2018年4月28日。
(5:36)
5時過ぎに自宅を出発。満タンではなかったので高速に乗る前に一度給油しました。ちなみにこれまでは東京都下からの出発でしたが、引っ越したため今回から横浜市内からの出発となります。
自分がやりたいからやるのは大前提として、会社勤めでもこんなことができるんだって、誰かが自分のやりたいことを目指すほんのきっかけになったらいいなと思ってます。
— 奇行太朗 (@kiko_taro) April 27, 2018
この数日間ためだけに、何か月も前から考えて準備してきた。そういう点では学生の頃の演奏会と一緒。
(7:41)
圏央道経由で8時前には赤城高原SAへ到達。
新日本海フェリー「らべんだあ」
(10:24)
10時過ぎ、新潟港フェリーターミナルへ到着です。
航路をご存知の方には言わずもがなでしょうが、今回の目的地は北海道。移動含めて計9日間というGWをめいっぱい使った長距離ツーリングとなります。
ここ新潟港からは新日本海フェリーのらべんだあに乗船。翌朝4:30に小樽港へと到着し、上陸後そのまま丸一日北海道を満喫できるという非常に優秀な航路です。なお、早朝の小樽はガソリンスタンドがほぼ全滅のため、乗船前に給油を済ませておくと下船後の駆け出しがスムーズです。
出港時刻は11:45。通常60分前にターミナルへの到着を求められますが、ゴールデンウィークとお盆と年末年始だけは90分前集合。前回と比較すると、今回は混雑期かつ出発地(居住地)が関越道から遠ざかったことで、出発時間は1時間ほど前倒しています。
(11:13)
新潟港到着時点でODOメーターは37,777km。今回の旅で地球一周分に相当する40,000kmの大台に乗ることはほぼ確実です。
(11:23)
乗船の自動車が多く、出港20分前になってようやく乗船。何度乗ってもこの瞬間が最高に楽しいです。
乗船即リラックスモード pic.twitter.com/LA9iLirohz
— 奇行太朗 (@kiko_taro) April 28, 2018
さて、今回乗船したらべんだあですが、2017年3月に就航したばかりでまだ1年ちょっとしか経っていないれっきとした新造船です。
昨年10月、同じように小樽着でそこから南下していく旅の時にもらべんだあには乗船してレポートを残しているので、是非併せてご覧ください。
(11:46)
自分の寝台に荷物を置いたらまずは昼食を調達し食す。しかしこの船、箸をくれたりお湯は使い放題だったりするものの紙コップが無い(乗務員に訊けば出てくるかもしれませんが、少なくとも目につく場所に置いてあることは無い)ので、付属しているスープをいつも作れないまま終わってしまいます。
乗船中の食事ですが、常時ではないもののカフェやレストランの営業があるため、真っ当な時間帯での飲食に困ることは基本ありません。
しかし、自販機の類は飲み物とセブンティーンアイスだけ。夜中など売店の営業時間外にふと何か食べたくなった時などには、ありつけるものが無く物足りなさはあります。
ちなみに自分の場合は、基本的にすべて買い込んだ上で乗船します。船内の食事にしてはリーズナブルな価格とは思いますが、それでも往路の食費にお金を掛けたくないのです。フェリーターミナルの売店は非常に貧弱なので、手前の通りがかったコンビニで調達。焼きそば弁当は船内の売店で買いましたが、以降の飲食はほとんど持ち込みで乗り切っています。
(11:56)
程なくして出港。いつ見てもここはT.M.RevolutionのMVに使われそうとしか思わないのですが、今日のヘリポートはドッグランとして開放されているようです。
(12:06)
焼きそばを食らいながら離れていく本州を眺める。
(12:08)
どうでもいい話ですが、荷物を置きに行った時点でジャージ姿に変身済みです。
(12:09)
(12:26)
乗船後すぐはお風呂も混むので、しばらく経って落ち着いたころに入りました。
(12:33)
それまでは船内クイズラリーをして待ちました。半年前とちゃんとクイズの内容が変わっていてびっくり。
(15:19)
(15:23)
風呂上りはコーヒー牛乳を飲みながら、営業時間外のカフェのテーブルで明日のルートの確認。
(16:04)
そうこうしているうちに、ロビーで船内ショーが始まりました。フェリーはたいてい時間をもてあます乗り物なのですが(だがそれがいい)、新日本海フェリーは本当に見るものやることが沢山あります(それもいい)。
昨年の乗船時にはフルート2重奏でしたが、今回はバルーンアートのようです。
(16:32)
いやすごい技術ですけど大丈夫なんですかそのネズミ作っちゃって。
