出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群、分割日本一周の記録です。VTR-F乗り。

四国・九州ツーリング2018【1】奥祖谷二重かずら橋・早明浦ダム

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2018年8月11日。

 

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(4:01)

午前4時頃に自宅を出発。3月から神奈川県民になった僕ですが、東名で西へ行くというのに東京住みだった頃と同じかそれ以上に早い出発となりました。

かつての居住地よりあっさりと東名にアクセスし、もくもくと新東名、伊勢湾岸を進みます。先は長いので決して焦らず、車間距離を開けて疲れにくい(=休憩時間が短くて済む)走行を心がけます。

都民だった頃は岡崎SAあたりで警告灯が点いて給油していたのですが、スタートが南下したために航続距離が刈谷まで伸びました。ですが給油だいぶ並びました。やっぱり新東名~伊勢湾岸では岡崎SAの客さばきの早さがダントツだと思います。

 

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今回の旅程をはじめにぶっちゃけておきましょう。こんな感じで四国と九州をねりねりと走り回ります。

当初は東京から東九オーシャンフェリーに乗って門司を目指す長距離航路を計画していたのですが、フェリー予約戦線で見事に敗れました。よって、四国経由で九州まで自走し、帰りは鹿児島の志布志港から大阪までさんふらわあ」でズバッと戻る計画です。

バイクに乗り始めて3年、連休のたびに遠出をして分割日本一周という形で全都道府県を走りましたが、特にこの九州四国には行きのがした場所がいくつかあったので、こんなルート取りに落ち着きました。

……さて、なぜこんなにも文章の前置きが長いかと言いますと、カメラで撮った写真を見返す限り、最初の午前4時出発の次に撮った写真がこれだったからです。

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(14:41)

10時間以上経った上にこのド田舎風景はいったいなんなのか。

要するに、出発してから最初の目的地に着くまでほぼ写真を残していませんでした。写真もさることながら、体力的にもさほど苦痛を感じなくなっているあたり、本格的に距離ガバ勢に足を突っ込んでいます。でも、走り方次第で体力や集中力はかなりカバーできるというのが持論です。

 

奥祖谷 二重かずら橋

ということで早速最初の目的地へ行きましょう。淡路島経由で四国へ上陸し、そのまま徳島自動車道を走り、美馬ICでようやく下道へ。国道438⇒439と渡り、二重かずら橋へ向かいます。

ヨサク(439)国道は噂に聞きし酷道ぶりでしたが、国道ということさえ頭から外せば、この程度は奥武蔵グリーンラインでよく訓練していたのであまりキツさは感じませんでした。そこそこの速度で離合(すれ違い)できるうちは酷道とは呼ばんのだよ。

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(15:27)

国道439号沿い、二重かずら橋に到着です。

以前四国を一周した時には二重ではない方のかずら橋には訪れたのですが、ここ奥祖谷には足を運んでいませんでした。

miyoshi-tourism.jp

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(15:27)

大人1名550円を払って入場。いきなり下り階段になり、向こうから登ってきた人々は息を切らしていました。

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(15:30)

階段を下りきって間もなく、かずら橋が見えてきました。二重というだけにかずら橋も2本掛かっているのですが、こちらは高い方にある男橋(おばし)です。

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(15:30)

二重じゃない方の無印かずら橋に比べて足場の間隔が狭くワイヤロープが露骨なので比較的安心感が強いです。

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(15:32)

とはいえ渡るのにそれなりの時間は掛かります。

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(15:33)

向こうには女橋(めばし)が。

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(15:34)

こちらと比べるとだいぶ低そうです。男橋はそこそこの高さがありましたが、それでも祖谷の無印かずら橋の方が高くて怖かった印象です。そう思えるのは慣れてきているからというのもあるかも知れませんが。

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(15:38)

続きましてチャレンジするのは野猿(やえん)」と呼ばれる代物。

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(15:41)

ロープを伝って進むカゴです。大人なら2人がギリギリ入る程度の空間に座り込み、手元のロープをたぐり寄せるとカゴが進んで行くしくみです。

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(15:40)

ぼっちですがもちろんチャレンジしてきました。思っていたより力は使わなくても進みます。ただし、両岸に待っている人がいると衆人環視のもとぼっちでロープを引いて遊ぶおっさんになってしまうので、多少気が引けます。数人のちびっこに見守られながら対岸まで進みました。

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(15:42)

続いて女橋を渡ります。

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(15:43)

男橋と比べて低いので安心感はあるものの、足場のスカスカ具合は相変わらずなので渡る速度に大差はありません。

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(15:46)

最後にもう一度女橋を渡って、来た道を引き返しました。

 

