出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

船と原付で行く年末年始の小笠原諸島【3】体験ダイビング、小笠原水産センター、小笠原海洋センター

f:id:unyora-d:20191006111036j:plain

 

シートピア

f:id:unyora-d:20191006111849j:plain

(18:03)

宿に戻って水着を洗ったり荷物を整理しているうちに夕飯の時間です。毎晩メニューをボードに書いてくれています。

f:id:unyora-d:20191006111857j:plain

(18:04)

f:id:unyora-d:20191006111907j:plain

(18:10)

やったぜ鰆の刺身だ。ボリュームもたっぷりですが豆腐や野菜や魚のように健康的なものが多めなので見た目の割には収まります。

f:id:unyora-d:20191006111914j:plain

(18:44)

離島にありがちなコミュニティチャンネルが小笠原にもありました。

そんな具合に小笠原初日は終了です。

 

一夜明けておはようございます。出発日から数えればこの度はもう既に3日目。そしてすっかり異世界なので実感はありませんが、今日は大晦日です。

f:id:unyora-d:20191006111923j:plain

(7:03)

小笠原初にして平成30年最後の朝ごはん

f:id:unyora-d:20191006111932j:plain

(7:44)

朝食を済ませたら集落の中心部にある生協のスーパーへ。今日は昼過ぎまで船の上にいる予定なので、昼食を買出しにやって来ました。

f:id:unyora-d:20191006111944j:plain

(7:44)

弁当コーナー。価格は本土より若干高いかなくらいですがまあ普通の範囲です。

f:id:unyora-d:20191006112032j:plain

(7:49)

消費期限は12/30ですが、今日は大晦日です。唯一の物流である船は1週間に1回しか運航しないために、生モノ系はこういうことが頻発しています。そして、父島の出航日が近づくほど(本土から最後に食材が運ばれた日から時間が経つほど)、野菜はじめ生モノ系の陳列は悲惨になってきます。

f:id:unyora-d:20191006112041j:plain

(7:50)

下味加工済みの(小笠原では獲れないであろう種類の)魚が並んでいました。その手のものは海外産だったりします。はるばるここまで運ばれてくる食材たちの道のりはさぞや遠いことでしょう。

f:id:unyora-d:20191006112050j:plain

(7:51)

肉はほぼ冷凍です。生協の向かいにもう一軒だけ小さなスーパーがあるのですが、そちらでは何日経っても生肉が並び続けていました。加工日が父島到着よりも後の日付だったので、大きいブロックで冷凍しておいたものを毎日切り分けて解凍しているものと予想します。

f:id:unyora-d:20191006112058j:plain

(7:53)

本土では常温保存の菓子パンさえもが、冷蔵の棚に入れられていました。食糧事情の切実さを物語ります。

 

体験ダイビング

f:id:unyora-d:20191006112116j:plain

(8:19)

ということで今日も朝から海に出ます。昨日はイルカやクジラを見たり泳ぐだけでしたが、今回は潜ります。ダイビングです。

小笠原ダイビングセンターというところで事前に申し込んでいたので、所定の時間に宿まで迎えに来て貰えました。そのまま港まで乗せて貰えましたが、相変わらず徒歩でもいいんじゃないのというレベルの近さです。ちなみに、前日夕飯前のうちに簡単な説明と書類記入を済ませてあります。

f:id:unyora-d:20191006112207j:plain

(8:20)

そして港に着いたら即乗船。

f:id:unyora-d:20191006112215j:plain

(8:26)

昨日のツアーの船よりも二回りくらい大きくて揺れも少なめです。

f:id:unyora-d:20191006112223j:plain

(8:38)

そして出て早々まさかのクジラ。昨日より全然近いクジラ。写真に撮れてしまったクジラ。

f:id:unyora-d:20191006112231j:plain

(9:04)

ダイビングショップで申し込めるダイビングというのはざっくり分けて2種類あるようでして、「ファンダイブ」「体験ダイビング」と呼ばれています。前者はダイビングのライセンスを持った人たちが、機材を持ち込むなり借りるなりしてダイビングを楽しむもの。後者は、ライセンスを持っていない人がお試しで潜らせてもらうものです。

f:id:unyora-d:20191006112239j:plain

(9:05)

今日のスケジュールとしては、ファンダイブを2回行い、体験ダイビングはその間の休憩時間的な枠で行うとのことです。

もちろん我々はライセンスを持っていないので、体験ダイビングに申し込んでいます。が、乗船している客の大半はファンダイブ。簡単な指示だけで次々と海に飛び込んでいきます。体験ダイビングで乗船している我々ともう一組のカップルは、指をくわえて見ているだけです。

f:id:unyora-d:20191006112251j:plain

(9:21)

みんな潜りに行ってしまってスッカラカンな時に撮った船内。手前のはしごを上ると屋上のような2階に出られます。

f:id:unyora-d:20191006112309j:plain

(9:53)

皆さんが戻ってきました。

ファンダイブ1回目が終わると、場所を変えて我々体験ダイビング勢のターンです。ゴーグルの水抜きや耳抜きのしかたについてショップの息子さんと思われる方からレクチャーを受けたのですが、その様子が見たいからと息子さんのおばあちゃんが僕らと一緒にレクチャーを受けていました。可愛いかよ。

時間になると水着に着替えてウェットスーツを着て、足ヒレをつけてボンベを背負わされ、海の中へ伸びた梯子を使ってゆっくりと海へ漬かりました。

ポンポン飛び込んでいったファンダイブの皆さんと比べるとだいぶひよこさんモード。休憩時間になっているファンダイブの方々から温かい目で見守られていました。

f:id:unyora-d:20191006112330j:plain

(11:07)

f:id:unyora-d:20191006112338j:plain

(10:57)