(16:37)
ちなみにビンゴ大会も開催されていましたが、前回参加したので今回はまあいいかなと思ってその時間寝て過ごしました。
(16:39)
遊戯室にあるプライズゲームはUFOキャッチャーじゃなくてツメでチップを引き下げるやつだったのでプレイもそこそこに撤退。
(16:43)
端的に言えば暇なのですが、本格的な旅の始まりを前にそわそわしながらゆっくりと目的地へ向かうのは悪くないです。というか良いです。
(16:46)
混雑期だからか、ショップが開いている時間が前回の乗船時よりも長めだったような気が。それでも開いていない時は開いていないのですが。
(16:55)
船の進行方向に設けられたフォワードサロンは前回の比じゃない人の多さでした。お洒落な雰囲気でゆっくりぼんやり外を眺められる良いお部屋(誰でも入れる)なのですが、個人的には思っていたほど落ち着かず毎度早々に引き上げています。落ち着かないのは飲食禁止なこともあるかも知れません。でもここを飲食OKにしたらそれこそ無法地帯になりそう……。
(18:05)
出港と着岸の時にはわさわさ人がいるオープンデッキも、沖に出てしまうとだいたいガラガラです。日の入りと日の出の時間にやや増えるくらいです。
(18:06)
発着や(レストランでの)食事時間が定まっている以上、デッキ・風呂・食事といった船内の人の動きはどうしても偏りがちです。どういう流れになるかはそれぞれの船のダイヤ次第な点もあるので一概には言えませんが、乗船⇒出港⇒風呂or食事の流れはどの長距離航路でも鉄板。
人の波を避けたいのであれば乗船からしばらくは何もせず、とっととジャージにでも着替えてまずは寝るなりするのがお薦め。数時間経ってくると船内に「飽き」ムードがふっと漂い始める時がやって来るので、そこから元気に船内散策しましょう。
(18:20)
ところで、船内クイズラリーにまたもや当選してしまいました。
2連覇達成とどういう因果かは分かりませんが、今回もまたクイズの解答用紙のコメント欄に、フェリー業界を称賛し応援するコメントを書き連ねておきました。
(18:23)
今回も景品としてらべんだあ仕様のバター飴をゲット。ちなみに売店で600円ちょっとで売られているブツです。完全に自業自得なのですが、この箱の形状ゆえ以降の荷造り時に毎度毎度邪魔で仕方がありませんでした。クイズラリーの景品にはこの他パッキングしやすそうな真っ当な箱型のお菓子も選択肢として存在する(ただし早い者勝ち)ので、後先をちゃんと考えられる皆様も安心してゲットしましょう。
(18:38)
残念ながら雲をかぶったため、日の入りは拝めず。
(18:44)
(18:44)
こちらが本日の寝床です。
身長172cmの自分ですが、足元に荷物を置いてなお足を伸ばして横になることができます。枕元には棚があり、ライトの脇にはコンセントがひとつ。
ロール式のカーテンは目隠しとしては優秀ですが、ちょっと開けて換気とかがやりづらいので、換気口をフルオープンにしていても自分が発した熱気がこもりがちです。とはいえおおむね快適なのですが。
(4:03)
そしておはようございます、小樽沖です。
(4:54)
下船準備中。バイクは乗船時には一番最初に案内されますが、下船はほぼ一番最後です。わりと待機時間長めです。
(5:08)
下船。
(5:11)
寒い事には寒いけれど、ツーリングもままならないという程ではありません。日の出間もないこの時間にそのくらいということは、気温はあとは上がる一方なので(少なくとも今日は)問題ないということです。
毛無山展望台
(5:32)
小樽港からは直線距離にして約2km。
(5:36)
雪が……まだいっぱい……ゴールデンウィークなのに……。
(5:37)
毛無山展望台からは小樽港と市街が一望できます。
ちなみに、人間の方も関東基準では真冬装備で臨んでいます。タートルネックシャツにパーカーにダウンにジャケット、下はズボンの上に真冬用のオーバーパンツ。
望羊の丘
(6:18)
(6:30)
国道393号で峠を越えると、蝦夷富士こと羊蹄山が見えてきました。国道276号にぶつかったところで羊蹄山を時計回りに進みます。
(7:01)
羊蹄山の北東に位置する望羊の丘へ来ました。写真は実際の丘の部分からちょっと奥に行って振り返ったところです。
(7:10)
(7:11)
いやっふうううううう
ちなみにこの望羊の丘へのアクセス、国道を外れてしばらくは問題ないのですが、終盤には車一台ギリギリかつ路面がほぼ砂利ダートっぽい区間があるので、時々現れる対向車や速度には十分注意してください。