ツーリングとしては4日目、九州上陸3日目は佐世保からスタートします
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【8/10】島原~天草~崎津教会~天長フェリー
【8/12】神戸~帰宅
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峰坂
まずは朝一で佐世保の市街を観光します。ホテルから歩いて行きます。
(6:15)
(6:22)
江戸時代に整備された街道「平戸往還」の一部にあたる道だそうです。映画のロケ地にもなったようで良い雰囲気ですが、近隣の方々にとっては生活道路なので写真はちょっと気を遣いました。
(6:19)
近隣住民の方がいました。気を遣いますね。
(6:19)
(6:19)
明らかにこちらを意識してチラチラ見ながらごろごろにゃんにゃんしているのに、自分からは決して寄ってこない魔性の近隣住民。
(6:20)
その後坂を下って近くの商店街を見ましたが、もちろんこんな時間なので店は開いていません。ところで一番手前の看板、配色がペヤングっぽくないですか。
以上、昨日に続き推しの声優の写真集の撮影地巡りでした。
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生月サンセットウェイ
佐世保を離れたら一気に北西へ。平戸島を経由して、一気に生月島へと向かいました。
(8:18)
生月島といえば、近頃有名になりつつある(と思っている)場所がここ。車のCMでも使われています。
(8:36)
バイク待ちをして撮ってみました。ただしこのアングル、帰り方向なのであしからず。
(8:54)
(8:55)
灯台の上から南側を振り返ったところ。
(8:55)
柱状節理がすごい。
まだ朝の9時前ではあったものの、そこそこな頻度で人が行き来していたので、人の少ない時間帯を狙った方が良いかも知れません。大バエ灯台へのアクセスルートは若干道幅が狭く離合が面倒です。
山頭草原展望台
(9:30)
生月島には他に良い場所ないのかなと探した結果見つけたのがこちら。山頭園地駐車場という場所にバイクを停めて歩きます。すごい奥に停めているのは日陰を選んだからです。
(9:34)
もうすでにいい感じの景色ですが、遠くに見える東屋が展望台なのでそこまで歩いてみましょう。ちなみに、歩道や草原の中には牛たちの落し物(でかい)が結構な頻度でゴロゴロしている(多い)のでくれぐれもご注意ください。
(9:38)
駐車場からずっと上りですが、10分も歩かずに到着。
(9:37)
誰もいない。
(9:38)
でも牛はいる。柵も無い地続きの場所に。東屋の周りにだけ防護柵が巡らされています。
(9:38)
今まで歩いてきたところにも落し物があったという事はそりゃそうか。ただ、だいぶ遠くだったので近づくのはやめました。タイミングによってはものすごく近いんだろうか。
(9:42)
展望台のところでしばらくぼーっとしてから駐車場へ戻りました。
春日の棚田(丸尾山)
平戸島の中でも比較的生月島寄りにあるのがこの棚田。そしてその棚田のビュースポットである場所が丸尾山です。
……が、目の前の道は幅が狭いです。待避スペースを使ってようやくすれ違えるレベルですし、農作業期間中(3,4月、8月中旬~9月中旬)にはそもそも一般車両の進入が禁止されます。
最寄りの駐車所は春日集落案内所。丸尾山までは片道1kmほどありますが、多少歩いてもこちらに停める方が無難でしょう。
(10:16)
丸尾山の麓にはゲートがあります。ゲートはありますがあくまで猪除けなので、人間は立ち入りができます。出入りの後はしっかり閉めましょう。ここから展望ポイントの山頂までは公称3分。
(10:19)
(10:34)※帰りに撮影
大した距離ではないですがしっかり山登りなので足元にはご注意を。
(10:20)
(10:21)
(10:33)
登りきったらすんばらしい棚田が待っています。
あまりにも素敵な光景だったので、気の済むまで写真を撮った後もしばらくその場に座りこんでしみじみしてしまいました。
(10:47)
余談ですがこの直後、平戸島内の路上でバイクの総走行距離が6万kmを突破しました。バイクの中でもわりかし走った方になるんじゃないかと思います。
カトリック宝亀教会
平戸の観光はまだまだ続きます。またしても教会です。
(11:04)
ちょうど宝亀教会にたどり着くタイミングで、島じゅうに大きなサイレン音が響きました。よくよく思い出してみれば、今日8/9は長崎への原爆投下の日。サイレンは投下時刻の11時02分でした。
(11:04)
さて、宝亀教会ですが、駐車場は教会の目の前にあるものの、教会自体が国道から外れた場所にあり、アクセスルートは激坂(上り)です。しかもバイクでも車相手では離合が難しいほどの狭い道幅。ナビでは突拍子もない坂を登らされる恐れがあるので、国道383からは近隣の案内板に従うのが吉です。
(11:10)
1898年竣工の木造。
当初は世界遺産(長崎の教会群)の候補のひとつだったようですが、2000年の大改修が原因で後日除外されました。改修に使用された材料が当初と異なるものだったらしい。でも内部(撮影禁止)も非常に綺麗な教会なので見に行く分にはお勧めです。
そしてこの直後、通り雨にガッツリ降られてしばらく木陰に退避していました。完全に雨をしのげなかったものの、そもそも非常に暑いのである程度意図してかぶりにいきました。
