新潟からフェリーに乗り、ついに小樽から北海道上陸。北海道ツーリング、最初の目的地はこちら。
(6:51)
新千歳空港です。ちなみに高速をフルに使いました。移動距離約80km。
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【9/14】神奈川(自宅)~新潟(フェリー乗船)
◆【9/15】小樽~千歳~富良野~美瑛~オロロンライン~稚内
【9/20】網走~斜里~中標津
【9/21】斜里~知床~別海~根室~霧多布~釧路
【9/22】釧路~上士幌~帯広~夕張~苫小牧(フェリー乗船)
【9/23】仙台~神奈川(自宅)
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新千歳空港
ゆっくりと船旅で北海道に来た奴が、なぜ早々に空港などという比較的すぐ来られそうな場所に来てしまったのか。
(6:56)
(7:09)
それはお土産を買うため。会社だとか実家だとか用の土産にじゃがポックルとかじゃがポックルとかを買い、そのまま空港の宅配便カウンターで発送。これでこの先のツーリング、土産のことを考えずに全力で楽しめるという寸法です。
(6:50)
空港に来た目的はもう一つ。六花亭のサクサクパイが帯広や札幌だけでなくここ新千歳空港の売店「スカイショップ小笠原」でも食べられると聞いたのですが、サクサクパイだけは9:30からってそんなあ……。ちなみに売店自体は7時から営業しているのでお土産は買えました。
ホクレン門別SS
(9:20)
(9:15)
新千歳空港からまた走ること80kmくらい。道南(黄色)のホクレンフラッグをゲットしました。
既にご存じの方も多いでしょうが、ホクレンフラッグは北海道のホクレン(農協)のガソリンスタンドで夏季の間だけ販売しているものです。道南・道央・道北・道東の4エリアでそれぞれのカラーに分かれていて、4色集めればざっくり北海道を1周した証になります。もともとすべてのホクレンスタンドで販売している訳ではなく、その中でも次第に売り切れる店舗も増えてくるので、秋が近づくほどコンプリートが難しくなってきます。販売店舗や在庫数は随時ホクレンのサイトで発表されるので、それを参照しながら売っている店舗を当たりました。9月はキャンペーン期間の終わりごろなうえ、今日は閉店しているスタンドが多い日曜日。正直こんな日にフラッグを集めるべきでもないのですが、道南エリアは今後ほぼ立ち寄らない予定だったので必死こいて探しました。
(10:28)
ここから峠を越えようとしたらまた降られる。
(11:43)
そして野に下ると雨が上がったので今回のセイコーマート初めをキめました。ホットシェフは救いの神。
ファーム富田
門別から走ること130km弱。富良野へやって来ました。正午を過ぎた時点で既に300㎞近く走っているあたりに北海道らしさを感じます。
(12:18)
ラベンダー畑。花期は7月なので当然9月現在は咲いていません。
(12:20)
(12:27)
でもラベンダーソフトを食べることはできます。正直なところ味には期待していなかったのですが普通にうまい。
(12:42)
(12:41)
(12:42)
そしてラベンダーに限らずとも花畑はあります。
(12:45)
(12:46)
温室があってなんだかんだでラベンダーも見られました。
(12:32)
ラベンダーオイルの蒸留設備。ぎゅう詰めにしたラベンダーに水蒸気を送り込み、ラベンダーオイルと蒸留水が出来上がるんだそうです。オイルはそのまま使ったり石鹸の原料になったり。石鹸はすぐ近くに工場があり、他の商品と一緒にこの場で販売しています。石鹸をいくつか買って帰ったのですが、荷物の中に散らしておいたら、旅の間じゅう着替えがいい具合にラベンダーの香りでした。
パノラマロード江花
(13:07)
(13:07)
北海道の数ある直線アップダウンロードの中でも比較的他の人と鉢合わせしないのでおすすめです。
(13:12)
下りた先の踏切。
(13:13)
(13:14)
北海道の稲は良い感じの時期でした。
ジェットコースターの道
(13:33)
で、こちらが比較的他の人と鉢合わせしやすい直線アップダウンロード。それでも時期が時期だからか、8月に来た時よりは全然少ないです。
新栄の丘
(13:51)
富良野から素直に北上し美瑛へ突入。
(13:53)
(13:56)
美瑛は駐車場のある有名スポットだとバス観光客がうじゃうじゃいて正直しんどいのですが、ここ新栄の丘はでかい駐車場と売店まであるのに団体客がほぼ来ません。
(13:57)
(13:59)
よって、ぼっちライダーでも非常にのびのび過ごせます。
就実の丘
(14:22)
団体客が来ない丘その2。はじめて北東方向からアクセスしたのですが、こっち向きの景色がわりと開放感があっていい感じでした。
(14:27)
こちらが比較的見慣れた就実の丘の景色。この北西方向に伸びるアップダウンの先に、
(14:31)
こんなだだっ広い景色があるので就実の丘は好きです。
ところでもう午後も半ばですが、本日の宿泊先は聞いて驚け最北端の稚内です。ここから300㎞程の道をまだ走らなければなりません。しかもこの先高速道路はほとんどありません。
(15:16)
しかしこの先道央に寄る予定がほぼ無い以上、フラッグを集めることは忘れてはならない。旭川のすぐ北、ホクレン鷹栖SSで2本目の赤色をゲットです。
美瑛美瑛美瑛美瑛美瑛びぅぇーーーーい pic.twitter.com/PidhPrrslV
— 奇行太朗 (@kiko_taro) September 15, 2019
オロロン鳥モニュメント
旭川近辺から稚内まで、ナビで検索すれば国道40号で内陸を貫くルートが推奨されますが、留萌経由で日本海側に出てそのまま海沿いを走るルートでも実のところ大差は無いと思われます。景色的にはどう考えてもこちらの方が変化に富んで楽しいので迷う余地はありません。
(17:38)
羽幌町近辺で日没を迎えました。まさにサンセット王国。
(17:35)
日没を迎えれば楽しむ景色も無くなるので、ここぞと遊んでおきました。
(17:39)
利尻富士もギリギリ拝むことができました。
(17:40)
この後、寒くて暗くてしんどいだけの強行軍が2時間半にわたって続くのですが、停まって写真を撮ることをするべくもなかったので特に記録はありません。
ホテルニューチコウ
(20:20)
そんな感じで無事に稚内の宿まで到着しました。
(20:43)
ホテルの規模のわりにロビーが広くて好感が持てました。使ってないけど。
(20:13)
部屋の綺麗さや設備は申し分なしです。これで長い一日が終わりました。
(21:08)
夕飯? そんなもん着いた時点で20時過ぎだったんですから近くのセイコーマートに決まっています。とはいえ労力を走りと観光に全振りしたい自分にとってはひもじさなどは感じません。吹きさらしの中さんざん移動しまくった一日の締めくくりに、温かい部屋の中でぼんやりとテレビを見ながらコンビニ弁当をつつく時間はまさに生きた心地を感じる瞬間です。屋根のありがたみを感じます。
……と他人に言うと理解されないことが多いのですが、何を目的に旅に出るかは人それぞれってやつです。っていうかセイコーマートは良いぞ。
(22:24)
ということで2日目は600km以上を走る大移動。夜明け頃に小樽へ上陸した人が新千歳に寄って富良野と美瑛を観光し稚内まで到着したんですから我ながら大したものです。