(7:49)
おはようございます!!!(しゅばっ)
※実際に当日Twitterにアップした写真です。
(7:02)
改めまして、和倉温泉の朝です。
内海である能登湾は海面がいつ見ても穏やかです。
(7:02)
はるか向こうに見えるのは能登島大橋です。
橋の上を動く点(車)がすごくゆっくりなことから橋のスケールが見て取れます。
(7:20)
そして朝ごはんだ。
右手前にあるのは『わくらむすび』と呼ばれるもの。
発祥はよく分かりませんが、和倉温泉の旅館たちが一緒になって行っている取り組みのようです。
おにぎりをお椀に入れて、好みのトッピングをのせ、だしを掛けていただきます。
まあ要するにお茶漬けのようなものなのですが、食材は全て能登のものだそうです。端的に言って美味しいです。
実は昨晩の食事からこの『わくらむすび』はビュッフェに登場していて、そこで味を占めた僕は今朝の食事はほぼこの『わくらむすび』のおかわり連撃で満たしました。
個人的には中島菜の漬け物がトッピングとしては至高。
色々なトッピングをがちゃがちゃと乗せてもぶっちゃけ美味しいのですが、あえてシンプルに行く(そしておかわりで味のバリエーションを楽しむ)と、しみじみと美味いです。
さて、朝食を済ませたら観光スタートです。2泊3日なので終日使えるのは今日だけです。
連泊なので最低限の荷物以外は部屋に置きっぱなしでGO。
(8:35)
まずは和倉温泉駅へ。
今日は和倉に留まらず、能登をぐるっと一周してこようとそういう算段です。
(8:53)
もちろん手段は車です。レンタカーです。
和倉温泉駅前には日産レンタカーだけあったので、前日夕方宿に着いてからという駆け込みっぷりでそこの予約をしました。
他のレンタカー屋さんは七尾(4kmほど離れた隣駅)あたりまで出ないと無い模様です。
能登は時計回りに攻めます。左側通行なので海岸線を走ると必然的に海により一層近付けます。
広い県道をにゅるにゅる走って、まずは西側の海沿いを目指します。
海沿いに出て間もなく、「巌門(がんもん)」と書かれた看板を発見したので立ち寄ることに。一帯は「能登金剛」と呼ばれる景勝地のようです。
「能登金剛センター」という食事や土産屋のある施設の駐車場が無料なので、そこに車を停めて散策開始。
(9:23)
いい感じの雰囲気ですが、ゴミが浜に打ち上げられてきたねえ。しかも海の向こうの国のものばっかり。
この階段を降りきってすぐ右手にあるのが、巌門です。
(9:25)
右の穴が巌門。
(9:26)
とりあえず波が荒い。さすが日本海な感じ。
(9:30)
岸壁に書かれた出口の案内。この出られなさそうな気配。
(9:30)
(9:30)
(9:31)
洞穴の向こうに登り階段があって、そこから崖の上へと戻れました。なんだろうこのモンハンのステージっぽい感じ。
(9:32)
(9:39)
とりあえず、特段沖が荒れている訳でもないのに打ちあがる波がやたら攻撃的なことを察していただきたい。
(9:42)
猪鼻崎。
名前の通り、向こうのそれが猪に見えることから付いたそうです。
(9:49)
戻りがけに、能登金剛センターを物色。
(9:47)
このキャラクターは「西能登あかり」というらしい。
日本最古の西洋式木造である旧福浦灯台がモチーフで、この旧福浦灯台は1952年まで現役で使用されていたんだとか。
……と説明してみましたが旧福浦灯台には今回行っていません。
(9:58)
五郎島金時キャラメルなるものを購入。
地雷でもいいやの勢いで購入しましたが、口に入れたとたんひたすらに濃厚なさつまいもの世界。そしてうまい。包装にキャラメルが思いっきりひっついているのと、食べ始めてしばらくは喋ることもままならない粘り気であることだけが難点で、味はなかなかに良いです。
(10:09)
能登金剛を北上すること1㎞、国道をいったん外れたところに「機具岩(はたごいわ)」なるものがあります。
