(12:34)
公衆電話の上にいる古代人に見送られながら龍河洞を後に。
道中の様子を全く残していませんが、2時間ほど走り続けて室戸岬に到着です。
岬はたいてい案内表示にしっかりと出ているので、地図やナビを確認せずとも迷わないから楽です。
(14:25)
(14:29)
室戸岬と書かれた碑があるわけでもなく、ごつごつした岩に囲まれて見通しもそこまで良くはないため、岬に来た感はあまり無いかもしれない。
国道を内陸側に渡ってすぐのところに展望台があるので行ってみます。
(14:42)
展望台へ上る階段の横には中岡慎太郎像。
(14:47)
展望台。
恋人の……聖地……?
(14:46)
ぼっちでぇーーーーーーーーーーーーーーーっす!!!!
ご丁寧にカメラ台があったので有効活用しました。
無料駐車場あり。
後述の展望台にも広い無料駐車場あり。
室戸岬を離れたら、室戸スカイラインへ。
車やバイクならすぐのこの道の途中にも、また展望台があります。
なんかの技名のようだ。
(15:07)
360°パノラマな展望台で見晴らしはいいですが、景色的には岬の方で岩の上によじ登った方が楽しかったです。
そしてここも恋人の聖地という。
(15:13)
ジオパークの展望台の駐車場の東屋というか廃屋のところには猫が何匹かいます。
暑さですっかり伸びきっています。
実際、連日の酷暑に僕は熱中症あと一歩というところまで行っていた気がします。
メッシュジャケットを羽織ったとたん、冗談みたいに汗が滴ります。
室戸岬からひたすらに北上し、2日ぶりの徳島県へとひた走ります。
今回の旅をするにあたって、最後の宿泊地は徳島を予定していました。
しかし、ネットで予約しようとしても県内の宿泊施設はほぼ全滅。
さすがにこれはおかしいと思いよくよく調べてみると、なんと阿波踊りの期間真っ只中だったのです。
まさかそんな好タイミングだとは予想だにしなかったのですが、事情が判明するなり早速演舞場の有料席を予約したのでした。
実際に現地へ行くまでまったくの未定だったのが、バイクの駐輪場。
混雑を警戒して会場から2km近く離れた場所でしれっと停められそうなところを探しそこから歩いて向かいましたが、少なくともバイクなら車両規制エリアの数百m手前までアプローチしてもどうにか置き場を見つけられそうです。
会場となるエリア周辺、幹線沿いの広い歩道に、地元の自転車やバイクがどんどこ並んでいる様子を目にしました。本来停めていい場所かはさておき、おとがめは無いように見えました。
……と書きましたが、管理は自己責任でお願いします。
(18:25)
阿波踊り開催時期にだけ解放される河川敷の広大な無料駐車場。
そしてそこから片道100円という格安っぷりでピストン輸送する何台もの観光バス。
車で駐車場所に迷いたくないならここでいいかもしれません。ただ、バイクが入っていく様子は一台もうかがえませんでした。
(19:14)
阿波踊りの会場は徳島駅の南側。
市街地ど真ん中に、いくつもの演舞場や広場が設けられます。
演舞場は直線コースの両岸に観客席が設けられた場所で、連(踊りの組織)は観客に挟まれたコースを歩きながら通過していきます。
演舞場には有料と無料がそれぞれ複数存在し、当然ながら有料演舞場の方が有名連が多く登場します。
有料の中でも場所によって価格が異なったり、指定席だったり自由席だったりがあります。
今回チョイスしたのは「藍場浜演舞場」第2回(20:30スタート)のS席。
有料指定席であればどのランクもさほど価格差がないので、思い切って一番良いS席を予約してみました。
(20:21)
会場直後の演舞場。
なぜか奇跡的に最前列の通路に面した席という、最高に都合のいい場所でした。
ただただ圧巻の2時間。
連によって掛け声や踊り方、編成などが微妙に異なっていて、観ていて飽きません。
