出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

大型二輪教習日記【8終】

 

VTR-Fで中国地方一周を果たしたゴールデンウィークを挟み、2週間ぶりの教習所へ。

 

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ホンダの販売店が出張で車両展示に来ており、今話題のCBR250RRが並んでいました。ゴリゴリのスポーツタイプにはまったく乗る気はないものの、かっこいいなーとは思うので跨らせてもらいました。

それはさておき今日は卒検です。2週間も空けて大丈夫なのか自分。最後に大型に乗った後で軽2輪なんぞで2500㎞も走ってしまったぞ自分。

5/13 卒業検定

昼過ぎに検定控室へ集合。他の受験者と一緒に黙々と集合時間を待ちました。一人やたらそわそわする独り言の多いおっさんがいたのが印象的でした。

時間になると教官が全員の教習簿を手に登場。全員の免許証を確認したうえで、今日の流れと注意事項の説明に入ります。

受験者9人が集合していましたが、大型2輪はそのうち4人。全員がBコースを走ることになっていました。僕は4人のうちの2番目。うむ、丁度いい順番ですね。

 

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でも天気が最悪なんですよね。本降りの雨でした。ちなみに試験の時間帯がいちばんしっかり降っていました

今日の流れの説明が終わるとそれぞれが自分のタイミングでプロテクターの装着に取り掛かります。カッパも着ます。普段使っている自前のカッパ(レインウェア)を持って行こうかとも迷いましたが、帰ってから乾かすのがダルいので教習所のものを借りました。

最後の教習から2週間は経っていたものの、コースはわりとすぐに思い出せたので特に問題なし。ですが、緊張しないためにもコース確認とイメージトレーニングをしながら自分の番を待ちました。僕は普通2輪の卒検ではエンスト3回かました程のあがり症です。

 

僕の前の大型の受験者はハーレー教習のコース(無料オプション)だったらしく、ハーレーでゴール地点に戻って来ました。その後ろに付いていた教官は普通の教習車NC750。

すると教官は自分が乗っていたNC750をスタート地点まで押すと、僕を呼びました。えっ教官はどうするんだろうと思っていたら、なんとハーレーに乗る準備をするではないか。

始めてくださいと言われるがまま、スタンドを払って乗車、ミラーを調整しエンジンスタート。背後ではハーレーのドコドコ音。以前の普通二輪のときはすごい静かに追跡されていたのに、今回の教官はやたら存在感があります。とはいえそれが気になっていたのも最初の外周一周くらいまででした。

 

右左折時の目視確認は普段もしっかりやっていますが、これでもかとアピールすべくいつも以上にキョロキョロ踏切坂道発進S字カーブと難なく通過していきます。

S字クランクは教習当初それなりにやりづらさを感じていましたが、ここまで来るとそこまで難しさは感じませんでした。結局は車格というより操作の問題で、やりづらさを感じていたのは自分の身体が強張っていたからな気がします。

波状路も無事クリア。緊張してクラッチ操作がブレてエンスト即試験中止だけは避けたかったので、アクセルは普段より多めに開きクラッチで加減しました。

次のスラロームが完全にもたつきました。お手本通りのリズミカルな左右方向転換とは縁遠く、アクセルや後輪ブレーキのタイミングがガタガタな、スラロームというよりは狭いS字を走っていくような運転。いやそれでもそこそこの速さでパイロンを倒さなければこっちのもんさ。

一本橋。金属製の平均台は雨の日に滑りやすいので不安でしたが、ここもタイムを気にして粘ることをある程度放棄して通過します。泥臭くったっていい、平均台から落ちて試験中止になるのだけは勘弁だ。

最後は急制動。晴れの日は制動距離11m以内ですが、今日はまごうことなくウェットな地面なので14m以内まで延長されます。……えっ14mって何それすごい長い

時速43くらいの速度をキープしてから、指定のパイロンを越えたところでブレーキ。11mのラインにも届かない位置で止まることができました。

無事にスタート地点まで戻り、エンジンを切って降車しスタンドを立てて離れます。これにて試験終了です。普通2輪の時よりも緊張せず、感覚としてもあっさり終了しました。排気量が全然違うとはいえ、普段から乗っているとやはり違うものです。

 

運転免許の試験は持ち点100からの減点法で、70点以上が合格。僕の曖昧な知識によると

「点数が合格ラインを下回るか一発不合格の条件に触れるなど、合格の見込みが消滅した時点で試験中止が言い渡される」

はずなので、つまるところ

中止を宣言されずに最後まで試験をやらせて貰えた = ほぼ合格

なのです。降車時にバイクをぶっ倒したりしない限りは。

 

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まあそんなわけで、プロテクター等を片付けて30分ほど待機したのち、検定結果が発表されました。結果、無事合格となりました。

ちなみに点数はノーミスの満点。2年前の普通2輪の時の足つき1回エンスト2回(僕の中では3回しているが判定では2回だった)から比べると大躍進です。満点ボーナスキャッシュバックとか欲しいところです。

でも個人的にはスラロームをもっとスマートに決めたかった……。

 

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普通自動車普通自動2輪大型自動2輪計3回目の母校の卒業です。しかし終わり方はとてもあっさり。教習所の雰囲気がとても好きな身としては寂しい限りですが、まあこれ以上勿体ぶられても特にやる事はありません。

 

さて、あとはこれで試験場へ行って試験を受ける(と言っても試験という名の視力検査等)だけで免許証が手に入る訳ですが、まだバイク本体を買い替える気はありません

今乗っているVTR-Fとは、少なくとも日本一周を果たすまでは一緒に走る予定です。といっても残すところ東北の半分と紀伊半島と北海道くらいなものですが。

NC750Xあたりが良いなーと思いつつ、400Xも格好いいなーとも思いつつ、(ちなみに後者は今までの免許でも乗れます)でもまだ今のところは250ccのままでいます。それでも法律上「乗れないバイクは無くなった」というこの状態はとても清々しいものです。

 

以上、最後までありがとうございました。

 

 

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