(7:03)
佐渡3日目。朝ごはんをもりもり食べて今日も出発です。
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【8/9】 直江津港~小木港~佐渡歴史伝説館~真野御陵~佐渡金山~大佐渡スカイライン
【8/10】 金北山~トキの森公園~けものフレンズコラボスタンプラリー~ドンデン線
⇒【8/11】 北沢浮遊選鉱場~佐渡奉行所~大野亀~二ツ亀~大佐渡石名天然杉~岩首昇竜棚田~北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ
【8/12】 矢島体験交流館(たらい船)~宿根木~小木港~直江津港~春日山城~帰宅
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北沢浮遊選鉱場跡
(8:29)
朝一で北沢浮遊選鉱場跡を訪れました。小木からだとここに来るにも30分以上走り続けています。
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採掘された鉱物を抽出するための設備です。1869年に操業開始し、その処理能力は東洋一とも言われたそうですが、1989年には操業停止。以後廃墟化したものの、現在は産業遺産として公開されています。
維新前と比べれば格段に高い技術の設備なので、江戸時代のズリ山(捨て石)をふたたび選鉱にかけてそこから新たに金を抽出していたそうです。
佐渡奉行所跡
(8:47)
選鉱場のすぐ近く(と言っても激しい坂を登った先)にあります。おとな500円。
(8:49)
佐渡は江戸時代から金が採れて、幕府の発行する通貨(小判)の貴重な産地でした。なので佐渡島は幕府の直轄地であり奉行所が置かれていたのです。その奉行所の中心部を復元したのがこちらです。
(8:50)
佐渡ナンバーワンでも土足は許されない。
(8:55)
8:30オープンなのですが僕が最初の入場者だったようで、行った時にはチケット売り場の方が外の掃き掃除していて中におらず、建物内に入ると別のスタッフのおば……お姉さんが部屋の中を掃き掃除していました。おかげでそのお姉さんから内装についてマンツーで説明してもらえました。
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お奉行様が座る場所で写真も撮ってもらえました。
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同じ奉行所の建物内でも、部屋や通路がどれくらいの偉さの人のためのものかによって床が板敷きだったり畳だったり釘隠しが金色だったり黒かったりと、内装の豪華さが差別化されています。
(8:59)
奉行所は政治の他に裁判の機能も担うので、建物内にお白洲があります。判決を告げられる場所です。お白洲も3か所あって、奉行様が直々に判決を言い渡すのは一番広く格の高いところだけだったそうです。
(8:59)
わらじが置いてあるので降りることができます。ゴザの上とはいえ正座すると現代人には結構な痛さです。
(9:05)
トイレの形状が現代とそこまで大きく変わらないあたり、人体の構造がここ数百年で変化ないことを物語っている。
(9:17)
中を一通り見て回ったら、外をぐるりと一周。裏手は間取りだけが示されていました。
(9:20)
(9:27)
離れの建物では当時の金の選鉱方法や器具などの展示があります。写真の器具は、上から金の混ざった砂を水と一緒に流して、重たい金だけが途中の布に引っかかって回収できるというそういう代物です。
こんな感じで佐渡奉行所は終了。今日は島の一周を目指しますよ。
弁慶のはさみ岩
(9:43)
奉行所から500mほど北へ進んだ場所にあるこの駐車場のある海岸。
(9:43)
その一角に、崖と崖の間に挟まっただけの岩があります。
(9:44)
本当に挟まっているだけのようです。誰かが挟んだようにしか見えないというか不意に落ちてきたりしないだろうか。
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なんと真下まで行けます。このご時世こんな場所まで行かせてくれる観光地なんてそうそう無いですよ。まあこれ目当てで来ている人なんて他に見当たらなかったのですが。
小川のひまわり園
(9:54)
はさみ岩から県道をさらに北、尖閣湾方面へ進んだところで突然ひまわり畑が出現します。すぐ脇に駐車スペースがあるので降りてみます。
(9:55)
