大分からおはようございます。
(5:32)
宿を出たらなんかすごい朝焼けでした。
ということで今日もまずはさくさく走ります。観光地の営業時間外や日が昇っていなくて観光のしようがない早朝や日没後は、移動に充てるのが距離ガバツーリングの基本です。
(6:37)
杵築城の脇を走る。特に何もないと分かっていながら、地図の見た目上つい走りたくなる国東半島を一周しました。何もなかったです。
宇佐神宮
何事もないまま国東半島を一周し、まず停まったのは宇佐八幡宮でした。
(8:10)
駐車場を出て参道をとことこ歩く。
(8:11)
(8:13)
かつて存在した宇佐参宮線で使用された蒸気機関車。どこにも大きい神社には参宮線ってあったんですね。
(8:15)
だだっ広い。さすが日本史の教科書にも登場する由緒正しい神社。宇佐といえば宇佐八幡信託事件ですよね。
(8:19)
小型の運搬車に水タンクを乗せ、お手製の塩ビパイプを使って散水車代わりにするというなんとも優秀なアナログ装置を目にしました。
(8:19)
皇族下乗。我々の下乗ライン(駐車場)と比べればたいそう近いです。
(8:20)
左がメインのお宮へと通じます。
(8:23)
ようやっと見えてきました。さくさく歩いても10分以上掛かっています。
(8:26)
お参りすべき窓口が3つあって、順番があった気がしたのですが覚えていないので割愛します。
(8:26)
ちなみにここでは古来より二礼・四拍手・一礼だそうです。
(8:28)
怒涛の御下賜。
ご査収ください。 pic.twitter.com/bvcSclaijl
— 奇行太朗 (@kiko_taro) August 12, 2018
(8:31)
(8:35)
(8:36)
帰りがけに巫女さんを発見したので条件反射で激写しました。
【バイク駐車場情報】
(8:09)
国道と境内の間に大きな駐車場があり、2輪は100円で停められます。
バイクを停めたところで係員が料金を徴収しに来たので100円玉を渡し、帰りはぬるっとゲート脇を抜けるよう指示されました。
平尾台①
(9:53)
ここから福岡県に入ります。平尾台は秋吉台、四国カルストと並んで日本三大カルストに数えられる場所です。
四国カルスト……嫌な思い出だったね……(前章参照)
平尾台は三大カルストの中でも比較的小さく、走っていたらいつの間にかカルストの中に突っ込んでいました。道は狭めで車もそこそこ行きかうので、バイクに跨ったまま一枚。行き慣れていないせいかあとの2箇所よりも写真スポットが見きわめづらかった印象です。でもうねうねと起伏の激しい地形なので、狭いながらもダイナミックな光景が見られます。
平尾台は帰りがけにも見るとして、まずは一番の目的地へ向かいましょう。
千仏鍾乳洞
知っている人は知っている、(たぶん)日本一冒険心をくすぐる鍾乳洞です。
(11:20)※帰りがけに撮影
駐車場にバイクを停めて、案内通りに進みます。まずはひたすらに急な下り坂です。
(10:16)
(11:13)
千仏鍾乳洞は平尾台の中に位置する鍾乳洞ですが、入口から480m進むとそこから先は水流に足を浸しながら歩く道となり、900mで照明が終了。最奥部は1200mも進んだ先にあるというなんともアドベンチャーな鍾乳洞です。過去に多くのバイク車載動画主が挑んでいます。
(10:15)
券売所兼入口の手前で貴重品や濡れたら困るものをコインロッカーに入れ、靴は脱いで無料で貸し出しているサンダルに履き替えます。必ずしも自分にピッタリなサイズが残っている訳ではないので、本気で挑みたい方は持参しましょう。
(10:17)
いざ往かん。
(10:20)
序盤はごく普通の鍾乳洞ですが、全国の観光できる鍾乳洞の中では心持ち断面積が狭い方な気がします。
(10:27)
さくさく進んで行った先、途中で渋滞が始まったと思ったら、足が水に浸かるエリアのスタートです。夏まっしぐらなお盆ですが、水温は非常に冷たいです。でもそのうち慣れます。水深は場所によってはたまに膝上くらい。
(10:29)
人がすれ違えないような部分が多くなってきます。人の数が多いので、行きの列と帰りの列が鉢合わせて互いに立ち往生のような状態になることも。
(10:35)
ミクおっぱい。
(10:40)
照明終了予告の掲示。しかしこの後すぐから照明は切れていました。どうやら当日の混み具合によって照明の終点を前後させ、奥の混雑を避けているようです。このあたりで8割以上の観光客が引き返します。
(10:40)
完全に真っ暗ではありますが、ツーリング用装備として持ち歩いているライト(防滴仕様)の出番です。高光力のLEDライトであたりを照らしながら進みます。そして照明エリアの完全終了宣言。しかしまだまだ進みます。
(10:41)
かがんで進むような場所が増えてきます。
(10:42)
またもやの照明終了宣言。しかし、ここからは単に消灯している訳ではなく本当に照明の設備ごと途絶えます。
壁面に貼られている白い四角はここのチケットで、到達できた部分の壁にこれを貼っておく文化があるようです。
(10:44)
その名もおどろおどろしい地獄トンネル。水深はひざ下程度ですが、完全にしゃがまないと通れない程度の高さ・幅しかなく、ここをクリアするにはパンツ濡れを覚悟する必要があります。見ていた限りでは、すべての観光客がここで引き返していました。
地獄トンネルは抜けてみればその先は案外広い空間になっていました。しかし大の大人が直立できるほどの高さはありません。お尻が着水しない程度のギリギリに腰をかがめつつ、先へ進んでみます。パンツは既に濡れているので今更なんですけどね。
(10:46)
恐らく第一の滝の手前。上から水が降っているうえ、水に浸からず抜けられそうな高さは顔一つ分程度。
――僕はここで千仏鍾乳洞を断念しました。
・ライトが防水ではない。
・万が一の時に誰にも気づいて貰えなさそう。
この2点が、引き返すことを決意した主な理由です。この時点で既に真っ暗闇に独りぼっち。人の声はもはや届かず辺りは水の音ばかり。恐怖心は当初想定していたほどではありませんでしたが、踏み出す勇気はありませんでした。
(10:45)
その先の景色を一応残しつつ、来た道を引き返しました。
(11:09)
帰還。正直だいぶ悔しい。
カメラこそ完全防水だったものの、ライトが完全防水でなかったのは明らかに痛手でした。きちんと装備を揃えたうえで次回、リベンジをしたいと思います。
(11:12)
戻ってくると、洞内での待ち時間の案内が。人が多すぎるため、往路側の人間を途中で並んで待たせているようでした。どの程度奥までチャレンジするかはさておいても、朝一で来るのが無難かもしれません。
【バイク駐車場情報 千仏鍾乳洞】
(9:59)
駐車場は無料ですが、混んでくると空きがなくなって順番待ちが発生します。手前が急な坂道、降りた先も砂利なのでバイクの皆さんはご慎重に。
平尾台② 茶ヶ床園地
ちゃがとこえんち! 音が好きだ。
(11:47)
(11:47)
(11:48)
見晴らしも好きだ。
カルストの中を歩いて回れる散策路の起点にもなっているのですが、まだまだ先もあるし何よりすごく暑いしで、駐車場からすぐの東屋周辺で写真を撮ってこの場を後にしました。四国カルストや秋吉台と違ってまがうことなく「この道を走るとサイコーだぜ!!!」的な部分が見つからなかったので、次回以降はもっと研究したい次第です。