出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

佐渡島ツーリング【3】防衛省管理道路、金北山、トキの森公園

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佐渡二日目は早速佐渡スカイラインへやって来ました。写真は沿道にある航空自衛隊佐渡分屯地です。これからこの自衛隊に関係するスポットへ向かいます。

 

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【8/9】 直江津港小木港佐渡歴史伝説館~真野御陵~佐渡金山~大佐渡スカイライン

⇒【8/10】 金北山~トキの森公園~けものフレンズコラボスタンプラリー~ドンデン線

【8/11】 北沢浮遊選鉱場~佐渡奉行所~大野亀~二ツ亀~大佐渡石名天然杉~岩首昇竜棚田~北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ

【8/12】 矢島体験交流館(たらい船)~宿根木~小木港直江津港春日山城~帰宅

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防衛省管理道路

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まだ民間のスポットです。ここは昨日も通りがかった白雲台

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ここも十分景色は良いですが、白雲台の駐車場にバイクを置いてさらなる高みを目指します。

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すぐ近くにあるこのゲートを抜けます。ゲートの先は佐渡最高峰の金北山へ至る道ですが、自衛隊の管理する道路です。

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じゃあオフィシャルに通行はできないかというと、佐渡分屯地へ届け出をして許可を貰えば通行できます。

入山情報 ::: 佐渡島の花トレッキング

届出方法はFAXか電話。名前や人数や通行予定の時間と行程や代表者の電話番号と住所を連絡する必要があります。僕は前日に佐渡金山を見て回っている間に電話を掛けました。届け出番号と「施設には近づかないように」等の注意事項を伝えられて届出は終了です。

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ゲート脇にあるロープを外して防衛省管理道路へ突入です。

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白雲台のレストハウスよりもいい眺めが早速。

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しばらくは舗装路が続きます。しっかりと登り坂です。

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程なくして砂利道になります。今後はずっと砂利道になります。相変わらずしっかりと登り坂です。

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途中、道路を少し外れた場所に碑がありました。この道路の除雪作業中に従事していた隊員が雪崩に遭い殉職したようです。昭和44年の出来事だそうです。

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車庫っぽい建物が現れました。人の気配は全くありませんが、ゴリゴリに監視カメラが配置されているので言いつけ通り近づかないようにしておきます。

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これから高いところに登っていい景色を見ようというのになんだこの霧は。

 

妙見山

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霧の中を歩いていたら案内板が出てきました。金北山は最終的な目的地ですが、まずは妙見山を目指しましょう。

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ものものしい施設が見えてきました。これはレーダーです。この道路が防衛省管理になっているのはこのレーダーがあるからです。この1基だけでなく、他の道路沿いの山頂にもいくらか設置されている模様。

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ゲート。霧の中だとなんだか化け物出てきそう。

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はい、さっきの分岐点へ戻りましょう。

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白雲台のレストハウスと既に歩いてきた道路が良く見えます。

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2つ目の案内板。まだまだ続くよ。

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フラットな道にしてはそこそこ急傾斜なアップダウンを繰り返していきます。

 

金北山

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そこそこ早めのペースで歩くこと1時間強、ようやく山頂が見えてきました。

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見えている建物のほとんどは自衛隊の施設です。

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ずっと霧に包まれていたものの、ここに来て奇跡的に下界が見えました。なのに直後雨が降り出しました。ポツポツ程度で始まったと思いきやすぐ本降りに。

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あれだけ山頂に色々建物があれば雨宿りするところくらいはあるだろうと急いで山頂へ。

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山頂が神社になっていて、軒先に避難できました。逆に言うと退避できそうな屋根はそれくらいしかありませんでした。

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山頂まで高度を稼いできた実感が全く湧かない景色ですが、

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雨が止んだのでとりあえず跳んでおきましょう。

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止んだとはいえ山頂はすっかり雲の中です。こんな僅かな軒先に救われました。そしていい感じに休憩になりました。

