出かけた時から帰り道

バイク・車・フェリー・列車・飛行機・自転車による全国(時々海外)の旅行記群

9月の北海道ツーリング2019【9】能取岬、オホーツクシマリス公園、標津サーモン科学館

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昨日一日で稚内から北見まで寄り道しながら630kmを走破。ここから道東編が本格的にスタートです。とはいえあまり天気が良くないのですが。

実はこの日、午前中に知床岬をめぐるクルージングツアーを予約していたのですが、天候と海況が優れないということで前日の夕方の時点で中止の連絡がメールで入りました。行程上リスケジュールする余裕もなく、やむを得ず見送りました。

 

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【9/14】神奈川(自宅)~新潟(フェリー乗船)

【9/15】小樽~千歳~富良野~美瑛~オロロンライン~稚内

【9/16】稚内利尻島一周

【9/17】利尻~稚内~宗谷~浜頓別~オロロンライン~稚内

【9/18】稚内~宗谷~中頓別~音威子府~天塩~稚内

【9/19】稚内三国峠~足寄~摩周~北見

◆【9/20】網走~斜里~中標津

【9/21】斜里~知床~別海~根室~霧多布~釧路

【9/22】釧路~上士幌~帯広~夕張~苫小牧(フェリー乗船)

【9/23】仙台~神奈川(自宅)

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能取岬

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(7:28)

本日は北見を出たらまずは北東方向へ。オホーツク海へ出ます。地面はウェットなものの、かろうじて降られてはいない状態。

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(7:36)

こちらが能取岬灯台「のとろ」と読むことは分かっていても、条件反射で「のとり」と読んでしまうひっかけ地名です。

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(7:48)

「良い道ではあるけれど、その部分がものすごく短くて本当にここだけ」ともっぱら言われるのが、この灯台に至る最後の数百mです。実態は噂通りでした。

 

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(8:26)

能取湖は海に口を開いた湖ですが、海側は陸地が途切れていて橋も掛かっていないません。反対側の砂州に行くには陸側を回り込まなければいけないので時間が掛かります。時間が掛かるながらも行ってみました。特に何がある訳でもない農道ですが、交通量も皆無なのでこれはこれで気に入りました

 

歩行者優先標識の直線道路

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(8:26)

北見市常呂町にある、歩行者優先標識が何十枚も続く道です。とはいえ実際に歩行者がそんなにいるかというと、ほぼいません。

観光地としてはあまり認知度がありませんが、ツーリングマップルの地図上にはなぜか表記されていたので寄ってみました。場所としてはサロマ湖の東、常呂町郷土資料館が面した東西方向に伸びる道です。

 

常呂森林公園 百年記念展望塔

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(9:33)※帰りに撮影

能取湖サロマ湖の間にある公園内に展望塔があります。ちょうど到着したところで通り雨があったので退避を兼ねて登ってみました。旧常呂町開基百周年を記念し、海面からの高さは100mだそうです。形状が似ていることから、通称「ホタテタワー」

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(9:16)

なんとなく分かっちゃいたけどエレベーターなぞは無い。ちなみに階段の段数も100段だそうです。年季が入っているし薄暗いし無人だしで若干ホラー気味。

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(9:18)

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(9:18)

てっぺんは、展望塔というわりにはあまり見せる気の無さそうな造り……。

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(9:21)

途中のスペースのほうがよほど外の景色を見やすいです。ガラスの壁面に雨が打ち付けてきますが。

雨が落ち着いたところで塔を出て次へ向かいました。

 

オホーツクシマリス公園

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(10:22)

網走湖の東側に位置する施設です。公園と名前が付いていますが、私営の観光スポットです。

オホーツクシマリス公園 | 観る | おいしいまち 網走 -網走市観光協会-

先に言っておきます。ここ、すごく良いです

料金はひとり400円。スタッフから注意事項の説明を受け、リスのエサを貰います。

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(10:57)

