紋別
エサヌカを後にし、本日の宿泊地紋別へと向かいます。北海道の右肩部分をつるーっと右下へ走ります。
ツーリングマップル(バイク乗りのための情報が多く記載された地図)にも書かれているので有名な話なんだと思いますが、エサヌカを抜けた浜頓別あたりから紋別に至るまでは、道が非常に単調です。
全体的に見晴らしはよく、もし関東なんかに同じ景色があればわりかしもてはやされるであろう道ですが、そういった要素はだいたい皆そこに至るまでにかなりの絶景を味わって麻痺しているのです。
結果眠くなる。雨に降られて緊張感を持ちながらも、そんな道が下道で100㎞もあれば眠くなる。
(14:30)
2時間ほど走り続け、紋別までもう少しといったところでようやく雨が止み路面がドライに。時間経過でなったというよりは、僕自身が雨雲のいる部分から走って離脱した感じでした。
(17:18)
北海道は場所によってわりと24時間のガソリンスタンドが無い(=早朝の出がけに給油できない)ので、給油だけ済ませてからチェックイン。
本日の宿は「紋別プリンスホテル」。普通のビジホ価格なのにプリンスに泊まれるとは何たる幸運。綺麗で設備も整っていて、他の安定なビジホチェーンと同じかそれ以上。
何より、フロントの対応が今までバイク旅で泊まった中で一番と言っていいほどの丁寧さでした。さすがプリンス値段が手頃になってもそこはぬかりがありません。バイクも、ホテル前の駐車場の隅に屋根付きの駐輪場が設けられており、そこに停められます。
……ただし、客室の窓は工事中だとかで開けられませんでした。まあ特に困りませんでした。
(18:23)
今日の最後の方は雨が上がったおかげで、到着時点で装備もだいぶ乾いていました。気持ちにも多少余裕が出ていたので、夕飯はバイクで2分のところにある回転寿司へ。
(17:47)
人生初のソロ回転寿司。お店が比較的空いているのもあって居心地悪さはあまり無かったです。
(6:39)
一夜明けておはようございます紋別の朝です。
紋別には、かつて街で暴れた巨大カニが爪だけ残して地中に埋められています。
嘘です。道の駅オホーツク紋別の傍にあります。かつては流氷の季節に海の上に浮かべて展示していたそうです。
(7:42)
北海道のサイロは規模が大きいのでラスボス感がすごい。
たまーにパラついているけれど雨はギリギリ降っていません。紋別を出たら、日本で3番目に大きい湖「サロマ湖」の湖畔を走ります。
(8:00)
(7:59)
サロマ湖畔のワッカ原生花園と、隣接するサロマ湖ワッカネイチャーセンター。
特に何があるという訳でも無かったのですが、規模がでかいながらもひっそりとした雰囲気が好きです。北海道に来たらとりあえず原生花園を見ましょう。
網走
紋別から網走までは70kmくらいあるものの、北海道の交通事情ならこのくらいどうということはない。
(8:48)
(8:48)
まず来たのは博物館「網走監獄」。
網走刑務所で実際に使用されていた建造物を保存公開している施設です。ガチの網走刑務所は現在もあるため、カーナビ等の検索で「網走刑務所」と入力するとガチの現役な刑務所に連れていかれます。見学できる方の名称は「網走監獄」ですのでご注意を。
(8:49)
「生さだ」のホワイトボードが展示されていました。今は良いとして、いつまで取っておくんだろうこういうの。
(8:57)
道路工事などのために遠征させられた時の宿坊。
(8:59)
(9:02)
(9:05)
おや、合宿かな?
(9:15)
中では刑務所のごはんを食べることができるらしいのですが、朝早いので開店前でした。
(9:17)
網走では空気イスを体得できるようになるらしい。
(9:17)
いやん。
(9:33)
写真の中から昭和の脱獄王を探せ。
(9:37)
(9:44)
(9:44)
おいこの展示した人楽器吹いたことないだろう(管体上部の吹き口が後ろ前に刺さっている)。
(9:48)
学生時代なら間違いなくとびきりふざけたやつを1枚買っていた(今となっては着る機会が無い)。
(9:51)
(9:51)
鮭の逆襲。
小清水原生花園
網走を出たらそのままオホーツク沿岸を東へ。
(10:28)
海の向こうに、これから向かう先知床半島が見えます。
(10:47)
小清水原生花園に差し掛かったところで、ドライブイン的な施設を発見したので休憩。原生花園駅のすぐ隣です。
(10:43)
うまそう。
(10:45)
うまかった。350円。
(10:48)
眼前に広がるのは原生花園です。小清水原生花園は原生花園の中でも特に著名らしい。
(10:49)
ちょうど原生花園駅に鉄道が。
(10:51)
原生花園は写真映えさせるのが難しいですが、沿道を走るのは最高に気持ちいいです。