遊歩道
(11:52)
島の西側には舗装路(車道)が存在せず、遊歩道が整備されています。歩くのにそこそこ時間が掛かりそうなルートなので、今日のうちに歩いておきましょう。島の南西部に位置する、御釜湾第三展望台そばの入口に自転車を停め、歩行スタート。
ちなみに昼食はまだですが、先ほど各商店で買っておいたものを持っています。途中で食べる予定です。
御釜湾第三展望台
(12:03)
(12:04)
遊歩道は段差を含むそれなりのアップダウンがありますが険しい山道という程でもなく、森の中の遊歩道といった感じ。通路まで飛び出す枝や草が時々あるくらいです。
御釜湾第二展望台
(12:12)
(12:13)
展望台の高さのわりには眺望が開けない……。写真左手、海の向こうに見えるのは神津島です。
ちなみにこの前後から、遊歩道の状況がところどころ怪しくなります。
(12:18)
通り道です。この倒木をくぐり抜けて向こう側へ進みます。
(12:25)
軽く調べたところオカダトカゲ? 遊歩道を歩いている最中何度も見かけました。
(12:27)
ファンタスティックへそ曲がり樹木。
御釜湾第一展望台
(12:29)
(12:29)
風が、強いです。
(12:35)
第一展望台から隈の井までは再び歩きやすい道になります。段差もあまり無いのでさくさく歩きます。
隈の井
(12:40)
(12:40)
森の中からすぽっと抜けて開けた場所に出ました。
(12:41)
ちょっと行くと断崖絶壁があります。海からの風はものすごく、被っていた帽子は飛ばされそうだったので一時的にしまいました。
(12:44)
風の強さは常時のようで、元々背の低い松がさらに地面を這うように伸びていました。
(12:45)
水の跡がある平地がありました。雨が降れば大きい水たまりになるのかもしれません。そしてここも風が強いので、巻きあがった砂がガンガンに飛んできて痛いです。
(12:45)
強風でさえなければここで昼を食べていたことでしょう。
唐人津城(とうじんヅシロ)
(12:45)
開けたところpart2。
(12:58)
ウッドデッキ。ここでお昼を食べたかった、風が強くなければ。
遊歩道
(13:00)
森の中に切り開かれた小さな広場にベンチとテーブルがあったので、そこで昼を取りました。くさやのたたき丸はそのままくさやが入っていました。鼻に抜けるくさやの香り。
(13:08)
食べている途中で撮っていなかったことに気付いたづけ丼。
(13:30)
昼食を終えたら再び歩きます。
(13:37)
唐人津城~神引展望台の間は細い道&岩場が続きやや難所です。
神引展望台
(13:43)
遊歩道を海岸沿いに進み、昼食の休憩を含めて2時間弱で歩き切りました。神引展望台にはここからまた別の階段を登った先にあります。
(13:50)
(13:52)
そしてこちらが展望台。
(13:52)
(13:52)
式根島の代名詞ともいえる景色です。新東京百景にも選ばれている場所です。式根島の海岸線はリアス式海岸。都内でリアス式海岸を見られるのは式根島くらいだと言われています。
(13:58)
これで遊歩道はおしまいです。が、現在地は自転車を置いてきたスタート地点とは別の場所なので、そこまでまた普通の道を歩いて戻ります。
(14:07)
地図にない脇道があって気になって進んでみたら、あまりちょこまかできない場所を見つけてしまいました。
野鳥の小道
(14:11)
車道をショートカットできるのでこの道を選びました。ただの未舗装林道って感じでした。もっと細くて険しい自然と人のせめぎ合いな遊歩道を通った後だったので、それ以上でもそれ以下でもない感じでした。
(14:22)
(14:22)
車道に出現した猫をパパラッチさせていただきました。
荒らし事件発生
再び御釜湾大三展望台そばの遊歩道入口へ戻り自転車を回収。
自転車を置いて遊歩道を進むにあたって、温泉で浸かったタオルや着替え類は持ち歩く必要もないし盗られる要素も見当たらないのでカゴに置いておきました。戻って来てみると、なんとその荷物が荒らされていました。畳んでおいていたはずのタオルが地面に落ちていたり、袋がひっくり返されていたり。