徳島は「渦潮と阿波踊りしかない」と正直若干舐めてかかっていた感がありましたが、阿波踊りがあるじゃないか、それでいいじゃないかと思える、そんなエネルギーがありました。
阿波踊りの写真や動画はネット上にいくらでもあると思うので、それらを観てちょっとでも格好良さを感じられたら是非生の阿波踊りを見に行くことをお勧めします。
演舞場の他にも、広場やホールで踊りを観ることもできます。
そして、「にわか連」といって誰もが飛び入りで踊れる広場もあります。
そこでリズムに合わせてマイク越しに掛け声を放っていた人の言葉、
「手を上げて 前に進めば阿波踊り」
がやたら印象的でした。
洗練された有名連の演舞にはとてつもないパワーを感じましたが、そんな裾野の広さもいいなと思えた次第です。
演舞を行っている踊り手たちは大半がプロではないわけで、自分たちの生活のかたわら練習したのであろうその演舞を観ていると、ああこれがまさに生きている文化なのかもしれないと感じました。
そんなわけで、阿波踊り、おすすめです。
先述の通り、この日の徳島県内の宿泊施設はおおむね全滅。
そこで、本日の宿は徳島から50㎞以上離れた香川県は屋島にて取りました。
(0:46)
屋島ロイヤルホテル。
一階部分が駐車場で、従業員のものらしい自転車のならびにバイクを停めさせてもらいました。
部屋はきれいだったと思います。
たぶん今回の宿でいちばん小ぎれいなんじゃないでしょうか。
着いたのが日付を越えた後で、ほぼ寝て起きただけなのであまり印象にありませんが……。
移動距離:356㎞
(6:44)
屋島からおはようございます。
今日はもうひたすらに自宅を目指すのみ。
大阪名古屋東京と大都市をじゃんじゃか通過するので、交通のピーク時間を迎える前に行けるところまで行っておきたい。
あわよくばその頃には帰宅していたい。
ただし、行きと全く同じルートで帰るのも癪なので、やや遠回りになりつつも見るものを見て行きます。
(8:03)
与島SAからの瀬戸大橋。
(8:04)
やはりでかい。
これで、往路の明石~鳴門ルート、その翌日のしまなみ海道と併せて、本州と四国間の3ルートすべてを制覇しました。
それと同時に、今回の四国の旅も終了です。
あとは本州の高速をひたすら東に走るだけ。本当にただただ走るだけ。
半日で大阪と名古屋という2大都市を抜けて東京へ向かうというのは、少なくとも250㏄のバイクではやらないのが賢明です。少なくとも真夏のしかもお盆のUターンラッシュ時は避けた方がいいでしょう。
この辛さを身体が忘れつつあるところがなんとも恐ろしいですが、四国まで自走はできれば二度とやりたくないと思ったことは間違いなく覚えています。
(10:16)
吹田SAでラーメンをすすりながらオリンピックの卓球女子団体を見守る25歳。
(14:38)
一気に飛んで、静岡SAにいた謎の木彫りちびまるこ。
(18:04)
帰宅は18時を回ったころでした。
御殿場あたりの渋滞はやはり容赦なかったです。
移動距離:664㎞
(瀬戸大橋を渡り切るまで忘れていて記録なし)
ということで、四国一周でした。
とりあえず言えるのは、
・お盆というトップシーズン
・東京発名古屋大阪経由
・全行程自走で四国へ
はかなりキツい。
文中では道中に全く触れていませんが、走り続けるだけであまりにも内容が無さすぎるからです。
走り続けるだけならまだいい。行く先が渋滞のオンパレードだった日には、ぶっちゃけ名古屋あたりからすでにめんどくさくなってくる感がありました……。
とはいえ四国はいいところでした。
土地柄かルートのせいかはわかりませんが、ズバーンと開ける景色を走るというよりは、山越え谷越えいろいろな景色をかわるがわる見て行く感じです。
あと、滅茶苦茶暑かったです。とにかく暑かったです。
以上、最後までありがとうございました。
旅行期間 2016.8.11~2016.8.15
旅行記完成 2016.10.21
四国一周の旅 ~終~