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非難した時点で多少濡れていたので自分の痕跡が。

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山頂界隈で一般人が歩き回れそうなのはこのお堂の周りだけのようです。参道側以外の三方は自衛隊のものと思われる建物に囲まれていました。

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霧が晴れる気配もまったく見られないので山頂を後にしましょう。ちなみにこの写真、ちゃんと水平に撮っています。石段がおかしいんです。

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虫たちも雨宿りしていたようで、うわんうわん虫が飛び回っていた木陰の道。

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景色は見えるときに撮っておくべきということがよく分かった山頂でした。

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この霧の具合、建物内に入ったら絶対ゾンビ出てくるやつだ知ってるぞ。
ということで来た道を引き返して白雲台へと戻りましたが、

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(11:37)

降りてきたらびっくりするほど晴れていました。

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山頂ではじっと雨宿りとしていると肌寒かったのに、今は少しでも日陰を選んで歩くレベル。

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(11:42)

霧が晴れだしたのは往路で霧に包まれ始めたポイントと全く一緒でした。振り返っても山頂は雲の中でした。でも夕方には麓から山頂までくっきり見えていたのでなんだか悔しかったです。

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(11:42)

無事ゲートまで帰還。このゲートから金北山までを往復している間、ついに誰一人とも人影を見ることはありませんでした。無事に帰ってきて良かった。

 

白雲台レストハウス

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(11:50)

人のいる世界に戻って来られた安心感が凄かったです。レストハウスには売店や小さなレストランがありますが特に利用せず撤収。

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(11:54)

妙見山のレーダーはここからも見えます。……ん? 既に歩いていた時よりも視界開けてないか?

 

トキの森公園

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(12:38)

山を下ってやって来たのはこちら。佐渡といえば流刑地、金山、そして忘れちゃいけないトキの島です。

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(12:43)

トキは昨日の佐渡島上陸から数時間後に田んぼの上を飛んでいるのをたまたま見かけていたのですが、改めてちゃんと見たいと思ったので。

トキはかつて日本だけでなく中国から朝鮮半島、台湾にまで分布していましたが、今はその範囲を狭め中国のごく一部にだけ生息しています。日本のトキも一度は絶滅しましたが、DNA的には同一である中国のトキを繁殖させ、佐渡島内へ放鳥し野生数を回復させています。

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(12:42)

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(12:44)

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(13:09)

とかくトキ推しが激しい園内を進み、奥の方にある展示館へ向かいました。

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(12:48)

トキ「ミドリ」の剥製。いよいよトキの野生数が少なくなった1981年、人工繁殖させるために捕獲された5羽のうちの1羽にして唯一のオス。結局飼育下でのペアリングは叶わずじまいだったようです。

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こちらは「キン」。日本の野生生まれ最後のトキです。

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そしてそれら2羽の骨格標本です。剥製と分かっているものの、外側と骨が別々にしかもかなり近くで展示されているとさすがにビビります。

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ちなみにこいつはサドッキーと言うらしいです。

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(13:05)

あの檻にトキがいるらしい。しかし遠すぎる。もっとよく見たい方は同じ園内の「トキふれあいプラザ」へ向かいましょう。入場料は展示館と共通です。

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(13:17)

ふれあいプラザではガラス越しにトキの檻を見ることができ、館内には望遠鏡なども多く設置されています。丁寧なガイドさんもいます。

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繁殖・保護活動の甲斐あって、現在では自然下だけでも400羽前後ものトキが生息しているようです。しかも、自然で生まれたトキ同士のさらに子供まで生まれている(=自然下で繁殖活動が成功している)ことも確認されているんだとか。絶滅というイメージだけを持っていたトキですが、いまや佐渡では着実にその数を増やしているようです。

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(13:23)

いや君のことではない。

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(13:24)

……けもフレ!?

コラボスタンプラリーをやっているらしい。ということでラリーしましょう。次回からスタンプラリー編スタートです。