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人もそこそこいますが、タイミングとアングルを少し狙えばこんな映え写真も押さえられる良スポットです。
尖閣湾揚島遊園
(10:11)
尖閣湾は景勝地として知られる場所。しかし私有地のようで大人550円を支払って入園です。
(10:11)
(10:13)
(10:33)
(10:13)
この顔出しパネルのバラバラ感がたまらなく地方の観光地感。
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中はいかにも園地といった感じ。入り組んだ海岸線を海から眺められる遊覧船(別料金)もありますが、今回はパスしています。
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いい感じに平成初期感の漂う展示棟があったのでルンルンで突入。
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地上階は魚の展示。
(10:27)
尖閣湾は僕が生まれた年の連続テレビ小説のロケ地になっていたようで、2階はその展示がされていました。タイトルだけは知っています。最近のアニメ映画の方じゃなくてね。手前の柱に「魚の寿命」というパネルがあるあたり、かつてはこの2階も水族館だったと思われます。
(10:27)
「君の名は」の展示の向かいにはろくろが並んでいて、いよいよこの多角化っぷりも混迷を極めています。嫌いじゃないですよこういう施設。
(10:30)
全体的にバブルの残り香が強めな観光スポットでした。こういう雰囲気を肌で感じてどことなく親近感を覚えるのは生まれた時代に近いからでしょうか。
跳坂
(11:18)
一山越えるために坂を登りトンネルを抜けるのですが、その登り途中に来た道を振り返るとなかなかに見晴らしのきく光景です。が、駐車スペースがある訳ではないので自動車(4輪)などでは立ち止まって眺めるのが難しいスポットです。この先からはいよいよ人里を離れていく感が出てきます。
大野亀
(11:32)
跳坂を抜けた先あたりから完全二車線が怪しい区間が出はじめ、大野亀手前は車同士だと離合が難しいような道になってきます。バイクなら比較的大丈夫です。左手海の向こうに見えるポコンと出ているのが大野亀です。
(11:42)
近くに駐車場があります。
(11:46)
(11:47)
名前に付いている「亀」ですが、これは岩の見た目が亀っぽいからというのが由来のようですが、それだけでなくアイヌ語のカムイ(神)から転じたとする話もあるようです。
新潟なのにアイヌなのかとお思いの方もいるかもしれませんが、関東の利根川だって語源はアイヌ語とする説があるほど。元々は東北や北海道に限らず、東日本に広く影響していたのかもしれません。
(11:50)
登ろうとしたら閉鎖されていました。今日の目玉のひとつだったのに無念すぎる。
(11:53)
(12:01)
しょんぼりしつつ歩けるところは歩いて駐車場へ戻りました。
(12:01)
駐車場の向かいには小さな食事処兼土産屋があります。
二ツ亀
(12:40)※帰りに撮影
佐渡の亀さんは大野亀だけでなくもう一つあります。二ツ亀ビューホテルという場所の真裏にあります。駐車場にバイクを停めて歩きます。
(12:15)
すぐ裏にあるのかと思いきや意外と遠い。先程のホテルは高台にあるので、高低差も大きいです。行く先から階段を登って戻って来る人たちが軒並み息を切らしています。
(12:19)
(12:20)
奥に見えるのが二ツ亀。手前の砂浜は海水浴場になっています。思っていた以上に人がいます。まあお盆ですし。
(12:20)
(12:28)
陸続きの部分を歩いて亀部分まで歩きます。宝なりボス戦なりありそうな地形ですが、渡ってすぐのところで行き止まりなので何事もなく引き返しました。
(12:31)
二ツ亀ビューホテルが斜面の上に見えます。あそこまで歩いて戻ります。しんどい。
(12:34)
階段の途中からは大野亀も見えました。
真夏のツーリング(特に長期)は本気で死活問題で、炎天下に直射日光を一日中(しかもアスファルトの上で)浴び続けるのは身体的にかなりキます。僕も色々対策を打ってどうにか朝から晩まで走り回れている状況。
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 11, 2019
……写真は日本最古の鉄製灯台、姫崎灯台です。 pic.twitter.com/8qqUuLRm3I