二重扉の向こうには、たくさんのリスが放たれています。感覚としてはリスの大きな檻に人間が突っ込んでいくスタイルです。

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(10:32)

よって、園内での人間の移動はすり足と定められています。というか怖くてずんずん歩くなんて到底できません。本当にリスが人間の横をササっと走り抜けることもあります。

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(10:45)

ベンチに座ったりしゃがんだりした状態で、エサが見えるようにしてやると寄ってきます。ちょっと離れたところから来るのを待ってやった方が食いつきは良いです。

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(10:45)

エサを指先ではなく手首よりの方に置いておくと、リスが手の上に乗って食べてくれるのでおすすめ(写真は失敗しているところ)。ちなみに軍手は無料で貸してもらえます。

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(10:45)

エサが似ているからか、意図しないスズメも相当数います。

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(10:48)

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(10:48)

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(10:48)

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(10:50)

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(10:50)

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(10:50)

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(10:50)

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(10:51)

手元のエサがなくなったら買い足すことも可能ですが、エサが無かろうとこんな写真が撮れてしまう、そんな最高なオホーツクシマリス園です。混雑具合や時間帯によっては食いつきが悪いかもしれないのでこればかりは保証しかねますが、ポテンシャルはすごいです。

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(10:56)

……すごいです。

 

斜里の直線道路

シマリス公園を出ようとしたところでまた雨。雨雲が次から次へとやって来るので、止むタイミングはあれど根本的に回避することは叶わなそうです。ピークだけやり過ごして網走を出発し、今度はさらに東の斜里へ。

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(12:35)

天に続く道の方ではなく、南北に伸びて海へと伸びる直線道路へ来ました。天に続く道も良いのですが、こちらの方が人が少ないのでお気に入りです。

 

その後、知床クルージングはキャンセルになったものの、道自体は走れるだろうと知床岬を越えて羅臼方面へ出るルート(国道334号)に入りました。ところが雨はしとしと降り続けて止む気配はいよいよ無いし、知床半島の山々には雲が掛かっています。こりゃこのまま知床峠に突入しても真っ白で何も楽しめないだろうと判断し早々に断念知床半島の付け根をぶった切って標津方面へ抜ける国道244号に進路変更しました。それでもやはり雨には降られたものの、山を越えて離れたとたん雨は止みました。知床はじめ山際で雨が降っている場合、経験上ではその日一日そのエリアはダメなので、早々に見切りをつけて別の場所へ行くのが得策です。

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(14:17)

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(14:17)

山を越えたら虹が出ました。雨は止んでも一度濡れて浸水した身体は元通りにはならない。

 

標津サーモン科学館(標津サーモンパーク)

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(14:35)

天気もあまり良くないし既にカッパによる雨水防衛線は突破されているので、屋外のスポットはやめにして、屋内型かつ気になっていた場所に来てみました。

s-salmon.com

サケ科魚類展示種類数国内トップの、サケの水族館です。

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(14:38)

おとな610円。サケのみならず、標津の海の魚の展示もあります。

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(14:39)

ドクターフィッシュもいます。稚内に続き今回のツーリング2度目。

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(14:43)

サーモン科学館の見どころのひとつがこの魚道水槽。天然のサケが標津川を遡上してくる9~10月には、川と水槽を繋げて遡上してくる天然のサケを間近に見ることができるのです。行った時もちょうどこの時期でした。

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(14:42)

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(14:42)

ここまでやって来たサケたち、既にアゴや頭がボロボロになっていて迫力が凄い。

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(14:48)

この水槽まで上ってきたサケたちはさらに上流で自動装置によって捕獲され、隣接の捕獲畜養施設内で繁殖します。

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(14:50)

捕獲一歩手前で泳ぐサケたち。

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(14:46)

回転寿司のサーモンコーナー。

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(15:05)

