出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

佐渡島ツーリング【2】佐渡金山跡、大佐渡スカイライン

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佐渡島に上陸早々で歴史館や真野御陵を訪れましたが、佐渡流刑地要素はこのくらいにして、続いては金山要素へと向かいましょう。

 

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⇒【8/9】 直江津港小木港佐渡歴史伝説館~真野御陵~佐渡金山~大佐渡スカイライン

【8/10】 金北山~トキの森公園~けものフレンズコラボスタンプラリー~ドンデン線

【8/11】 北沢浮遊選鉱場~佐渡奉行所~大野亀~二ツ亀~大佐渡石名天然杉~岩首昇竜棚田~北沢浮遊選鉱場跡ライトアップ

【8/12】 矢島体験交流館(たらい船)~宿根木~小木港直江津港春日山城~帰宅

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佐渡金山跡

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(14:44)

こちらは北沢浮遊選鉱場跡。この脇の県道を抜けて坑道跡へ向かいます。

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(14:56)

史跡佐渡金山は2つの観光坑道があります。一方は江戸時代の手掘り坑道を使いロボットで当時の様子を再現したコース(宗太夫坑)、もう一方は近代化の始まった明治から平成元年の操業休止に至るまでの坑道や設備を展示したコース(道遊坑)です。料金を払って片方だけを見て歩くこともできますが、基本的にはお得な共通券を購入して両方を見ることをお勧めします。2コースの入口は隣りあわせにあります。

 

道遊坑

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(15:01)

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(15:02)

係員に勧められるまま、まずは近代以降の方である道遊坑へ入りました。

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んんんんんんこういうの大好きいいいいいいいいい

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(15:05)

坑道の他の部分と大して変わらない場所ですが、このあたりが操業休止する最終盤の頃に採掘が行われていた場所だそうです。

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(15:07)

ちなみに、どこの鉱山でも坑道というのは年間を通して気温がほぼ一定で、夏はじっとしていると肌寒いレベルに涼しいです。

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(15:09)

順路を進んで坑道を出ました。気温差でメガネとカメラのレンズが激しく曇り、しばらく身動きが取れずその場でぼんやりと曇りが晴れるのを待ちました。

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(15:09)

旧鉱山には必ずと言っていい程存在する、当時の機器を並べた資料館(まだレンズが曇っている)。

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(15:15)

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(15:27)

その建物のガラスには三菱マークが彫られているのですが、これは1938年頃のもので当時ガラスが貴重だったための盗難防止策なんだそうです。

 

道遊の割戸

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(15:32)

山がパッカーンと割れてしまっているのは、江戸期の手掘り跡なんだそうです。ちょうどこの部分にだけ金鉱脈があって掘られたために、特徴的なシルエットが残りました。佐渡金山といえばここの写真が出てくることもあります。ちなみに、若干の林道を歩いてすぐ近くまで行くことができます。

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(15:18)

道遊坑の出口を出てすぐ左手前に分岐があり、坂道を上ること5分程度で神社に到着。この向こうに道遊の割戸があります。

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(15:19)

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(15:19)

遠くからでは見えていませんでしたが、下はこんなに大きな穴がぼかんと口を開けています。

 

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(15:33)

たいてい旧鉱山は再利用するような需要のある立地でもないため、当時の建物などがそのまま残されていることが多いです。

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(15:35)

それにしても見学ルートにレールやポイントがそのまま残されているという。

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(15:36)

そんな感じで道遊坑は終了。

 

太夫

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(15:47)

続いては江戸時代の採掘の様子を再現した方です。これは坑道へ湧き出る水を排水している様子。人力で24時間汲み上げるんですからとんでもない労力です。ポンプなどへ動力化される前の鉱山というのはこの排水能力が肝心で、掘っている人よりも汲み上げている人の方が多いくらいです。

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(15:55)

とはいえ掘る方も掘る方で自らの手でトンテンカンなわけですし手元の照明も電化されていないから油ですし、空気だって人力で唐箕(米ともみ殻をえり分けるアイツ)を使って送り込んでいるしで、作業環境は今と比にならない悪さです(実際作業者の寿命も短かったはず)。

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(15:58)

ちなみに掘る方の人というのはいわゆる技術職なので、鉱山労働者の中でも認められた地位の人々なんだとか。一番重労働で過酷な扱いを受けたのは、井戸のような垂直坑道でひたすら水を汲み上げる人々でした。

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(15:58)

大鉱脈を見つけてやったぜの儀式をしているところ。

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(16:00)

地下に眠っていた金鉱脈の立体図。超楽しい。

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(16:05)

金塊取り出しチャレンジ。取り出せても金塊を持ち帰れるわけではなく記念の金箔カードが貰えるだけだそうです。

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(16:06)

ということで金塊を軽々手にしてみました(ティッシュ)。

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(16:08)

道遊坑も宗太夫坑も最後はこのお土産スペースに合流します。

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(16:09)

ところでこの佐渡金山の現在の管理会社のネーミングが超ド直球なんです。ゴールデン佐渡って。ちなみに同じ三菱系の旧鉱山である旧生野銀山は「シルバー生野」です。ゴールデンに倣って名付けられたようです。

 

佐渡スカイライン

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(16:15)

佐渡金山の前の道が佐渡スカイラインです。そのまま山側へ進むと、佐渡最高峰の金北山の脇を抜けて佐渡市街側へ抜ける峠道になります。コーナーや傾斜は佐渡金山~白雲台の間の方がきついので、まだバイクに慣れていないよという方は佐渡金山側から登った方が運転しやすいです。

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(16:25)

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(16:32)

景色がいいので自撮りしました。

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(16:55)

ここが峠の白雲台。広い駐車場に売店とレストランがあります。

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(16:44)

ここから先、東側に進んで佐渡市外へと至る道はあまり展望が開けずひたすら森の中を抜けますが、道幅や路面状況は悪くありません。

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(17:09)

馬がおった。

 

旅荘のと

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(18:05)

ということで初日はここまでにして宿へ帰還。部屋は広いし眺めは良いし宿に申し分はないのですが、宿のある小木は佐渡の中心部から30km程度あり、決して短い距離ではありません。佐渡島を出入りする時の小木港から近いという理由でセレクトしましたが、観光の拠点としてはやはり佐渡市中心部の方が便利でしょう。佐渡島は思っていたより大きかった

 

↓1日目おおよそのルート(自宅~直江津港は省略)

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(18:36)

夕飯。量いっぱい。おいしい。

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(7:07)

立て続けになりますが朝ごはんの写真も載せておきます。

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(5:41)

そんなわけで早速翌朝ですおはようございます。

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(5:47)

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(5:48)

昨晩は早く寝たので、朝食前に軽く散歩しました。

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(7:46)

朝食を終えたら出発。ここからまた佐渡中心部へ出るのが骨です。宿の人にも「どうしてこっちで泊ってるんですか?」と、どストレートに訊かれる始末

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(8:29)

ですがそんな距離感にも負けず今日も金北山方面へ走っていきます。大佐渡スカイラインを前日と逆方向から攻めます。朝っぱらからラブホを発見しました。

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(8:31)

部屋のランク毎の価格差小さくないですか。