潜っている最中に写真を撮ってくれて、後でディスクに焼いて貰えました。

ダイビングは高校の修学旅行で1度やって以来のほぼ初心者でしたが、耳抜きなんかは特に問題なく。ただ、潜った先で思い通りの姿勢を取るのが難しい。起き上がりたいのにずっとサンゴに腹をこすり付けているみたいな状態が続いたりしました。が、足ヒレを付けていることをよくよく考えて落ち着いて考えると、どう動いたらいいのかがだんだん見えてきます。

f:id:unyora-d:20191006112348j:plain

(11:35)

運動後の飯はうまい。

海から上がるととてつもなく寒かったので、大急ぎでウェットスーツを脱ぎ身体を拭きました。着替えてしまえば全く問題ない程度の気温です。

f:id:unyora-d:20191006112356j:plain

(11:51)

f:id:unyora-d:20191006112404j:plain

(11:52)

ファンダイブ2回目。体験ダイビングは1回だけなのか残念だなーと思っていましたが、ものの1回だけでも寝ようと思えば寝られるくらいにいい感じの疲れ具合になっていました。

f:id:unyora-d:20191006112419j:plain

(12:28)

ファンダイブの皆さんが潜ってしまうと船上にはほとんど人がいなくなるので、とてものどかな海の上の時間になります。

f:id:unyora-d:20191006112503j:plain

(12:56)

干されているウェットスーツの真似。

f:id:unyora-d:20191006112510j:plain

(12:39)

ファンダイブの人々が浮上するとき、このオレンジ色のチンアナゴのようなものが立って、そこに集合していました。

f:id:unyora-d:20191006112521j:plain

(12:58)

おかえりなさーい

f:id:unyora-d:20191006112530j:plain

(13:05)

そして港へ戻ります。

f:id:unyora-d:20191006112554j:plain

(13:10)

見えてる陸地はおそらく兄島です。現在人は住んでいません。

f:id:unyora-d:20191006112631j:plain

(13:29)

港へ帰還。

f:id:unyora-d:20191006112640j:plain

(13:34)

車でお店へ戻り、写真データを貰って終了です。

f:id:unyora-d:20191006112656j:plain

(13:34)

父島・兄島付近だけでもダイビングスポットはこんなにあるらしい。

f:id:unyora-d:20191006112707j:plain

(14:49)

一旦宿に戻って休憩がてら水着を干したら、今度は借りていた原付で陸を駆け回ることにします。ダイビング後で身体が疲れているので無理のない範囲で。

 

小笠原水産センター

f:id:unyora-d:20191006112716j:plain

(14:56)

大村の集落を東方向に抜けてすぐの場所にあります。二見港から200mくらい。

f:id:unyora-d:20191006112726j:plain

(14:54)

カメさんがいる。

f:id:unyora-d:20191006112735j:plain

(15:00)

建物の中はちょっとした展示があります。

f:id:unyora-d:20191006112743j:plain

(14:59)

入場は無料。かわりにサンゴを来場者カウント用のパイプに投入します。

f:id:unyora-d:20191006112754j:plain

(15:00)

ウツボHOUSE

f:id:unyora-d:20191006112805j:plain

(15:05)

アカバだんち

f:id:unyora-d:20191006112815j:plain

(15:02)

謎に湿潤な場所に置かれた戦隊フィギュア

f:id:unyora-d:20191006112950j:plain

(15:01)

そしてお持ち帰り自由なイセエビの脱皮殻。

f:id:unyora-d:20191006112959j:plain

(15:12)

建物の中を見終えて外に出るとこんな看板が。先ほど団地にお住まいだったアカバさんたちとコミュニケーションが取れる場所があるらしい。それも歯みがきで。

f:id:unyora-d:20191006113008j:plain

(15:17)

先に歯ブラシのついた棒で水槽の壁をコンコン叩くと、アカバが寄ってきます。

f:id:unyora-d:20191006113023j:plain

(15:17)

口をパカーンと開けてくるので、歯をゴシゴシしてやるだけ。何これ超楽しい。歯みがきされるのを受け入れる個体と若干嫌がる個体がいるので、上手いこと見極めて遊びましょう。

ちなみにアカバとは小笠原での呼び名で、アカハタが正式名だそうです。

 

小笠原海洋センター

f:id:unyora-d:20191006113036j:plain

(15:49)

水産センターからさらに海沿いを進んだところあります。道は入り組んでいるのでお調べください。

bonin-ocean.net

f:id:unyora-d:20191006113045j:plain

(15:34)

f:id:unyora-d:20191006113053j:plain

(15:37)

f:id:unyora-d:20191006113101j:plain

(15:34)

ここではアオウミガメの保全活動を行っています。

f:id:unyora-d:20191006113109j:plain

(15:35)

かめみくじ。亀による導きも扱っています。

f:id:unyora-d:20191006113120j:plain

(15:36)

f:id:unyora-d:20191006113135j:plain

(15:37)

僕が中吉、嫁が超大吉。超大吉だと受付でポストカードが貰えます。

f:id:unyora-d:20191006113200j:plain

(15:42)

ちなみに唐突に戦遺品も置いてあります。

f:id:unyora-d:20191006113208j:plain

(15:43)

建物の奥にはプールがいっぱい並んでいまして、

f:id:unyora-d:20191006113216j:plain

(15:46)

小さいカメがいっぱいいます。

f:id:unyora-d:20191006113229j:plain

(15:45)

だいぶ日が傾いていますが、日没まではまだ時間があるので色々回ります。ちなみに今日は大晦日なので、日が落ちた後も色々あります