数台分の駐車スペースがあるものの、他の観光客の姿は無し。道を挟んで向かいにある休憩所も、ここのところ人が利用していた形跡はありません。
(10:09)
機具岩はまたの名を「能登二見」。
なるほど夫婦岩なのか。全国にいったいどれだけ存在するんだ夫婦岩。そして夫婦岩オブ夫婦岩は結局志摩半島は二見浦の夫婦岩ということでいいのだろうか。
次に停車したのは、機具岩からまたまた1kmほど北上したところにある「道の駅とぎ海街道」。
道の駅に駐車するも道の駅自体はほぼスルーし、目的のブツを見に海辺へ行きます。
(10:21)
見たかったもの、それはベンチです。
(10:19)
なんのことはない、長さ世界一のベンチです。
全長460.9m。
(10:27)
(10:27)
このベンチは西向きの砂浜(増保が浦)に面していて、夕陽の名所でもあるそうで。
(10:29)
陸側から砂浜に出るためにはベンチを回り込まなきゃいけないかというとそんなことはなくて、ベンチを途切れさせないためにこんな涙ぐましい努力の結果としての橋が架けられています。
ベンチを後にしてすぐ、これまで走っていた国道249号は内陸側をショートカットしてしまうので、沿岸を通る県道49号を走ります。
(10:45)
西海という地区に差し掛かると突然住宅地を縫うような道になりましたが、基本的には農地の中をのんびり進む道です。
(10:57)
大笹波水田。日本の棚田百選のひとつらしい。
『ヤセの断崖』という案内が見えたので駐車場に車を停めて見に行ってみることに。
(11:03)
不苦労のベンチ。とりあえず座っておいた。
ヤセの断崖は県道から100mくらいです。
(11:04)
松本清張の著作『ゼロの焦点』に登場するらしい。ぶっちゃけ読んでいないし知りません……。
んー特段ずば抜けた景観でもない……というか、この今立っているこの場所が当の断崖なようなので、眺めようがありませんでした。
(11:05)
ここまで絶望的な距離感のトイレ案内は見たことがない(車で行けば何のことはない距離なのは言うまでもないですが)。
間もなくして国道249号に復帰です。
(11:20)
鳴き砂があるという琴が浜を残念ながら見逃しつつ、道の駅赤神でトイレ休憩。
しばらく走ると国道249号は猿山岬を避けるように再び内陸に切り込んでそのまま輪島へと向かってしまうので、途中で県道38号に入って再び沿岸へ向かいます。
能登半島は基本的にほぼすべての海沿いに道が通っているのですが、この猿山岬の一帯だけはまともに道が通っておらず、「奥能登最後の秘境」とまで呼ばれているらしいです。なんか気になるけど山道を歩かないと行けないのでやめておきましょう。
(11:56)
(11:57)
日本海らしい景色アゲイン。
海に出る前に「男女滝(なめたき)」という滝がありまして。スルーしてしまったのですが、なかなかに規模の大きい滝だったので停まって見るといいかもしれません。
(11:59)
漁港に差し掛かる。大沢漁港です。こういう雰囲気好きです。
(11:59)
民家の前にそびえ立つ、身長の倍はあろうかという垣根。
このあたり特有の「間垣」と呼ばれるもので、海からの風を防ぐものだそうです。
(12:02)
大沢地区を振り返る。
(12:02)
さらに撮影場所から振り返る。余談ですが本日の車両は日産ウィングロードです。
(12:11)
ゾウゾウ鼻。
停まって見ざるを得ないネーミング。
櫓に登ってはるか眼下の波打ち際を見ます。
(12:12)
この時は写真一番右の飛び出している岩が「ゾウゾウ鼻」なのかと思っていましたが、調べてみたところこのあたり一帯の奇岩の総称のようです。
……どのみち象の鼻には見えない。
(12:12)
ふとこれから行く方を見てみれば、明らかにここしばらく使われていないであろう大きな棚田が。
棚の段々がのっぺりと曖昧になっていて、ああやっぱり手を入れ続けていないと保たれない景色なんだと思いました。