【バイク駐輪場情報 二重かずら橋】

国道439号沿い、二重かずら橋の入口すぐ隣に無料の駐車場があります。それほど台数は多くありません。ドのつく山道の中に突然駐車スペースと券売所が現れるので、うっかり通り過ぎないよう注意です。

 

かかしの里

実はこの後「奥祖谷観光周遊モノレール」に乗ることを狙っていたのですが。いい具合に営業終了時刻が近付きしかも連休真っ只中という状況下、台数の限られるモノレールが空いているはずもなく。二重かずら橋の入口脇に電光の標示があり、そこでモノレールの問い合わせ電話番号が流れていたので電話をしてみたところ、あえなく満席撃沈しました。行く前に判明しただけ良かったということにしておきましょう。

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(16:01)

そして東祖谷を通過しているところでぎょっとする。なんだこれ。

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(16:02)

国道沿いの民家などにかかしが。

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(16:03)

場所によってはこんな集会ぶりを見せる。

ここ三好市の名頃(なごろ)集落は、人口40人に対し100体ほどのかかしが点在。かかしは屋外にいるため2年程度しか持たず、歴代トータルの制作数はこの数倍になるそう。ちなみにほぼ一人の手によって増やされているみたいです。

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(16:03)

曲がり角だとかにものすごいさりげなくいらっしゃるので、一瞬まるで本物の人間に見えてかなり怖いです。もっと日が傾いたらさらに怖いでしょう。

 

早明浦ダム

早明浦(さめうら)ダムにはこの先国道439号をまっすぐ進んでも着くことには着きますが、奥祖谷を出た時点で16時過ぎというだいぶいい時間。本日は愛媛県西条市に宿を取っているので、四国のど真ん中から海まで出なけれななりません。四国随一の酷道ヨサクを走りたい思いはありましたが、ここは時間を優先しました。ということで439を進み京柱峠を通るよりも県道32⇒県道45⇒国道32と迂回し、再び国道439号へ復帰祖谷渓周辺の県道は道幅こそ今までの酷道並みなのですが、周辺に比べてやたら交通量があってちょっと辟易します。

ということで着いたのが早明浦ダムです。

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(17:43)

早い道を通ってなおこの所要時間である。

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(17:47)

ダム堤へ向かう途中。苔を利用した案内標示が。ストリートビューでこの場所を見てもただのちょっと苔むした壁なので、わりと最近書かれたと思われます。

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(17:49)

上から。早明浦ダムは堤高106m、総貯水容量は3億1600万㎥の紛うことなき四国最大のダムです。

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(17:52)

「四国のいのち」の碑。当初は「四国はひとつ」となる予定だったところ、揮毫する当時の高知県知事は「まだ四国はひとつになっていない」と文言を変更したんだとか。後のダム枯渇時の水争いを暗示するエピソードとも言われています。

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(17:52)

ダムは高知県にあるというのに用水の配分はわずか4%(掲示板右下円グラフの一番細いの)。そら文句も言いたくなりますわな……。

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(17:53)

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(17:54)

以上、早明浦ダムでした。ちなみに事務所の受付時間を過ぎていたのでダムカードは入手ならずでした。

 

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(18:37)

その後は県道17号をチョイス。時々道幅が狭いですが交通量がほぼ皆無なので走りやすさは十分です。

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(18:41)

高薮発電所本流取水堰に差し掛かりました。石積みの堤体というこの規模にしては珍しいスタイル。昭和5年竣工の古いダムのようです。

www.suiryoku.com

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(18:46)

大橋ダム早明浦ダムを抜けた先の県道は非常に走りやすかったです。ここから国道194号を走り、愛媛県西条市に突入です。真夏で良かった。春秋にこんな時間まで走っていたらすっかり真っ暗でしょう。

 

西条市

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(19:32)

本日の宿は西条アーバンホテル

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(5:18)※翌朝

バイクは入口に向かって右側のピロティ部分に停められます。屋根ありです。

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(23:38)

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(5:18)※翌朝

ロケーションは西条駅前。とはいえ飲み屋以外に飲食店は見当たらず、長距離走行ですっかりくたびれていたので、夕飯は大人しく隣のコンビニで買い込んで部屋に戻りました。

走りがメインなロングツーリングだとままあることなのですが、ライダーでもなんでもない人に僕のツーリング先の食事情を離すと、たいてい「何を楽しみに行っているの?」という顔をされます。走りに行ってるんです。

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(5:17)

時間も距離も長い長い初日の走行距離は、約830kmでした。1日あたりの走行距離自己ベスト更新です。

 

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1日目(8/11)走行距離…830km