愛媛県伊方原子力広報センター
(14:46)
津々浦々、原発の街にはほぼ必ず広報施設があります。全国を走っている中で近くを通ったら寄るようにしているのですが、ここ伊方のはわりと小規模でした。
(14:47)
見て回るのも瞬殺でした。
せと風の丘パーク
(15:23)
佐田岬メロディーラインと呼ばれる国道197号。その途中で少し外れたところにせと風の丘パークがあります。
(15:23)
この展望台自体が風車のふもとにあります。文字通りの頭上でプロペラが回っているので、回った勢いでそのまま落下して来たらひとたまりもないな……と考えてちょっと怖くなりました。写真だと分かりませんが結構風が強めで、山を駆け上がった風が雲を伴ってびゅーびゅーと吹き付けていました。
めっちゃ速いのが頭上で回ってて怖い pic.twitter.com/3z5j8p5YZK
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 12, 2018
(15:28)
(15:32)
佐田岬
(16:14)
国道197号は佐田岬の突端まで伸びておらず、三崎港止まり。そこから先は県道に変わります。同時に道幅が狭くなり完全二車線ではなくなるので離合にはご注意を。
そして県道も本当に突端部分までは伸びておらず、最後の2㎞程は誰もが徒歩で向かう必要があります。無料の駐車場があるのでそこにバイクを停めて歩きましょう。
(16:16)
遊歩道はすべて舗装か階段。アップダウンは激しめです。運動し慣れていないっぽい人は息が上がっていました。
(16:21)
あの山の向こうが突端部。
(16:28)
(16:28)
このあたりは旧日本軍の遺構が多く、高射砲を隠すためのシェルターなんかもありました。
(16:30)
途中の椿山展望台から。こんなところまで恋人の聖地化されている……。
(16:30)
灯台のある部分が突端部です。引き続き歩いて向かいましょう。
(16:33)
(16:33)
(16:34)
途中展望台に寄るなどしつつ、駐車場から灯台まではおよそ20分でした。ゆっくり歩きたければもう少し多めに時間を見た方が良いかと思います。
(16:35)
はいそんな感じで四国最西端です。
(16:35)
写真だと手前の島までしか見えないかもしれませんが、肉眼ならしっかり九州が見えます。
さて、四国本島の最西端はここですが、歩いて行ける最西端はここではありません。
(16:36)
佐田岬から埋め立てられた地続きで歩いて行けるそこを御籠島(みかごじま)といいます。0.5㎢、標高36mの小さな島です。
(16:39)
灯台のちょっと手前、脇に逸れる階段と坂道を下ります。
(16:43)
島に渡って振り返ったところ。中央は大きな生簀(いけす)になっています。獲った魚を一時的に放して出荷時期を調節したり、稚貝を育てたりしていたそうです。今は使用されていません。
御籠島には、敵国艦隊の侵入を防ぐため1945年に砲台が建設されました。
(16:45)
島をくり抜いたトンネルの先に砲台があり、現在はレプリカが展示されています。
(16:46)
単に展望台に据え替えられた砲台跡もあります。見える景色は正直灯台の方と変わらないと思いきや、断崖のど真ん中から顔を出す形になるのでちょっとワクワク。
(16:47)
トンネルの壁面はほぼ全て現代的なガードで覆われているのですが、ちょっとした覗き窓から昔の素掘りのままの姿を見ることもできます。
(16:50)
そして、島から灯台をバックにした展望台。
(16:50)
(16:51)
こっちからなら、さっき顔を出した砲台の出口も見えます。
(16:52)
っていうか、佐田岬灯台の左下の方にも同じような砲台が見えました。塞がれてるし行けないだろうけれど。
灯台まで来てそのまま引き返す人も多いですが、せっかくならもう少し時間を掛けて御籠島を見て回ることをおすすめします。
(16:48)
というか島側の低い方から見たこの灯台の姿が好きすぎるので皆にも見てほしいです。
(16:54)
いけすの脇では打ちあがった波でずぶ濡れになるリスクもありますが。
(17:05)
帰り道、波打ち際の方に旧道と思われる階段を見つける(写真右下)。昔の灯台守なんかはあんなギリギリを歩かされていたのか……。
(17:15)
帰りもおよそ20分ちょっとでした。そこそこのハイペースでこの時間なので、途中すれ違った親子に「どのくらいかかりますか?」と聞かれてそのまま20分と答えたのはちょっと失敗だった気がします。
国道九四フェリー
先程、国道197号は三崎港止まりと言いましたが、実は終わりではなく続きがあります。この先は海上区間で、197号のまま九州へと繋がっているのです。
(17:49)
このフェリーは予約ができるようで、予約なしの場合は先着順となります。まあ先着順なのはどこの短距離フェリーも同じですが。
(17:50)
乗船枠にバイクを停めて、チケットを購入したら乗船時間まで待機です。
(17:55)
朝食以来なにも口にしていないので、乗り場の隣にある店でじゃこ天を買ってかじるなど。美味しさのわりにビジュアルではまったくそれが伝わらない食べ物の筆頭だと思っていますじゃこ天。
(18:17)
フェリー乗り場のようなたくさんのバイクが集まるところでいつも疑問なのが、自分のより汚いバイクをほとんど見ないこと。雨の中とか水たまりのあるような道とかをぐいぐい走っているからだろうか……。
(18:19)
ちなみに、この一本前の船に乗れるようだったら、九州上陸後に臼杵の石仏を観に行きたいなとも考えていました。佐田岬があれだけ歩きが長いと分かった時点で無理だなと思ったのでゆっくりしましたが。
(18:29)
出港時刻が1830ですが順調に遅れています。
(18:37)
船を待っている間に、PCXにタンデム乗車で高速を使って関東からここまで来たご夫婦に声を掛けられました。僕が2日間で関東からここまで来たことにえらく驚かれましたが、日数とか関係なくその車種で高速タンデムしてるほうが個人的にはとんでもないと思います。並びにいた西日本一周中のCRF250乗りな大学生さんとも話をしつつ、船を待ちました。
(18:44)
乗船時点で15分遅れ。まあしかし着いた先で今日は何もする予定がないのでゆったり行きましょう。
(18:47)
(18:47)
(18:47)
展望席という名の課金ルームもありますが、まあ縁のない話です。
(18:48)
(18:49)
(18:49)
手描きのほんわかするマップがありました。
(18:56)
外のデッキのベンチに陣取る。この時はまだガラガラでしたが、出港までにはベンチがすべて埋まって立つ人が出るレベルでした。
(19:04)
佐田岬に差し掛かった大気が、稜線を越える時に雲を作って風車の脇を抜けていく様子をずっと見ていました。
(19:04)
さっき行って戻った佐田岬を、今度は遠くから眺めそして離れていきます。佐田岬を過ぎたあたりでちょうど日の入りを迎え、以降はほぼ真っ暗な海の上を進みました。
あいだ pic.twitter.com/1sbST6bnDe
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 12, 2018
20時を過ぎた頃に船は九州に到着。上陸後は真っ暗な中を走って宿へ向かいます。途中の大分市街まで、先ほどのPCX乗りさんとCRF乗りさんと一緒に走りました。
(21:13)
本日のお宿は『明野アサヒ温泉』。スーパー銭湯に付属した宿泊スペースに泊まります。
(21:21)
このタイプの施設は、銭湯側の広いロビーをうろつけたりする点が普通のビジネスホテルよりも良いと思っています。大きい風呂にも入れますし。ただ、このスーパー銭湯には食事処がないので、夕飯は隣のコンビニで買って持ち込みました。
この一日もなかなかに強行軍でしたが、明日もまだまだ走ります。