初日から一週間あけて、2日目の普通自動二輪教習です。
時限数で言えば通算3時間目。
それにしても、運転免許を取るための教習所に車で通う優越感ったらもうたまらない(←4輪免許取得済)
梅雨に突入しているというのにとてつもない天気のよさ。この光景に心は弾むものの、暑いんだバイクは。 ====
さて、今日は1時限分のみ。発進停止・加速減速の練習になります。
各種プロテクターを装備し集合場所で教官に呼ばれるのを待つ。4輪は男女がそこそこの割合で分布しているものの、2輪の教習生は見渡すかぎりの男。
早速呼ばれると、案内されたバイクに跨り教習スタート。
教官1人に対し生徒は2人ですが、もう一人のほうは僕の一時限先を進む人らしい。
初っ端からいきなり所内の太いコースをあっちへこっちへと一周。
待ってくれ、こちとらまだ外周しか走ったことないんだ交差点怖い。
ぷるぷるしながらも、とりあえず一周回って停止。どうやら生徒それぞれの小手調べだった模様です。
するともう一人の生徒は、教官の指示を受け一人でコース内の練習へ。どこへ行ったかはこの時知る由もありませんでしたが、次の時間の僕もきっとああなるのだろう。
対する僕はというと、バイクから降ろされました。そのバイクに教官が跨ると、
「後ろ乗って」
……それが僕のタンデム童貞(後)喪失の瞬間でした。
タンデムというのは要するに2ケツのことです。教習車にも座面は2人分設けられているのです。
タンデムステップ(後ろの人用の足場)を立てて、後部座席へ。
教官に言われるがまま、教官の腰をニーグリップ(両ひざで挟む)。両手は腰ではなく目の前の肩の上へ。
2ケツまでして何をするのかといえば、シフト(ギア)チェンジや加速減速のタイミング、そしてそれぞれの速度域に応じた操作を間近で確認するのです。
4輪なら助手席からあれこれできる、もしくは座席を交換してやって見せることができるものの。2輪だと見せるためにはこうしてタンデムするしかないのである。
ぶっちゃけ、所内でバイクをタンデムするのは見世物のようでちょっと恥ずかしかったです。
運転席よりも目線が高くなるというのもあるかもしれない。
タンデムで教え込まれた後はもちろん実践。
コースの外周(一番道幅が広く走りやすい)を使って、速度を出す練習をひたすら繰り返すのみ。
前回2速までだったギアは3速まで使い、直線での最高速度も30km/h、35km/hと徐々に引き上げていきます。
ところで、僕の通う教習所は2輪も4輪もコースを共有して所内の教習を行っています。
つまり、4輪が一時停止するのを待ったり道を譲ったり譲られたりを随所で行います。
結果、2輪の我々が予期せぬところで一時停止を行う必要が出てきます。
各種マニュアル免許をお持ちの方は言うまでもなくご存知とは思いますが、マニュアル(ギア操作が自動ではなく手動)の運転で最も気を遣う難しい操作は発進です。
「いや他にも難しいのあるよ」
という人はいても、
「発進なんて難しくないよ」
なんていう人はまずほとんどいないであろう発進。
(主観的に)急な停止→発進が求められた時はどうしても焦るもので、今回もこきましたエンスト。
【適当語句解説】エンスト
→エンジンストップの略。動力源のエンジンが負荷に耐え切れず急停止してしまう状態。
クラッチを急に繋ぐ(=エンジンの出力に見合わない負荷を急に与える)ことでしばしば起こる。
自転車で上り坂を座ったまま漕いでいると、ペダルを回し切れなくなって足を着かざるを得なくなるのとだいたい一緒。
こうなると車はガクンといきなり否応なく失速するので、路上でかますと非常に危険。
2輪とは、止まれば倒れる乗り物である。
ゆえに、今回もローギア発進→エンスト→転倒の流れには抗いようがなかったのである。
路上ど真ん中でのエンストは恥ずかしかった。羞恥心のあまり、無意識のうちにものすごく軽々とバイクを起こした。
3速に入れることに慣れてきたら、等速の練習。
文字通り、同じスピードを維持し続けることです。
1速発進→2速で目標の速度へ→3速に入れてその速度を保つ
という練習を、まずは時速30、できるようになったら時速35で行いました。
最終的には40で行うようです。
というのも、これは試験項目である急制動(急ブレーキ)を行うための速度作りの練習なんだとか。
……そんなところで1時限が終了。
1速発進時にクラッチをすぐ繋いでしまう癖をどうにかしなければ。
ところで、2輪教習が第二段階になってもずっと所内というか試験も所内のみで、公道には出ないまま免許取得になることを今日知りました……。
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教習2日目です。いい天気。 pic.twitter.com/kPBCi1I8YT
— 呼飛は勉強ができない (@yobitobi) 2015, 6月 20