(16:21)
エサヌカ線を経由して浜頓別に出たら、今度はオホーツク側から日本海側へ出ましょう。今夜の宿は稚内。どうせなら西の日本海まで出て、夕日を拝みつつ帰ろうという魂胆です。
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【9/14】神奈川(自宅)~新潟(フェリー乗船)
◆【9/17】利尻~稚内~宗谷~浜頓別~オロロンライン~稚内
【9/20】網走~斜里~中標津
【9/21】斜里~知床~別海~根室~霧多布~釧路
【9/22】釧路~上士幌~帯広~夕張~苫小牧(フェリー乗船)
【9/23】仙台~神奈川(自宅)
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問寒別駅
(16:40)
宗谷本線とぶつかったところで、東京出身にはなかなか珍しい駅舎を発見したので立ち寄りました。問寒別駅です。
(16:40)
(16:40)
(16:41)
どんなに小さな駅舎でも雪かき道具があるのが北海道。
サロベツ原野駐車公園
(17:35)
公園の名前にはあまり馴染みがないかも知れませんが、要するにオトンルイ風力発電所の風車のすぐ脇にあるパーキングです。天塩からどうにか日の入りまでに日本海側へ出ることができました。
(17:33)
完全に決まりました。はい優勝。稚内泊なのにわざわざ日本海側まで来たかったのはこれが見たかったからなのです。
(17:44)
今朝離れたばかりの利尻山のシルエットがとても綺麗。
(18:14)
その後、オロロンラインを北上しつつ日没を迎えました。
(18:14)
日没後のオロロン(オトンルイ以北)はライトが照らしている部分以外本気で真っ暗だし9月でもガッツリ寒いので気を付けてください。
そしてオロロンライン大勝利の図。利尻富士はやっぱりかっこいいよね。 pic.twitter.com/CadKVpCvQo
— 奇行太朗 (@kiko_taro) September 18, 2019
花いちもんめ 稚内本店
(19:38)
稚内市街に到着しましたが、体力的に余裕があったのでホテル到着を目前に回転寿司へ寄ることにしました。
(19:10)
「北海道に来たら普通の回転ずしに入れ」というのは近年かなり広まっている話かと思いますが、あら汁系がメニューにあったらコスパ良いし美味しいし温まるので是非頼んでみてください。
(19:27)
そもそもあまり量を食べないのもあって、大したことない値段でとても幸せな気持ちになります。
ホテル御園
(20:10)
(19:59)
同じく稚内の市街にあるホテルが本日のお宿です。ちなみに今日明日と2連泊です。部屋清掃やベッドシーツ交換の無いプランで予約しましたが、部屋がツインだったので寝るベッドを変えるだけで解決。タオル類だけは連泊時にドアの外に手提げ入りで補充されます。
(20:25)
どことなくお洒落感漂う内装に薄汚れたアラサーソロライダーは若干場違いな気もしましたが、似たような感じの人は他にもいたのでご安心ください。
(22:42)
4日目まとめ。船代があるのと、宿と食事を(当社比で)贅沢したので出費は多めです。
(7:07)
早速ですが翌朝。ちなみにバイクはホテルの前に専用スペースがあります。ちょっとした洗車用具と水道ホースもさりげなく用意されていました(使ってない)。
宗谷岬
(7:53)
昨日に引き続きの稚内発なのでまた訪れてしまいました。本土最北端の記念撮影に盛り上がる女性陣を、遠巻きに眺める間宮林蔵と僕。
(7:54)
なんでだろう場所が場所だからか好感が持てる。いいよな最北端。
インディギルカ号遭難者慰霊碑
(8:35)
猿払村のカントリーサインにもなっているこのモニュメントは一体何だろうとかねてから思っていましたが、道の駅さるふつ公園の斜向かいの海側に設置されています。
ソ連の貨客船インディギルカ号は1939年12月に猿払村浜鬼志別沖合で座礁・沈没。429名の生存者を救出するも、700名以上が死亡したとされているそうです。
(8:58)
この後、昨日に引き続きまたもやエサヌカ線を訪れましたが、前日の方が天候が優れていたので大幅に割愛します。
クッチャロ湖
(9:20)
北海道をキャンプツーリングした人が軒並み最高と言っているクッチャロ湖畔キャンプ場の手前まで来ました。朝起きてテントを開けたらこの開放感はたしかにテンション上がりそうです。……キャンツーは1泊しかした事ありませんが。
クローバーの丘
(9:39)
浜頓別町内、クッチャロ湖の西の方にある丘です。そこそこ見晴しがよく、人少なめで静かに過ごせるのでひそかにお気に入りスポットです。
(9:45)
今まで来た時はいつも貸し切りだったのですが、今日は先客がいました。下草を刈ってくれている地元の方々です。
(9:43)
(9:43)
丘の展望スペースは道路から一段高くなっているのですが、この地元の方々に「バイク上げて写真撮っていいよ。せっかく来たんだからバイクも一緒に風景に収めたいよなあ?」というある種の有無を言わさぬ感じで勧めていただいたのでバイクも一緒に撮りました。
