新中央航空の飛行機が飛び立ちました。
(12:04)
(12:09)
ところでおなかがすきました。
(12:10)
レストランへ来ました。元々ここで昼食を取る予定だったので 、島にいる間は買い出しもせず時間いっぱいまで遊び倒しました。
(12:19)
旨辛チキン丼。
(12:20)
島海苔ラーメン。
(12:24)
豚の角煮丼。いずれも若干割高ではありますが、まあ船の上ですし。先代のさるびあ丸レストランよりなんとなくラインナップが増えている気がします。
(12:55)
食べ終えたくらいのタイミングで船は利島に寄港。
(12:57)
利島のシルエットはぶっちぎりで映えるんですよね。
(15:17)
その後は船室内でボードゲーム(ドミニオン)をして遊んだり、小腹が空いて買ったばかりの牛乳せんべいを開封したりしていました。
大島~神津島航路は週末限定で横浜港大さん橋に寄港するのですが、これには横浜~東京の夜景クルーズとして乗船する客も多いです。
(18:22)
その結果、外部デッキではイベント的なものが行われていて、島から乗っていた我々が若干置いてけぼりになるパーリナイな雰囲気になっていました。
(18:22)
パーリナイ。
(18:25)
そしてベイブリッジ。
人も増えてしまった外部甲板に長居する気にもなれず、そそくさと船室に引き上げました。帰ってから風呂には入るものの、船室内にシャワー室があるしバスタオルも用意されているんだからということでいたずらにシャワーを浴びてみたりしました。夏場に乗船まで島で遊んだ時なんかは、上り便でも重宝しそうです。
竹芝客船ターミナル
(19:13)
東京湾内の航行速度が 制限されているだとかで船は大幅に遅れ(存分にくつろげる個室で良かった)、21時手前にようやく東京港へ到着。
(20:49)
外部甲板での写真の撮りどころが減ってしまいましたが、機能面ではとても充実していて良かったです3代目。
(20:52)
終電時間が迫っている一人がいたので、すき家で軽く飯を済ませて解散しました。
ということで、男4人での週末新島旅でした。個人的には2回目ですが、新島は見どころがかなり明確なのでワイワイしつつ観光するにはなかなか良い場所でした……などと言うまでもなく昔からそういう場所としては有名ですが。
まだ新築のにおいが残る3代目さるびあ丸にも乗ることができたし行程全般にわたって天気にも恵まれたので文句なしです。あえて言うなら、まました温泉の砂蒸し風呂が今まで営業時間など嚙み合わず一度も体験できていないので、それがリベンジ案件といったところでしょうか。
以上、最後までありがとうございました。
旅行期間 2020.10.23~2020.10.25
旅行記完成 2021.3.20