出かけた時から帰り道

バイクや車やフェリーや列車や飛行機や自転車による旅行記群。VTR-F乗り。分割日本一周計画遂行中。

北海道ツーリング2017【7】本土最東端・納沙布岬・北太平洋シーサイドライン

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根室

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(12:10)

ミルクで乾杯。

根室半島に差し掛かったあたりから、中標津界隈の霧雨が嘘のように上がり、頭上の雲には青空の気配すらうかがえます。晴れているとは言っていません。

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(12:15)

シカ注意。天気が改善された分、車のハイペースっぷりが怖い。

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(12:28)

国道44号を走っていると、橋を渡った先の湿地が見えたので迷わず突撃。春国岱(しゅんこくたい)というそうです。地形的には、海流で運ばれた砂が堆積した砂州のようです。

春国岱 - Wikipedia

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(12:30)

はるか木道が続いていますが、50mだけ歩いて引き返しました。次回以降、時間を取ってどこかしらの湿地帯をゆっくり歩いてみたいものです。

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(12:46)

根室市に入ると、なんとキリル文字が標示に登場。ロシアとの物理的な距離の近さを感じさせる……そして読めない……。

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(13:10)

北海道4日目ともなればなんの変哲もないただの直線道路なのですが、雨に濡れない直線というのが珍しすぎて思わず撮影したと思われます。


納沙布岬

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(13:10)

根室半島の先端にして実効支配の及ぶ日本最東端、納沙布岬です。こちらはのさっぷ、宗谷岬の近くにあるのがノシャップです。

写真は「四島(しま)のかけはし」と呼ばれるシンボル像。言わずもがな、北方領土返還を祈念するものです。中央の台には実際に火(祈りの火)が灯っており、返還が叶うその日まで燃やし続けるんだとか。

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(13:28)

海の向こうにツンと見えるのは貝殻島岬からわずか3.7km。高潮時には海面下へ沈むため厳密には島ではないそうですが、あちらはもうロシアの実効支配の及ぶ場所です。

ツンとしているのは灯台で、1937年に日本軍が設置したもの。基礎が劣化しているため、海面と見比べると灯台が傾いているのが肉眼で分かります。

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(13:27)

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(13:27)

とことん北方領土カラーの岬。「まだまだここは最果てじゃないんだぜ」オーラがすごいので、端っこに来た感が非常に薄いです。うん、端っこじゃないもんね実際。

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(13:29)

「望郷の家 北方館」

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(13:33)

署名しておきました。

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(13:37)

エリカちゃん

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(13:48)

流氷テレフォンボックス!

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(13:48)

の、向かいにある廃墟となったガソリンスタンド。かつてはここが日本最東端のガソリンスタンドだったんでしょうなあ。今はもう少し西側の店舗が最東端になっています。

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(13:51)

納沙布岬灯台。本当の最東端は記念碑などがある場所ではなく、この灯台の部分になります。灯台の中に入ることはできません。

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(13:56)

岬を時計回りして根室市外方面へ戻ります。電柱の広告までも北方推しです。

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(13:57)

珸瑤瑁郵便局。日本最東端の郵便局です。「ごようまい」と読みます。読めねえ……。


北太平洋シーサイドライン

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(14:42)

道道142号線。根室本線とたびたびクロスし左右入れ違いを繰り返しながら西へ進みます。

落石(おちいし。地名です)というところで右折しないと釧路方面へ行けず、まっすぐ行ってしまうと落石漁港方面のどん詰まりになってしまうのですが、ナビもつけずぼーっと走っていたらまんまと引っ掛かりました。

その後、初田牛(はつたうし)の駅前で左折。海岸線に出ると、北太平洋シーサイドラインのハイライトの始まりです。

装備や服が半濡れの状態でありながら、ここを走っている時からかろうじて青空が。北海道に来て初めて目にした空の色でした。初田牛から霧多布あたりに至るまでの道はただただ綺麗です。交通量も少なく、見渡す限り自分ひとりの世界を走り続ける時間でした。