そのつもりが無かっただけで別に嫌だった訳ではなく、計らいはとても有難かったです。こういった方々のおかげで観光地は快適に回れるようになっています。
中頓別鍾乳洞
(10:17)
浜頓別を離れ音威子府へ向かっている最中、国道沿いに鍾乳洞の看板を見つけたのでちょっと迷ってから突入。完全に計画外の寄り道です。
(10:20)
この一帯に鍾乳洞は4つあるようですが、中に入って見て歩くことができるのは第1洞のみ。駐車場から10分弱、遊歩道を歩きます。ルートは3つほどありますが、行きに選んだのは湿地ルート。沢沿いを歩きます。
(10:24)
第1洞の入口に到着。脇の机の上には、いつから置かれているのか分からないヘルメットと懐中電灯がありました。
(10:25)
正直思っていたより良い感じの雰囲気です。中頓別鍾乳洞は1933年に発見。日本の実効支配域では最北に位置する鍾乳洞です。第1洞の見学ルートは全長60m、高低差は15mほど。ちなみに無料です。
(10:25)
目の前に登り階段が現れたと思えば、階段を登りながら思いきりしゃがんで進まなければならないという謎のエクササイズ。ヘルメットが置いてある理由が分かりました。
(10:28)
(10:30)
洞内は縦か横かのいずれかまたは両方が常に狭いので、決して長くはないながらも距離のわりにワクワクする鍾乳洞でした。
(10:38)
第1洞から駐車場への帰りは、主に尾根づたいに歩く軍艦岩ルートを選択。写真が件の軍艦岩です。たしかに軍艦に見えなくはない。
(10:39)
鍾乳洞一帯は「中頓別鍾乳洞自然ふれあい公園」となっていて、駐車場の前には管理棟があります。その管理棟から大きい人の話し声が聞こえるなと思ったら、屋外に向いたスピーカーでラジオを流していました。外で造園作業をしている職員さんが作業をしながら聴いていました。スピーカーの利用法が大胆すぎる。
(10:44)
(10:46)
標識を抱えてる系なこいつらの仲間を佐渡島でも見た気がする。
音威子府
(11:36)
(11:31)
音威子府駅の駅そば(常盤軒)を食べたくてはるばるやって来たのですが、本日水曜は定休日でした。調べれば分かったのに詰めが甘い……。
(11:35)
駅の中には天北線資料室があります。来るのは何度目かですが開いているのは初めてでした。ただし常盤軒はいつも時間外です。
(11:42)
(11:53)
音威子府駅から歩いてもすぐの場所にある道の駅の中、天北龍というお店でもそばが食べられるので急遽変更しました。町自体はわりと閑散としているのに店にはひっきりなしに人が訪れていました。
糠南駅
昨日通りがかりに訪れた問寒別の隣に、糠南(ぬかなん)という駅があります。ネットでこの駅がちょっと面白そうなので寄ってみました。
(12:57)
一段高くなった駅のホームに、家の庭にあるようなロッカーが置いてありますね。
(13:01)
いいかよく聞け。これが駅舎だ。
(12:59)
(13:00)
中には雪かき道具やノートや時刻表が設置されています。ちゃんと駅舎しています。夏場にここへ収まるにはちょっと暑苦しいですが。開けたらちゃんと閉めましょう。
(13:00)
ちなみに、駅の周りには本当に何もありません。駅までの最後の数十mは舗装すらなくなります。
てしお温泉夕映
(13:44)
オホーツク側から糠南を経由したら、お次は日本海側へ。オトンルイ風力発電所にほど近い天塩町の温泉施設です。宿泊もできるようですが日帰り入浴も可能なので立ち寄っていきましょう。
(14:22)
茶褐色の温泉で、決して微かではないアンモニア臭がします。浴室に入った瞬間は思わずむせるし目がシパシパしますが、入っているうちに慣れます。
(14:30)
この日は元々夕方以降雨予報でした。温泉から上がって雨雲レーダーを見てみると、雨雲はすぐそこに。本日は稚内に連泊なので、惜しまれつつもそろそろ退散しましょう。日没まではまだまだ時間があるものの、雨が降ってしまってはそもそも遊びようがありません。
(14:47)
オトンルイもそこそこに北上を開始しました。
町営大規模草地牧場
(15:16)
でもやっぱり少しでも行ってみたくて寄り道しました。豊富町にある牧場です。ちょっと怖い反射板がお出迎え。
(15:28)
到着するや雨が降り始めて、カッパを着ました。せっかく来たものの、やった事といえばそれくらいで終わってしまいました。
(15:35)
この後案の定本降りの雨に遭い、ずぶ濡れでホテルへ帰還しました。
ホテル御園
(16:56)
部屋は物干し大会会場と化しました。
(18:18)
こちらが5日目のまとめ。昨日のそれとは利尻島発であったこと以外ほぼ似たようなルートを通っています。何を隠そう元々、天候次第でどちらか1日だけでも大当たりになればいいやという思惑での稚内連泊とこのコース取りでした。なので昨日青空を拝めた時点で成功といえば成功なのでした。