紐差カトリック教会
(11:39)
宝亀教会からさらに国道を南下した先にある教会です。こちらは比較的賑わいのある街中にあります。
(11:40)
内部を見学することはできなかったのですが、ちょうどミサが終わり信者の方々が中から出てくるところでした。そのうちの品のあるおばさまから、「どこから来たのか」等話し掛けられ、最後に「無事故で帰れますように」と心遣い溢れる言葉をいただきました。これまで旅先の駐車場などで話しかけてくれた人の中でも抜群に品のある言動で良い人なのはよく伝わってきた上、足しげくミサに通われているであろう方からそんな事を言われるとこちらも非常に嬉しくて、身の引き締まる思いでした。
……まさか1時間後には事故に遭うともいざ知らず。
平戸ザビエル記念教会
今回色々回ってきた教会群ですが、長崎県内ではこれが最後となります。平戸大橋から比較的すぐの場所。
(12:17)
手前にあるのはルルドの聖母の様子をあらわしたものです。
キリスト教には正直そんなに明るくないのですが、かなり有名なエピソードらしい。
(12:17)
建物は1931年竣工だそうですが、まるで90年経っているとは思わせないカラーリング。かわいい。
(12:19)
そんなに大きくない教会なのにフライングバットレスがある。かっこいい。
以上で平戸島の観光は終了。(沖縄のゆいレールを除くと)日本最西端の駅である「たびら平戸口駅」がここから近いし寄っておくかーと思いつつ平戸大橋を渡って九州本島へ戻った矢先、もらい事故に遭いました。
長いし旅とは別の話になるので、事の顛末は別記事にまとめておきました(当該記事内ではここより情報をぼかしています)。
事故発生から再びバイクに乗って旅を再開するまでにはおよそ90分かかりました。110番通報と現場の検証、保険屋への連絡、当事者間の今後の進め方についての打ち合わせが主な内訳です。被害車両が自走可能、人身傷害なし、もらい事故(過失割合0:100)という交通事故の中でもかなり軽微かつシンプルに済んだと言えるであろう事態でも、旅プラン的には大ダメージな時間ロス。ましてや自ら危険な運転をしてまで旅にリスクを増やすまいと強く心に誓った一件でした。ちなみにこの時間ロスのせいで、当初は逃げ切れる予定だった雨雲に追いつかれ通り雨(豪雨)に遭いました。
ホンダドリーム佐世保
もらい事故によるバイクの損傷の一部として、ブレーキレバーの先端が折れていました。レバーの根本側8割は生きていたので自走こそ可能でしたが、この後4日間も小指が掛けられないレバーのまま旅を続けるのは心もとなかったので、応急処置でレバーを交換して貰いました。
(15:10)
事故後に現場から電話を入れて、30kmを1時間で走って店頭に到着。純正レバーに換えてもらったので左右の感触がバラバラになりましたが、折れているよりはマシです。
石原岳森林公園
事故やその処理でだいぶ疲れていたのでそのまま宿に向かっても良かったのですが、自分にまったく責のない事故で予定が狂わされたままではあまりに癪だったので、ひとつだけ寄ることに。
(16:00)
森林公園と言いつつ、こんな物々しい遺構が中央にあります。石原岳堡塁という砲台跡です。明治期に竣工した、軍港である佐世保を防衛するための拠点だったようです。実戦に用いられたことは無かったようですが。
(16:03)
(16:03)
なかなか状態の良い遺構ですが、無料で立ち入って見ることができます。公園内ではキャンプもできるようになっていますが、この遺構の雰囲気と人気のなさが相まって、若干怖いです。雰囲気があるといえばそうなんですが。
(16:02)
一角にはトンネルがあり、これが見た感じずーーーっと奥まで下り坂の直線で続いています。スマホのライトで進んでみましたが、天井の電灯は点いておらず行く先も完全に暗闇なので、怖すぎて20mくらいで引き返しました。
(16:02)
ぐるりと回りこんで他にも遺構を見つけることができるようですが、雨雲が近付いているし宿はまだ遠いのでこれくらいにしておきました。
(16:36)
宿へ向かい始めた矢先、痛いほどの雨に降られて沿道のバス停の屋根に退避している図。雨雲レーダーを見ても止む気配は無いので、強雨をやり過ごしたところで腹をくくって出発しました。
小浜温泉 浜観ホテル
(19:25)
島原半島の西岸に位置する小浜温泉が本日の宿泊地です。部屋に風呂が無いなど、現代的なビジホよりも設備は若干少ない部屋(たしか訳ありプラン)でしたが、値段は安かったです。大浴場も年季が入っていますが広いです。
(19:44)
買い出しと夕飯ついでに散歩。宿の向かいに湯畑がありました。
(19:44)
と、その隣にある足湯。長さ105mは日本一らしいです。夜になって水を抜いたからか明らかに水位が低いのに湯気がものすごい量だったので、おそるおそる温度を確認すると案の定熱湯のような熱さ。後からやって来た酔っ払いが躊躇なくざぶんと足を突っ込んで、直後悲鳴を上げていました。
さて夕飯ですが、せっかく長崎に来ているのでご当地のものをいただきましょう。
(19:51)
(19:58)
ちゃんぽん。ご当地感は薄かろうと発祥であることに間違いはない。というか温泉地でこの時間に外でごはんを食べられるだけでも超ありがたい。
(23:04)
4日目のまとめ。もらい事故関係の費用は計算外としています。後日ちゃんと請求したしね。