 

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(15:06)

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(15:07)

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(15:07)

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(15:08)

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(15:12)

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(15:16)

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(15:20)

今回のツーリングでは間違いなく一番きれいだなと思った道でした。

ポテンシャルのある道は沢山走りましたが、環境および精神的にそれを存分に楽しめない状況がほとんどだったので……。


厚岸

先述の北太平洋シーサイドラインもほぼほぼ厚岸郡ではあるのですが便宜上ここで分けておきます。あっけしと読みます。

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(15:36)

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(15:43)

琵琶瀬展望台から見渡す霧多布湿原。市街地と湿原がすぐ隣り合わせになっていて不思議な光景です。それにしても、半日雨が降らないだけでこれだけ景色を楽しむ余裕が生まれるなんて……。

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(16:28)

道の駅厚岸グルメパーク

北海道の牡蠣を堪能 厚岸味覚ターミナル コンキリエ | 道東の観光には厚岸味覚ターミナル コンキリエ

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(16:28)

街中に平然とこういうビュースポットがあるのうらやましいですなあ(東京都下出身・在住)

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(16:24)

海鮮売り場。ここで買ったものを持ち込んでその場で炭火焼きできる施設がこの奥にあります。食材の購入とは別途料金を取られますが、チャージ料はおひとり様たったの300円。

非常に魅力的でしたが、今日はこの先で珍しく食べに行く予定の場所があるのでここはパスします。でも牡蠣がとても美味しそうでした。


道道142号

本日の宿は釧路に押さえているので、根釧(こんせん)国道こと国道44号で太平洋岸を走るルートで西へ進んでいます。しかし相変わらず国道44号はあまり使いません。
尾幌駅前で道道142号へ逸れてさらに海沿いへ。アップダウンのある海岸沿いのルートを通って釧路市街を目指します。

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(16:54)

読めねえ。

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(16:58)

セキネップ展望広場。

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(17:06)

数少ない(というかほぼこの時だけ)青空らしい青空の下を走った瞬間はこの時でした。全線海沿いとはいえ、シーサイドビューで展望が開けるのはここセキネップ展望広場の前後くらい。あとは基本的に森の中の緩やかなワインディングです。

交通量のわりに路面は綺麗なのでスパっと気持ちよく走り抜けることもできるのですが、ここは難読地名が連続することでも有名な道。せっかくなので沿道の看板を気にしながら走ってみましょう。

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(17:11)

昆布森(コンブモリ)浦雲泊(ポントマリ)。それでポン……?

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(17:17)

幌内(ポロナイ)

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(17:19)

伏古(フシコ)

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(17:23)

アッチョロベツ。現在は嬰寄別とも表記されるようですが「隺+契」はIMEの手書きパッドでも出てきません。

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(17:25)

宿徳内(シュクトクナイ)。ここまでくるとかなり普通に見える。

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(17:26)

又飯時(マタイトキ)

他にも、初無敵(ソンテキ)冬窓床(ブイマ)入境学(ニコマナイ)地方学(チポマナイ)などなど、意味不明……もとい、アイヌ語ベースの独特な地名が多く残る道です。少し走るだけでポンポンと面白い地名が出てくる道道142号ですが、かつて北海道各地にはこれほどの密度で地名があったんでしょうな……。

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(18:07)

本日の宿は「ホテルパルーデ釧路」釧路駅のすぐそばです。左の階段が入り口で、バイクは右手の地下に停めることができます。4輪は別の場所のようです。

なんと、北海道4泊中4泊すべてでバイクが雨に濡れない場所に停めることができました。バイク駐輪場があることは事前にある程度確認しながら予約しましたが、まさかすべて屋根付きだとは。さすが北海道。

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(17:57)

ツインのシングル使用。部屋は広くはないですが狭いという程でもなく綺麗なので問題なし。学生(小学生っぽかった)と同フロアのため訳ありプランとして割引されていましたが、特にうるさくもありませんでした。