初日は移動日として一気に青森まで進み、二日目朝から観光を開始。
半日以上かけて奥入瀬~十和田~八甲田と青森県のへその部分を走り尽くしてから、続いては津軽富士こと岩木山へと向かいました。時間帯は夕方へと近づき、リフトと道路の営業時間終了が迫っている中でした。
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【10/19】自宅~三沢
◆【10/21】田沢湖~雫石~八幡平アスピーテライン~仁賀保~天童
【10/22】山寺~自宅
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岩木山展望リフト
八甲田から走行距離にして70km以上、2時間強かけて岩木山の8合目に到着です。道中は急いでいたので写真や立ち寄りはありません。
(15:52)
急いでいたのはこのリフトに乗るため。上りは16:00まで、下りは16:20までの営業なのです。リフトで登った先の9合目でもあまり滞在時間が長くないことを言われたうえでの搭乗です。往復1000円。
(15:57)
あまり時間はないとはいえ、これを見られただけでも上出来ってもんです。
(16:01)
(16:03)
リフトは約10分。標高1470mの9合目に到着です。この時点であと20分弱。
(16:15)
あれに見えるが岩木山の山頂ですが、もちろんそんなところへ行って帰る時間の余裕はありません。こういう時に取り残されたらいったいどうなるんだろうっていうのはつい想像しますが実践はしません。
(16:05)
(16:10)
その後、行ける限り遠くまで歩いてみましたが特に収穫もなく引き返してきました。
(16:15)
5分前集合で帰還。
(16:18)
(16:18)
リフトも峠道も、景色は下りが最高なんです。
(16:20)
駐車場と、その向こうにわずかに見える驚異のつづら折り。
(16:27)
ちゃんと営業時間内に戻りました。
(16:28)
(16:28)
ただし、津軽岩木スカイライン自体のゲートが5時閉鎖なのでここでもあまりゆっくりはしていられません。
津軽岩木スカイライン
改めて津軽岩木スカイラインをご紹介すると、とんでもねえつづら折りカーブの連続する道です。バイクの通行料金は往復1000円。
(16:39)
8合目近くは展望も開けますが、途中までは山の中をただひたすらぐねぐね繰り返す、古いスクリーンセーバーのような景色が続いています。
アネックスロイヤルホテル
(19:10)
岩木山スカイラインからナビを入力して案内されるがままに着いた本日のお宿は秋田県の大館です。岩木山の8合目駐車場からは約80km。
(18:43)
バイク専用の駐車場という訳ではありませんが、このホテルには数十台は停められる広い屋内駐車場があって停め放題です。駐車場の入場ゲートから遠めで誰も使っていませんがバイク乗りには非常にありがたいです。
(18:49)
(18:52)
予約したのは訳ありプランのお部屋。といっても、会食用の和室を宿泊利用しているだけです。部屋にはトイレのみで風呂は大浴場を利用。そしてシングルユースにしては無駄に広い。部屋の場所もフロントからひとつ階段を登るだけなのでむしろ便利です。
東大館駅
(19:05)
(19:05)
買い出しついでに最寄り駅の東大館駅へ来てみました。
(19:05)
(19:06)
(19:07)
ちょうど列車が出るところでした。
(20:11)
そんな感じで本日のまとめ。距離の割には濃い観光をした気がします。
(21:25)
ちなみにこの日はラグビーワールドカップ2019、決勝トーナメントへ進出した日本代表の南アフリカ戦でした。もちろんホテルに着く時間はこれに間に合うように計算していました。
っあああああああああトラァァァァァァァアアアアイッ!!!!!!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/Df2mT9SCkZ
— 奇行太朗 (@kiko_taro) October 20, 2019
田沢湖
翌朝。少しでも秋田・岩手に食い込んだところへという意図で大館泊を選びましたが、そこからでも100km離れた田沢湖が最初の目的地でした。
(8:43)
これがたつこ像。
(8:53)
写真などではあまり引いた構図を見たことが無かったので一枚。像そのものは、昨日見た十和田湖の乙女の像よりは色気がありました。
(8:46)
湖の際にものすごい数の魚が群れていました。
(8:45)
