ホテルアバガーデン(abba Garden hotel)
(7:35)
おはようございます。スペイン風オムレツとピザとベーコンとマフィンです。
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今日も今日とてゴリゴリ回って行きましょう。ショートカットできると言われた公園は、朝早すぎて開いていませんでした。
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回り込んだ結果、大学の建物の脇を通りました。
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たぶん地下鉄の乗り換え中。駅のスタッフと路上ミュージシャンが駅構内でナチュラルに立ち話しています。
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サグラダ・ファミリア聖堂(La Sagrada Família)
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地下鉄の駅名もそのままSagrada Famíliaです。駅を出てから教会までの道ですが、
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地上に出て見上げれば瞬殺で分かります。案ずるな旅人よ。
サグラダファミリアは15分区切りで入場時間の決められたチケット制です。当日券が無いことは無いのですが、9時に販売開始したと思われるところから10分も経たずに売り切れていました。当日券目当てで並んでいる人たちが沢山いましたが、列を作る人々はほぼほぼ報われずに解散させられていました。
(9:30)※後ほど撮影
我々は旅行会社にオプションとして依頼してありました。個人でネット予約も可能です。聖堂への入場とオーディオガイドと鐘楼への入場の3点セットでネット価格29ユーロ(約4,060円)。
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余裕を持つため意図して早く着いたので、まずは遠くからぐるりと外観を見ます。
カサ・ミラの屋上などから見た時から思っていましたが、とにかくデカい。しかも建ぺい率なんて言葉とは無縁そうな1区画ギチギチの詰め込みっぷり。いわゆる現代的な見た目をしたビル以外でここまで大きなスケールのものを見たことがないので、ただただ口をぽかんと開けて見ていました。
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ちなみにこの水辺越しに聖堂が見えるこの公園ですが、
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写真に収めんと観光客がうじゃうじゃいます。
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下の方の人間と比べてそのスケールの規格外っぷりを感じていただけたらと思います。
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先っぽ。
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先程から撮り続けているこちらは、聖堂の中でも生誕のファサードという面。将来的に正面になる面から向かって右手側に位置するファサードです。そう、サグラダファミリアといえばこの景色ですが、ここは最終的には正面ではありません。とはいえ聖堂に生き物っぽさを感じるのはやはりこのファサードで、ガウディは自分の死後の建造にあたっても全体の指標となるようにこのファサードから手掛けたとかなんとか。
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そろそろ時間なので入場ゲートへ行きましょう。事前に入手済みのプリントに刷られたQRコードを読み取ってもらい突撃です。それにしても、いくら写真に収めたところでスケール感が伝わらない……。
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ラッパ吹き。
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ファゴット吹き。さすが天の声と称されるだけの楽器、世界遺産にも堂々の登場です。
ゲートで渡されたオーディオガイドを聞きながら、まずは改めて生誕のファサードを眺め、それから聖堂内へ。ちなみに、バルセロナに来てから多くの日本語オーディオガイドを手にしましたが、さすが天下のサグラダファミリアが一番違和感のない聞きやすい日本語ガイドでした。
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生誕のファサードの門扉は葉っぱ(の彫刻)が茂っています。虫(の彫刻)もいます。サグラダファミリアを手掛ける彫刻家には外尾悦郎氏という日本人が1名いる(しかも主任彫刻家)のですが、この門扉は彼の手によるものだそうです。
そんな感じで聖堂内部へ。サグラダファミリアはじめスペインには今回の僕だけでなく母や祖父母3世代がそれぞれ別の時期に訪れているのですが、屋根のある段階まで工事の進んだ聖堂内部を目にするのは僕が初めてです。
まあとにかく見てください。
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内部でこんなに見とれるとは思いませんでした。大きなステンドグラスが壁面を飾るので、日の高い昼間よりも斜めから日光が差し込む朝が綺麗だと思います。
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続きましては鐘楼に登ります。生誕のファサードに4本並び立つあの塔たちです。この鐘楼は最終的に聖堂の周囲に計12本並び立ち、12使徒を表すものとなるそうです。そんな鐘楼にエレベーターで登っちゃいます。
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エレベーターの籠の中にあった図。エレベーターで大部分を登った後にはちょっとだけ階段を登り、アーチを渡って隣の鐘楼へ移り、階段でひたすら下ってくるという流れのようです。
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予告通り階段を登らされます。普通の体格同士ならすれ違えないこともないですが、基本的には後ろから人が来たら追い立てられるように歩くほかありません。
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彫刻が手の届きそうな位置まで来られました。
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アーチ部に差し掛かりました。アーチ部分はかろうじて広く、後続を先に行かせることができます。落下防止のネットが残念ですが、
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カメラのレンズだけ出して外にいる感を演出。
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真上を見上げると、本当に塔の間にいます。
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サグラダファミリアだけがここまで突出しているのは、旧市街の建物は高さを制限されているんだろうか。
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アーチを越えたら下りです。隣の鐘楼に移っただけで、狭さは相変わらずです。
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下を見る。
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上を見る。すごい螺旋感。たのしい。
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途中、せいぜい2人くらいしか立てないバルコニーがありました。
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真下を見下ろす。バルコニーの自体が壁から突き出ていて、まがうことなき玉ヒュンスポットでした。
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最後は巻貝のような螺旋階段で地上へ戻ります。
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吸い込まれる人。
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引きこもる人。
(10:12)
聖堂内部へ無事戻りました。
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相変わらずステンドグラスがいい仕事してます。
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地下礼拝堂。これもガウディ存命中に建造されたものです。
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生誕のファサードの真反対に位置する、受難のファサードです。生誕のファサードがキリストの生誕から幼少期までを表したのに対し、受難のファサードは最後の晩餐から死までを表します。
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カクカクしているのは作り途中なのではなく、意図してこういった直線的なデザインなのです。
(11:17)
ガウディさんは自然の形を建築に取り入れるのが好きだったので、ここサグラダファミリアの形状も、重りを吊るした糸で構想・再現されています。写真をひっくり返すとそれっぽいです。
(11:18)
(11:18)
工房を覗き見できます。たぶんですが、3Dプリンターまで置いてあって最先端感がすごい(小並感)。
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こちらが生誕のファサードと受難のファサードに挟まれた面。将来的にはここが正面入り口になります。栄光のファサードというそうです。きっとキリストの復活を表現するのでしょう。
そんな感じでサグラダ・ファミリアでした。かつては完成に300年掛かるとも言われていた聖堂ですが、技術の発達、RC造(鉄筋コンクリート)の導入、そして入場料による収益性改善により、2026年には完成を予定しています。ちなみに、全体としては未完成ながらも当初建造された部分では既に修復作業が開始されています。