イトウコーナー。サケ科の淡水魚です。淡水魚ゆえ生息域は人間に近く、天然では個体数が激減。かつては東北地方にも生息していたものの、現在は北海道の一部のみに減少し絶滅危惧種に指定されています。

こいつらの補食が意外にダイナミックで、水槽のすぐそばでエサ(100円のガチャガチャ)を買って手ずから水槽へ投入することでその様子を目の当たりにできます。

www.youtube.com

水槽から滅茶苦茶水が跳ねるのでご注意を。

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(14:58)

イトウコーナーの奥にはチョウザメの水槽があります。キャビアのサメですが、実は姿がサメに似ているだけで分類上はサメの仲間ではないらしい。
そんなチョウザメに、指をパクつかれる体験ができます。

www.youtube.com

チョウザメは目が悪く、目の前に物があると食べ物と勘違いしてとりあえず口に入れるらしいです。歯が無いのでパクつかれても全く痛くありません。若干勢いよく(ソフトに)挟まれる程度です。

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(15:03)

うおおおおおおおお!!!!!!!

最初は怖いですが慣れてくるとやみつきになります。

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(15:02)

スタッフから証明書を貰いました。楽しいです。

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(15:09)

サーモン科学館には展望塔もあります。どこぞのホタテタワーと違ってエレベーターもあるのでご安心ください。

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(15:09)

こんな天気でも国後島は見えました。何度見てもその近さに驚かされます。

 

北19号

本日の宿は中標津に取ってあるので今更あまり遠くへは行けませんが、最後に比較的近場のスポットへ寄っておきましょう。ということで道北を代表する道のひとつへやって来ました。

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(15:53)

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(15:53)

だいたいいつも他のライダーがちらほらいるものですが、天気のせいもあってか貸し切りでした。

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(15:53)

上の写真はみんな望遠で抜いている(=圧縮効果)ので、引きで撮るとこんな具合です。

 

開陽台

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(15:59)

こちらも同じく言わずもがなかと思いますが、北19号からすぐの展望台です。地球が丸く見えるの触れ込みですが、これまでの戦績としては白く見える(霧orガスってる)事の方が多い場所です。

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(16:01)

しかし今回は午前中の天気のわりには大健闘。天気が良ければ良いほどここの絶景度はうなぎのぼりなので天気と相談しながら来ましょう。ひどい時は真っ白ですが、展望台の内部に本来見える景色の展示がされているのでそれで我慢しましょう。

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(16:01)

朝から降られっぱなしでそれなりにヘトヘトだったので、今日のところはこれでおしまい。本日の宿へ向かいましょう。

 

ARMもみの木 中標津

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(17:28)

稚内の宿に100均サンダルを忘れてきたので中標津のでっかいダイソーで100均サンダルを買い直したりしつつ宿へ到着。

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(17:27)

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(17:27)

中標津のわりと市街地寄りに位置しているし、建物は新しくて綺麗だし隣はコンビニなので申し分ありません。ロビーにはお湯(ティーバッグ、コーヒー)と電子レンジの用意もあります。

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(17:28)

バイクにはテントが張られた専用駐輪場が用意されています。若干お尻がはみ出るけど。

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(17:17)

肝心の客室ですが、需要に応じてワンルームのアパートにも方針転換できるっぽい雰囲気のお部屋です。普通のビジホと若干勝手は違いますが特に問題があるわけでもなく。

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(17:45)

宿の隣にはコンビニ(ローソン)がありましたが、今回僕は「利用するコンビニはセイコーマートのみ」という謎な縛りを自分に課しているので、歩いて10分くらいのセコマへ行きました。

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(18:05)

もろこしうめえ。

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(19:41)

ということで本日の結果。行程のほぼ全編にわたって雨に降られていたので走行距離以上に体力を持って行かれました。知床クルージングも中止でしたし難儀な一日でした。しかしシマリス公園とサーモン科学館はおすすめです。