出かけた時から帰り道

バイク・車・フェリー・列車・飛行機・自転車による全国(時々海外)の旅行記群

男4人の新島2020【2】石山展望台、新島ガラスアートセンター、富士見峠展望台

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仕事を終えた金曜の夜に集合・乗船し、さるびあ丸で翌朝の新島に到着した三十路目前の男4人。

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(8:39)

予約していた民宿の方に港まで迎えに来ていただいたので、車に乗ってまずは宿へ向かいましょう。

 

民宿あおぬま(旧マタデー)

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(9:11)

最近までマタデーという名前で民宿をなさっていましたが、今はあおぬまさんです。ちなみに旧名のほうは、新島内で同じ苗字の家庭が多い中で呼び分けるための屋号的なもののようです。

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(8:48)

6畳間2つに2人ずつ分散してお泊りです。

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(8:51)

各民宿で貰える新島本村マップ道路が格子状にデフォルメされているので実際の道路と照らし合わせて理解できるようになるまでにちょっとコツが要ります。でも慣れると案外見れます。

 

梅仁レンタカー

宿に荷物を置いたら、次は観光の足を入手しに行きましょう。予約していたレンタカー屋さんまでは徒歩で行ける距離です。

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(9:18)

明らかに整備まで自前で出来るぜ感がひしめく店内。ここで店頭まで来た旨を電話で伝えて手続きを済ませます。

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(10:04)

借りたのは、走ると風情のある音がする軽バン。三十路直前野郎4人が定員ジャストで乗り込みます。

 

端々展望台

手始めに、集落から最も離れた島の端にある展望台から回っていきます。

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(9:42)

ここ、展望台といっても台もベンチすらないただの道沿いの景色が良い高台です。手前に見えるのは無人早島(はんしま)です。近世中期までは新島と砂州で地続きだったらしい。マジか。早島の向こうに見えている島影は三宅・御蔵の2島です。

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(9:43)

展望ポイント近くの交差点にある東海汽船の看板。白ママ断崖っぽいのは分かりますが、そもそもどうしてこんなに人通りの少ない場所にあるのかが謎です。

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(9:43)

ちなみに、展望台から先へ進むと高台を降りる道になりますが、この先は防衛省施設(ミサイル試射場)なので立ち入りはできません。

 

大峰展望台

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 (10:01)

山中の道沿いに前触れもなく現れる展望台です。駐車スペースはほぼ無く、茂っているので岩の上に登らないと景色を見渡すことはできません。

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(10:03)

登って景色を見る人たち。

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(10:02)

登って見える景色がこんな感じ。新島が二つの火山が繋がって1つの島になっていることがよく分かります。

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(10:04)

カメラに気付き変なポーズをとる2人と気づかない1人。

 

石山展望台

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(10:28)

新島の南側で一番景色が良く好き(主観)な展望台がこちら。

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(10:24)

比較的広めの駐車場にベンチと柵。しっかりと展望台の体をなしています。ただ一つ言うなら、とても風が強いT.M.Revolutionごっこをしたくなるくらいには風が強い。時々飛んでくる砂粒が顔に当たると痛い。

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(10:17)

奥に見えるのが神津島。手前に見える平べったいのが同じ新島村を構成する式根島です。式根島はこうして見ると平べったいですが、実際に立ってみれば意外とアップダウンは激しいです。

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(10:21)

対する北側の景色。地内島のはるか向こうに本州(伊豆半島)が見えます。それにしてもいい海の色。

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(10:21)

この展望台を端点に石山トレッキングコースという道があります。

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(10:21)

かつての石切り場と思われるこの景色の中を進んでいくコースのようです。

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(10:22)

強い風を受けている人たちの図。

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(10:27)

強い風を受けている人たちの図2。

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(10:24)

そんな感じの、景色の良さと風の強さがフルスロットルな展望台でした。

 

新島ガラスアートセンター

新島の南半分はコーガ石(抗火石)と呼ばれるガラス質の鉱物を中心に構成されていて、その石を原料に作られているのが新島ガラスです。

コーガ石は地球上で2ヶ所でしか採掘されていないとされ、そのうちの1つが新島(もう1ヶ所はイタリアの島)です。

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(10:45)

新島ガラスアートセンターの横にはガラスアートミュージアムが併設されているのですが、改装工事中で開いていませんでした。以前訪れた時には、日当たりの関係上午前中に来ることを勧められたことがあります。

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(10:46)

仕方がないのでミュージアムの前で遊ぶ人たち。

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(11:26)

新島ガラスアートセンターは開館していたので中を見学します。見学だけなら無料です。この施設は通常ガラス作りの体験(有料)を行っていますが、この時は体験を中止していました。可能であれば是非やってみることをお勧めします。

(↑体験した時の記事)

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(11:03)
ガラスアートセンターでは体験のほか、工房や作品の見学、製品の販売が行われています。作品や工房は撮影NGですが、販売品ならOKとの事だったので1枚。我が家でも実際にグラスや一輪挿しや平皿が活躍しています。お勧めはやはりグラス類。太陽光を浴びるといっそう綺麗です。

この特徴あるオリーブグリーンの色は、ガラスの中に混ざっている鉄分が影響しているんだとか。

公式のWebショップでは現地と同価格(もちろん別途送料)で販売されていたので、すぐ行けないけれど興味があるという方はどうぞ。

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(11:23)

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(11:23)

そしてアートセンターの上の展望台がわりといい雰囲気でした。

 

富士見峠展望台

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 (12:37)

島を一望できるスポットと言えばこちら。自転車などで来るのはかなりきついと思われますが、高低差の分見晴らしは最高です。

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(12:41)

新島の本村を手前に、地内島、式根島神津島まで一網打尽に視界に収めるナイスビュー。

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(12:39)

そして展望台の後方にある謎のピラミッド。

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(13:01)

この上からの景色が良いのですが、足場が狭いので風が強い時はご注意を。

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(13:09)

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(12:44)

この展望台が貸し切りだったので、本村のお店でテイクアウトした昼食(たしかチャーシュー丼的なもの)を景色を眺めつつ食しました。風が強かったので難儀しました。

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(12:57)

これは風の少ない安全圏で食事をとる人たちの図。車の後方ドアを開け放って移動式オープンベンチ(定員約2名)にする手法は、覚えておくと色々なところで重宝します。