出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による全国(時々海外)の旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。(子育てのため長期旅行お休み中)

能登半島2泊3日の旅【1】新幹線・兼六園・能登かがり火

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2017年1月27日。

 

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(8:14)

朝、東京駅のホームに立つ。

平日の朝、いつもの出勤時間とあまり変わらないくらいの時間に家を出ることは少し気が滅入りましたが、今日は私服。有給を取ったうえでの旅立ちです。通勤のつもりの途中でふらっとトンズラする勇気はさすがにありません。

今回の旅行は石川県。その中でも能登エリアを中心に回ります。

 

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(8:25)

E7系はいつ見てもかっこいい。

今回乗車するのは北陸新幹線「かがやき」ですが、事前に切符を買う時「かがやきの自由席でいいかー」などと考えていたのはここだけの話。

(※最も停車駅の少ないかがやきは全席指定で、自由席券では立って乗ることもできない)

 

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(10:05)

私的な用事で北陸新幹線に乗るのは今回が初(仕事では過去にある)。

……かつての長野新幹線の部分を過ぎて北陸新幹線に延伸した新しい区間に入ると劇的に車両の揺れが少なくなると感じているのは僕だけでしょうか。気のせいでしょうか。

 

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(10:07)

長野から既に雪景色。

3年半くらい前の北陸旅行の時は深夜バスで向かった金沢ですが、会社員となったことによる財力と新たに整備されたインフラをフル活用し、3時間足らずで金沢へひとっ飛び。

 

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(11:10)

また、昨年秋ごろに僕は北陸あたりから東京までバイクで自走もしているわけですが、それがやるせなくなるレベルに苦労せず到着しました。

根本的に、「移動中に寝る」という効率極まりない行為ができるのがなんともすばらしい。ありがたみが深すぎる。

 

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(11:26)

有名すぎる金沢駅のこの部分ですが、ひとたび団体客が来るとかっちょいいアングルで撮ることは不可能です。

宿へ直行するには時間がまだまだあるので、能登へ向かう前にいったん金沢観光にくり出しましょう。

 

金沢には新幹線開通直前の2013年に足を運んでおり、旅行記も残しています。滞在時間半日でしたが併せてどうぞ。

u-travel.hateblo.jp

 

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(11:39)

途中で近江町市場を通過。

有名っぽいしいい雰囲気なのですが、いまだかつてここで買い物や食事をしたことが無い……。

 

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(11:42)

まず向かったのは、21世紀美術館のすぐ近くにある甘味処。

 

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(12:01)

その名を「つぼみ」と言います。東京のデパートの催し物にも出店していて前から気になっていたのですが、今回初突撃。

 

和カフェ 金沢 つぼみ|本葛と本蕨 素材にこだわる、和スウィーツのお店

 

外見も中身も客層もいかにもシャレオツな雰囲気で、普段ダサいいでたちでもっさりとバイクに跨っている身としてはやや恐れ多い感がありましたが背に腹は代えられない。

 

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(12:13)

くずきりとぜんざいのセット。1080円。

くずきりは黒蜜につけていただきます……うーーーーーーまいんだこれが。

甘いもののコンボかつなかなかの量なので、甘味なら無限胃袋だぜ系の方々ならもうとどまるところを知らないんでしょうが、僕としてはわりとギリギリだった。いや、おいしいんですよ? 是非ご賞味あれ。

五郎島金時芋ぜんざいも一口つまみましたが、あれも良い。普通のぜんざいと同じかそれ以上に良い。

 

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(12:46)

そして塩昆布が食べたい。しょっぱいものが欲しい。

 

お次はド定番の兼六園へ。

この時の金沢は雪が降ってからやや日が経っていたので車道にはほとんど積雪が無い状態でしたが、歩道などにはまだまだ残っている部分がちらほらと。

ということで、兼六園も一応雪化粧が期待できるのではということで足を運びました。

 

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(13:02)

ちなみに、新幹線を降りてからここまで全行程徒歩です。

 

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(13:09)

なんか石灯籠がかわいいことになっていました。

 

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(13:15)

動線の除雪作業(というかもはや氷)に励むチーム兼六園の皆さん。

下手すると自分の親以上の歳であろうメンバーを含むチーム兼六園のメンバーは、鍬で板状の氷を次々と砕き、スコップでちゃっちゃかと道を切り拓く。

すごい腰にきそうな作業なのに手際が良い。というか手際よくやらんとますます腰に来るんでしょうな……。

 

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(13:18)

 

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(13:28)

 

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(13:36)

 

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(13:42)

時間の都合もあり、今回は金沢城の方はパス。

ちなみに兼六園に来たあたりから風が強くなり、出た頃には雨も降り出しました。

園内には近くのお店から着物をレンタルして着てきた人もちらほらといたのですが、あんな足元でこんな天候だと園内を歩くのは大変そうです……。

 

雨は次第に本降りになりますが、歩いて金沢駅へ。

 

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(14:06)

尾張町老舗交流館なる施設の張り紙。思わず覗きましたが、確かにたいしたものはなかった。

 

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(14:23)

そして、金沢駅まであと数百mのところで雨は豪雨、風は暴風に。台風直撃レベルの嵐に見舞われました。ジーパンがものすごく冷たくなったのは覚えている。

 

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(14:25)

金沢駅のあの特徴的な門の真下はこんな巨大地下空間になっています。人はまばらです。

 

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(14:39)

ということで無事ではないものの金沢駅へ戻って来ました。

これからさらに電車に乗って宿へと向かいます。

 

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(14:41)

在来線の改札が急ごしらえの仮設だったので何事かと思えば、内側に自動改札の気配が……!!!

 

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(14:43)

特急『能登かがり火』に乗車。

当時まったく知りませんでしたが、どうやらかなり新しい特急らしい。

なんでも、それまでは北陸本線経由で各所から乗り入れていた特急たちが新幹線の開業によりほぼ消滅。それを補う形で新幹線連絡特急として誕生したんだとか。

 

能登かがり火 - Wikipedia

 

車両自体はしらさぎサンダーバードで使われているものなので、まったくそんな気配も感じませんでした。……が、新幹線開業前のことを考えてみればわりと不自然な運行区間ですね。

 

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(14:45)

 

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(14:51)

昼にくずきりとぜんざいしか食べていないからね、お腹空いたし塩分が欲しいのですよ。

 

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(14:57)

切符の類は何も言わなきゃ全部改札機や駅員さんに持っていかれるし、持ち帰らせてもらったところで取っておいても何にもならないので、こうして撮っておくようにしています。

 

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(15:35)

最初しばらくはちらほら住宅地を結ぶ線路ですが、やがてのどかでスケールの大きい、ありていに言えば退屈な景色に。ここぞと睡眠をとります。

観光に疲れても寝ながら次へ向かえる電車はやはりありがたい。