離島というのは出入りする(=逃げる)手段が限られている場所。何かを盗ったところで足が付きやすいので、置き引きや窃盗の類は比較的起きにくい環境です。確認したところ特に盗られているものは無かったので事なきを得たのですが、誰がやったんだろうと疑心暗鬼にならざるを得ませんでした。いたずらにしては無益すぎるしリスキーだろうと。
――ちなみにこの件、なんと翌日解決編が訪れます。お楽しみに。
(14:35)
再び同じねこさん登場。
松が下雅湯
(14:43)
車や自転車なら漁港の脇を抜けて近くまでアクセスできます。徒歩なら憩の家の方から歩道で行くこともできますが、若干距離があるうえ高低差があり階段になっています。
(14:44)
2~3台なら停められそうな駐車スペースから素掘りのトンネルを抜けると、松が下雅湯です。
(14:44)
(14:45)
(15:00)
ガッツリオーシャンビューの好ロケーション。浸かれるお湯からテーブル付きの足湯まであります。何これ天気が良ければ一日中いられるじゃん。
ちなみになんとなくお察しかと思いますが、水着着用必須の混浴です。すぐ近くに男女別の更衣室もあります。
足付温泉
足付温泉は天然にほど近い海辺の温泉。ただし海水が入りすぎるとぬるくなるので、干潮時が入り時なんだそうです。
(14:48)
……………………これですか?
遠目には良い感じですが、よくよく見てみるとただの潮だまり感が半端ない。手を浸けてみても、海水より気持ち温かいかな程度。でもコンクリで近くの凸凹を整えたり階段を設けているあたり、ここが湯舟と思われます。タイミング的には入り時をとうに過ぎているとはいえ、適温だとしてもなかなかエキスパート向けな気がしました。入れそうだったら入るつもりでいましたが、二人相談するでもなく断念。
(14:50)
入ろうという猛者の方には、憩の湯方面へちょっと登ったところにシャワーと更衣室とトイレの建屋があります。
(15:04)
ふたたび松が下雅湯の前を通って自転車のところへ戻り、今度は展望台を回ります。
ぐんじ山展望台
(15:10)
電動自転車でもつらい滅茶苦茶しんどい坂道を登った先にあります。駐車スペースは数台分ありますが、峠道を登り切ったカーブにあるので見落とし注意です。
この展望台、島民がこの景色を見つけてボランティアが整備したそうです。やはりこの島、人工のわりには観光への注力具合が並々ならない。
小の口公園
(15:16)
到底差のある道を走っていたら、沿道に突然だだっ広い公園が現れたので思わず声に出して驚きました。そこそこな高台の場所なのに遊具まであるなんて。
(15:18)
(15:24)
(15:32)
(15:35)
(15:36)
(15:37)
(15:37)
以上、はしゃぐアラサー野郎2名でした。日没までは時間があるものの、だいぶヘトヘトだったのでぼちぼち宿へ戻りましょう。
(15:51)
(15:52)
(15:53)
亀の甲付近の沿道にて。きゃーこっち見てるーと思いながらシャッターを切りましたが、目つきをよくよく見るとメンチ切られてませんかね僕。
(15:54)
そんな感じで本日の行程終了です。
民宿かねやま
(8:06)※翌日撮影
お部屋はこんな感じ。新しくてきれいな和室です。
(18:08)
(18:51)
ごはん。式根島行きを思い付いてからたったの12時間。その割に密度の高い一日にできたので、夕飯をつつきながらしみじみしていました。
当初予定していた利島が欠航し、そこから代案を考えて、現地の方々に頼りつつ宿やレンタサイクルを手配し、なんだかんだでほぼロスのない観光をすることができたのは、間違いなくこれまでの島旅の積み重ねがあったからこそ。遊びといえば遊びでしかないけれど、島旅を始めた頃の手探り感に比べると、身についたものは少なくないと思えました。
(18:52)
玄関脇、部屋の前のラウンジ的空間とか、
(18:54)
(18:54)
案内のボードとか。分かりやすいし居心地良いです。
(18:57)
夕飯後の商店までの散歩。どうですこれが式根島の繁華街です。
(19:00)
商店で青ヶ島(人口たった160人の伊豆諸島最南端の島)のお酒が並んでいて思わずテンションが上がりましたが、
(23:15)
買って食べたのはアイスでした