本日から第二段階。
これまではバイクの基本的な操作を習得するための教習(という体)でしたが、第二段階からは検定に向けた課題と法規走行をこなしていくことになります。あと、着用するゼッケンの色が変わります。
また雨なんだよなー。基本的に2輪の教習って結構な確率で降られている気がします。
4/22 第二段階 1時間目
教習コースの都合で第二段階は第一段階をすべて終えてからしか予約できなかったので、初っ端は1時間しか取れませんでした。1日あたりの最大教習時間が2→3時間になったというのにこの非効率っぷりよ。
第二段階一発目は体験項目と呼ばれるもの。
「ブレーキを掛けずにカーブに入って遠心力がどれくらいかかるかを体験したり、回避の練習を行います」
……えっそれ雨の日にやるんですか?
ちなみに普通2輪の時は第二段階1時間目がシミュレータ、2時間目にこの体験項目でした。あらかじめ言っておくと体験の内容は普通2輪とほぼ変わりません。
まずは等速カーブから。
特定のコーナーに引かれたラインに沿ってブレーキを掛けずに走行し、遠心力を体感するというもの。速度は20→25→30km/hと回を追って上げていきます。
この項目をやるときはハザードを焚き直前の直線からずっと等速で走ってカーブに突入するのですが、「その位置でハザードを焚いたということは等速カーブをやりたいんだ」ということを当然ながら4輪の教官たちも把握しており、道を空けて待っていてくれる。その「言わずとも分かってるぜ」感に感動していました。
……あ、遠心力は速度を出すほど強くなるので気を付けましょうね(ついで感)。
続いて回避の練習。
時速30㎞/hで教官に向かって走り、直前で左右に避ける練習です。直前とは言いますがそこそこ余裕のある距離感です。
1回目は好きな方を選択。もちろん曲がりやすい左をチョイスし、事前に指定されたポイントで避けます。
2回目は直前で教官が挙げた手と逆の方へ避けます。直前まで分かりません。そこ、さっき左だから次は右だろとか言うな。いや実際右でしたけどね。
「回避は車の方が優れているので、2輪は出来るなら停止したほうがいいでしょう」と言っていましたが、その減速能力すら4輪の方がぶっちゃけ優れているわけで、運動性能において2輪の方が優れていることなんてスラロームくらいです。じゃあなぜ乗るのか? 楽しいからだ。
最後に波状路(はじょうろ)。
普通2輪の時はおためし程度でしたが、大型2輪では試験項目に入るのでガチです。というかなんでこれ普通2輪では試験に無いんでしょうか、練習すべきだと思うのですが。
ハシゴを寝かせたような障害コース9.5mを脱輪・エンストせずに5秒以上の時間をかけて通るというもの。ぶっちゃけ5秒以内で通る方が難しいので時間は気にする必要がありませんが、脱輪・足つき・エンスト・転倒のすべてが検定中止(即アウト)の対象となります。
前輪がハシゴのステップ部分、つまり波状路の凸部分に差し掛かるたびに半クラッチとアクセルでトルク(推進力)をかけて乗り越えていきます。8km/hくらいで突入し、速すぎもせず遅すぎもしない程度の速度を維持することが必要。ブレーキを掛ける場合はリアのみ使います。
この時、ライダーはシートに座ったままではなく膝を曲げてステップに立ち上がった状態で通過することが求められます。凹凸を通るバイク本体に視点を揺さぶられないようにするためです。
1回目はお試しで座って通過。2回目からは立ち上がって通過……しようとしたらアクセルが足りなくてエンスト。
えっこれ座ってやった方が簡単じゃないですか?????
立ち上がると多少なりと手でも身体を支える必要があるので、凹凸で揺すられて特にクラッチ操作がガバガバになてしまう。うわあ座ってやりたい。
3回目以降も当然ながら立ち上がってやりましたが、特に問題なく通過。いやでも座ってやった方が楽だこれ……。
波状路も問題なさそうということで最後に急制動の練習を2度ほどやりましたが、これは本来次回の内容なのでまた次に。