本日の教習は2時間。
2時間目は第二段階のみきわめなので、それらが順調にいけば教習そのものは今日が最後になります。普通2輪よりも5時間少ない技能教習はあっという間に終わっていきます。
4/30 第二段階 6時間目
大型二輪唯一のシミュレータ教習の時間です。シミュレータ教習って必ず年次の高い教官が担当するなーという印象を持っています。
ちなみにシミュレータ教習は生徒最大3人まで一斉に行うのですが、今回はなんと僕ひとり。一対一となり教官をひとりじめです。
シミュレータは普通2輪の時と同じ要領で、デンジャラスな事案がたくさん起こる架空の街の中をバイクで走りつつ事故ったり事故らなかったりするという内容です。
先述の通り最大3人の生徒が持ち回りでシミュレータを体験する想定でのカリキュラムなので、ぼっちで平常運転だと当然尺が余ります。交通絡みでちょいちょいネタ話を挟みつつ、こういうところは気を付けようねー的な話を受けました。
- 交通違反の罰金は、交通環境の改善(信号や標識など)に使われる。当然ながら予算が組まれるので罰金を取り立てる側にはノルマが発生する。秋ごろになると焦り始めて切符切りが沢山行われる。
- アメリカはシートベルトやヘルメットが義務ではない。なぜなら自分の身は自分で守る権利があるから義務にできない。その代わりメーカーにエアバッグつけさせたりと政府は色々必死。でも交通事故の死者数は世界一。
- アメリカはヘルメットは義務化できなくてもゴーグルorサングラスは義務。目に虫とかが入って前が見えなくなると、あらぬところに突っ込んで他人に迷惑をかけるから。
- 交通事故死者数世界ナンバー2は日本。ただし、自動車と歩行者の事故による死亡ケースが多いのは世界でも異様らしい。ちなみに韓国も日本と同じようなスタイルが多い。
- 死角からの飛び出しや渡り切れずに轢かれる事故は子供より高齢者に増えてきている。子供は数が減り親の目が届くようになっているから。
- バイクのすり抜けは環境次第では全くの合法になりえる。ただし定められた安全間隔は不動物(ガードレールなど)から0.5m、可動物(車などのサイドミラーの先端)から1.0m。バイクの車幅が0.7mとしても2.5m近い幅が必要になるので都会なら下手するとそのスペースで一車線作っているはず。
……1人では尺が余るので、その他いろいろな豆知識を教わりました。
4/30 第二段階 7時間目
みきわめです。「こいつはそのまま卒業検定へ駒を進めさせて大丈夫な奴か」というのをみきわめる時間です。AコースとBコースをそれぞれ1回ずつやらされました。
Bコースの最後、急制動でどうも止まりが悪いなと思ったら「後輪がロックして(ブレーキのおかげでタイヤは回っていないが地面の上をズルズル滑って)いる」とのこと。知識としては理解していましたが、ロックするとこんなにも制動距離は伸びるものなんだと実感しました。
いや実感している場合ではない。これはみきわめなんだ。
もう一度急制動だけやらされますがまたロック。「前輪のブレーキをもっと使え。というかぶっちゃけ前輪だけでも止まれるから」を3重くらいのオブラートに包んだアドバイスを受け、再度チャレンジしてどうにかロックせず普通に止まれました。
一本橋やスラロームなども決定的なミスはしなかったものの、なぜか節々で緊張して、思い通りにいきませんでした。一本橋は危うく落ちかけました。きっと急制動のロックもそれと一緒なのです。
僕と一緒に同じ教官のもとでみきわめを受けた同世代の生徒さんが普通2輪の方だったのですが、ものすごいふかしたり低速でフラフラしたりとかなり危うげな走りをしていました。
コースのおさらいに入ってからは当然別のコースなのでバラバラになったのですが、S字のところで車体を転ばせていました。
「あー自分も普通2輪の時みきわめでこけたなー」と思い出しながら引き起こす様子をチラ見したのですが、教習終わりの教官の話しぶりによるとどうやらその方は転倒でグローブがボロボロになったようで。どんな転び方したんだろう……。
……ということで、教習は無事最短時間ですべて終了しました。ちなみに、今回の教習中では転倒も一本橋の脱輪もゼロ。転倒はぶっちゃけ教習所の中で体験としても厄払いがてら一度やっておきたかった。でもわざとやる勇気もないです。
みきわめの合格証と原簿を片手に受付へ。卒業検定の予約です。日程は連休明けに決まりました。