(8:48)
湖畔すぐのところにある土産屋で、稲庭うどんを2kg(自宅&実家用)買い占めました。我が家は秋田と特にゆかりは無いのですが、細めでコシのある麺が実家では高評価で、うどんというと高確率で稲庭が出てきます。おいしいです稲庭うどん。乾麺だから日持ちもします。
慰霊の森
(10:05)
名前からも分かるかと思いますがここは観光地ではありません。1971年に起きた旅客機と自衛隊機の空中衝突事故の、旅客機の方の墜落現場です。
場所としては岩手県雫石町、小岩井農場のやや近く。国内有数の心霊スポットとして紹介されているのがネット上でも散見されますが、その経緯を知るに冗談交じりで行けるような場所ではありません。
旅客機の乗客乗員計162名全員が死亡し、日本航空123便墜落事故(日航ジャンボ墜落)が発生するまでは国内の航空事故として最大の犠牲者数となった事故でした。ネットで航空機のことを調べているうちにこの事故を知ることになり、かねてからこの場を訪れてみたいと思っていたのですが、
(10:04)
航空安全祈念塔を新設するんだそうで、慰霊の森の園地内に立ち入ること自体が叶いませんでした(2019年11月に大規模改修は完了)。計画の序盤から行きたい場所として挙げていただけに非常に無念。
(10:05)
いつかまた訪れて手を合わせたいと思います。
旧松尾鉱山緑が丘団地
雫石から北へ走ること60㎞弱(途中で少しだけ高速も使いました)。八幡平アスピーテラインの導入部に位置するのがこちらの廃墟。
(11:13)
かつての松尾村(現在の八幡平市)には松尾鉱山という硫黄が採れる鉱山がありました。一時は日本の硫黄生産の30%を占め東洋一となった時代もありましたが、1972年に閉山。この団地は当時の鉱山の遺構のひとつです。
(11:16)
(11:18)
(11:15)
快走路のアスピーテラインから非常に存在感の薄い脇道へ一本逸れた先にあるので大半の車はスルーしていきますが、見物客はそこそこの頻度で入れ代わり立ち代わりしています。気になるのもやまやまですが、危ないので道路上から見るに留めました。
(11:12)
鉱山というのは鉱脈を掘り起こしてしまった以上、そのまま川に流しては良くない水が出てくることがあります。そういった鉱廃水の処理はそこで最後に事業を行っていた会社が管理するよう法律で定められていますが、松尾鉱山に関しては管理会社が倒産する形で閉山したため、その役目を岩手県が負っているようです。費用が馬鹿にならないようです。
八幡平アスピーテライン
(11:25)
引き続きアスピーテラインを秋田方面へ向かって走ります。眼下には旧松尾鉱山の遺構も見られます。
ところで、田沢湖⇒雫石⇒八幡平という謎の行ったり来たりをしているなと疑問に思った方もひょっとしたらいるかもしれませんが、単にアスピーテラインが早朝はゲートを閉めているからというだけの理由です。本当なら朝一でこっちに来れば効率が良かったのですが。
(11:26)
もこっと蒸気を上げているのは、恐らく地熱発電所の類かと思われます。それにしても良い景色。前回初めてここを通った時には霧で視界が真っ白だったので、2回目ながら初見の景色です。
八幡平アスピーテライン展望所
(11:33)
源太岩展望台より東側500mくらい手前の場所です。駐車スペースの一角で売られているババヘラアイスを脇目に景色を撮っていました。
(11:34)
駐車スペースから源太岩側へ数十m進んだところが一番よく見えます。右側の山は恐らく岩手山です。
源太岩展望所
(11:37)
カーブのインコース寄りにあるこれが源太岩。
(11:41)
(11:48)
(11:48)
ここからも岩手山が見えます。決して派手な景色ではないものの、スケールが大きくてしばらく見入っていました。
八幡平山頂レストハウス
(12:14)
レストハウス併設の見返峠駐車場は有料で普通車500円、バイク100円。レストハウスの建物内は売店とちょっとした食事処があります。
(12:14)
駐車場増設中。
(12:04)
駐車場の端には展望台もあります。
(12:02)
(12:03)
ここも相変わらずいい景色。
駐車場ではアジア系の外国人観光客に(英語で)声を掛けられ、「ドラゴンアイはどこで見られるのか」と訊かれました。
八幡平ドラゴンアイ(鏡沼) | 観光情報 | あきたファンドッとコム
でもこれは5月下旬~6月上旬の限られた時期にしか見られない現象です。たどたどしい英語で「この辺りだけどわかんない。でもそれ今見られないよ」と答えておきました。